前回のあらすじ
神直属の憲兵となった翔也。
「で、天照様。俺は何をすればよろしいでしょうか?」
「そうね…あなたにはコカビエルを捕まえるまでの間グレモリー眷属とシトリー眷属に協力することよ。て言ってもまだあなたの実力が分からない以上下手に戦闘に駆り出すわけにもいかないのよね。」
「だったらどうするんです?」
「今から仮想敵を創造するからそいつらとある程度の戦闘訓練を行ってもらうわ。」
「分かりました。」
天照が指をパチンと鳴らすと、土や石が固まってできたような怪物が現れた。
「じゃあ見せてちょうだい。あなたの力を。」
翔也は腰にダブルドライバーを取り付ける。
そして最初にサイクロンメモリをセットする。
サイクロン!
次にジョーカーメモリをセットした。
ジョーカー!
「変身!」
そしてダブルドライバーを左右に傾けてWの字にした。
サイクロン!ジョーカー!
「さあ、お前の罪を数えろ!」
こうして翔也は仮面ライダーWに変身した。
「オーディンが言っていたのとは違う見た目ね…」
「まあ3種類ありますから…」
Wは怪物と向き合うと、サイクロンの力ですぐに怪物との距離をゼロにした。
そしてサイクロンブレスにサイクロンの力を集中させた拳を放った。
ドガァン!
その一撃で怪物はあっさりと砕かれてしまった。
その様子に天照は意外だと顔に表していた。
「まさか弱めに設定したとはいえ…一撃で…」
「まっこれが仮面ライダーの力ってことです。」
「ありがとう。ある程度の戦闘力も分かったことだしって…どうやらコカビエルんとこの聖剣使いとグレモリー眷属らが戦闘を開始したようね…早速で悪いけど今から言う場所に向かってもらえるかしら?」
「分かりました。」
翔也はレッドランバスに乗り、天照に言われた場所に向かった。
目的地に着いたら、兵藤一誠、塔城小猫、匙元士郎、木場祐斗、ゼノヴィア、紫藤イリナが聖職者の姿をした男と戦闘を行っていた。
翔也は彼らに見つからない位置でギャレンバックルを取り付け、チェンジスタッグのカードをセットした。
そしてターンアップハンドルを引きオリハルコン・エレメントを出現させた。
翔也はそのオリハルコン・エレメントを通過し、仮面ライダーギャレンに変身した。
変身が完了すると、一誠たちの前に姿を現し、聖職者に向かって銃撃を放った。
バン!
「うおっと…危なって…な~にオイラの邪魔してくれちゃってんだこのクソッタレが!」
「と、クソッタレが申しております。」
「このクソッタレが…だったらお前から切り刻んでやるよ!」
「おい!アンタ危ねぇぞ!」
一誠がギャレンに注意をするが、ギャレンは…
「悪いな赤い籠手の使い手くん。俺は上からの命令でね、君達をサポートしにきたのさ。」
「サポート?」
「ああ。」
「つまり、信じてもいいんだな?」
「信じてくれてOKだ。」
「よしじゃあ行くぜ!」
一誠はブーステッド・ギアの力を高めて、仲間に譲渡する準備をしていた。
裕斗は剣術で聖職者を斬ろうとするがなかなか当たらない。
ギャレンは、ギャレンラウザーによる銃撃で聖職者を攻撃していた。
「くっそ…あのイケメン君の剣術だけなら余裕で躱せるのにあのわけわかんない仮面野郎の銃もあるからムリゲーになってやがる…」
聖職者の顔に焦りが出始めたころ…
シュッ!
1本の線が聖職者の足に巻き付いた。
「うわっ⁉なんだこれ。」
「俺の神器、
匙が得意げにそう言った。
「くそ、これ全然斬れねえ…」
聖職者がなんどもエクスカリバーでラインを斬ろうとするが、ラインはビクともしない。
そんなやり取りをしていると、奥からおっさんが出てきた。
「ほう、
「バルパーのじいさんか…」
「バルパー・ガリレイ!」
祐斗の顔が怒りに染まる。
その間に聖職者が匙のラインを聖なる因子を刀身に込めて切り裂いた。
そして逃げようとしたところゼノヴィアとイリナが飛び出した。
「反逆の徒め、神の名のもと断罪してくれる!」
聖職者が閃光弾を放ち、その場から退散した。
それをゼノヴィアとイリナが追いかける。
「僕も追わせてもらおう!」
祐斗もそれを追いかけた。
「おい!むやみやたらに追いかけたら相手の思うつぼだぞ!」
ギャレンの注意も聞こえずに3人は聖職者ことフリードを追いかけて行った。
「とりあえず、難は避けたってことで、俺もおいとまさせてもらおうかね。」
そう言うとギャレンはレッドランバスに乗り込んだ。
「あの、誰か分からないけど、助かりました!」
一誠がギャレンにお礼を言う。
「気にすることはない。それに、君達とはまたいつか会えそうな気がするしね。」
そう言ってギャレンは走り去っていった。
その後、ものすごいペシン!という音が聞こえたとか…
「…という結果になりました。」
翔也は今回の結果を天照に報告する。
「そう。初仕事にしては、なかなか上手にできてたじゃない。感謝するわ。また仕事があったら連絡するから。」
「はい。わかりました。」
仕事を終えた翔也は家のポストに手紙が入っていたことに気づき、部屋で読んでみることにした。
『どうも、あなたを転生させた女神です。じつはあなたに伝えなければならないことがあるので手紙を送りました。
じつはあなたを転生させた後、世界のバランスを保つ図書館通称『ワールドライブラリ』で異変が起きてしまいました。
あなたのいる世界に歴代の仮面ライダーの敵キャラが出現してしまうようになってしまったのです。
今のあなたの力では対抗するにも無理があるので、あなたを強くする修行を施すことにしました。
その修行の名は『ガンバライジング』。あなたがガンバライジング好きだというので考えてみました。
方法はあなたの変身できるライダー3人VS修行の相手になってくれるライダー3人のバトルです。
バトルでは今のあなたに必要なポイントを指摘できる仕様にしてあります。
修業は毎週土曜日に行います。
バトルに勝利すれば相手となった3人のライダーのうちどれか1人を特典として付与してあげられます。
頑張ってください‼
女神より。』
「…へ?」
翔也はあっけらかんとしていた。
それもそうだ。
仮面ライダーの歴代の敵キャラといったら翔也の頭には外道オブ外道のエボルトや、普通にスペックがばかげているゲムデウスとかが浮かんでいるのだ。
だが、少し嬉しくもあった。
なぜなら、自分が変身できるライダーが増えるからだ。
そんな期待と不安が入り混じった複雑な気持ちのまま、翔也は晩御飯を作るためにキッチンへ向かうのだった。