IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~ 作:シシカバブP
3/22追記
文章が微妙似合わない個所を修正
1組に転校生の二人がやって来た日、正確には夜。ユーラシア大陸の向こう、フランスでは特大の大事件が起こっていた。
国内有数の大企業であるデュノア社で、一部役員の汚職が発覚したのだ。しかもその件にIS委員会欧州支部の人間も絡んでいて、ユーロポール創設以来の大捕り物になったそうだ。
……束が仕掛けた爆弾が、予想より早く大爆発したわけだ。シャルロットをスパイに仕立て上げた連中は、二度と塀の向こう側から出てくることはないだろう。
これでシャルロットの身の安全は確保されたわけだが、まだデュノア社の内部がごたつくだろうことから、しばらくシャルロットには男装を続けてもらうことになった。
それまで、シャルロットは俺と同室になるわけで……
「ん~……」
朝6時。目が覚めると、目の前には気持ちよさそうに寝ている束の顔があった。
2つある部屋のベッドの内、片方をシャルロットが使うため、今までそこに寝ていた束は俺と一緒に寝ることになったのだ。
「ふみゅ~……れっきゅぅぅん……」
元々束は抱き癖があるが、寝ているとそれが顕著になる。今も俺の首に手を回して、両足で俺の右ふとももを絡めてくる。もう少し目標がズレてたら『だいしゅきホールド』だ。
そうして密着してくる束のマシュマロおっぱいをパジャマ越しに感じながら、俺はお礼とばかりにうさ耳を取った頭を撫ぜてやる。
「ふへへ~……❤」
この束のふやけた顔、癒されるなぁ……
そうしてしばらく癒しの顔を眺めていたら、束の目がうっすらと開いた。
「んぁ……あ~れっきゅぅん、おはよう~……」
「おはよう」
「んふふ~、れっきゅん温かい~♪」
「こらこら、顔を擦り付けて来るなって。首筋を甘噛みすんな」
「にゅふ~❤」
「い、いつまでやってるのさ!///」
大声を上げるのは隣で寝ていたはずの、顔を赤くしたシャルロットだった。
そのシャルロットは、もうバレてるならとカエルのフードが付いた、えらくファンシーなパジャマを着ていた。
「おうシャルロット、おはよう」
「おはようシャルるん~」
「お、おはよう……じゃなくて! 何してるのさ!」
「何って、束を可愛がってたんだけど?」
「朝の日課だからね~」
「に、日課……」
シャルロットが来るまでは、わざわざ束が俺のベッドに潜り込んできたからな。あれ? もう一つのベッド意味ない?
「シャルるんも、早めに慣れた方がいいよ~。他のみんなも、れっきゅんとラブラブだから♪」
「ら、ラブラブ……///」
昨日のことに比べたら、これぐらい何ともないと思うんだが……シャルロットが
その後は最近再開したジョギングを30分ほどしてシャワーを浴び、朝飯を食うためにシャルロットと共に食堂へ。
今更だが、束は基本部屋から出られないため、一緒に飯を食うことが出来ない。そこは、寂しい思いをさせてるなぁと思う。だから部屋にいる時は、優先的に構ってやってるつもりだ。
そんなことを考えながら歩いていると、同じく食堂に行こうとしているであろう、セシリアに出くわした。
「セシリア、おはよう」
「おはよう、
「怜二さんに
今のシャルロットは、男子用の制服を着ているシャルル・デュノア、だからセシリアもそう呼んだし、シャルロットも昨日のことは表に出さないために、セシリアを呼ぶ時はファミリーネームだ。
二人共自然に挨拶しているが、よく呼び方を間違えないなと感心しちまう。
「お二人は食堂に?」
「そうだよ」
「では、ご一緒しますわ。……怜二さん」
「……あ~うん、いいぞ」
「? 二人共どうしたの?」
シャルロットは首を傾げてるが、セシリアが周りを見渡して唇に指を当てている、これは……
「怜二さん……んっ❤」
「え、えええええええ!?」
『キスしたい』の合図なのだ。ちなみに、これは真耶さんや清香も使う時がある。鈴と束? 鈴は周りに人がいなければ確認せず"する"し、束はそもそも人前に出ないからキスし放題だ。
「ん……」
「あむぅ……んふっ……❤」
「いいい、いつまでしてるのさ!?」
「ん……ぷはっ もうっ、せっかく怜二さんを堪能してましたのに」
「これ僕が悪いの!?」
セシリアからクレームを入れられて、シャルロットがガビーンッて顔になる。
「(シャルロットさんも、その内怜二さんとこうするのが日常になりますわ♪)」
「しょしょ、しょんな!?///」
朝飯を食う前から、もはや茹で上がる寸前のシャルロットだった。
――――――
―――
午前中のIS実習が終わり、男子は更衣室でISスーツから制服に着替えていた。
「相変わらずシャルルは、着替えるの見られるのに抵抗があるんだな」
「あはは、ご、ごめんね?」
「いや別に、謝ることじゃないんだけど。ただ、同じ男なんだし気にし過ぎだとは思うな」
「いや一夏、同じ男でも、着替えをじろじろ見られたくはないぞ」
「そうか?」
「もしかして一夏って……」
「ゲイか」
シャルロットが言葉を濁そうとしたから、俺が敢えて言ってやった。
「ちち、違うからな! 俺はそういうんじゃないからな!」
「わ、分かってるよ」
「でも一夏って、こんなに女子がいっぱいいるのに、浮いた話の一つもないからなぁ」
「それは関係ないだろ! というか、怜二がスケベ過ぎるんだよ!」
「スケベ言うな!?」
なんでだろうな。女子に言われるならまだしも、一夏には言われたくねぇって思うのは。
「と、とにかく、二人は先に行っててよ。僕はもう少しかかりそうだから」
「分かった、ならお先な。ほら一夏、行くぞ」
「お、押すなって! じゃあなシャルル、先戻ってるぞ」
こうして無理矢理一夏を連れて、更衣室を出て行った。このくらい強引に行かないと、どんなアクシデントでシャルロットの正体が一夏にバレるか分かったもんじゃない。
このまま、昼飯を誘えば……
「あ、怜二君見っけ!」
「清香?」
どうしてここに清香が? もう昼休みだし、女子の着替え場所はこっちじゃないだろ。
「怜二君を探してたの。だから織斑君、怜二君を借りてっていい?」
「ああ、構わないよ。それじゃあな怜二」
「おう。……で、俺に何の用だ?」
「ふふふ~♪ それじゃあ、ちょっと行こうか~」
「おい?」
清香に腕を引っ張られて、そのまま資料室みたいな部屋に連れていかれた。
しばらく誰も入っていなかったようで、本棚の中を取り出した形跡すら見当たらない。ほとんど使用されてない部屋なんだろう。
「それでね、怜二君をここに連れてきた理由は……これだよ♪」
「ちょっ!?」
「怜二君のリクエスト、ハヅキのISスーツ。どうかな?」
突然清香が制服を脱ぎ始めたと思ったら、その下からISスーツが姿を現した。
驚かすなよ……でも、それとは別に心臓がドキドキしてるのが分かる。資料室とISスーツ、全然関係ないアンバランスさが、却って……
そう思ってると、清香が俺の腕を取って、自分の胸元に
クニュゥ❤
「んっ❤ やっぱりハヅキ製は、ミューレイより感触がダイレクトに来るね❤」
「清香……」
「うん。私もここに来るまで心臓バクバクで、こうやって怜二君に触られてるだけでいっぱいいっぱいなの。だから――」
清香の口が、俺の耳元に
「怜二君をいっぱい、ちょうだい❤」
――そこにはもう人はおらず、ただお互いの体を貪る、雌雄の獣がいるだけだった。
――――――
―――
放課後になり、俺は真耶さん指導の下でIS戦闘に関するレクチャーを受けていた。
ただ、始まる前に真耶さんから
「怜二君、今日は一段とお楽しみでしたね……?」
とニッコリ言われて、体がビクンと飛び上がりそうになった。わ、分かるんです?
「分かりますよ。そうですねぇ……」
ちょ、ちょっと? そんなに首筋に鼻を近付けられると
「この匂いは……清香さんですね」
「ファッ!?」
「当たりみたいですね。最近入ったシャルロットさんはともかく、他のみんなは大体分かります」
「マジっすか……」
真耶さんに、まさかの特技が……! いや、バレて困るようなことは……ない、よな?
「昨日も慰めてもらえませんでしたから、今夜は……お願いしますね❤」
「りょ、了解」
清香といい真耶さんといい、最近二人とも積極的になってきたというか、エロくなったというか。
という長い前置きがあってからは、真耶さんと模擬戦をしつつ、問題点の洗い出しをしていた。
真耶さん曰く、俺は近接も射撃もそれなりに出来る、よく言えば万能、悪く言うと器用貧乏タイプらしい。
「ブレードの二刀流はせず、片方はアサルトライフルを持った方がいいですね」
「うーん、そうなるとブレードの短さがネックですね」
「短いですか? ラファールに搭載されている近接ブレードと比べても、そこまで短くはないはずですけど」
「そうなんですか?」
「はい。……比較対象が白式のブレードしかないからでしょうか?」
「ああ、それはそうかも」
一夏が使っている刀型のブレード――雪片弐型だったか――を基準に考えてたから、今持ってるブレードが短く感じてたんだよな。そうか、向こうが長いだけなのか。
「それでは、先ほどのブレードとアサルトライフルでもう一戦してみましょう」
「了解です」
言われた通りブレードとライフルの両方を展開して、俺は真耶さんと模擬戦を行い……パーフェクト負けしたのだった。
「怜二!」
「鈴?」
「どうしたんですか?」
模擬戦後の休憩中、慌てた鈴がやって来た。何かあったのか?
「こっちには来てなかったのね!」
「来てなかったって、誰がだ?」
「 あの眼帯銀髪よ! あたし、一夏の模擬戦に付き合ってたんだけど、そうしたらあの眼帯、開口一番『私と戦え』って抜かしたのよ!」
「ええ~……」
ああ、鈴がキレるのもよく分かる。昨日一夏を平手食らわせたのといい、今回のといい、無茶苦茶過ぎんだろ。
「それで、織斑君はどうしたんです?」
「『戦う理由がない』って言って突っぱねましたよ。そうしたら……」
「そうしたら?」
「あんの眼帯……」
あ、やばいからも。鈴がその時のこと思い出して怒りが込み上げてる。
「『ならば、戦わざるを得ないようにしてやる』とか言って、こっちに向けて大型の実弾砲を撃ってきたのよ!」
「「はぁ!?」」
対戦断られて砲撃するとか、ばっかじゃねーの!? 確かあいつ、ドイツで軍人してたって話を聞いたけど、頭にマッシュポテトでも詰まってんじゃねぇの!?
「そ、それで、どうなったんですか?」
「実弾は一緒にいた
おかげであたし達悪くないのに、事情聴取される羽目になったのよ! とご立腹な鈴。これはなかなか大変だったな。
「だから怜二」
どうしたと返す間もなく、ポフッと俺に抱き着くと、胸元に顔を埋めて来た。
「はぁ……落ち着くわぁ……。怜二、撫でて」
「さらに追加注文するのかよ。いいけど(頭撫で撫で)」
「はふぅ……❤」
気持ちよくて伸びきった猫みたいな鈴が可愛い。そして真耶さん、羨ましそうな顔しない。
「怜二君、夜まで待てません。前払いを要求します」
「お、おう……」
君達、周りに誰もいないからって、えらい要求して来るね。いいけどさ。
むにゅっ❤
「はうぅぅんっ❤」
「あ~! あたしも~!」
「鈴は頭撫でてるだろ」
「あたしもこっちがいい~!」
「注文が多いって……」
そうして俺は、右手で真耶さん、左手で鈴のおっぱいを慰めるのだった。
「あぁんっ❤ 手のひらでおっぱいこねられるのいいですぅぅぅ❤」
「そこぉぉっ❤ コリコリしないでぇ❤」
もちろん俺も楽しんでますが。
それにしてもラウラ・ボーデヴィッヒ、目に余るな。
一夏とどんな因縁があるか知らんが、同意も無くいきなり砲撃とか頭おかしいだろ。それより何より……
鈴とシャルロットに……俺の
これは自分の
ボーデヴィッヒには、お仕置きが必要だよなぁ?
清香のエロが書きたいだけの15話でした。
そして次回、生意気な黒兎にお仕置きだべ~(CV:滝口順平)