IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~   作:シシカバブP

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大して話が進まなくてサーセン。そして文字数も少なくてサーセン。


第31話 忍び寄る魔の手(噛ませ犬)

 寝てる間に女の子を手籠めにしていた。な、何を言ってるか分からねーと思うが、俺も何をしたのか分からなかった……。

 

「それで、どうして本音がここにいるの?」

「うぅ~……」

 

 そして目の前には、虚さんによって正座をさせられてるクラスメイトであるのほほんこと、布仏本音が。というか、この二人が姉妹だって今更知った。

 そんなのほほんさんのポケットを刀奈さんが探ると、寮のマスターキーが出てくる。セキュリティガバガバなんですけどぉ!?

 

「最近、かいちょーやお姉ちゃんの様子がおかしいから、もしかしたられっきゅんを調べてる最中に何かあったのかと思ったんだよ~……」

「それで夜中に忍び込んだら、寝ぼけた怜二君にメロメロにされちゃったと」

「れっきゅ~ん、もっと~❤」

 

 正座してる状態から腕を伸ばしてくるのほほんさん。いや、この状態でよくそんなこと言えるな……。ほら、虚さんも刀奈さんも呆れてるし。

 

「でも仕方ありませんわ。怜二さんに一晩中弄られたのですから」

「そうだよねぇ。ほら、のほほんさん、まだ目がハートマークになってるし」

「ひ、一晩中弄られ続けて……///

「にぃにと一緒に寝れて、羨ましいー」

 

 他の面子はいつも通りの反応だった。特にセシリアとシャルについては割と、な。

 

「それで、のほほんちゃんはれっきゅんハーレムに入る?」

「入る入る~!❤」

「おおっ、すごい食いつき!」

「ホンネって、ウツホと同じであっさり堕ちたわね」

「わ、私、そんなに即堕ちでした!?」

 

 はい、即堕ちでした。まあ、千冬さんほどではないですが。

 

「な、何だ……?」

「いえ、何も」

「ウソをつくな。ついでにキスしろ」

「なんでですか」

 

 千冬さん、貴女が世界最強の女王・ブリュンヒルデって本当ですか? って力尽くでキスしようとんんっ!

 

「あ~! ちーちゃんキスしてる~!」

「織斑先生ずる~い!!」

「あ、あたしもぉ!」

「んん……❤ お前達は学校でもデキるだろう。ここは私やナタルに譲れ」

「あらっ、私もいいの? それじゃあダーリィィン❤」

 

 な、ナタルさんが俺の腕に下半身を擦り付けて……!

 

「ああもうっ! こうなったらお前ら全員相手してやればいいんだろ!!」

 

 変な形で可能性の獣がブチギレて、俺は手初めに一番近くにいた千冬さんを――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「おふぅ……❤」」」」」」

 

「れ、怜二君、すごいわぁ……あの人なんか目じゃなかったわ……❤」

「こ、この前のは手加減してくれてたのね……はうっ❤」

「お嬢様、さすがにその様に脚を広げた状態ははしたな……ひゃうっ❤」

「もうダメだな……怜二無しではもう生きていけない……」

「チフユもダーリンに完堕ちしてるわね❤」

 

 気付けば、俺は部屋にいた全員と致していた。そして……全員揃って遅刻した。

 

 

――――――

―――

 

 

――グリフィンside――

 

 織斑一夏君を籠絡する計画は、遅々として進んでいない。

 理由は色々あるけど、一番の理由は篠ノ之箒ちゃんの存在だ。彼女がいつも一緒にいるから、なかなか一夏君と二人きりになれない。

 そして運よく一人だけになったタイミングを狙っても

 

「あっ、一夏く――」

「おう一夏、織斑先生がこれ運べってさ」

「千冬姉が? 分かった」

 

「一夏――」

「一夏、山田先生がさっき探してたぞ」

「そうなのか? サンキュー」

 

 タイミング悪く、というかもはや狙ってるのかと言わんばかりに、吾妻怜二君が妨害してくる。

 

『織斑一夏に近付いて、彼の遺伝子情報を手に入れてください。その報酬として、貴女が大事にしている孤児院、その移転費用を政府が負担しましょう』

 

 国のお偉いさんが言う通りにしないと、エイミーたちが……

 幸い、来週には学園祭が行われる。1年1組では『ご褒美喫茶』なる出し物をするらしい。そこで一夏君は執事服を着てフロア役をするって話だから、そこで彼に近付いて、一気呵成に迫る。

 

「急がないと……」

 

 連絡役の人が伝えてきた期限は今学期中。この学園祭を逃せば、後は学年別のイベントばかり。だからここで決めてしまおう。

 

――グリフィンside end――

 

 

 あれから、レッドラム先輩が一夏にアタックを仕掛けてくるようになった。

 普段は箒がガードしているから問題ないが、その箒がいない時は俺と千冬さん、それに真耶さんが協力して二人を引き離すように動く。

 そうなると先輩としては、学園祭で一夏が執事をしてる時、もしくは休憩時間で一人になる瞬間を狙ってくるか。

 

「本当は一夏君も生徒会の出し物に巻き込もうかと思ったのよね」

「一夏を?」

 

 ハニトラ妨害を続ける中、刀奈さんが以前に考えていた案を語る。

 

「しかも生徒会の出し物って、一体何をやる気だったんです?」

「演劇よ」

「演劇……演目は何ですの?」

「演目は『シンデレラ』。しかも観客参加型のね」

「なるほど、馬鹿ですか?」

「き、清香ちゃん辛辣すぎぃ!」

 

 いや、馬鹿だろ。なんだよ観客参加型って。虚さんも『清香さん、グッジョブ』ってサムズアップしてるだろ。

 観客参加型ってことは、台本なんかないアドリブだろ? それ絶対話が崩壊する奴だから。

 

「いやぁ、最初は『織斑一夏争奪戦』って題して、投票数の一番多い部活に一夏君を強制入部させる企画だったのよ」

「おい」

「で、その演劇への参加条件に『生徒会へ投票すること』ってことにして票を集めて、あわよくば一夏君を生徒会入りさせようと……」

「千冬さん、教師として、一夏の姉としてどうですか?」

ギルティ(有罪)

「だそうです。刀奈さん、『感度30000倍になれ』」

「えっ、ちょっとどういうこひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!❤」

 

 束ですら耐えられなかった感度30000倍の暗示を食らった刀奈さんは、敢え無く白目を剥いてベッドの上に倒れ込んだ。

 

「それで、当日はどうしよう?」

「そうだなぁ……一夏の休憩時間を箒と合わせるのは無理か?」

「ん~……1回ぐらいなら出来るけど、全部の休憩時間を合わせるのはシフト的に無理かも」

「シャルロットさんの仰る通りですわ。わたくし達の内、タイミングのあった人が一緒にいることも出来なくはありませんが……」

「それ、絶対怪しまれるよね。普段怜二君と一緒にいる私達が、その日だけ織斑君と一緒にいるとなると」

 

 う~ん、と全員が腕を組んで考え込む。これはなかなか難しい問題だぞ。

 

「私やお嬢様はもっとダメですね。そもそも学年が違いますし、織斑君と直接面識もないですから」

「同じ学年で、なおかつ俺と関わった時間が少ない人間か……あっ、本音はどうだ?」

「私~?」

「いいんじゃない? 実際怜二の手籠めにされてまだ数日でしょ?」

 

 鈴、事実だけどわざわざ手籠めって言わんでくれるか? わずかに残った良心が痛むから。

 

「妙案かも。のほほんさんって、わりと一夏にも話しかける場面が多いから、学園祭当日に一緒にいても不思議じゃないし」

「本音、どうかしら?」

「う~ん、いいよ~。おりむーと一緒にお祭りを見て回るだけでいいんだよね~?」

「ええ、それで構わないわ」

「それじゃあ、終わったられっきゅん、ご褒美ちょうだい~」

「「「「「「えっ?」」」」」」

 

 ご褒美って、何を要求する気だ? あんまり高いもんは買ってやれねぇぞ?

 

「れっきゅんのぉ、子種を――」

 

――スパァァァンッ!!

 

「あいた~!」

「何馬鹿なことを言ってるんですか!!」

 

 ガチ下ネタをぶちかました本音の頭を、顔を真っ赤にした虚さんがいい音を立てて叩く。

 

「だって~、せっしーとかりんりん、いつも校舎の陰で――」

「「すとぉぉぉぉぉっぷ(ですわぁ)!!」」

「へぇ、セシリアも鈴も、そんなことしてたんだぁ……」

「そういうシャルロットも、この前蘭ちゃんと一緒だったよね……」

「ちょっと清香ぁ!? なんで知ってるの!?///

「み、見られてた……!///

「あらあら、蘭もそんな色仕掛けをする歳になったのねぇ」

 

 さっきまで作戦会議をしてたはずなのに、もうめちゃくちゃだよ……

 

「まったくガキ共が……」

「あははは……それで、私達はどうしましょうか?」

「我々教師陣は基本巡回だから、1組に張り付くというのは無理だ」

「そうよねぇ。特に私は2組の副担任だから、別のクラスに長時間いるのも怪しまれちゃうし」

 

 真耶さんとナタルさんが同意するのを見て、千冬さんが空中投影ディスプレイを出す。そこには校舎の各階と、教師陣の巡回ルートが表示されていた。

 

「私は警備も担当しているから、学園内を万遍なく回ることになっている。そして真耶は各階の巡回、ナタルも不正に入り込んできた連中の警戒という仕事がある」

「警戒?」

「学園祭になると、必ず産業スパイが紛れ込んでるんですよ。当日は招待券が無ければ学園に入れませんが、逆に言えば券さえあれば入れてしまうんです」

「そして絞ってるとはいえ一般客を入れる以上、警備はどうしても緩くせざるを得ない。そこで私が機密区画を回ったりするのよ」

 

 教師の3人が当日忙しいというのは良く分かった。そうなると、本音に一夏の護衛を任せるしかないか。

 

「どうせいつかは全員孕むんだ。布仏に子種の一つくらいくれてやれ」

「千冬さん、貴女本当に教師ですか?」

 

 女教師からセクハラされてるんですが、女尊男卑なこの世界じゃ訴えられませんか? 無理ですか……。

 

 

――――――

―――

 

 

――???side――

 

 アメリカ西海岸のとあるマンションの一室で、私は恋人のスコールの話を聞いていた。

 

「今回の目標はIS学園にいる、2人の男性操縦者よ」

「ああ、あのISを動かせるっていうガキ共か」

 

 テレビで見たが、平和ボケした青臭いガキだったな。特に2人目は平凡よりちょっとマシって顔だったし。

 

「1人目の織斑一夏をエムが、2人目の吾妻怜二はオータムが担当してちょうだい」

「なんだ、あの冴えない奴かよ」

「ふっ、お前にはお似合いじゃないか?」

「あぁっ?」

「やめなさい、まだ作戦会議は終わってないわよ」

「……ふん」「ちっ!」

 

 いけ好かねぇな、この態度だけはでけぇ新参者が! スコールの命令じゃなきゃ、こんなガキ、このオータム様が……!

 

「まったく……まずはオータムが学園祭の招待券を使って中に潜入。その後2人目を襲って」

「分かった。派手にやっていいんだよな?」

「ええ、思い切りやってちょうだい。そして学園の警備が内側に集中している内に、エムが上空から奇襲を掛けて、1人目とISを確保する」

「いいだろう。その1人目だが、別に生きていればいいんだろう?」

「……あまり派手にやらないでちょうだい。手足を折るくらいならいいけど、再生不能なほどの負傷はNGよ」

「ふふっ、なら多少痛めつけるぐらいにしておこう」

 

 薄気味悪い笑い方をすると、エムはそのまま部屋を出て行った。

 

「なあスコール、本当にあいつを使うのか?」

「ええ。あれでも一応、イギリスの第3世代『サイレント・ゼフィルス』を奪った実績があるもの」

「へっ! その程度、私にだって……!」

「ほ~ら、あんまり怒ると皺が残っちゃうわよ」

「あ、ああ……」

 

 そ、そうやって微笑まれると、怒ってるのが馬鹿みてぇじゃねぇか……///

 まあいいさ。それならスコールの期待に応えて、私があいつより優秀だって証明してやる!

 

 秘密結社『亡国機業(ファントム・タスク)』の実働部隊『モノクローム・アバター』は、私とスコールだけで十分だってなぁ!

 

――???→オータムside end――




オリ主絶倫。そりゃ、朝からハッスルしたら遅刻するよね。

グリ姉、焦る。彼女には学園祭までじっくり焦れてもらいましょう。

のほほんさんはエロい。そして相変わらずのたっちゃんクオリティである。

噛ませ犬さん初登場。ここで出てきたということは……次回、分かるね?
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