外での食糧確保班 リオン・エルザ
エルザ「リオーン!なにこの気持ち悪い物体は!?」
リオン「ああ、これはタコだ!別名デビルフィッシュとか呼ばれてる、美味いんだよな」
エルザ「こんなに大きいものなの?うぅ、気持ち悪ぃ…ねえ、取ってよ」
リオン「わかったよ、それより何か袋とかそういうのねえのかよ!?」
エルザ「ないからこうやって頼んでるんでしょう!ひゃう!?やっ、いやああんっ!」
リオン「へっ、変な声を出すな!集中出来ねーだろ!?」
エルザ「だっ、だってぇ…私、ヌメヌメしたものとかダメなのよぉ…」
ナレーション「珍しく泣きじゃくった顔になり、リオンはそれを見て赤面する」
リオン「少し我慢しろ?なるべく痛くしねぇように努めるからさ」
エルザ「うっ、うん…」
リオン「おらっ!これでどうだ!!」
エルザ「ちょっとリオン、そんなに乱暴しないで!ひゃっ!」
リオン「よし!一丁上がり!」
ルセナ「ちょっとリオン!何をしてやがる!」
シェズ「異性が嫌がる行為を無理やりするのは…セクハラも同然」
リコル「この女の敵!仮にも王女よその子は」
ティア「先生、不純異性交遊は認めてませんよ!」
リオン「えっ!?みんななんでこんな所に!?」
ナレーション「女性陣の後について男性陣がタコを見つける」
メロス『あぁ…そういう事か、面白そうだし黙っておこう』
テイザー『相変わらず趣味の悪い奴だな』
クリオス「なぁ、アリウスその傷どうしたんだ?」
アリウス「これは…私の罪です」
クリオス「へっ?」
エルザ「みっ、みんな誤解なのよ!リオンは悪くないの、私がタコに絡まれたのを彼は助けてくれただけ」
リオン「そうそう、俺だってコイツの事なんてどうとも思ってねえし」
男性陣「あっ…」
リオン「大体、海で食糧を確保するなら道具とかだって必要だってのによ、知識もなく体当たりでやったってこうなることは目に見えてるっていうか」
メロス「りっ、リオン…流石に謝った方が…」
リコル「いや、もう何を言っても無駄よ」
エルザ「リオンの…馬鹿ああああああああああああああああああ!!!」
ナレーション「エルザがお見舞いする拳はリオンを海の彼方へまで吹っ飛ばした」
リオン「お前そんな力あんならタコ引きはがせたじゃねかああああああああああああああ」
シェズ「あっ…お星さまになった」
クリオス「リオン兄ちゃん、鈍感ってレベルじゃねーぞ?」
エルザ「はぁ…はぁ…はぁ…」
ルセナ「すっげぇなエルザ、今のパンチかなり決まってたぜ?俺ならもっと遠くに吹っ飛ばせたけどな」
アリウス「ルセナさん、いくら相手が悪くても暴力で解決するのは感心しませんよ?」
テイザー「これはオクトパ―スか?」
ティア「お手柄ですねエルザちゃん」
エルザ「リオンの…馬鹿っ」
???
ソシエ「真っ暗…ここはどこ?」
ナレーション「奥に膝を抱えて泣いてる少女を見つける」
ソシエ「ねえ、あなたどうしたの?どこか痛いの?」
少女「みんな…いなくなっちゃったの」
ソシエ「迷子だね」
少女「みんな…死んじゃった」
ソシエ「えっ?」
少女「お願い、私をここから出して…あなたにしか出来ないの私をここから出して」
ソシエ「わかりました、一緒に出口を探しましょう」
少女「本当!?私をここから出してくれるの!良かった…」
ナレーション「少女は光だし姿を消す、それと同時に目を覚ます」
ウィンガード
ソシエ「はぁはぁはぁ…私?」
ナレーション「見覚えのある部屋に安堵し、部屋のドアが開く」
ケイル「ソシエ!」
ソシエ「ケイル…?」
ケイル「目を覚ましたんだな…覚えてるか?お前3日も目を覚まさないでいたんだぞ?」
ソシエ「3日も!?」
ケイル「ああ、原因は恐らく…烙印(スティグマ)を解放したからだろう」
ソシエ「そっか…でも、ケイルがここにいるって事はみんなは無事って事だよね?」
ケイル「ああ…ソシエ、あのな…」
ナレーション「突如、ケイルがソシエに土下座をし、あわてるソシエ」
ソシエ「えっ?ちょっとケイル!?」
ケイル「俺のせいで…俺が勝手に動いたせいでお前を巻き込んじまった!それだけじゃない、側にいながらレイフの野郎からお前を守ることができなかった…俺自身の不甲斐なさに腹立たしいぜ」
ソシエ「そんなのいいよ、みんな無事だったんだし」
ケイル「お前が目を覚まなくて、みんなすごく心配してたんだ…許してもらおうなんて思わない、改めて誓わせてくれ、俺はもう二度と道を違えずお前たちの仲間として今後もいさせてくれ!」
ソシエ「ケイル…」
ナレーション「ソシエがやさしくケイルを包み込む」
ソシエ「私こそ…みんなに心配かけさせてごめんなさい!本当はわかっていたの、レイフが簡単に約束を守る人じゃないってことも…それでも私にとってみんなは命を賭けて守りたい存在なの…守られてばかりなのはもう嫌なの…それで…ひっく、うぅ…」
ケイル「もういいソシエ…ごめんな、辛かったんだな?」
ソシエ「うぅ…ケイルぅ…」
ケイル「好きなだけ泣け、女の涙には慣れっこだ」
ナレーション「後ろの扉から一同が出てくる」
リオン「ソシエ、目を覚ましたんだな!」
エルザ「ちょっと、リオン!あんた降りなさいよ!」
クリオス「そうそう、せっかく良いムードだったのにさリオン兄ちゃんが後ろから押すから」
メロス「仕方ないさ、大切に思ってるソシエが目を覚ましたんだからさ」
ルセナ「だからって…もう少し様子見たってよかったろうが!」
アリウス「ですが…ケイル殿が看病したお蔭ですね」
テイザー「3日も寝てれば、そりゃ目を覚ますさ」
ケイル「おっ、お前らいつからそこに!?」
リコル「泣いているソシエを慰めてる所からよ」
シェズ「女の涙には慣れっこだ(ニヤニヤ)」
ティア「先生…思わずもらい泣きです」
ソシエ「けっ、ケイル!もしかして仕組んだんですか!?」
ケイル「なっ、違うって!こいつらがこの時間に戻ったのは偶然で」
エルザ「色々といいたいことはあるけど…おかえりソシエ」
リオン「よし、決めた!今日の晩御飯はソシエの大好きな海鮮料理だ!!」
ソシエ「ふふっ、仕方ないですね…3日眠ってた分、みなさんにふるまいますよ」
ティア「ソシエちゃん、あんまり無理はしちゃダメですよ?」
リオン「おっしゃ!宴だ宴!!」
謎の青年「心は自分を映し出す鏡だとすれば、夢は自分を映し出す願望だ…しかし、この2つには決定的な違いがあるそれは何かわかるかな?」
少女「鏡は実在するもの、願望は実在しないもの」
謎の青年「ふむ、実に君らしい答えだね…夢の中で彼女とあった気分はどうだった?」
少女「あの子が目覚めるの日もそう遠くない未来よ、その時が来たら…」
謎の青年「ああ、キミの目的の邪魔はしないよ、僕たちは互いに利害が一致した関係だ…」
少女「ねぇ…貴方は何者?」
謎の青年「珍しいね、キミが僕に関心を抱くなんて」
少女「貴方は信用に値する人物だって…わかってるから」
謎の青年「そんな風に評価されているとは光栄だね、そうだね…君の狙いがソシエという少女あればで僕の狙いは…」
ナレーション「謎の男の首元にロケットがぶら下がり、中に集合写真が入っている」
謎の青年「リオン・サンドニック…僕が必ず君を救って見せると約束した男の名だ」
ナレーション「謎の青年はゆっくりと微笑みながら聖書を閉じた」