IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~ 作:シシカバブP
生徒会長を手籠めにした翌朝。いつも通りに目が覚めて――
「おはよう、旦那様♪」
起きたら刀奈さんが目の前に。うん、Yシャツ一枚で寝てるのはどういうことかな?
「私、寝る時はいつもこの服装なの。パジャマとか着ると寝にくくて」
「はぁ、まあいいや」
「ひゃっ! ちょっと!?」
「なーんかれっきゅんとの間に誰かいるけど、まあいいや」
刀奈さんの後ろで寝ていた束が、間に人がいるのも気にせず俺に近付いてくる。俺もそのまま束を布団の中で抱き締める。間に誰か挟まってる? へぇ、そうなんだ。それが何か?
「な、なぜかしら! 私が抱き着かれてるわけじゃないのに、すっごい幸せを感じるのはぁぁ!❤」
「カタナンも可愛いね~」
「た、束さん!? 耳しゃぶったらぁぁぁん❤」
「んちゅんちゅ……れっきゅんもどう?」
「そうだなぁ……俺はこっちにするか」
束が刀奈さんの耳を甘噛みしてる中、俺は脇腹辺りに手を這わせる。
「んっ、んんんんっ!❤ く、くすぐったいっ、けど、身体がジンジンするぅ……❤」
「くすぐりプレイで感じちゃうなんて、カタナンはマゾだねぇ」
「そ、そんな……私マゾなんかじゃ……うぅぅんっ❤」
「あ~、刀奈さんが洗礼を受けてる」
「わたくし達も、最初同室になった時はすごかったですものね」
「でも、これくらいならまだ、ね」
「そうだねぇ。刀奈さんは私達と違って"未経験"のままだし」
「ちょっとキヨカ? カタナが"未経験"て本当?」
「本当ですよ。昨日私が最初に部屋へ戻って来たんですけど、その時怜二君の乳揉みで白状してましたから」
「で、でもでも、刀奈さんぐらいの歳の子だったら普通だと思いますよ?」
「はぁ……まったくあの二人は……私のことも構えよう……」
「教官、大丈夫ですか?」
「だから織斑先生だと……いやいい。それにしても、更識も警戒するほど、今回のハニトラは大規模になるということか」
「そうですね。私も蘭と一緒に出来る限り警戒しますが、代表候補生が相手だとなかなか厳しいものがあります」
「分かっている。クロエも蘭も無理はするな。下手に気取られたくないからな」
「わ、分かりました」
「私も、食堂で働いてる時に気を付けておくわね」
「お願いします」
三組三様で、これからに向けて決意を新たにするのだった。それとみんな、他の人がいる前では『楯無さん』だからな?
「わ、私の身体を弄ぶのが、これからに向けてなのぉ!? あぁぁんっ❤」
「ならやめる?」
「うぅ~……もっとお願いします。こんな快感、逆らえないじゃない……」
――――――
―――
――刀奈side――
「それでお嬢様、例の男子生徒はどうでした?」
生徒会室で書類処理をしていると、代々更識家に仕えている布仏家の幼馴染、布仏虚が紅茶を用意してくれた。
その紅茶の入ったカップを受け取ると、私は目を通していた書類を机に置いて一口含む。うん、美味しい。
「織斑一夏君も吾妻怜二君も、なかなか一筋縄ではいかなそうよ」
「そうなのですか? 本音の話では、吾妻君は隙が無さそうということでしたが」
「怜二君はねぇ……一夏君と違って、女の子が寄り付き過ぎて、ハニトラも引き寄せて来そうな感じなのよ」
「ああ、なるほど」
それっぽいことを言って虚を納得させると、
「だから当初の予定通り、両方に見張りを付けておきましょう。とりあえず一夏君には本音ちゃんを、怜二君には私が付くわ」
「本音はともかく、お嬢様がですか?」
「ええ」
もし虚を見張りに付けたら、篠ノ之博士の存在がバレて大変なことになるからね。それに……
(私が怜二君と会えなくなっちゃうじゃない……!)
それは由々しき問題だ。彼という存在を知ってしまった以上、1日たりとも離れたくない。体がそう訴えかけるのだ。
(でも、もし虚も巻き込めたら……?)
「お嬢様?」
「へ?」
「大丈夫ですか? 先ほどから声を掛けても反応しなかったので」
「あ、ああ、大丈夫よ。学園祭をどうしようかなって」
「学園祭……もうそんな時期でしたね」
虚が考え込む仕草をするのも分かるわ。
IS学園の学園祭は各部活ごとに催し物を出し、それに対して投票を行う。その投票で上位組に入ると部費に特別補助金が出る仕組みになっている。つまり、みんな補助金獲得に躍起になる。
その学園祭と、各国の専用機持ちが立て続けにやって来る時期が重なるのだ。今から頭が痛くなる話よ。
「不幸中の幸いは、織斑先生が味方になってくれることかしら」
「そうなのですか?」
「ええ。昨日先生と話をしたのだけど、あちらも専用機持ちがやって来る件については警戒してて、それに関しては協力してくれるって約束してくれたわ」
「織斑先生が協力してくださるなら、ある程度は安心ですね」
実際には織斑先生どころか、山田先生やナターシャ先生もなんだけどね。さらに非公式ながら、篠ノ之博士も協力してくれることになっている。
『いっくんと箒ちゃんの邪魔はさせないし、れっきゅんに近付いてきたら逆にハーレムに取り込んであげよう☆』
って言ってたし。それにしても、怜二君のハーレムかぁ……あっ、股が濡れちゃそう。
「お嬢様?」
「と、とにかく! まずは来週やって来る予定の、ブラジルの代表候補生について警戒しておきましょう」
「は、はい……」
時々私が固まる所為で、虚に不信感を抱かせちゃったかしら? 参ったわねぇ……。
「それでは、私は学園祭の詳細を掲示板に貼り出してきます」
「ええ、お願いね」
そうして一礼すると、虚が生徒会室から出て行った。と同時に、私は昨日追加されたアドレスをコールした。
「……あ、篠ノ之博……束さん、ちょっと相談があるんですが……」
――刀奈side end――
――――――
―――
「う~ん……」
「どうした一夏?」
久々に一夏達と夕食を食ってたら、唐揚げを食いながら首を傾げていた。
「なんか今朝から、のほほんさんに見られてる気がしてさぁ……」
「のほほんさん……ああ、あの袖がダボダボな子か」
ちらっと見ると、青髪の子と一緒に座っている例の子と目が合った。あっ、慌てて目を逸らした。
「一夏、何かしたのか?」
「何もしてないって」
「浮気とか……」
「い、一夏ぁ!?」
「だからしてないって!」
箒が泣いちまっただろ! と一夏に怒られた。いやそれ、嘘泣きだからな。ほら、泣きつくフリしてお前の胸に頬擦りしてるし。
「そういえば、そろそろ学園祭の時期だよねぇ」
「えっ? 学園祭?」
「確かパンフレットの行事表にもありましわね。一夏さんは見てませんの?」
「……見てない」
「それは……一夏らしいというか」
セシリアの言うパンフレットってあれだよな、入学日に配られたやつ。俺もさらっとしか見てないから、そんな行事あるのか~ぐらいしか覚えがない。
「れ、怜二も見たのか?」
「一応は。ただ、行事の正確な日時は覚えてない」
「マジかぁ……」
「学園祭は今月にあるよ。今日のお昼に掲示板に張り紙がされてたから」
清香の言う今月って、一体いつなんだ? まさか来週とか言わんよな?
「明日のSHRはたぶん、学園祭でのクラスの出し物を決めることになると思うよ」
「出し物なぁ……『織斑一夏のホストクラブ』とか『織斑一夏とツイスター』とか出て来るんじゃね?」
「やめてくれよ……」
学園の女子が喜びそうな企画をあげたら、一夏がげんなりした顔でテーブルに突っ伏した。もう唐揚げ定食は完食したのか。
でも実際、集客率を考えたらあがりそうなんだよなぁ。それにハニトラについても、衆人環視の下にいた方が安全だったりするしな。下手に箒と二人っきりでいるところを狙われるよりは良い気がする。
「とにかく、明日のSHRにご期待くださいってな」
「き、期待したくねぇ……」
残念ながら一夏、もしみんなが『織斑一夏と王様ゲーム』とか提案したら、真っ先に支持するぞ。
というやり取りの後、一夏達と別れて部屋に戻ると――
「お帰り~れっきゅん」
「お帰りなさい。ご飯にします? お風呂にします? それともわ・た・し?」
いつも通りの束と、水着にエプロンというマニアックな恰好をした刀奈さん。そして――
「んん~っ!!」
眼鏡に三つ編みで『お堅いけど仕事は出来る』風の人が、手と足を縛られてM字開脚状態でベッドの上に転がされていた。なんかこれ、昨日も見た状況なんですけど。
「とりあえず、刀奈さんを食べますね」
「え、ええ!? あっ❤」
そんな恰好で誘われたら、最近めっきり衰えた俺の理性が持つわけねぇんだよなぁ!
というわけで、刀奈さんの胸をエプロンと水着ごしに揉みしだく。もしかしたら、セシリアより大きいかもしれない。
「んんっ!❤ わ、わたしより、こっちの子を揉んであげてぇ❤ 」
「こっちの子ねぇ。束、この人は?」
「知らな~い。カタナンが『この子もハーレムに入れたい』って言うから拉致って来ただけだよ~」
「そうか~、拉致って来たのか~」
昨日の刀奈さんより酷い状況なのは分かった。しかも刀奈さんに頼まれたって?
「この子は布仏虚って言って、私の従者兼幼馴染なの」
「従者ねぇ」
「それでね、昨日話した通り、私達は怜二君達をマークしてたんだけど、虚に私と怜二君達の関係を怪しまれちゃって……」
「それで同じ穴の狢にしてしまおうと?」
「いえ~す!」
「むぐ~っ!?」
眼鏡のお姉さんが『そんなこと考えてたの!?』みたいな目で刀奈さんを見る。そりゃそうだ。
とにかく、まずは猿轡を外すか。よいしょっと。
「ぷはぁっ! お、お嬢様! 一体どういうつもりですか!」
「いえ、今言った通りだけど?」
「まさか、お嬢様がすでに吾妻君に取り込まれていたとは……しかも篠ノ之博士も一緒なんて……」
「フフフ……バレてしまった以上は仕方ない。口封じさせてもらおうか……れっきゅん、GO!」
「前半悪党っぽいセリフなだけで、結局そうなるのな」
まあ、実際悪いことしようって話なんだけど。
「それと怜二君、安心して。虚は年下趣味だから、怜二君はドストライクよ」
「お嬢様ぁ!?」
「実際どうなの? 怜二君を見て」
「ど、どうと言われましても……」
「キスとかしてみたくない?」
「いいんですかぁ!?……あっ」
うーんこの。
「というわけだから、怜二君も罪悪感なんか感じずに、虚を楽しんじゃって♪」
「まあ、本人がその気なら……」
「いえあのっ! 私はその気とかそういうんんっ!」
とりあえずキスをご所望らしいから、まずは唇同士を重ねるだけの軽いキスを。
「んんっ! んん~っ! んぅ、んん……❤」
最初は首を振って唇を離そうとしていた虚さんだったが、段々目がトロンとして来て、逆に俺の唇を啄み始めた。
「はぁ……❤ こ、こんなのダメなのにぃ……私もお嬢様と同じように、堕とされちゃうよぉ……❤」
「いいのよ虚、貴女も一緒に、怜二君の女になって可愛がってもらいましょう」
「彼の、女に……?」
「私はもう、怜二君に触れられただけで幸せになっちゃう体になっちゃったの。だから虚も、一緒に幸せになっちゃいましょう?♪」
「あ……ああ……」
虚さんの太ももを触りながら勧誘していくと、
「私も……吾妻君の、怜二君の女にしてください……❤」
無事陥落した。
「それじゃあ、もうこれはいらないわね。よいしょっと……きゃぁ!?」
そう言って虚さんを拘束していた縄を外すと、がばっと刀奈さんがベッドの上に押し倒された。
「う、虚?」
「お嬢様も、私と一緒に幸せになりましょう……?❤」
「……つまり虚さんは、刀奈さんと一緒に気持ちよくなりたいと」
「はいぃ❤」
「ええ~っ!?」
「あはっ☆ なんか面白い展開になって来たね♪ 束さん的には面白そうだからヨシッ!」
「そういうことなら。……束はこの後に、な」
「きゅぅぅぅんっ❤ れっきゅん、そのセリフは卑怯だよ~❤ でも待ってるね~❤」
最近五反田母娘や刀奈さんと、部屋に戻っても束を構ってやれてなかったからな。きちんと約束してやろう。
「さて、と。お待たせしました。それでは始めましょうか」
「はい。私と一緒に、お嬢様を……❤」
「あ、あれぇ!? なんか趣旨が変わってない!?」
「あぁぁぁんっ!❤ だ、ダメェェッ、虚ぉ、そんなところ舐めちゃやぁぁぁ!❤ じゅるじゅるエッチな音立てないでぇ!」
「ふふっ、お嬢様、お綺麗ですよ。はぁぁぁんっ!?❤ れ、れいじくん、不意打ちは卑怯ですよぉ……❤」
「ダメッ、ダメェェェッ!❤ 二人一緒にそんなにされたらっ、私っ、イクッ! イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅっ!!❤」
「んぅっ❤ れっきゅんがあの二人とシてるの見てたら、束さんも興奮しちゃった♪ ああぁぁっ、れっきゅんを感じるよぉ❤」
「はぁぁぁぁぁぁんっっ!!❤ はぁ……はぁ……れっきゅん、これからもずっと、一緒だからね❤」
二学期に入って俺は、二夜連続で女子生徒、しかも生徒会のメンバーを手籠めにしたのだった。
そしてこれは二人に失礼なのは承知なんだが、やっぱり俺は、束が一番のようだ。
「お風呂から帰ってきたら、ハーレムが増えてた」
「ええ。清香さんの仰る通り、そうなってましたわね」
「にぃに、またお嫁さん増えた!」
「更識さんに続き、布仏さんもですか……」
「さすがダーリン!」
<今日の???>
「やっと準備が整いましたか」
「いやぁ申し訳ない。エミリー達を説得するのに時間が掛かっちゃって」
「まったく……孤児院の子供より、こちらの方が重要なのですよ? なにせ――」
「あーはいはい。分かりましたから。それより早く日本に行きましょう。重要な案件なんですよね?」
「……そうです。そして貴女の行動如何によって、孤児院の子供達の行く末が決まることもお忘れなく」
「……分かってますよ」
(あの子達のためにも、私が織斑一夏と……)
さっそく虚さんが巻き込まれました。すまんな、弾。(ニチャァ
次回への伏線。(伏せられてない)
そして今更ですが、小生やらかしてます。
「グリ姉の情報? ISABのオフライン版で復習するかぁ」
ISAB起動
「げぇ!? グリ姉メインストーリーにほとんど関わってねぇ! 情報少なっ!」
……どう書きましょうね?