IS ~インフィニット・催眠種付けおじさん~   作:シシカバブP

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勢いだけで2時間書き続けるとこうなりました。
クオリティは気にしたら負け。


第86話 未成年の主張

 学年別トーナメント2日目。前日朝から晩まで試合消化した関係で、1学年60組(30人学級×4クラスで120人)も16組にまで数を減らしていた。

 とりあえず、俺達1年生組で生き残ってるメンバーを挙げていくと

 

・俺(怜二)、真耶さんペア

・シャル、ラウラペア

・ロラン、四十院ペア

・乱、ヴィシュヌペア

・コメット、ハミルトンペア

 

 意外と生き残ってたな。

 ファニールとオニールでペアじゃないのかって? 実はあいつらの専用機、すげぇ特殊過ぎてなぁ……

 

「双子も残っていたのか。というより、あのペアだけ3()()なのはいいの?」

「仕方ないじゃない、私とオニールのIS『グローバル・メテオダウン』はそういう機体なんだから」

「まさか、複座式のISとはねぇ……」

 

 清香が首を捻るのも分かる。俺もビックリしたからな、一つの機体を二人で操縦するなんて。

 しかもこの機体、『歌によって操縦を行う』とかいうトンデモ仕様だって話だし。マク○スかな?

 

「肩部アーマーに内蔵されたスピーカーから歌を増幅させて、その音波で攻撃……アイドルがそれでいいのかなぁ?」

「言っちゃダメだよ清香、私達だって思ってても口に出さなかったんだから」

 

 静寐、お前もそれはそれで酷い言い草だからな?

 けどその音波攻撃が凶悪なのは、昨日の試合映像を見たからよく分かってる。(自分の試合があったから、リアルタイムでは見れなかった)

 

「対戦相手の打鉄、SEごと肩盾が削られてましたわね」

「ホント、えっぐい武装よね」

 

 朝からアリーナの観客席に座る俺達の話を横から聞いて、他のクラスメイト達も首を縦に振る。やっぱ皆思ってたよな。

 今は試合が始まるまでの空き時間で、もう少ししたら、1組の場所にいる鈴もコメット姉妹も、自分のクラスに戻ることだろう。あと簪もいたか。乱とヴィシュヌ? あいつらは今日の第1試合からだから、もうピットに行ってるよ。

 

「2年生と3年生は、専用機持ちが全員残ってるんだっけ?」

「うん。お姉ちゃんとフォルテ先輩がタッグを組んだから、もう手が付けられない」

「2人しかいない専用機持ちが組んだのかよ。そりゃ無理だわな」

「3年生はグリ姉とダリル先輩が別々だから、どっちが優勝かは分からないなぁ」

「たぶんグリ姉がフレンドリーファイアしながら勝つ」

「か、かんちゃ~ん、まだ合同タッグマッチのこと根に持ってるの~?」

 

 それだけ『ダイヤモンド・シュート事件』の傷痕は大きかったんだよ……しかも2回もやられりゃそうなるだろ。

 でも実際、グリフィンが決勝まで勝ち上がったら"使う"だろうって妙な確信があるんだよなぁ。

 

『それではこれより、学年別トーナメント2日目の試合を開始します』

 

 アナウンスも入ったことだし、本日最初の試合を見学するとしますか。

 

 

――――――

―――

 

 

 というわけで、本日最初の試合なんだが、さっき言った乱、ヴィシュヌペアの対戦相手が……

 

「本当、今回の抽選は色々言いたくなるよね」

「だな」

 

 乱の『甲龍・紫煙』とヴィシュヌの『ドゥルガー・シン』の前に、『ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ』と『シュヴァルツェア・レーゲン』が。

 そう、シャルとラウラが相手という、またもや専用機持ち同士の潰し合いになっていたのだ。

 

「どうしよっか」

「私がラウラさんを抑えてるので、その間に乱はシャルロットを」

「いいの? AICだっけ? 近接戦には不利だと思うけど」

「それは乱も同じでしょう。それに、ドゥルガー・シンにも遠距離武装はありますから」

「そ。ならそれでいきましょ」

 

――ビーッ!

 

 試合開始の合図が鳴り、ラウラの方にヴィシュヌが、シャルの方に乱が急接近していく。

 

「ふっ、私の相手はお前か」

「乱がシャルロットを倒すまでの間、相手をしててもらいますよ」

「なるほど、そういう作戦か」

「ええ、いくらカスタム機でも、第2世代機で乱の相手は難しいでしょう」

「なら、その前にお前を倒すまでだ。……その前に、この際だからお前に言っておきたいことがある」

「?」

 

 あいつ、カノン砲を撃ちながら何を言う気だ? それとこれ、オープン・チャネルだから俺達にも聞こえてるからな?

 

「ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシー、お前はどうして――」

 

「どうしてそんなにオッパイがデカいんだ!!」

 

「「「「ブフーッ!!」」」」

 

 おまっ! どうしてそれを聞いた! しかもどうしてこの場面で聞いた!

 見ろ! ヴィシュヌも思わず攻撃の手を止めて両腕で胸を隠し始めただろ! その動作が逆にエロイわ!

 

「な、ななななっ!」

「山田教諭といい、お前といい、どうして怜二の周りにはオッパイ星人ばかりなんだ!」

『なんか私も巻き込まれてます!?』

 

 真耶さんにも飛び火していた。その中に束を含めていない(第3者に聞かれることを懸念している)辺り、まだ理性は残ってる……のか? もしそうなら『ならそもそも話題に出すなよ』って話なんだが。

 

『くそぉ! やはり胸か! 胸なのか!』

『ちょっ、先輩やめっ、痛い痛い力いっぱいオッパイ揉まないでぇぇ!』

 

 プライベート・チャネルから、真耶さんと千冬さんの取っ組み合い(千冬さんの一方的なセクハラ)が流れてくる。これはひどい(エロい)。あと千冬さん、貴女の胸で不満があるなら、鈴とか(検閲により削除)

 

「れ、怜二さんに喜んでもらえて嬉しいですけど、胸が大きいのも大変なんですよ? 肩こりとか……」

「死んでしまえぇぇぇぇぇ!!」

 

――ドゴォォンッ! ドゴォォンッ! ドゴォォンッ!

 

「じ、自分から話を振ったのではないですかぁ!」

 

 半泣きになったラウラが、ヴィシュヌに向かってカノン砲を乱射しまくる。

 それを見ている観客席は、皆( ゚д゚)ポカーン状態だ。ラウラって、こんなキャラだったか?

 

「にぃに、オッパイばっかり見ちゃダメ~~~~!!(泣」

 

 あっ、こんなキャラでした。というか、俺がこんなキャラにしちゃってました、サーセン。

 

「ら、ラウラ……」

「ちなみに、アタシもアンタに言いたいことがあるのよね」

「僕も!?」

 

 お~いおいおい、お前ら一体どうしたんだよ。今はISの試合中であって、『未成年の主張』をする場面じゃないんだぞ。

 

「シャルロット・デュノア!」

 

「は、はい!?」

 

「アタシはアンタに、言いたかったことがある!!」

 

「「「「な~に~?」」」」

 

「えっ、ちょっと皆さん、一体どうしたんですの?」

 

「ウチもそうだけど、2組もノリがいいね~」

 

「のほほんさんがそれ言う?」

 

 セシリアだけが理解できずに慌てる中、本音の言う『ノリがいい連中』が乱に対して合いの手を入れた。やっぱり『V○の学校へ行こう』じゃねぇかよ。

 

「アンタもう、1組だけでなく2組からも『アザトイさん』って呼ばれてるわよ!」

 

「うぇぇぇぇ!?」

 

「そうなのか?」

「うん、1組ではわりと知られてるね~」

「公然の秘密、というやつですわね」

「2組でもそう呼ばれてるのは初耳だったけど」

「普段の仕草から、あざとかわいいを狙ってる感が」

 

「無いからね! そんなつもり、全然無いからね!」

 

 ISのハイパーセンサーでこっちの声を拾ったのか、シャルから完全否定が入る。……ああなるほど、ああして握り拳を合わせて目をウルウルさせてる姿があざとく見えるのか。野郎の俺からすると可愛いけど。

 というか、ね。お前ら、今試合してる自覚、ある?

 

「ヴィシュヌのオッパイよこせ~~~~!!」

 

――ドゴォォンッ!

 

「そんな無茶言わないでください!!」

 

――ブォンッ!

 

「ことあるごとに怜二さんに胸とかお尻押し付けるから、アザトイさんとか言われるのよ~~~~!!」

 

――ガガガがッ!

 

「そんなの、セシリアとかだってやってるよ!!」

 

「ちょっとシャルロットさん!? わたくしまで巻き込まないでくださいません!?」

 

 約1名、流れ弾を受けていたが、俺からは特に訂正はしない。でもあえて言わせてもらえば『その基準でいくと、俺のハーレム、全員あざといよ?』

 そしてクラスメイト達からの視線がやや冷たいのは……今更過ぎて、もう何も怖くない。生暖かい視線も混じってるから、この程度で済んでるとも言える。

 

 こんなバカ騒ぎをしてはいるものの、試合自体は接戦を繰り広げていた。NO SOUNDなら、さぞ立派な試合に見えることだろう。

 

――ガキィィンッ!

 

 ラウラのワイヤーブレードを、ヴィシュヌが蹴りで……蹴りぃ!? け、蹴りで受け止めてるよおい。

 

――ガガガガッ! ドォォンッ!

 

 シャルと乱はお互い、アサルトカノンと衝撃砲の打ち合いが途切れることが無い。

 

「すごい白熱した試合だね……言い争いさえ聞かなければ」

「言うなって」

 

 今も『オッパイは駄肉だ~!』という叫びや『貴女に分かりますか!? いつも両方合わせて1kg以上の重りが乗っている辛さが!』という逆ギレが聞こえて来たかと思えば、反対側からは『ちょっとはそのあざとさ、お姉ちゃんにも分けなさいよ!』『鈴は関係ないよね!?』『やめなさいよ乱! なんでそこでアタシが出てくんのよ!?』と、ISよりすごい攻防になってない? そして乱、お前流れ弾多すぎ。

 

――ビーッ!

 

『試合時間終了です』

 

 激しい攻防は制限時間いっぱいまで続き、最後は残ったSEで勝敗が付くこととなった。

 

『残SE、213対256。よって凰乱音、ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシーペアの勝利です』

 

「オッパイに負けた~!」

「だから、その呼び方はやめてください!」

「あざとさじゃ、ISは勝てないのよ」

「だから、僕はあざとくないってばぁ……」

 

 最後まで締まらない試合だった。

 

 

――――――

―――

 

「というわけで、第1試合からお腹いっぱいだから途中までダイジェストな」

「れっきゅん、誰に行ってるの~?」

「読者の方々」

「?」

 

 というわけで、ベスト16の試合の内、俺に関係のある試合結果をドーン。

 

 

■1年生の部

 

俺(怜二)、真耶ペア

→勝利、準々決勝進出

 

コメット、ハミルトンペア

→敗北(vs ロラン、四十院ペア)

 

■2年生の部

 

刀奈、フォルテペア

→勝利、準々決勝進出

 

■3年生の部

 

グリフィン

→勝利、準々決勝進出

 

ダリル

→勝利、準々決勝進出

 

 

 というわけで、惜しくもコメット姉妹はロラン達に負けちまった。

 四十院さんの乗る打鉄が堅実な戦い方をする横で、ロランの専用機(名前は忘れた)がトリッキーなこと。プラズマライフルで狙撃したかと思えば、鞭のような武装でハミルトンのラファールを滅多打ちにするっていう。

 

「くやしぃぃぃぃぃ! あのロランって奴、試合中口説いてくるとか変態なんだけどぉ!」

「しかもそれで、ペアの人にお尻叩かれてたよね。試合中なのに」

「あれはあの2人の意思の疎通方法なんだ、気にすんな」

「うえぇ~……」

 

 ホント、ISの腕部で尻叩くとは思わんかったわ。ロランも『うひぃぃぃんっ!❤』って妙にいい声で啼くし。1組の連中は慣れたもんだけど、他のクラスは顔真っ赤になってたぞ。

 

「さて、そうなると次の準々決勝は……oh」

 

 トーナメント表を見て、絶句した。

 

『吾妻怜二、山田真耶ペア vs ロランツィーネ・ローランディフィルネィ、四十院神楽ペア』

 

 どうやらその変態ペアが、今度のお相手のようだ。ロランかぁ……色んな意味で相手したくねぇなぁ……

 

「にぃに! 今度はロランのオッパイに目が行ってる!」

「ねぇからな!?」

 

 お前、俺が女のオッパイなら何でも凝視すると思ってね? つーか試合終えて観客席に来て第一声がそれかよ!

 

「私は断固抗議する! 鈴や蘭、コメット姉妹と一緒に!」

 

「「「だから勝手に巻き込むなぁ(まないで)!!」」」

 

 観戦だけの蘭ちゃんすら巻き込まれていた。ラウラ、お前今晩お仕置きな?




1試合しかしてないやんけぇぇぇ!
というわけで、色々姦しい試合となりました。

でもなぁラウラ、やっぱオッパイは偉だ(レールカノンで吹き飛ばされる音)


次回もダイジェストかまして、トーナメント編終了予定です。
早く卒業式&南の島でイチャラブを書きたい……!
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