前回のあらすじ
ちょっとした挑発で翔也をガチギレさせてしまったヴァ―リ…どうなる?
一誠は、ヴァ―リに殴りかかるが躱される。
アスカロンを出して攻撃しても躱された。
「君はドライグを使いこなすには知恵が足りなさすぎる。それは罪だよ…」
『
「当たらなければいいのさ。」
その時、ジオウは未来予知をしていた。
その光景は、ヴァ―リが一誠の攻撃を躱した後、一誠にヴァ―リの拳が当たる未来が見えた。
「イッセー‼右からパンチが飛んでくるぞ‼」
「マジか!?」
ジオウの予告通り、ヴァ―リは右から拳を繰り出した。
だが、一誠はジオウに教えてもらったので、安易に躱せた。
「なぜ右から拳を放つと分かった!?」
『未来予知かもな…』
「神直属の憲兵翔也、そんな力まで持っているなんて…素晴らしい。素晴らしいぞ‼」
ジオウが未来予知したことに何故か喜んでいたヴァ―リ。
それを見て、ジオウは鳥肌が立った。
「あいつ…中々キモいな…」
ジオウはそう言いながらジカンギレードをジュウモードにして、空を飛んでいるヴァ―リに向かって撃った。
ヴァ―リはそれを躱す。
「まぁ躱されるのは想定内だとして…テッテレーサイキョ―ギレードォ‼」
ジオウはセルフ効果音と共にサイキョ―ギレードを取り出した。
「そして~合体!」
そう言うとジオウはジカンギレードとサイキョ―ギレードを合体させてサイキョ―ジカンギレードにしたのだ。
「見ろ、アルビオン。あの剣からアスカロン以上の力の波動を感じるぞ…」
『なんなんだあの剣は…』
一方結界から戦いを見ている者達は…
「イッセー‼翔也‼」
リアスは走り出すが、サーゼクスに止められる。
「離して!お兄様!」
「あの2人のドラゴンは限界を超えている。それに翔也君もそれ以上の力を解放している。近づいただけで身が焼かれる。」
「でも!こうして見ているだけだなんて…」
「イッセー!今度は上から来るぞ!」
ジオウの言う通りヴァ―リは上から両手を振りかざして一誠に叩きつけようとするが、一誠はそれを防御してヴァ―リの腹に蹴りを入れる。
「おらぁ!喰らいやがれ!」
ドガッ!
「くぅ。あの未来予知は厄介だな…アレのせいで与えられたはずのダメージも与えられてない…ならば!」
そう言うとヴァ―リは方向転換して、ジオウの方に向かってきた。
「待ってたぜ!厄介なサポーターを排除しようとして接近するその時を‼」
ジオウはサイキョ―ジカンギレードを構え、その刀身を巨大化させた。
そこにはジオウサイキョウの文字が刻まれていた。
そして、サイキョ―ジカンギレードでヴァ―リを切り裂いた。
「喰らえオラァ!」
そして、ジオウは覇王斬りをヴァ―リに命中させた。
ズダァン!
「グアアアアアア‼」
「初めてヴァ―リの断末魔聞いたわ…」
覇王斬りを真正面から受けたヴァ―リは鎧が大破し、力なく腕をぶら下げていた。
「イッセー、あとはお前がコイツの顔面に一発ぶち込めばハッピーエンドだ。」
「ああ‼分かった!部長のおっぱいを半分にしようとした事まだ許してねぇからな‼」
そう言って一誠がヴァ―リに勢いよく拳を突き出した次の瞬間。
結界が壊され、外から雲に乗った西遊記の孫悟空みたいな男が入ってきた。
「よぅヴァ―リ。ひでぇやられようだな。北の神族と一戦交えるから帰って来いってさ。」
「時間か。」
「おい!てめぇ!いきなり出てきて何者だ!」
そこにアザゼルがやってきた。
「そいつは分かりやすく言えば西遊記に出てくるクソ猿、孫悟空だ。まさか、お前も渦の団入りしていたとは、世も末だな。」
「俺っちは初代と違って自由にやらせてもらうんでな。よろしくな神直属の憲兵に赤龍帝。」
猿がそう言った瞬間転移魔法が発動された。
「次に会う時はもっと強くなってろ。兵藤一誠、真紅翔也、ますます興味が沸いた。またな。」
「待ちやがれ!」
一誠がそう言って追いかけようとした瞬間、鎧が解けた。
『あれだけの力を使えばそりゃぁ消えるだろうよ。』
「イッセー!」
リアスは一誠を抱きしめた。
「アザゼル、腕は大丈夫か?」
「これくらいどうということはない。それより翔也。あの時渦の団と一緒にいたあの怪物はなんだったんだ?」
「ああ。まぁ俺の敵だと思ってくれればいい。まぁ、その敵も何人かは渦の団入りしたんだが…」
「おいおい。それって大丈夫なのか?」
アザゼルが心配そうに聞いてくる。
「あー…どうだろ…結構ヤバいかも…」
「我が魔王。此度の勝利、誠におめでとうございます。」
「ウォズ、完全には倒してないし、大げさだって…」
「いえ、相手はあの白龍皇。ジオウに変身していきなり強敵との連戦で、割と心配してたんですよ?」
「割となのね…」
「てかさっきからこいつがお前を魔王って呼んでるの気になってたんだが…」
アザゼルが聞いてくる。
「そうよ。翔也、一体どういうことなの!?」
リアスも聞いてくる。
(ヴァ―リがルシファーだったことといい、ウォズの魔王呼びといい、リアス部長魔王関連にオーバーリアクションしすぎじゃね?)
「それについては僕から説明しよう。ここにいる真紅翔也は、仮面ライダーに変身したときから、魔王になる未来が決定されたのだよ。」
「それってどういう…」
「この逢魔降臨暦に我が魔王が魔王になるまでの歴史を記すのが僕の務めだ。」
「翔也君が魔王になるときは、五大魔王としようか。」
「ちょっとお兄様!?」
「さすがはサーゼクス殿。こういう話に乗ってくれるようで嬉しいよ。」
「それはそうとして、和平の調停とともに渦の団の対策も協議しなければなりませんね…」
「あの、ミカエルさん。お願いがあります。」
一誠がミカエルに話しかけた。
「なんでしょう?」
「アーシアとゼノヴィアが神へ祈る分だけ、ダメージを受けなくできませんか?」
一誠のお願いに2人は驚いた。
「悪魔や堕天使が祈によって苦痛を受けるのは『システム』の力ですがアーシア、ゼノヴィア、2人に問います。神は不在ですよ?それでも祈りを捧げますか?」
「はい。主がおられなくても私は祈りを捧げたいです。」
「同じく主への感謝、ミカエル様への感謝を込めて。」
「いいんじゃない?2人くらいダメージ受けなくしても。」
「私からもお願いします。」
「イリナ?」
「ごめんゼノヴィア。事情も知らずに裏切ったとか言ってしまって。アーシアさんにも酷いことを言ってしまって。」
「いえ、私は気にしてませんから。」
「そうですね。本部に帰ったらそうしましょう。」
「やった!言ってみるもんだな!これで2人とも思う存分祈れるぞ!」
「イッセーさん。」
(そうか。こういう男だからアーシアは好きになったのか…)
「ん?どうしたゼノヴィア。」
「いや、なんでもない。」
そして祐斗もやってきた。
「ミカエル様、例の件もよろしくお願いします。」
「あなたから進言のあった教会の聖剣計画のことですね。そちらも内部調査をすすめ厳しく管理し、今後犠牲者を出さないようにと誓いましょう。大切な使徒を無下にすることは大きな過ちですからね。」
「よかったな木場!」
「ミカエル、いや、翔也もか、ヴァルハラの連中への説明は任せるぞ。下手にオーディンに動かれても困るからな。」
「手配しましょう。」
「そうだ。赤龍帝。俺は当分ここに滞在することにしたからお前らまとめて世話してやる。」
「え?それってどういう…」
「疲れた。俺は帰るぞ。」
そう言ってアザゼルと堕天使の兵たちは帰っていった。
「それじゃあ俺も帰りますよリアス部長。ウォズ、行くぞ。」
「分かったよ我が魔王。」
「私も、行きたいです。」
小猫が翔也の元へやってきた。
「分かったよ。確か…塔城小猫だったねじゃあ我が魔王にくっついてくれたまえ。」
「分かりました。」
そう言うと小猫は翔也にくっついた。
「チクショウ!翔也!羨ましいぞこの野郎!」
そう言って帰っていった。
翌日
「と、いうわけで今日からこのオカルト研究部の顧問となったというわけだ。みんな今日から俺の事をアザゼル先生と呼ぶように。」
みんな驚いていた。
「あなた!?勝手に私の椅子に…それにどういう事よ!」
(椅子はどうでもよくないか?)
「サーゼクスに行ってみたらセラフォルーに聞いてみろと言われてな。」
「でないと拒めばお姉様が押し掛けると…」
「要するにオカ研を売ったわけね…」
「とっとにかく後はよろしく。」
「ちょっとソーナ。」
その後一誠がアザゼルの片手を見て驚いていた。
「あれ…確か片腕が…」
「ああこれか。神器研究のついでに作った特製の義手だ。一度こういうのつけてみたかったんだ。」アザゼルは義手をロケットパンチのように飛ばしていた。
「危な…アザゼルテメェ!やれ!ファングメモリ!」
そう言うと翔也はファングメモリにアザゼルを襲わせた。
「うわあぁぁぁ!そいつは勘弁してくれ。まぁ聞け。渦の団なんてけったいな組織の抑止力として、お前らに働いてもらいたい。特に
アザゼルが言い終えると一誠が
「俺一応ヴァ―リとの戦い無傷だったんだけど…」
「それは翔也の力ありきの結果だろう。翔也なしでもヴァ―リと互角にやりあうために鍛えるんだよ。」
「分かったよ…」
「気になってたんだが、翔也はどうするんだ?俺がお前に教えられることなんてないぞ。」
「俺は毎週土曜日にやってる修行に加えて、これから未来の魔王になった頃の俺が来てくれるらしいからそれで特訓するかな~。」
「未来の魔王になった頃のお前だとぉ!?なんだその特訓は俺にも見せやがれ!」
「俺も魔王になった頃の翔也を見てみたい!」
一誠が言う。
「まぁ見たかったら見れば?」
「よし。決まりだな。あぁそうだ。サーゼクスから伝言を頼まれてたんだ。【魔王サーゼクスの名において命ずる。オカ研の女子は兵藤一誠の家に同居する事。】」
その言葉に一誠は喜んだが、小猫は…
「私、翔也先輩の家が良いです。」
一誠はすぐにがっかりした。
「まぁ小猫。お兄様の言う事だから仕方ないじゃない。」
(部長、イッセーのハーレムを作ろうとしてるのか邪魔しようとしてるのかわかんねぇな…)
こうして一連の騒動は幕を閉じた