映画の内容は孤児院の少女が殺し屋に引き取られその下で技術を学び17歳になった今は殺し屋少女として様々なターゲットを殺していく・・大まかに言うとそんな内容らしい
かな「・・脚本は面白いわね」
ジョン「ああ、そうだな」
かな「周りの役者も実力派で重ねてるし、この監督もベテランで有名じゃない。これで私にオファーが来るなんてビックリよ」
ジョン「ミヤコが言うには今日あまの演技を見た監督が気に入ってくれたらしいな」
かな「やっぱり私の力は埋もれていくものじゃないって事よね!」
ジョン「オファーは受けるのか?」
かな「・・こんなチャンスないわ、当然受けるわよ」
・・何かかなの様子がおかしいような気がするが気のせいか
ジョン「かな、この役をやるなら俺にアドバイスをさせてくれないか?」
かな「ええ、構わないわよ」
何度もアドバイスや指導に助けられた、この題材なら俺にも何か手伝えるはずだ
ジョン「まず殺し屋の武器についてだな、身近な物を使っていくんだ。ベルトや鉛筆、本なども凶器になる」
かな「そ、そう?」
ジョン「バイクや車が壊れた時は敵のを奪う、銃もそうだな。弾数が切れたときはぶん投げて相手をひるませ奪うのもアリだ」
かな「・・・」
ジョン「次に仕留めるときは「ちょっと待って!」
ジョン「どうしたんだ?」
かな「殺しについて語ってるけど今は違うわよ!?」
ジョン「いや、これは」
かな「そもそもこの作品の主人公が使うのはナイフだけよ!?」
・・そういえば過去で銃に対するトラウマがある設定でナイフが主な武器と書いてあったな
ジョン「だが1つくらい何かないか、北極の殺し屋とか」
かな「北極の殺し屋が一番ナシよ!?」
ジョン「・・すまない」
かな「キャスト合わせの練習や後1人でも練習するし、気持ちは嬉しいけどジョンは大丈夫よ」
ジョン「・・ああ、わかった」
やはりどこかかなの様子がおかしいように思えるな、だが彼女の練習を邪魔する訳にはいかないか
ジョン「撮影開始まで後3ヶ月か」
・・かなを信じるしかないな
ジョン「配信終わるぞ、今日もありがとう」
あれから2ヶ月か、かなには練習以外にアイドル活動もある
邪魔していけないとわかってるから最近は話しかけていない、きっとかななら大丈夫だ
MEM「ジョンたん」
ジョン「MEMか、どうしたんだ?」
MEM「・・最近かなちゃんがどこか思い詰めた顔してるんだ」
ジョン「・・そうなのか?」
MEM「そろそろ映画の撮影もあるし気を張ってるのかな・・」
ジョン「・・・」
ジョン「かな」
かな「・・ジョンね、どうしたのよ」
ジョン「大丈夫か、前から様子がおかしいぞ」
かな「別に平気よ、何でもないわ」
ジョン「・・MEMも心配してたぞ」
かな「・・映画の事よ」
やはりそうなのか
ジョン「上手くいかないのか?」
かな「今日あまの時とは違って皆プロの役者で自分がレベルを合わせる必要はないし、むしろ上手くいってるわね」
ジョン「・・それならどうしてなんだ?」
かな「・・上手くいってるだけじゃダメよ、最高いや完璧と言えないと」
ジョン「そんなことは「あるわよ!」
かな「監督や周りの配役も揃っていて脚本も面白いなら上手く作れば絶対にヒットする、私にとってはここが一生レベルのチャンスなの」
ジョン「・・・」
かな「だから主演の私も凄まじいものを残したい、そうすれば今後の役者人生にも大きく繋がる」
ジョン「それはそうだが・・」
かな「でも今のままじゃ良かったで終わり、暗黒期だった自分を完全に打ち消せないわ・・でも、どうすればいいのかわからないのよ」
俺はどうすればいい、俺ができること
・・いや、1つあるじゃないか
ジョン「・・かな」
初めて会ったときも助けてくれた、それ以降の俳優だってそうだ・・だから俺にしかできないことで
かな「ジョン?」
ジョン「俺は昔殺し屋だったんだ」
MEMやあかねは受け入れてくれた、だから心のどこかでかなも受け入れてくれると思っている・・だが違ったら俺はどうすれ「やっぱりね」
ジョン「・・・」
かな「初めて会ったときにどう考えても殺し屋じゃない、って思った私は合ってた訳ね」
ジョン「・・そこまで軽い反応だとは思わなかったぞ」
MEMやあかねもそうだがやっぱり俺は隠すのが下手だったのか・・?
ジョン「そんなにわかりやすいか、俺は」
かな「めっっっちゃわかりやすいわよ・・」
ジョン「・・やはり、そうか」
かな「この前テレビで他世界理論とかやってたけど、もしかしてジョンも他世界から来たの?」
ジョン「ああ」
かな「当たったわね!」
ジョン「・・俺が言うのも何だが反応軽くないか、他世界だし殺し屋だったんだぞ」
かな「そんな事関係ないわ、私は他世界じゃないしそこでの過去とか知らないのよ」
ジョン「・・しかし」
かな「こっちでの関係が全てよ、初めて会ったとき私を助けてくれたじゃない。そこからも俳優として散々アドバイスしてきたしやらかしてきたジョンを見てた私はそう思うわ」
・・そうか、かなもそう思ってくれるのか
かな「今話した事には意味があるのよね?」
ジョン「ああ、俺は殺し屋だった。その時の考えや感じた事を話せる」
かな「・・いい参考って事ね」
ジョン「そうなるな」
かな「私は絶対に良かっただけじゃ終わらせたくない、今まで私が助けてきたんだから今回は私を助けてくれるわよね?」
ジョン「ああ、協力すればきっとできる」
かな「ええ!」