IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~ 作:シシカバブP
だからと言うわけではないですが、今話は少し短めです。
第75話 ロリコンじゃない、変態という名の紳士だ
エクスカリバーの件を片付けて日本に戻ったはいいが、IS学園は只今絶賛冬休み中である。
外国籍の生徒はもちろん、日本の生徒も大部分が実家に帰省済みで、寮の中はスカスカの状態だった。
「静寐は残ってたんだな」
「怜二君達が戻って来るのを見届けてからと思って」
「へ~、愛い子愛い子~♪」
「あ、あわわ!」
こらこら束、あんまり頭撫ぜてやるなって。清香達と違ってまだ動揺するんだから。
さて、どうしてそんな話をしてるかって言うと、今日が12月30日だからであり、セシリア達を見送りに本土側のモノレール駅まで来ていたからだ。
「うぅ、戻ってきたばかりでまたお別れなんて、殺生ですわぁ……」
「言わないでよセシリア……かといって、また脱走してお説教は嫌だし」
「ああ、あれはもう沢山だ……」
欧州3人娘は任務中にボッコボコに説教されたからな。さすがに2度目は無いだろう。鈴? あいつなら前日に、えっと……そうそう、楊管理官! あの人に連行されていった。噂じゃ、元代表候補生って話だけど、鈴を制圧した場面を見たら、信憑性があるな。
「それでは怜二さん、また年明けに」
「三が日、だっけ? それが過ぎたら日本に戻って来るからね」
「お姉ちゃん、また脱走しないといいんだけど……」
ヴィシュヌ、グリフィン、乱の3人も同じように見送り、残っている面子は俺と静寐ぐらいか。あと員数外で束(一応変装中)。
「しずりんも、この後実家に帰省するんだよね?」
「はい、その予定です」
「これが所謂『実家に帰らせていただきます』ってやつだね♪」
「いやいやいや! まだ怜二君と結婚すらしてませんよ!?」
「こらー、ここ外なんだから色々危ない発言は慎めー」
束も、静寐が揶揄いやすいからってやりすぎだっての。
「あはっ。きよぴーなら『この泥棒猫ぉ!』とか言って、ノリノリで演技してくれるからつい」
「あいつと一緒にしたらダメだろ」
「でも好きなんだよね?」
「当たり前だ馬鹿」
ノリのいい女は嫌いじゃない。というか、もし嫌いだったら束はすでに廃品回収行きだろう。
「……な~んか失礼なこと考えてなかった」
「考えてない考えてない」
――ペチペチッ
「あふんっ❤」
「ええ~……」
静寐、こうやっておっぱいビンタするのが俺と束のコミュニケーションなんだ、なるはやで見慣れてくれ。
――――――
―――
なんやかんやで静寐を見送った後、寮の部屋には俺と束だけが残った。他の人と言えば
更識・布仏姉妹:帰省中
千冬さん:韓国大使による連日の抗議(罵詈雑言)でついに堪忍袋の尾が切れ、キン肉バスターをブチかまして始末書作成中
真耶さん:キン肉バスターを食らった大使を助けようとして躓き、ラリアット(事故)で止めを刺して始末書作成中
ナタルさん:ごくごく普通に、エクスカリバー事件の報告書を作成中
五反田親子:帰省中
……千冬さんと真耶さんが可哀そうだと思うのは俺だけか?
「ところでれっきゅん」
「ん?」
「J●とイチャラブしてみない?」
「何馬鹿言ってんの!?」
お前、本格的に俺を犯罪者に仕立て上げようとしてきたな! 女に催眠術かけて食ってる(意味深)時点で犯罪だけど!
「ナイスリアクション! そしてれっきゅんの返答の如何に拘らず、すでにご用意してありま~す☆」
「ファッ!?」
束が『カモ~ン』とか言って手をパンパンと叩くと秘密のドアが開いて、中からスコールと……
「こちらになります」
――ガラガラガラッ
台車に乗せられた、アイドルが着るような衣装の少女達が……
「は……」
「犯罪だー!」
ウッソ拉致ったの!? とうとうIS学園、というか一夏&箒と関係ないところにまで手ぇ出す気かよ!? あっ、そういう俺も、蓮さんに手出してたな……(フラッシュバック
「コラコラれっきゅ~ん、セルフ鬱とか生産性のないことはやめようね~♪」
「いやお前、本当に何の関係もない奴に手出したのか?」
「いいや? この2人も大いに関係者だよ」
そう言って、空中投影ディスプレイを出して俺に見せてきた。……えっ、カナダの代表候補生?
「ファニール・コメットとオニール・コメット。双子で代表候補生って面白い人材だよね」
「マジか……もしかして」
「そのもしかして、だよ。月刊代表候補生1月号はこの子達ってわけ☆」
「まだ続くのかよ……」
ヴィシュヌで打ち止めだと思ってたのに……一体いつになったら終わるんだよ。……っていや、問題はそこじゃない。
台車の2人を確認すると、どうやら眠らされてるだけらしい。呼吸音とともに、慎ましい胸部が上下に動いて……って、いやいやいや!
「興奮してきた?」
「やめぇい!」
『でも君、小さい子も好きでしょ?』
限度があるわ! お前の"可能性"には"性癖開花の可能性"しかないのかよ!
「らーちゃんとか蘭ちゃん抱いてるのに、今更じゃない?」
「ラウラは同じ1年、蘭ちゃんも1個下だからまだセーフって言い訳できるが、これは無理だろ!」
「あれ、れっきゅん知らないの?」
何を?
「らーちゃんって試験管ベビーだから、実際に生まれてからまだ数年しか経ってないんだよ」
「お、おん?」
試験管ベビーってことは、人工授精で生まれたってことか? それでまだ数年って……んんっ!?
「つーまーりー、らーちゃんは表向き1●歳だけど、本当は●歳なの!」
「ほ、ほげぇぇぇぇぇぇ!?」
●歳!? 一桁!? そ、そんな奴相手に俺、あんなことやこんなことを……! オワタ
「だからね、今更この双子をモグモグ(意味深)しちゃったところで罪が増えたりはしないんだよ♪」
「そんなのアリぃ……?」
「アリなんだよ。ね、スコール?」
「はい。それとご安心ください、2人とも"初めて"です」
「何を安心しろと!?」
『ねーねー、いい話があるんだけど――』
あ゛~……もういいや。俺の最終防衛ライン、すでに突破済みだったんだよ。なら、淫獣の話を聞いてもいいよな?(白目
――――――
―――
「んん……あれ……?」
催眠を掛け終えて少し、双子が目を覚ました。
「ここ、どこ?」
「ライブのリハーサルが終わって、楽屋に戻って……」
2人とも状況が飲み込めていないのか、頭を振りながら辺りを見回す。が、俺の視認すると
「「お兄ちゃん!」」
まるで飼い主を見つけた子犬のように、文字通り飛びついて来た。
催眠によって2人は【吾妻怜二という兄代わりの存在がいる】と刷り込まれてます、はい。
「お兄ちゃん~❤」
「ちょっとぉ、オニールばっかり甘えてズル~い! えいっ❤」
「うぉ!」
えっと、オレンジ髪がファニールで、青髪がオニールだったっけ? と、とにかく2人が争うように俺に体を擦りつけて……これ催眠効き過ぎでは?
「元々"甘えられるお兄ちゃんが欲しい"って願望でもあったんじゃないかな?」
「なるほど……いや束、見てないでどうにかしてくれん?」
「なして? れっきゅんだって満更でもないでしょ?」
「それはそうなんだけど、スキンシップが激しいっていうか……」
「お兄ちゃん❤」
「お兄ちゃん……❤」
こ、これは……催眠掛けた時、ISスーツに着替えさせたのは失敗だったかも……俺の太ももにめっちゃ股間擦りつけて……お、収まれマイサン……!
『さあ、本番イってみよー!』
淫獣ぅぅぅぅぅぅぅ! あっ、ちょっと待てオニール! あっ、あっ、あっ……!
「お兄ちゃんっ!❤ あっ、あぁぁぁんっ!❤ すきっ、だいしゅきぃぃぃぃぃ!❤」
「私も、オニールみたいにしてぇ❤ あひっ❤ すごいよぉぉぉぉぉ❤」
「えちょっ、れっきゅん!? さすがにまんぐり返しは束さんも恥ずかしいかなってん゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉ!❤」
『たーのすぃー♪ きもてぃぃぃぃぃ♪』
なぁ淫獣よ、お前もう檻の中にいないよな?
『君、もう箍が外れ切ってるからね。もっといっぱいエッチできるよー』
ああ、うん……もういいや(悟り
――――――
―――
――ファニールside――
「んん……あれ……?」
気が付くと、私は楽屋のソファで横になっていた。
「確か、ライブのリハーサルが終わって、楽屋に戻って……もしかして、そのまま寝ちゃった?」
ソファから起き上がると、衣装の至る所に皺が寄っていた。あちゃ~……マネージャーに怒られるかも。
「ふわぁぁ……」
「オニール、起きた?」
「うん……」
隣のソファで寝ていた妹のオニールも起きたみたい。それにしても2人揃って寝ちゃうなんて、知らない間に疲れが溜まってたのかしら?
と思ってたら、オニールがすっごい笑顔なんだけど。
「なんか、いい夢だった」
「夢?」
「うん。あっ❤」
な、何赤くなってんのよ!? 一体どんな夢を見たって――
(私も、確か夢を……)
朧気だけど、温かくて、そして気持ちいい……
――クチュッ❤
「あひっ!?❤」
「ファニール?」
「ななな、何でもない!」
「?」
わわわ、私、もしかして漏らし――!
「き、着替え! そう、すぐ着替えましょ! ずっと寝てたならマネージャー達も待ってるだろうし!」
「うん……」
腑に落ちないって顔でオニールが頷くのを確認する間もなく、私はそそくさと衣装を着替えると、お手洗いに駆け込んだ。
はぁ……私達、来月からIS学園に飛び級とか大丈夫なのかしら……
――ファニールside end――
アンケート結果を反映させた結果。
話の流れを説明すると
コメット姉妹のライブリハ終了、楽屋へ
↓
束、姉妹を眠らせて拉致
↓
れっきゅんとパンパン
↓
再度姉妹を楽屋へ
↓
姉妹、目を覚ます
こんな感じです。
えっ、これを数時間の間に? ……束だし(デウス・エクス・マキナ