IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~   作:シシカバブP

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原作のサブタイを弄ったら、某AVのタイトルと被ったでゴザル。

そしてUAが10万を突破したので、この場を借りてお礼申し上げます。
この調子でいけば、専用機持ちタッグマッチの辺りで20万に?(捕らぬ狸の皮算用)


第22話 君の縄(ユア・ロープ・イズ)

「ねーねー、結局何だったの? 教えてよ~」

「ダメ。機密だから」

 

 翌日の朝食、シャルロットの周りに一年女子、というか1組のクラスメイトが昨晩のことを聞き出そうと群がっていた。

 たぶん一番聞きやすい人間をチョイスしたんだろうが、むしろ一番口の堅い人間を選んじゃったとも言える。

 

「ちぇ~。デュノアさんってば堅いなぁ」

「そんなに聞きたいの? 聞いたら2年間の監視付きだよ?」

「うっ、それは勘弁」

「はいはい、これで話はおしまい。これ以上は何も話せないよ」

「ぶーぶー」

 

 シャルロットにあしらわれて文句を言っていた女子達だったが、これ以上は何も出て来ないと悟って自分の席に戻っていた。

 

「実際、僕達何もしてないからね……」

「そうらしいねぇ。それを言ったら、私は出撃すらしてないけど……」

 

 おーいシャルに清香、何自分から地雷踏んで凹んでんだよ。朝から辛気臭いだろーが。

 

「怜二、僕達に元気ちょうだい」

「具体的にはキスして欲しいな♪」

「バカタレ」

 

 そうは言っても頭ぐらいは撫ぜてやる。すると二人とも『えへへ~❤』と両サイドからしな垂れかかって来る。あ、セシリアが箸を口にくわえて『ぐぬぬ』してる。

 

――――――

―――

 

 朝食後、3日目の今日は撤収作業から始まる。というか、それが終わったらまたバスに乗って、IS学園に帰ることになる。

 そうは言っても、福音の件で昨日はまともに試験とかしてなかったから、初日に降ろした荷物をまた積むだけで作業は終了。2時間もかからなかった。

 そして作業終了と共に、帰り支度を終えた人からバスに乗り込んでいく。行きは俺達の方に向いていた織斑先生の視線(怨念)だったが、帰りでは全く別の方を向いていた。

 

「織斑、篠ノ之。一体何があった……?」

「いや、別に……」

「特別なことは何も……」

 

 そう言いながら手を繋いで座っている二人のセリフに、説得力はまるでない。この二人、さては旅館に戻ってから何かあったな?

 

『れっきゅんれっきゅん!』

 

 プライベート・チャネルに、束からの通信が入る。ということは昨晩、極小ドローンを飛ばして二人を監視してたんだろう。

 

『束、やっぱり一夏達に何か進展があったんだな?』

『もち! 箒ちゃんが勇気を振り絞っていっくんに告白して、最後は抱き締め合ってキスしたんだよぉ!』

『うぉっ、マジか!?』

 

 とうとうそこまで行ったのか。学園に入学してから3ヵ月。とうとう束の計画が結実したわけだ。

 俺はセシリア達のISにもプライベート・チャネルを繋げて、今聞いたことを話した。

 

『まあ! それはおめでたいですわ!』

『そっか。一夏と箒が……』

『鈴、大丈夫?』

『ちょっと感傷的になったけど、平気よ。あたしには怜二がいるし』

『でもそうなると、今後は怜二君の催眠はお役御免?』

 

 そうなるよな。まあ、今は束を始めみんながいるし、これ以上どうこうする必要も――

 

『きよぴー何言ってるの? いっくんと箒ちゃんが結ばれても、二人が卒業して結婚するまでは気が抜けないよ。略奪愛を狙う泥棒猫だっているかもだし』

『あ、そうか』

『いや、そうかじゃないが?』

 

 何? そうなると、一夏が箒と婚姻届を出すまで取引完了しないってこと? しかも泥棒猫って……。

 

『にぃに、頑張れ!』

『兄様、私も微力ながらお手伝いします』

『いや待てクロエ、何を手伝うつもりだ』

 

 ただでさえ頭の痛い問題があるって言うのに……例えば福音の操縦者、ナターシャさんとか。うっ、頭が……!

 

「ねぇ、織斑一夏くんっているかしら?」

「あ、はい。俺ですけど」

「あら、あの方は……」

 

 一夏を訪ねてバスに乗り込んできたのは、カジュアルスーツに身を包んだ金髪の――

 

「あ、あの、あなたは?」

「私はナターシャ・ファイルス。『銀の福音』の操縦者よ」

「え――」

 

 予想外の言葉に固まる一夏に、ナターシャさんが頬にチークキスをする。

 

「これはお礼。ありがとう、白いISの乗り手さん」

「え、ええ?」

「じゃあ、またね。バーイ」

 

 目を白黒させる一夏をそのまま、ナターシャさんは手を振ってバスから降りていった。

 

「一夏!」

「は、はい!」

「何鼻を伸ばしているんだ!……わ、私より、あの女の方がよかったのか……?」

「そんなことないから!」

 

 ナターシャさんに嫉妬した箒を宥めるのに一夏が四苦八苦しているのを、俺達を含めた1組全員が囃し立てた。

 

 

――ナターシャside――

 

「あまり余計な火種を残してくれるな。色々面倒なんだ」

 

 バスを降りた私に、織斑千冬もバスを降りて声を掛けてきた。ちょっと弄り過ぎたのは事実だからね。

 

「思っていたより純情そうな子だったから、つい」

「はぁ……それで、これからどうするつもりだ?」

「まずは本国に戻るわ。その後どうなるかは分からないけど」

 

 福音は……あの子は今回の暴走事故を招いたことで、凍結処理になる可能性もある。それだけは回避したい。そのために私は本国に戻り、査問委員会の前で証言しなければならない。それに……

 

「どちらにせよ、私は軍を辞めると思う」

「次の当てはあるのか?」

「ご心配なく。実は最近オファーをもらっていたから、それを受けようと思うわ」

「そうか」

 

 それで千冬との会話は終わり。彼女はまたバスの中に戻っていった。そして彼女が乗り込むと、バスは学園を目指して走り始めた。

 バスを見送った私は近くのベンチに座り、誰もいないはずの背後に話しかけた。

 

「……それで、後のことはお任せしても?」

「うん、OKだよ♪ 上の連中に教員枠を確保してもらったから、来週にはなーちゃんの席があるはず」

「感謝します、()()

「いいっていいって。私と君は、同じ()を仰ぐ同志、なんてね☆」

「ふふっ、そうですね」

 

 それから背後にあった気配が消えるのを確認して、私はベンチから立ち上がった。

 

(それまで待っててね、ダーリン❤)

 

――ナターシャside end――

 

 

――――――

―――

 

 バスに揺られて数時間。やっとIS学園に戻って来た俺達は、懐かしの寮部屋で一足先に戻っていた束に出迎えられた。

 

「いやぁ、今回は束さんの計画が大当たりだったねぇ☆」

「結果的にはそうなったな」

「ご褒美!」

「なぜに?」

 

 そう言いながらも胸を揉む俺は優しいのか、変態なのか。

 

「あはぁぁんっ❤ やっぱりれっきゅんの手が一番だよぉ」

「束さんズルーい! 僕もぉ!」

「わ、わたくしも……」

「アンタ達は臨海学校の初日に楽しんだでしょ。束さんを優先させてあげなさいよ」

「でも鈴も、その後からして欲しいと?」

「……悪い?」

 

 わちゃわちゃし出したハーレムの面々を並ばせて、時間で切って胸を揉んだ。なんぞこれ。

 そうして部屋にいない真耶さんを除く全員にお触り(ラウラとクロエは頭を撫ぜた)すると、それぞれ満足したように自分のベッドに倒れ込んだ。

 

「はぁ、気持ちよかった❤」

「れ、怜二さん。次回はその、お尻を……」

「セシリアってば注文しちゃってる~、やっぱりエロいなぁ」

「清香さん!?」

「ああもう、これから夏休みに入るのが嫌になるわね」

「え? 鈴、どういうこと?」

 

 心底嫌そうな顔をする鈴に、シャルが首を傾げる。他のみんなも、どういう意味か分からないって顔だ。

 

「アンタ達ねぇ、夏休みに入ったら帰省することになるでしょ」

「はい、そうですが、それが?」

「馬鹿ねセシリア、アンタはイギリスに帰るんでしょ? そこに怜二はいないのよ」

「はぁっ!」

「れ、怜二がいない……IS学園の夏休みって何日あるの!?」

「例年通りのスケジュールであれば、約1ヵ月です」

 

 クロエの回答に、ラウラ以外の全専用機持ちが絶望した顔をして崩れ落ちた。これ、マジで昨日束が言った通りにじゃねぇか。

 

「ラウラは平気なの……?」

「私はドイツに帰らないからな」

「いえ、一度帰りますよ」

「え?」

 

 そんなの聞いてないと言わんばかりの顔でクロエを見るラウラ。それでもクロエはいつも通りの顔で

 

「VTシステムの件で、軍上層部に説明が必要だと言っていたのは貴女ではないですか。それに私の件もありますし、一度ドイツに戻らなければ」

「や……」

「や?」

 

「やだぁぁぁぁ! にぃにと一緒がいいぃぃぃぃ!!」

 

「そこでいきなり覚醒モードを解くな!」

 

 もうめちゃくちゃだよ……。

 

「大丈夫そうなのは束さんと、地元がこの辺だから頑張れば吾妻家に来られるきよぴーだけだね♪」

「きよかさぁぁぁん……」

「ひぃ!? セシリア怖い怖い怖い!」

「きよかぁぁぁぁ……」

「うらぎりものぉぉぉ……」

「鈴もシャルロットも怖いってぇぇぇ!!」

 

 代表候補生の3人から怨念を叩きつけられた清香が、ガン泣き寸前になっていた。清香……頑張れ!(視線を逸らしながら)

 

 

 

 なんて他人事でいられたのは、週明けの授業を終えた放課後、寮の部屋に戻って来た時だった。

 

「ダーリィィィィンッ!❤」

 

「あ、貴女は福音の!?」

「ナターシャさん!?」

「ダーリンッ! 会いたかったわぁ!❤」

 

 『銀の福音』の操縦者、ナターシャ・ファイルスに猛烈な歓迎を受けて、俺はどうしたらいいか分からなくなった。というかこのハグ、振り解けないんですが?

 

「やっぱそうなるわよねぇ」

「鈴さん、知ってらっしゃいますの!?」

「知ってるも何も、今日から新しく入ったウチ(2組)の副担任よ」

「「「「はいぃ!?」」」」

 

 鈴からもたらされた事実に、俺、清香、セシリア、シャルは驚くしかない。副担任? つまりここの教員ってこと? アメリカ軍はどうしたん?

 

「査問委員会が終わった後、そのまま除隊したのよ。それで博士……束の力を借りて、IS学園の教員になったの」

「マジかよ……」

「束さん、頑張りましたー! ブイブイ☆」

「そういうわけだから、私も今日からここに住むわ」

「ファッ!?」

 

 いやいや! もうこの部屋定員オーバーだから! ベッドだってすでに数が……増えてるぅ!?

 

「ただいまですー。あ、ナターシャ先生、もう部屋に来てたんですね」

「ええ。真耶もベッドの手配、お疲れ様」

「いえいえ、元々ベッドの数が足りなくて、ラウラさんとクロエさんに1つのベッドを使ってもらっていて、いつかは増やす予定だったので」

「ちょぉ!?」

 

 確かにそうだったよ!? ラウラとクロエには悪いなぁとも思ってた! だからって……。

 

「それとね。怜二にはもしかしたら、残念なお知らせがあるわ」

「な、なんだよ」

 

 鈴が真剣な顔すると、何か嫌な予感が……

 

「一夏のダチに、五反田弾って奴がいるの」

「はぁ」

「そしてそいつには、蘭って名前の妹がいてね」

「……まさか」

「蘭は、一夏に惚れてるわ」

「つまり?」

「怜二、夏休み中に蘭を手籠めにしてきなさい」

「ウゾダドンドコドーン!」

 

 どうして鈴も束みたいなこと言うの~!?

 

「……それでナターシャさん「ナタルって呼んでよぉ❤」な、ナタルさん、その手に持ってるのは?」

「あら、見て分からない?」

「いえ、どこからどう見ても縄なんですが」

 

 しかも荒縄。

 

「ねぇダーリン、私のお願い、聞いてくれない?」

「……めっちゃ嫌な予感がする」

 

「この縄で、私を縛って欲しいの……❤」

 

 また、アクが強い女性を手籠めにしてしまった……。いや、責任は取るって。うん……。




オリ主、契約未完了のまま夏休みに突入決定。そして鈴からの残酷な事実が……!
感想から色々アイディアをもらいまして、やっぱり蘭は必要だと判断しました。
とりあえず、現時点ではこんな風に考えてます。

■出来る限りやること
 ・五反田家の母娘丼
 ・更識家の姉妹丼
 ・ちーちゃんハーレムIN

■余裕があればやること
 ・布仏家の姉妹丼
 ・ISABのキャラ

次回から夏休み編、もう母娘丼とかR15でやれるのか不安しかありませんが、やれるだけやってみましょう!
もちろんナタルのHなシーンも考えてます。
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