IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~   作:シシカバブP

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そうだね、ダブルメロンだね。


第6話 ハーレム2人目

 ごきげんよう……なんて悠長に言ってられないんだ!

 

 ======前回のあらすじ======

 

 一夏とオルコットが決闘することになった

 相川さんに催眠セクハラした

 山田先生が部屋に乱入して、束と一緒にいるのがバレた

 

 以上

 ====================

 

「あ、吾妻君!? 学外の人を連れ込むとか一体どういうことなんですか!? というか、そっちの女性は――!」

 

 再起動を果たした山田先生に、詰問を受けてそうになっていたところで

 

「れっきゅん! ()()やっちゃって!」

「あ、あれって」

「このままじゃ非常にまずいから! 緊急回避だよ!」

「うっ……仕方ない」

 

 ごめん山田先生、でも勝手に部屋に入った先生が悪いんですからね?

 

「山田先生」

「なんですか!? 言い訳ならちゃんと……聞いて……」

 

 語気が段々弱まると同時に、山田先生の目がトロンと落ちていく。

 視線を合わせて掛ける催眠術、俺が転生して初めて使ったやつだ。

 

「どうれっきゅん? 罪悪感とか感じてない?」

「大丈夫、だと思う」

 

 なんというか、相川さんの一件の直後だからか、感覚が鈍くなってるんだろうか?

 

「それじゃあまずは、このおっぱいちゃんが騒がないように暗示を掛けようか」

「そうだな。って、俺が掛けるんだよな……」

「頑張れ❤頑張れ❤」

「……後で泣かす」

「わーい! ベッドの上でお待ちしてまーす☆」

 

 "泣かす"であって、"鳴かす"じゃねぇよバカ。

 って、俺も馬鹿なこと言ってないで暗示を掛けることに集中するか。

 

『誰かが駆けつけるような騒ぎを起こさない』

『ドアや窓から逃げようとない』

 

 それっぽいカバーストーリーを話すにせよ、話が拗れて、て、手籠めにするにしても、まずは落ち着いてもらわないとな。

 

――パチンッ

 

「あっ、え……?」

 

 催眠状態から解けた山田先生は、さっきまでの感情が突然なくなったことに困惑していた。

 

「私さっきまで、吾妻君を問い詰めて……そ、そうです! 寮監の織斑先生と相談して――」

「すみません山田先生、織斑先生を呼ぶのは無しでお願いします」

「そ、そんなこと、いくら吾妻君のお願いでも!あ、あれ?あれ……?」

 

 携帯端末を取り出して、織斑先生を呼ぼうとしているのだろうが、呼び出すための指が動かない。だってそう暗示を掛けたから。

 あ~、めっちゃ睨まれてる。まだ2日だけど、あんな目した山田先生見たことない。

 

「吾妻君、私に何をしたんですか?」

「それは「君は今や、れっきゅんの掌の上なのさ!」おい束?」

「掌の上って……それに、束? も、もしかして貴女は……!」

「おっ、知ってるんだ? まあISを扱ってる学園の教員で、束さんのことを知らないなんてモグリもいいところだけどね」

「し、篠ノ之束博士!? 吾妻君、一体どういうことですか!?」

 

 だー……束が混ぜっ返したから、山田先生の質問が振り出しに戻ったじゃんよ。

 

「れっきゅん、とりあえずはおっぱいちゃん「誰がおっぱいちゃんですか!」眼鏡ちゃんに話を聞いてもらうためにも……」

「ためにも?」

 

 

「おっぱいを揉もう!」

 

 

「なんでそうなるんですか!?」「やっぱりか……」

 

 山田先生が顔を真っ赤にして目を見開いてるが、俺は束なら言うだろうと思ってた。実際束相手に俺が取った手(第1話でやった)だし。

 

「眼鏡ちゃんはれっきゅんに揉まれるのは嫌?」

「い、嫌とかではなく、吾妻君は生徒で私は教師なんですよ!? そんなことしちゃ」

「ふ~ん……別に嫌じゃないんだ?」

「そんなこと言ってません!」

「往生際が悪いなぁ。れっきゅん、GO!」

「いや、GOって……」

 

 もう素直に、今日の記憶消して帰した方がいいんじゃないか? このままだとまた強姦紛いなことに

 

「……れっきゅん、眼鏡ちゃんを見て」

「は?」「え? きゃぁ!」

 

 言われて山田先生の方を見てみれば、束が山田先生のダブルメロンを下から持ち上げていた。

 

「うわすごっ! ほらほら、れっきゅんも興味あるよね~?」

「吾妻君、見ないでくださいぃ……」

 

――ゴクリッ

 

 俺の中の獣に、ちゃちな理性が56された瞬間だった。

 

「山田先生……」

「だ、駄目です! 吾妻君、正気に戻ってあぁぁぁぁぁぁんっ!」

「もうこれで、れっきゅんからは逃れられないよ~。……束さんもこれで何度もイかされちゃったし……///

 

 後半頬を赤らめながら呟く束は後で可愛がるとして、俺は目の前の巨大な双丘を鷲掴みにした。

 

「んひぃぃ! だ、だめですぅ……あぅぅん❤ど、どうして……? いつもはこんな……」

「れっきゅんの手、いつも自分でするより気持ちいいのかにゃ~?」

「やぁぁ! 言わないでぇぇ……///

 

 俺がイーグル師匠の力で、束が精神口撃で山田先生を攻め立てる。

 そして、かつて束にもそうしたように、山田先生が絶頂する瞬間、

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁ❤ ……えっ」

 

 ピタッと手を止めた。

 

「ど、どうして……」

「ちょっとの間だけですけど、正気に戻りました」

「な、なら……」

「あ、また」

「ひゃぁぁぁぁぁ!」

 

 ゴールドフィンガーが止み、気が緩んだところでモミモミ再開。

 そしてまた、絶頂する直前で寸止めストップ。

 

「ひ、ひどいですぅ……!」

「最後まで"したい"?」

「それは……」

「でもそれには、れっきゅんのもの()にならないとね~」

「あづまくんの、ものに……?」

「うん♪ 束さんもれっきゅんのもの()になったから、毎日可愛がってもらえてるんだしね~☆」

 

 束さんや、一応事実ではあるが、そんなニッコニコ笑顔で言われると反応に困る。とはいえ

 

「山田先生」

「あづまくん……」

「先生が本当に拒否するのであれば、これで終わりです」

「おわ、り……」

「はい。今日の記憶は消させてもらいますが、これ以上先生に手は出さないと誓います」

「え~? でも仕方ないか~。れっきゅん女の子を傷付けるのはNGだもんね~」

「現時点でも、そこそこ傷付けてる気がするがな」

 

 それでも"初めて"を奪ってはいないし、後は俺と束に蹂躙された記憶さえ消してしまえば、一応は元通りと言えなくもない。

 

「だから、あとは先生が決めてください」

「わ、私は……」

「私は?」

 

 

「吾妻君の! 怜二君のもの()になります! だから、だからちゃんと最後までしてくださいぃぃ!」

 

 

「……いいんですか?」

「もういいんです! 教師とか生徒とか! それよりも怜二君に触って欲しいんです! 私の心を、怜二君でいっぱいにしてください!」

「分かりました……いや、分かったよ、()()

 

――キュウッ

 

「あ、あぅぅぅぅぅぅ! 怜二君! れいじくぅぅぅぅぅん!!」

「おっと」

 

 俺の名前を呼びながら果てた真耶が倒れそうになるのを、束と二人がかりで支えながらベッドまで移動させた。

 ……寝かせた時に先生のπが揺れて、束が「おほっ」とか言ったのは聞かなかったことにしておく。

 

「やったねれっきゅん♪ 束さんに続く、ハーレム2人目GETだぜい!」

「ポケ○ンじゃねぇんだぞおい。はぁ……」

「後悔してる?」

「……不思議としてない」

 

 正直に言う。『私の心を、怜二君でいっぱいにしてください!』と言われて、心の中の俺がめっちゃ小躍りしてた。

 山田先生――真耶のような女性にそんなこと言われたら、喜ぶだろうって。お前がそうなるように手籠めにしたんだろうって? あっ、うん……。

 

「んん……」

「山田先生、自力で立てそうですか?」

「真耶」

「はい?」

「他に人がいない時は、真耶って呼んでください」

「え、あの……んっ!?」

「ん……んふぅ……///

「おーだいたーん」

 

 腕を頭の後ろに回され、唇を重ねられた俺に束の煽りを聞く余裕は無かった。

 本当に、唇を当てただけのキス。けれど真耶の、気持ちを伝えようとする必死さが感じられて、心が温かくなった気がした。

 

「あ、あの、怜二君?」

「はい?」

「じ、実は私、今まで男の人と付き合ったこととかなくて……」

「そ、そうなんですか? 束と違って逃亡生活してたわけじゃないだろうし「にゃにをー!」、真耶さんほどの美人なら男共も黙ってないでしょう」

「それがですねぇ……私って女子校を出た後は代表候補生の養成所みたいなところに入ったから、周りはみんな女の子ばかりで……」

「あ~……」

 

 出会いが無かったと。……代表候補生の養成所?

 

「もしかして真耶さん、代表候補生なんですか?」

「いえいえ、"元"ですよ。結局候補生止まりでしたし」

「でもそれは仕方ないんじゃないかな~? まーやんが候補生になった時って、ちーちゃんも一緒だったでしょ? そりゃ代表の座を奪うのは無理だって」

「そう、ですよね。というか、まーやんですか……」

 

 どうやら束の中で、真耶さんの呼び名が決まってしまったようだ。でも、俺の"れっきゅん"よりはマシじゃないかな?

 

「真耶さんが異性と付き合ったことがないのは分かりましたが、それが?」

「なのでそのぉ、あのぉ……」

 

 言おうか言うまいか迷っている風だったが、真耶さんは覚悟を決めたのか

 

 

「私の"初めて"を、怜二君にもらってほしいです……!///

 

 

 ……束の時もそうだけど、そのセリフは反則だって。

 

――――――

―――

 

 

―清香side―

 

(あわわわ……っ! 私、一体どうしちゃったんだろう……!?)

 

 学生寮の部屋に戻った私は、ベッドの上で頭を抱えてのたうち回っていた。

 理由は当然、さっきまで一緒だった吾妻君のことだ。

 カップ数を聞かれたり、胸を揉みたいとお願いされた。()()()()()。問題なのは……!

 

(なんで!? なんで私、吾妻君におっぱい揉んで欲しいなんて……!)

 

 吾妻君から『お願い』されたわけじゃないのに、どうして私、あんなこと言っちゃったんだろう……!?

 

「ああああああああああ!」

「ちょ、ちょっと清香?」

「あ、ああ、ごめん。変な声出しちゃって……」

 

 頭が混乱し過ぎて、隣にルームメイトの谷本癒子がいるのも忘れて唸り声出しちゃった……。

 

「何か悩み事?」

「悩みと言うか、過去にやらかしたことを思い出しちゃって……」

「なるほど……」

 

 えっ、な、何? 私の顔じっと見てなんなの癒子?

 

「そなた……恋をしておるな?」

「ななな、何言い出すの!?」

「え、何その反応。まさか本当に……」

「違うから! 全然そんなんじゃないから!」

 

 ブンブン頭を振って否定すると、癒子は怪しむような目を向けていたけど

 

「ふーん……まいっか。まあ、もしその相手が織斑君だったら、競争率高そうだよ。最近だと上級生も目を付けてるらしいし」

「織斑君かぁ、確かに2年生の先輩達に声掛けられてたね」

 

 結局それも、篠ノ之さんが追い払っちゃったみたいだけど。

 まあ、私には関係ないかな。私は織斑君じゃなくて……って!

 

「だからそうじゃないんだってぇぇぇぇ!!」

「ああはいはい、色恋沙汰じゃないのね、了解了解」

 

 癒子は「分かってますよー」みたいな顔して、自分のベッドに戻っていった。

 

(言えない……吾妻君の顔がちらついて大声上げちゃったなんて、言えないよぉ……)

 

 その夜、私は悶々とした気持ちを抱えたままベッドに横になったけど全然眠れず、翌日

 

「清香、大丈夫……?」

「た、たぶん……」

 

 癒子に心配されるぐらい寝不足でぐったりしていた……。

 

―清香side end―

 

 

――――――

―――

 

 改めてごきげんよう、吾妻怜二だ。冒頭ではきちんとした挨拶も出来ずにすまない。

 昨晩色々あった結果、どうなったかというと

 

「おはよ~……」

「おはようございますぅ……」

 

 1つのベッドで3人川の字になって寝ました。ええ。

 両サイドに巨乳美人が全裸で寝ている光景というのは、凄まじいものがあるな。何があったかは……想像にお任せする。というか、たぶん想像通りだと思う。

 

「私、怜二さんに……(ポッ)」

「初々しいね~」

「そうだな。束もこんな感じだったっけな」

「ふぁひゃっ! そ、そんなことは思い出さなくていいの!///

 

 

 

 その後、廊下にまだ人影が無いことを確認し、真耶さんがそそくさと自分の部屋に帰って行った。

 

『人の目がある場所では、私達は教師と生徒です。私も"吾妻君"と呼びますから、吾妻君も私を呼ぶ時は"先生"です。いいですね?」

『分かってますよ、山田先生』

『はい! ……ですが、周りに人がいない時は、"真耶"に甘えさせてくださいね、"怜二君"』

 

 束とは違う甘え方に、俺のハートはイグニッション・ブーストになっていた。(意味不明)

 

 そんな感じで、ある意味気持ち軽やかに朝飯を食おう――

 

「……一夏、大丈夫か?」

「ダメかも……」

「ふんっ、あの程度でへばるとは軟弱者め」

 

 今日は偶然一夏達と食うことになったんだが、大丈夫かこれ?

 一夏は朝からすでにカラータイマーが点滅してるし、箒は箒で機嫌がよろしくなさそうだし。

 

「一体何があったんだよ。昨日は篠ノ之に剣道場へ連れていかれたっていうのは知ってるけど」

「その後、なぜか日が暮れるまで素振りをすることに……」

 

 そういえば、束がそんなこと言ってたっけ。マジでやってたのか……

 

「篠ノ之、一夏が来週オルコットと模擬戦することをご存知で?」

「わ、分かっている! だが、こいつの腕が鈍り過ぎていて、IS以前の問題――」

「はぁ……篠ノ之、ちょいちょい」

 

 席を立って、人気のない食堂の隅っこに箒を連れて行く。

 

「な、なんだ一体」

「お前さぁ、それじゃあ一夏と恋人になるなんて夢のまた夢だぞ」

「な、ななななぁ!?」

「言っとくが、お前が一夏に好意を持ってるのはバレバレだからな?」

「そ、そんなものは! 私はただ、一夏と幼馴染で――!」

「はいはい嘘乙」

 

 ホント面倒くせーツンデレだなこいつ。これじゃあいつまで経っても、一夏に気付いてもらうとか無理だろ。

 

「入学初日を見ただろ。『付き合ってください』ってストレートに告られたのに、買い物に『付き合ってください』と勘違いする奴の神経を」

「それは……そうだが……」

「確かに、いきなり素直になれとか言っても難しいか。なら、まずは『一夏に対して木刀を振り回さない』、これだけ守ってみろよ」

「なぜだ!? 大体あいつが」

「大体一夏が原因なのは見当が付く。だけど考えてもみろ? 『自分が悪かったとはいえ、凶器を振り回してくる奴』に誰が好意を持つ?」

「うぐ……っ!」

 

 火の玉ストレートをぶつけられ、箒が呻く。

 いやだって、凶器を振り回すツンデレとか、それサイコパスの領域なんだもの。そこ改めるのは必須だと思うぞ。

 

「確かに、そうかもしれん……気を付けてみる……」

「そうしてくれ」

「だが、なぜ吾妻は私にそんな助言をする? 私と一夏が……こ、恋人同士になったとして! お前にどんな得がある?」

 

 『恋人同士』のところで顔を赤くしながらも、箒はじっと俺の方を見て問う。

 

「一夏の朴念仁シリーズを見続けるのがしんどい、ただの老婆心、野次馬根性、理由は色々だな」

「……そうか」

 

 納得したのかしてないのか微妙だが、この場ではそう言って、箒は先に一夏のところへ戻っていった。

 

(……束から頼まれてるとは言えないよなぁ。束本人も、自分が関与してるって知られたく無さそうだったし)

 

 本当に、色々難しい姉妹だよ。

 

 

 

 

 

<今日の一夏>

 

「一夏ぁ! またお前はぁぁぁ!」

「うわぁぁぁぁ!」

 

――ゴチンッ

 

「いてぇ! って、木刀じゃない?」

「ふ、ふんっ! こ、この程度なら木刀を使うまでもないと思っただけだ!」

「お、おう……」

(箒の奴、なんか心境の変化でもあったのか? いや、元々木刀で殴りかかるのがおかしかったんだけど……)




みなさんの想像通り、ちょっと強引ですが、まーやんがハーレムINでございます。
ところどころで顔を出す、オリ主のオッパイ星人描写。そんな彼が、ダブルメロンの誘惑に勝てるはずもなく。

そしてこっそり忍ばせた清香side。モブキャラの中で(ry

次回、原作のように代表決定戦までキングクリムゾンするか、もうちょっと引き延ばすかは妄想のノリ次第ということで。
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