IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~ 作:シシカバブP
第34話 まーた転校生が来るけど、どうしよっか?
拝啓、俺をISの世界に送った神様。
春暖の候、貴社におかれましては益々ご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さて、このたび私こと吾妻怜二は、亡国機業なる謎の組織の襲撃を撃退することに成功しました。
つきましては、これを機会に色々と将来について考える所存でございますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
まずは略儀ながら、書中をもちましてご挨拶申し上げます。 敬具
とうわけで、学園祭を終えた俺が何をしているかと言えば
「おほぉぉぉぉぉ!❤ れっきゅんのすごいっ、すごいよぉぉぉぉぉ!❤」
「お、堕ちる! また怜二に、堕とされちゃうぅぅぅぅ!❤」
「怜二さぁぁん、もっと、もっとセシリアのお尻をイジメてくださいましぃぃぃぃ❤」
「ダーリン❤ 私にもセシリアみたいにぃ……それっ、それよぉぉぉ❤」
色欲に溺れ切っていた。主にみんなの希望に応えるために。
「にぃに、ぎゅーってしてぇ!」
「兄様、その、わ、私にも……」
一部、健全な対応もあったが。
――――――
―――
『キャノンボール・ファスト』。それはISを用いて行われる、妨害アリの高速バトルレースだ。
本来は国際大会として扱われるが、IS学園があるここでは、市の特別イベントとして催されるそれに、生徒達は学校行事の一環として参加することになる。
とはいえ、専用機を持ってる方が圧倒的に有利なため、当日は専用機部門と訓練機部門の二つに分けて行われるのだが。
「怜二君、誰に説明してるの?」
「読者の中で知らない人用に、過去自作から丸コピしてきた」
「はい?」
うん、分からないなら分からないままでいいぞ。世の中、知らなくても良いことはたくさんあるからな。
「それで、このキャノンボール・ファストだっけ? こいつが学園祭が終わってすぐにあるんだっけか?」
「うん。IS実習も高機動訓練が入ってくるはずだよ」
「そういえば、清香も専用機部門に出るんだよね?」
「ふぇっ?」
シャルから指摘されて、さっきまで笑っていた清香の表情が固まる。確かに今は清香も専用機持ちだから、俺達と同じ方に出ることになるのか。
「そそそ、そんなぁ! 私が怜二君や、セシリア達とレースするのぉ!?」
「そういうことなら、当日は楽しみにしておくわね。くくく……」
「黒い! 鈴の笑い方が黒いってぇ! そんなに恨まれることした覚えないよぉ!?」
「そう、白を切るのね……ねぇ清香、アンタ最近増えたでしょ?」
「えっ? 増えたって……」
清香が首を傾げると、鈴は思い切り胸を……清香の胸を揉み始めただとぉ!
「ひゃぁぁっ! ちょ、ちょっと鈴!?」
「やっぱり! アンタ大きくなってるじゃない!」
「「「「「「な、なんだってぇぇ!?」」」」」」
「そ、それは……怜二君に揉まれ続けたから……」
「ギルティ!!」
「痛い痛い痛いぃぃ!! もうそれ揉むって言うより握りつぶしてるよねぇ!?」
鈴と清香が暴れ回る中、スッと蘭ちゃんが
「あ、あの、私も怜二さんに揉んでもらったら……///」
「コラァァァァ!! 何怜二に頼もうとしてるのよぉぉぉぉ!!」
「私はまだ成長期なんです! だから怜二さんに揉んでもらったら大きくなるかも知れないんです! 鈴さんと一緒にしないでください!」
「アンタらまとめて死ねぇぇぇぇぇ!!」
「ちょっ、私も!? せ、セシリアシールド!!」
「清香さぁぁぁぁぁぁん!?」
姦しいを通り越してプチ戦争状態に突入してしまった。これはもう、自然鎮火を待つしかないだろう。
というわけで、真耶さん達教師陣3人と、刀奈さん達生徒会の3人、あとはベッドの上でゴロゴロしてる束で今後の話をすることにした。蓮さん、あいつらのお守りよろしく。
「概要は聞いてますが、亡国機業ですかぁ……」
「アメリカでも一部で名が知られているわ。タバネからデータを見せてもらったけど、あのIS、以前
「つまり、米軍が連中の?」
「いいえ。表には出せない情報なのだけど……実はあの機体、以前基地から強奪されたものなのよ」
「強奪……確か刀奈さんとやり合った奴も、強奪したISに乗ってたんでしたっけ?」
英国から強奪された、セシリアの姉妹機だったか。
「ええ。セシリアちゃんにも確認を取ったわ。イギリスのBT二号機、サイレント・ゼフィルス。バイザーで操縦者の顔は見えなかったけど、かなりの手練れだったわ」
「ロシア代表のお嬢様と互角ですか……恐ろしい相手ですね」
「だが、手傷は負わせたんだろう?」
「はい。清香ちゃんと一緒にですが」
「え、清香?」
なんでそこで清香の名前が? ていうか、清香も迎撃に出てたのかよ!?
「すごかったよ~。きよきよが腕を振ったら、相手が地面に叩きつけられて、そこにおじょーさまがドカーンッて~」
「本音、日本語でおk」
「清香ちゃんの『重力爆撃』で敵を地面に縫い付けて、そこに私のIS『
「えげつねぇ……」
「いっそ捕まえてしまえば……とはいえ、初陣の相川が一緒では難しかったか」
まあ、終わったもんは仕方ないですって。むしろ被害なしで終わったことを喜びましょう。
「それよりも、この後すぐにあるキャノンボール・ファスト、これも襲撃されないかが問題じゃない?」
「そうですねぇ。特にこのイベントは市のISアリーナで行われますから、襲撃を受けた場合一般市民への被害が……」
学園内なら最悪教師部隊を出すって手もあるけど、市街地だと武装したISを制圧する方法がほぼ無いからなぁ。ISって、学園外だと展開自体にも制約が掛かりまくるって話だし。
「大丈夫なんじゃないかな~?」
そんな中、ゴロゴロしていた束がポフッと起き上がると、空中投影ディスプレイを表示させた。
「れっきゅんが捕まえた女を調教してたんだけど――」
「ちょっと待て束、今なんて言った?」
「れっきゅんが捕まえた女を調教してたんだけど――」
「聞き間違えじゃなかったかぁ! 怜二ぃ!」
「いや俺ぇ!?」
千冬さん、それはあまりにも理不尽!
「連帯責任だ! 私の胸揉んで気持ちよくさせろ!」
「アンタもう教師辞めちまえ!」
ただの欲求不満な女になっちまってるじゃねぇか! ダメだこのブリュンヒルデ!
「れっきゅんに骨抜きにされたちーちゃんは放っておいて、あの女から絞った情報がこれ」
「実働部隊、モノクローム・アバター……何と言いますか、すごく少数精鋭?」
「マヤ、素直に人手不足って言ってあげなさい。他部隊がいるにしても、たった4人とか少なすぎるわ」
な、なんかあっちはしれっと会議を進めてるし……
「怜二ぃ……」
「ああもうっ! 分かったからこっちに来んしゃい!」
「~❤」
ホントにこれが最強女王なのかよ。俺の膝枕に頭乗せて、おっぱい揉まれて喜んでるこの痴女が。
「れっきゅんの前では、女はみんな痴女」
「束、変なこと言わなくていいから話進めてくれ」
「は~い♪ そんなわけで、一人とっ捕まえて一人は撃破、さらに一人は学園内にスパイとして潜入してるらしいから、残ってるのはリーダー格だけ。どう考えても襲撃は無理だね」
「スパイ?」
「そ。こいつ」
さらにディプレイが増えて、IS学園の制服を着た女子生徒の顔が映し出される。
「ダリル・ケイシーじゃないの!」
「刀奈さん、知ってるのか?」
「知ってるも何も、アメリカの代表候補生よ。まさか、彼女が亡国機業のスパイだったなんて……」
「気付きませんでしたね……」
まさか上級生とはいえ、自分の知らないところでスパイが潜入しているとは思っていなかったのか、刀奈さんと虚さんが暗い顔でディスプレイを見つめる。そして本音だけがいつも通りの顔。
「それでカタナン、どうするの?」
「……束さんのおかげで彼女がスパイだと知れましたから、今はまだ泳がせておきます」
「そう、なら束さんは何もしないよ」
「念のため、手の者に彼女の周りを張らせておきます」
「頼むわね虚」
亡国機業への対応が決まると、次の議題はまたハニトラ要員に。
「キャノンボール・ファスト開催の前に、また転校生が来るんですか?」
「ああ……正直勘弁してほしい」
千冬さんの胃を押さえる仕草が、もはや形式美になりつつある。さっきまで笑顔だったのが、すでに悲壮感が漂っている。
「弟を巡って各国の女が乗り込んで来るんだぞ? それがただ男女の仲になるだけなら一夏が勝手に決めればいいが、裏の思惑があり過ぎて……」
「そうねぇ。一夏君の遺伝子情報欲しさに、代表候補生の家族を人質に取るような国もあるわけだし」
「家族を人質……ああ、レッドラムさんの例ですね」
世話になった孤児院の再建を餌に、一夏へ近づくことを強要された3年生の話だ。これに関してはこっちで孤児院を再建出来るようにして計画を頓挫させたが、次も同じように出来るとは限らない。
「それで、次に来るのはどの国なんです?」
「それはだなぁ……すまん真耶、どこだった?」
「先輩、怜二君におっぱい揉まれて記憶も飛びましたか?」
「ぐふっ! さ、最近後輩の言葉の棘が痛い……」
「もう……えっとですね、次に転入してくる子は……明後日ですか!?」
「あら、ずいぶんと急ね」
操作していた端末にかぶりつく真耶さんの横から、ナタルさんが画面をチラ見する。反対側から俺も覗き見る。
「凰乱音、台湾の代表候補生ね」
「鈴が従姉妹って言ってた子か。でもこの子、一歳年下って書いてあるな」
「えとえと、凰さん……だと紛らわしいですね、乱音さんは飛び級で転入してくる予定になっています」
飛び級なんてあるのか? と思っていたら、刀奈さんが補足説明を入れてくれた。
「確か台湾には、飛び級制度があるのよ。ということは、彼女は怜二君達のクラスに入ってくる可能性が……」
「いえ、それはありません。台湾政府からも、仏独ほどのごり押しは無かったはずなので」
「仏独……ああ、シャルとラウラか」
「にぃに、どうしたのー?」
「いや、何でもないぞ(頭撫ぜ撫ぜ)」
「うにゅ~♪」
「兄様……」
「はいはい」
「~♪」
このドイツ姉妹、別の意味で癒し枠だ。
そして思い出せば、シャルとラウラが転入した時も、どうして3組とかに行かないのか疑問だったな。なるほど、圧力でしたか。
「おそらく彼女は3組に編入されるはずですね」
「なら、一夏との接触を妨害するのも難しくはないな」
「あら、ハーレムには――」
「堪忍してつかぁさい」
レッドラム先輩の時もそうだったけど、もう俺のキャパ的に限界が近いんだって。お前達に愛情(意味深)注いだら空っぽなんだってば。
「れっきゅんなら、もうちょっといけると思ったんだけどな~」
「いや無理だから。束に注ぐ分の愛情減らしてもいいなら考えるけど」
「よしっ! これでハーレム締め切り! 閉廷! 以上! みんな解散!」
ウチの筆頭嫁は自益に敏感なようである。こんなところだけ非常に人間らしいというか。
「それじゃあこの子もグリっち同様、適当に妨害するってことで」
束が強引に締めて、対策会議は終了した。束と本音、人にあだ名つけるセンスが同じなのな。
「ちょっと鈴っ、なんで僕のおっぱい揉むのぉぉ!?」
「どいつもこいつもデカ乳してぇ……もいでやろうかぁぁぁ!!」
「り、鈴さんが乱心しましたわぁ!」
「私達レベルでもがれちゃうなら、真耶さんとかどうなのさぁ!」
「うるっさい! あれはもう現実じゃないのよ!」
「現実じゃないって言われちゃいました……」
「えっと、真耶さん……」
「だから怜二君、私のこと癒してください❤」
「アンタもかい!!」
もうやだIS学園の教員。まともな人がいないじゃん……
「わ、私も一緒にされてる!?」
「ナタルさんが一番悪いわ! このドM緊縛痴女!」
「ひどっ!……でもダーリンに言葉責めされるのも、これはこれで……❤」
……いっそ、この状況を受け入れられるぐらいの変態に堕ちれば、楽になれるのに……
「ところで束、あの女を調教って言ったけど、今はどうなってるんだ?」
「見てみる?」
俺が問うと、束は部屋の壁に手を……って取っ手!?
「秘密のドアがじゃじゃじゃじゃ~ん☆」
ビルの耐火扉みたいに取っ手を引っ張ると、扉の向こうから……
「ご主人様、これからよろしくだワン❤」
「……」
犬耳のカチューシャを付けて、雌犬ポーズをキめたオータムの姿が。あれぇ? 俺、そこまで酷い催眠掛けた覚えないんだけど……。
「れっきゅん専用の飼い犬だよ♪ エロいこともエロくないことも、色々やって可愛がってあげようね☆」
「ワン❤」
いや束、そんな本当の犬にするみたいに顔をわしゃわしゃするとか……
今日も吾妻ファミリーは平和……なのか、段々不安になって来たぞおい。
<今日のグリ姉>
「あぁ……」
「グリフィンさん、大丈夫? 具合悪いの?」
「あ、ああ、大丈夫。ちょっと考え事してただけだから」
「そう、ならいいんだけど」
(だめだぁ! あれから怜二君のことが頭から離れない! せっかく孤児院の問題も解決して、自由の身になったのに! それにしても……怜二君のハーレム、かぁ)
「入ってみたか……何考えてるのさ私ぃ!」
「グリフィンさん!? やっぱり心の病気なんじゃ!?」
乱こ(血に濡れてこれ以上は読めない)
清香、バストアップ。そらオリ主に揉まれ続けてたら、ねぇ? それで現状維持な鈴は(血に濡れてこれ以上は読めない)
オータム、噛ませ犬から雌犬になる。もう、こうなると……スコール、分かってるよね?
グリ姉、空回り時々乱心。最近即落ち2コマが多かったので、いい感じに熟成させようとしてます。
次回、第2の刺客現る! ちなみに、鈴よりも胸大きいらしいですよ。