IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~ 作:シシカバブP
そしてUAが10万を突破したので、この場を借りてお礼申し上げます。
この調子でいけば、専用機持ちタッグマッチの辺りで20万に?(捕らぬ狸の皮算用)
「ねーねー、結局何だったの? 教えてよ~」
「ダメ。機密だから」
翌日の朝食、シャルロットの周りに一年女子、というか1組のクラスメイトが昨晩のことを聞き出そうと群がっていた。
たぶん一番聞きやすい人間をチョイスしたんだろうが、むしろ一番口の堅い人間を選んじゃったとも言える。
「ちぇ~。デュノアさんってば堅いなぁ」
「そんなに聞きたいの? 聞いたら2年間の監視付きだよ?」
「うっ、それは勘弁」
「はいはい、これで話はおしまい。これ以上は何も話せないよ」
「ぶーぶー」
シャルロットにあしらわれて文句を言っていた女子達だったが、これ以上は何も出て来ないと悟って自分の席に戻っていた。
「実際、僕達何もしてないからね……」
「そうらしいねぇ。それを言ったら、私は出撃すらしてないけど……」
おーいシャルに清香、何自分から地雷踏んで凹んでんだよ。朝から辛気臭いだろーが。
「怜二、僕達に元気ちょうだい」
「具体的にはキスして欲しいな♪」
「バカタレ」
そうは言っても頭ぐらいは撫ぜてやる。すると二人とも『えへへ~❤』と両サイドからしな垂れかかって来る。あ、セシリアが箸を口にくわえて『ぐぬぬ』してる。
――――――
―――
朝食後、3日目の今日は撤収作業から始まる。というか、それが終わったらまたバスに乗って、IS学園に帰ることになる。
そうは言っても、福音の件で昨日はまともに試験とかしてなかったから、初日に降ろした荷物をまた積むだけで作業は終了。2時間もかからなかった。
そして作業終了と共に、帰り支度を終えた人からバスに乗り込んでいく。行きは俺達の方に向いていた織斑先生の視線(怨念)だったが、帰りでは全く別の方を向いていた。
「織斑、篠ノ之。一体何があった……?」
「いや、別に……」
「特別なことは何も……」
そう言いながら手を繋いで座っている二人のセリフに、説得力はまるでない。この二人、さては旅館に戻ってから何かあったな?
『れっきゅんれっきゅん!』
プライベート・チャネルに、束からの通信が入る。ということは昨晩、極小ドローンを飛ばして二人を監視してたんだろう。
『束、やっぱり一夏達に何か進展があったんだな?』
『もち! 箒ちゃんが勇気を振り絞っていっくんに告白して、最後は抱き締め合ってキスしたんだよぉ!』
『うぉっ、マジか!?』
とうとうそこまで行ったのか。学園に入学してから3ヵ月。とうとう束の計画が結実したわけだ。
俺はセシリア達のISにもプライベート・チャネルを繋げて、今聞いたことを話した。
『まあ! それはおめでたいですわ!』
『そっか。一夏と箒が……』
『鈴、大丈夫?』
『ちょっと感傷的になったけど、平気よ。あたしには怜二がいるし』
『でもそうなると、今後は怜二君の催眠はお役御免?』
そうなるよな。まあ、今は束を始めみんながいるし、これ以上どうこうする必要も――
『きよぴー何言ってるの? いっくんと箒ちゃんが結ばれても、二人が卒業して結婚するまでは気が抜けないよ。略奪愛を狙う泥棒猫だっているかもだし』
『あ、そうか』
『いや、そうかじゃないが?』
何? そうなると、一夏が箒と婚姻届を出すまで取引完了しないってこと? しかも泥棒猫って……。
『にぃに、頑張れ!』
『兄様、私も微力ながらお手伝いします』
『いや待てクロエ、何を手伝うつもりだ』
ただでさえ頭の痛い問題があるって言うのに……例えば福音の操縦者、ナターシャさんとか。うっ、頭が……!
「ねぇ、織斑一夏くんっているかしら?」
「あ、はい。俺ですけど」
「あら、あの方は……」
一夏を訪ねてバスに乗り込んできたのは、カジュアルスーツに身を包んだ金髪の――
「あ、あの、あなたは?」
「私はナターシャ・ファイルス。『銀の福音』の操縦者よ」
「え――」
予想外の言葉に固まる一夏に、ナターシャさんが頬にチークキスをする。
「これはお礼。ありがとう、白いISの乗り手さん」
「え、ええ?」
「じゃあ、またね。バーイ」
目を白黒させる一夏をそのまま、ナターシャさんは手を振ってバスから降りていった。
「一夏!」
「は、はい!」
「何鼻を伸ばしているんだ!……わ、私より、あの女の方がよかったのか……?」
「そんなことないから!」
ナターシャさんに嫉妬した箒を宥めるのに一夏が四苦八苦しているのを、俺達を含めた1組全員が囃し立てた。
――ナターシャside――
「あまり余計な火種を残してくれるな。色々面倒なんだ」
バスを降りた私に、織斑千冬もバスを降りて声を掛けてきた。ちょっと弄り過ぎたのは事実だからね。
「思っていたより純情そうな子だったから、つい」
「はぁ……それで、これからどうするつもりだ?」
「まずは本国に戻るわ。その後どうなるかは分からないけど」
福音は……あの子は今回の暴走事故を招いたことで、凍結処理になる可能性もある。それだけは回避したい。そのために私は本国に戻り、査問委員会の前で証言しなければならない。それに……
「どちらにせよ、私は軍を辞めると思う」
「次の当てはあるのか?」
「ご心配なく。実は最近オファーをもらっていたから、それを受けようと思うわ」
「そうか」
それで千冬との会話は終わり。彼女はまたバスの中に戻っていった。そして彼女が乗り込むと、バスは学園を目指して走り始めた。
バスを見送った私は近くのベンチに座り、誰もいないはずの背後に話しかけた。
「……それで、後のことはお任せしても?」
「うん、OKだよ♪ 上の連中に教員枠を確保してもらったから、来週にはなーちゃんの席があるはず」
「感謝します、
「いいっていいって。私と君は、同じ
「ふふっ、そうですね」
それから背後にあった気配が消えるのを確認して、私はベンチから立ち上がった。
(それまで待っててね、ダーリン❤)
――ナターシャside end――
――――――
―――
バスに揺られて数時間。やっとIS学園に戻って来た俺達は、懐かしの寮部屋で一足先に戻っていた束に出迎えられた。
「いやぁ、今回は束さんの計画が大当たりだったねぇ☆」
「結果的にはそうなったな」
「ご褒美!」
「なぜに?」
そう言いながらも胸を揉む俺は優しいのか、変態なのか。
「あはぁぁんっ❤ やっぱりれっきゅんの手が一番だよぉ」
「束さんズルーい! 僕もぉ!」
「わ、わたくしも……」
「アンタ達は臨海学校の初日に楽しんだでしょ。束さんを優先させてあげなさいよ」
「でも鈴も、その後からして欲しいと?」
「……悪い?」
わちゃわちゃし出したハーレムの面々を並ばせて、時間で切って胸を揉んだ。なんぞこれ。
そうして部屋にいない真耶さんを除く全員にお触り(ラウラとクロエは頭を撫ぜた)すると、それぞれ満足したように自分のベッドに倒れ込んだ。
「はぁ、気持ちよかった❤」
「れ、怜二さん。次回はその、お尻を……」
「セシリアってば注文しちゃってる~、やっぱりエロいなぁ」
「清香さん!?」
「ああもう、これから夏休みに入るのが嫌になるわね」
「え? 鈴、どういうこと?」
心底嫌そうな顔をする鈴に、シャルが首を傾げる。他のみんなも、どういう意味か分からないって顔だ。
「アンタ達ねぇ、夏休みに入ったら帰省することになるでしょ」
「はい、そうですが、それが?」
「馬鹿ねセシリア、アンタはイギリスに帰るんでしょ? そこに怜二はいないのよ」
「はぁっ!」
「れ、怜二がいない……IS学園の夏休みって何日あるの!?」
「例年通りのスケジュールであれば、約1ヵ月です」
クロエの回答に、ラウラ以外の全専用機持ちが絶望した顔をして崩れ落ちた。これ、マジで昨日束が言った通りにじゃねぇか。
「ラウラは平気なの……?」
「私はドイツに帰らないからな」
「いえ、一度帰りますよ」
「え?」
そんなの聞いてないと言わんばかりの顔でクロエを見るラウラ。それでもクロエはいつも通りの顔で
「VTシステムの件で、軍上層部に説明が必要だと言っていたのは貴女ではないですか。それに私の件もありますし、一度ドイツに戻らなければ」
「や……」
「や?」
「やだぁぁぁぁ! にぃにと一緒がいいぃぃぃぃ!!」
「そこでいきなり覚醒モードを解くな!」
もうめちゃくちゃだよ……。
「大丈夫そうなのは束さんと、地元がこの辺だから頑張れば吾妻家に来られるきよぴーだけだね♪」
「きよかさぁぁぁん……」
「ひぃ!? セシリア怖い怖い怖い!」
「きよかぁぁぁぁ……」
「うらぎりものぉぉぉ……」
「鈴もシャルロットも怖いってぇぇぇ!!」
代表候補生の3人から怨念を叩きつけられた清香が、ガン泣き寸前になっていた。清香……頑張れ!(視線を逸らしながら)
なんて他人事でいられたのは、週明けの授業を終えた放課後、寮の部屋に戻って来た時だった。
「ダーリィィィィンッ!❤」
「あ、貴女は福音の!?」
「ナターシャさん!?」
「ダーリンッ! 会いたかったわぁ!❤」
『銀の福音』の操縦者、ナターシャ・ファイルスに猛烈な歓迎を受けて、俺はどうしたらいいか分からなくなった。というかこのハグ、振り解けないんですが?
「やっぱそうなるわよねぇ」
「鈴さん、知ってらっしゃいますの!?」
「知ってるも何も、今日から新しく入った
「「「「はいぃ!?」」」」
鈴からもたらされた事実に、俺、清香、セシリア、シャルは驚くしかない。副担任? つまりここの教員ってこと? アメリカ軍はどうしたん?
「査問委員会が終わった後、そのまま除隊したのよ。それで博士……束の力を借りて、IS学園の教員になったの」
「マジかよ……」
「束さん、頑張りましたー! ブイブイ☆」
「そういうわけだから、私も今日からここに住むわ」
「ファッ!?」
いやいや! もうこの部屋定員オーバーだから! ベッドだってすでに数が……増えてるぅ!?
「ただいまですー。あ、ナターシャ先生、もう部屋に来てたんですね」
「ええ。真耶もベッドの手配、お疲れ様」
「いえいえ、元々ベッドの数が足りなくて、ラウラさんとクロエさんに1つのベッドを使ってもらっていて、いつかは増やす予定だったので」
「ちょぉ!?」
確かにそうだったよ!? ラウラとクロエには悪いなぁとも思ってた! だからって……。
「それとね。怜二にはもしかしたら、残念なお知らせがあるわ」
「な、なんだよ」
鈴が真剣な顔すると、何か嫌な予感が……
「一夏のダチに、五反田弾って奴がいるの」
「はぁ」
「そしてそいつには、蘭って名前の妹がいてね」
「……まさか」
「蘭は、一夏に惚れてるわ」
「つまり?」
「怜二、夏休み中に蘭を手籠めにしてきなさい」
「ウゾダドンドコドーン!」
どうして鈴も束みたいなこと言うの~!?
「……それでナターシャさん「ナタルって呼んでよぉ❤」な、ナタルさん、その手に持ってるのは?」
「あら、見て分からない?」
「いえ、どこからどう見ても縄なんですが」
しかも荒縄。
「ねぇダーリン、私のお願い、聞いてくれない?」
「……めっちゃ嫌な予感がする」
「この縄で、私を縛って欲しいの……❤」
また、アクが強い女性を手籠めにしてしまった……。いや、責任は取るって。うん……。
オリ主、契約未完了のまま夏休みに突入決定。そして鈴からの残酷な事実が……!
感想から色々アイディアをもらいまして、やっぱり蘭は必要だと判断しました。
とりあえず、現時点ではこんな風に考えてます。
■出来る限りやること
・五反田家の母娘丼
・更識家の姉妹丼
・ちーちゃんハーレムIN
■余裕があればやること
・布仏家の姉妹丼
・ISABのキャラ
次回から夏休み編、もう母娘丼とかR15でやれるのか不安しかありませんが、やれるだけやってみましょう!
もちろんナタルのHなシーンも考えてます。