IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~ 作:シシカバブP
(元々か)
運動会のリハーサルってやったことあるだろうか? 俺は学生時代(前世)、小中高と一貫してやったことがない。そしてIS学園の運動会も、リハーサルは存在しないらしい。つまり……
「始まったな……」
「ああ、始まったな……」
ポンッポンッと花火が上がる中、俺と一夏は半ば脳死状態なセリフを吐きながら、日差し除けのテントの下で視線を彷徨わせていた。
ヴィシュヌの件を聞かされたのがついこの前だと思うぐらい、あっという間に時間が流れていたのにビックリだ。
そんな俺達の前に、さっそく一夏を見つけた箒が近づいてくる。
「一夏、何をぼんやりしている!」
「いや、なんというか……」
「なんだ、はっきり言え!」
「箒の姿が……」
「……」
顔を真っ赤にした一夏に指摘され、箒がスッと自分の姿を見る。
束と同じ篠ノ之家由来なのか、上着のシャツは胸部装甲の圧力を受けて伸び伸びに。そして下はなんと……!
「……少々シャツが窮屈だが、下のブルマーはピッタリで動きやすいし、特におかしな箇所はないが?」
「そこなんだよぉ!!」
そうこの世界、なんとブルマーが未だ生存しているのだ……! 正確には一度絶滅した後、女尊男卑の風潮とともに『機能性の高さと、健康美観を強く主張するもの』として復刻されたんだとか。
「そもそも一夏、お前はこれよりすごいものを毎日見て――」
「やめてくれ!?」
「あのー、そういうのは二人っきりの時にしてくれませんかねぇ?」
「そうだぞ箒! 怜二がいる前でそういうセリフは――!」
「というわけで、あとはごゆっくり~」
「怜二ぃ!?」
箒が一夏の手を取って自分の胸に押し付けようとしてるが、俺には関係ないね。
ということがあったわけなんだが……
「やっほ~怜二君、どう? 私達の艶姿❤」
「わたくし、脚のラインには自信がありますのよ❤」
「怜二、目が泳いじゃってるよ? ぼ、僕も恥ずかしいんだけどね」
「れっきゅんも男の子なんだね~」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいけど……怜二君に見て欲しいな❤」
「にぃに、似合ってる?」
「兄様……」
俺の目の前には、さっきの箒と同じく体操服ブルマーに身を包んだハーレムの面々が……。
(えっ、ナニコレヤバイ。普段ISスーツとかもっとエロい恰好見てるのに、ドキドキが止まらないんですけどぉ!?)
清香はハンドボール部で運動してるからか、引き締まった太ももがいい。
セシリアも自己申告するだけあって、スラリと伸びた脚が……というより、すごく安産型な尻に目が行きそう……。
シャルと静寐は少し恥ずかしそうにしてるが、そうやって足をモジモジされると……。
本音は……すごい振動。何がとは言わんけど。
ラウラとクロエは普通に癒される。いやラウラ、あんまりピョンピョン跳ねるな。ヘソチラっていう、難易度の高い性癖を俺に植え付けようとするんじゃない。
つまり何が言いたいかって……
(みんなエロい!)
あれ? 学校の運動会ってこんなんだっけ? もっとかったるいものだった記憶しかないんだが。おいコラ清香、ブルマーの位置直しする振りしてチラ見せしてくんな、俺の理性を壊すつもりか。
「清香、他の連中がいないからってどうなんだそれは……」
「ん? 私達しかいないから、こうやって開放的にやれるんだよ? 少なくとも怜二君以外の男性には、見せられないねぇ♪」
今俺達がいる生徒待機用のテント、ここにはハーレム関係者しかいなかった。しかもこのテント、他のテントと違って正面も閉じられてるんだけど。普通運動会のテントって、正面は全開だよな?
他のクラスメイトは別のテントにいる。なのに俺達だけ、このテントにある意味"隔離"されているのだ。
『吾妻とハーレム連中は、別のテントだ』
『はい?』
『お前達のイチャラブを見せると、他の連中に悪影響が出かねん』
『それってつまり隔離――』
『寮と同じようにするだけだ。いいか、吾妻達に用がある場合でも、すぐ中に入るな』
『『『は~い!』』』
千冬さんからの指示に、他のクラスメイト達は誰一人疑問に思わず返事をしていた。泣けるぜ……。
『私や真耶も、途中でムラムラしたらここに来る。しっかり相手をしてくれ』
『……それ、教師が生徒に言っていいセリフです?』
『何を言っている。そのためにお前達、というより怜二を連中の目から隠したんだ。それぐらい察しろ』
『この人私利私欲のためにやらかしたぞおい!』
というやり取りもあったそうな……というかあった。……俺も自分の中にいる獣の手綱、手放していいか?
「ほらアンタ達、開会式が始まるから――って何やってんのよぉ!?」
「うわ~、さっそく盛ってるよ……あっ怜二さん、あとでアタシとお姉ちゃんの感想よろしく♪」
「みんな姑息……吾妻君、あとで私のお尻触ってもいいよ❤」
「かんちゃんの方が姑息だよ~!」
1組以外の面々もやってきて、そろそろ収拾がつかなくなりそうなんですが。つーか鈴が言った通り、開会式が始まんだからさっさと行くぞ。
「お邪魔します。怜二さん、今日こそはハーレムに――」
「ぬがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ここまで来るのかよ
――――――
―――
「それでは、これよりIS学園・秋の大運動会を開催します!」
刀奈さんの宣言で、わぁぁ!と歓声が上がる。今年は優勝した組(しかも各学年)に賞品が出るんだとか。その予算は、この前学園に侵入した連中の身代金からなんだとか。
「選手宣誓、織斑一夏!」
「俺ぇ!?」
これ、いつも通り刀奈さんの突発無茶振りか、それとも一夏が忘れてただけか。どっちもあり得るから反応に困るなぁ。
なんとか無難な宣誓をした一夏が壇を降りると、入れ違いにまた刀奈さんが壇上に。
「それと織斑君、篠ノ之さんとイチャラブする時は場所に注意してね。吾妻君達と違って、隔離用のテントは用意してないから」
「あんた何言ってんだよ!?」
「分かりました。スる時はコッソリします」
「箒ぃぃ!?」
刀奈さんや、はっきり隔離用言いやがったな。そして箒は平常運転すぎるんよ。
「さあ、優勝するわよー!」
「「「「おーっ!」」」」
「さすが、優勝賞品があると気合が違うな」
「そうだねー。ちなみに怜二君は、賞品が何か知ってる?」
「いや、知らん。ってことは、何がもらえるか公表されてないのか?」
「うん。織斑君も会長さんに聞いてみたらしいけど、『それは優勝してからのお楽しみ♪』だってさ」
それはなんというか……そこはかとなく不安になるな。いつぞやのデザートフリーパスとかじゃないのか?
不安をよそに、さっそく午前の競技一発目、50m走が始まった。つまり俺の出番だな。
「れっきゅんが50m走か~。普通過ぎるね~」
「普通でいいだろ普通で」
順番を待ってる間、本音に普通だなんだと言われたんだが。お前の軍事障害物競走が変過ぎるだけだと思うぞ。
「あら怜二、アンタも50m走なの?」
「鈴か。ってことはお前も?」
「ええ、足には自信があるのよ。怜二も抜けない記録を出してやるわ!」
「ほほう、それはそれは」
「なによぉ、気のない声出して」
鈴にジト目で見られるが、俺はそんなこと気にする余裕もなく……
「うん、やっぱブルマーはいいな……あっ、やべ」
「何バカ言ってんのよぉ!」
「なんかもう、テントの中で頭馬鹿にされたっぽい」
「ああ、あれはね……」
ついつい性癖がボロッと漏れるぐらい、開会式後は大変だった。
ホント、肌の表面積はISスーツと変わらんはずなのに、どうしてブルマーってやつはぁ……!
「それに鈴だって、エロい方穿いてるし」
「エロい方言うな! こっちの方が機能性が高いのよ!」
そういう鈴のブルマーは清香と同じく、半ば意図的にハミケツさせる形状をしていた。(すげぇ失礼
確か清香が『ハードサポート・ブルマー』とか言ってたっけか。
「もうっ! アンタが変なこと言うから意識しちゃったじゃない! ……これが終わったら、覚悟しなさいよね❤」
「お、おう……」
うん、どうやらやらかしたようだ。……俺、この運動会が終わったら"外でスる"癖が増えてないことを祈る。
「怜二、50m走新記録おめでとう! はい、僕のお尻触っていいよ❤」
「ちょっとシャルロット! あ、アタシが最初、よね?❤」
「お姉ちゃんずるい! れ、怜二さん……❤」
「にぃに独り占め、ダメ!」
50m走を走り終えてテントに戻ってみれば……天国か地獄か。いや、男としては天国なんだろうけどさ。なけなしの理性とか、マイサンの体力の心配とか色々、な?
「ご安心を。束さんから精力剤を預かっておりますから」
「ナイスだよセシリアッ!」
「おいぃぃぃ!?」
束ぇ、貴様ぁぁぁ!
「失礼しま~……あらあら、もう始まるんですか?」
「Heyダーリン! チフユもナイス対応ね。これなら××とかしても周りに迷惑かけないし❤」
「私は競技に参加出来ませんけど、怜二さんを癒すことは出来ますよぉ❤」
「なんだ、まだ始まってなかったのか。てっきりデュノアか凰辺りが1回戦目を終えてると思ったぞ」
「だから教師としてのセリフぅ!」
もう、なんていうかね……。
「れ、怜二さん、すごっ、ひぃぃぃぃぃ!❤」
「ちょっと激しっ、誘ったのはアタシ達だけど、んあぁぁぁ!❤」
「いいぞ怜二っ! もっと、もっと突いてくれぇぇぇ!❤」
「んふっ、いいですよ? 私のおっぱい、いっぱいイジメてください❤」
ヤッてやりました。
「怜二君、50m走お疲れさ……ま……」
「わ~、これはすごいことになってるねぇ」
刀奈さんとグリフィンがやってきた時には、テントの中はモザイク必死な状態になっていた。
「もちろん、私達も、よね?❤」
「除け者はいけないよね?❤」
「……色々覚悟しておけよ」
「おほぉぉぉっ!❤ れ、怜二くぅん! ダメッ、奥すごっ、はひぃぃぃ!❤」
「おっ、おぉぉぉぉぉ! お、おっぱい吸われただけでっ、んぐぅぅっ!❤」
――――――
―――
――ヴィシュヌside――
「はぁ……」
IS学園に編入してから数日。タイ政府からの『レイジ・アヅマのハーレムに入れ』というオーダーは、あれから全くと言っていいほど進んでいません。
指示通り接触を試みているものの、いつも彼の担任である織斑先生に邪魔されている状態です。
だからでしょう、業を煮やした政府高官から新たな指示が来たのは。
『運動会開催中、タイミングを見計らってレイジ・アヅマを連れ出し、"既成事実"を作れ』
既成事実、それが何を意味しているかは、私も理解しています。ですが……
(いいえ、我が身可愛さで失敗していい任務ではありません)
そう、これは祖国からのオーダー、代表候補生である私が拒否するなんてとんでもない。それにお母さんだって、私になら出来ると後押ししてくれたのだから。
お母さんの期待に応えるためにも、政府の
(アノカタノメイレイハゼッタイ)
「……シーさん、ギャラ……、ギャラクシーさん?」
「はっ!?」
突然聞こえた声に驚き振り返れば、同じ3組のクラスメイトが心配そうな顔をして私を見ていました。
「大丈夫? さっきから声かけてたんだけど」
「そ、そうだったのですか? すみません、少し考えごとをしていて」
「そうなの? 悩みがあるなら聞くよ? とは言っても、代表候補生の悩みを解決出来るか分からないけどね」
「ありがとうございます。実は――」
ワタシノメイレイダケヲキケ
「ギャラクシーさん?」
「えっ? あ、ああ、すみません。さっきまで悩んでいたことを
「え~、何それ~?」
「あはは……それぐらいどうでもいい悩みだったみたいです」
ええ、こんな簡単に忘れてしまうということは、取るに足らないということでしょう。
「すみません、少しテントを離れますね」
「分かったよ。ギャラクシーさんが出る競技はまだ先だけど、遅れないでね~」
「はい」
3組のテントから出た私は迷うことなく、目的のテントに向かって歩き出しました。
(吾妻さんと"既成事実"を作る。責任を取ってもらう。私が正妻になって、篠ノ之博士を、タイの国益を、あの方のために――)
「ふ……ふふ……ふふふふふっ❤」
あの方に篠ノ之博士を献上するために。あの方のために、あの方のために――
アノカタノタメニ アノカタノタメニ
アノカタノタメニ アノカタノタメニ
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アノカタノタメニ アノカタノタメニ
――ヴィシュヌside end――
オリ主の獣、限定解除。
ピッチリスーツに飽き足らず、ブルマーまで出てくるなんて……IS、恐ろしいコンテンツ……ッ!
おやっ? ヴィシュヌの様子が……