最強の秘訣?え、寝てるだけですが?   作:おねむ    

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寝てるだけでレベルで上がるらしい。

 

コンビニから出た足で、私は図書館へ向かった。そこでスキルに関する本を借りて家に戻った。

 

早速自分の部屋で借りたばかりの本を開いてみる。この分厚さ!これは期待出来そう。そう思いながら、まずは目次を眺めてからページをめくってみる。

 

 

 

 


 

 

 

 

「はっ!」

 

いつの間にか寝てた、いやだって、文字多いし。内容は難しいし、挿絵とか無くて文字ぎっしりだからさ。仕方が無いので、気になった事をメモして睡魔と戦う事にした。

 

 


 

 

 

「うっ、あ危ない」

 

何とか半分まで読めたので、今日はこれで終わりにしよう。と言っても一つのスキルに対して書いてある事が少ないので、もし書いてあったとしても大した期待は出来なさそう。

 

今のはスキルの仕組みに対する本だったから、本命はこっちだ。その名もスキル大辞典ー!凄い頼りになりそうな本だ。なんでも載ってそうな信頼感がある。

 

まあ、これも凄い分厚いんだけどね。そんな事を言ってられないので調べる事にする。スキルには、膨大な種類があり、まずは基本のスキルとして火、水、土、緑、雷の五属性。それから斬撃、殴打、尋問。反撃、射撃などの攻撃スキル。回復や蘇生、毒付与や即死魔法、防御。などのサポート系スキル等がある。自分のスキルに合わせてチームを組むのが普通らしいけど。

 

「そうすると、でかいのがお金と信頼なんだよね」

 

取り分けがどうとか何対何だとかで、絶対揉めそう。だから私はチームを組まない。死んでもソロでやるつもりだ。後、人と話すのが得意じゃない。チームを組んだら、お互いの命を預け合うんだろう。確かに背中合わせで戦ったりするのはカッコいいし、憧れるけど。実際そんな場面になったらよっぽどの信頼が無い限り、裏切られそう。

 

「人と話すなら死んだ方がマシかもしれない」

 

潔く散ろう。そんな事を考えながら、ページを捲る。吸収、回収。採集。違うな。睡眠、睡眠スキル。

 

催眠?惜しい。快眠、快眠?気になる。多分ハズレすぎるだろうけど。

 

スキル《快眠》

 

・効果 良く眠れる。時間、場所を問わず気持ち良く眠れる事で疲れを取る事が出来る。《眠り系派生スキルで手に入れる事が出来る》

 

スキル 《春眠》

 

・春の様な暖かさを感じながら、ゆっくりと眠る事が出来る。余りの気持ちよさに起きるのが億劫になるほど。身体から春の暖かさが溢れ出るので、周りも眠たくなる。《眠り系派生スキルで手に入れる事が出来る》

 

スキル 《睡眠》

 

「あった!」

 

これだ、睡眠スキル。その正体は一体何なんだろう。眠い目を擦りながら、見てみる。

 

 

スキル 《睡眠》

 

普通モンスターを倒す事でレベルアップが可能になるが、このスキルはモンスターでのレベルアップが不可能になる。その代わり、寝る事でスキルが発動し、レベルが上がる。

 

……寝る事でレベルが上がる。じゃあ最初にレベルが上がってたのはそう言う事なんだ。じゃあ、ダンジョン内でスキルを発動した時のアレは何だったんだろう。結局それは分からなかった。

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