目指せキヴォトスのお姉ちゃん!   作:Moools

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攻めていいのは攻められる覚悟があるものだけ

 

 

ヘルメット団の襲撃、それ自体はよくあることで、戦力的にも十分戦える余裕がある。

しかし、こう何日も襲撃されると精神的にも体力的にも、そして弾薬的にも余裕が無くなっていきジリ貧になってしまうだろう。

連邦生徒会の援助も希望が持てなく、どうするべきか。

そんなことを考えていると、突然アヤネちゃんが声を上げた。

 

『皆さん!何者かがこちらへすごいスピードで接近中です!』

 

「まさか増援!?冗談じゃないわよ!」

 

「うへぇ…この人数でもだいぶ手一杯なんだけどな〜…」

 

アヤネちゃんの言葉にセリカちゃんはあからさまに不機嫌そうな声を上げ、私も思わず不満を零す。

そんな事をしているうちに、その"何者か"は私たちが目視出来るほどの距離にまで近付いていた。

 

しかし驚いたことに見えてきたのは、私が言える立場では無いが増援というには少し心許ないと言わざるを得ないほどに小さな少女だった。

そしてその少女は走ってきた勢いそのまま跳び上がると───

 

ヘルメット団の頭に踵を叩き落とした

 

「え」

 

その光景に思わずと言わんばかりに言葉を漏らしたのは後輩の誰かか、それともヘルメット団の誰かだろうか。

しかし、状況の理解ができるまで待ってくるほど優しくないとでも言うかのようにその少女が右手を振ると、持っていた防弾盾の持ち手と思われる部分が伸び、まるでモーニングスターのようにヘルメット団を薙ぎ倒す。

そして、その間にも反対側のヘルメット団を左手に持ったSMGで殲滅していっていた。

 

今のところはこちらに害を生していないこともあり、後輩たちに警戒と待機命令を出す。

そうこうしている間に、残っているヘルメット団は可哀想な程に怯えている一人だけになっていた。

そして少女は最初に倒したヘルメット団のリーダーのような子の前にしゃがみ込むと何かを確認してからヘルメット団の最後の一人の方へ顔を向け、口を開いた。

 

「ねぇ」

 

 

 

 

………やっべ。

ちょっと本気でやり過ぎちゃったよ。

ほら見て?俺のことを見る目、警戒と恐怖の視線だけだよ。

辛いですね、悲しいですね。

 

そもそも物理的に考えたら盾があるとはいえ、この身体の体重でこんな威力出る方がおかしいんだよ、そうは思わんかね?

え?どうせ神秘がどうたらだろうって?

便利でございやがりますね、神秘って言葉。

さて、そろそろ脳内反省会(?)は終わりにして…と。

 

「ねぇ」

 

「ヒッ…」

 

…原因が自分自身とはいえ、目の前であからさまに恐がられるとダメージがすごいっすね…。

 

「倒れてる子達、連れ帰ってくれない?」

 

「ひゃ、ひゃい!」

 

まぁ、切り替えて。ヘルメット団の片付けは終わったしあとはどうやってこの警戒を解いてもらうか考えるか。

ここでシロコの名前を出してなんたらって考えをするのはナンセンス、なぜならそれを証明する方法がないから。

下手に名前を出しても警戒が強化されるだけなんですねぇこれが。

 

え?なら最初から一緒に来てもらえばよかったって?うるさいですね…。

うーむ、やっぱりこういう時は武器を置いて敵意がないことを示すのが一番だよね。

うん、ヒルルクならそうする。

 

とりあえず手に持ってる盾とSMGを置いて、右足のホルダーに入ってるもう一丁のHGも置いて、あとは手榴弾やら諸々も出して、ポケット全部ひっくり返せばいいかな?っと…。

 

「さて、警戒してもらってるところ悪いけど、私に敵対意思はないから安心して欲しいな」

 

「あんなの見せられて、はいそうですかって言えるわけないでしょ!?」

 

「そりゃそうかぁ…。でもこれ以上敵意が無いことを示す方法なんて…はっ!もしかしてもう武器を持ってないことを信じて欲しいならもっと誠意見せろよグヘヘってこと!?黒猫ちゃんのえっち!」

 

こんな130cmちょっと、AAAカップの裸見て何が嬉しいっていうんだ!

かなりまな板だよこれ!

 

「なんっでそうなるのよ!?私のことを変態みたいに言うのは…って、ちょっ!脱ごうとするなぁぁぁぁっ!!!」

 

「ん、やっと追いついた」

 

少しでも場を和ませようと一番いい反応をくれるであろうセリカをからかっていると、シロコが先生を背負った状態で追いついて来た。

 

「あ、シロコちゃん。ごめんね?途中で行っちゃって」

 

「ううん、なんでかは分かったから。むしろ私の方こそごめん、すぐに追いつけなくて」

 

「それを言うなら私が先生を置いていっちゃったからだしシロコちゃんは悪くないよ。それにお姉ちゃんが強すぎてすぐに終わらせちゃったせいでもあるしね!」

 

俺が少し大袈裟な動きを付けながらそう言うと、少しキョトンとした顔をしすぐにそっかと言いながら微笑んだ。

 

うわーん!シロコの微笑みがかわいすぎます!

少し可笑しそうに微笑むその姿はさすがにメインヒロインが過ぎます!

一体そのメインヒロイン力で何人の先生のハートを奪ってきたんですかこの泥棒猫!

 

(ん、猫じゃなくて砂狼)

 

こいつ直接脳内に!?

 

 

さてさて、シロコ登場からの仲良くお話だなんて味方以外の何者でもないよね。

それに気付いたセリカ辺りがシロコに確認とってゴールインですよ。

お前の次のセリフは「シロコ先輩…そいつと知り合いなの?」という!

 

「シロコちゃん…」

 

ノノミさんでしたか。

…ま、まぁ?誰が確認とっても結果は変わらないと言いますか?

別に?意気揚々と間違えたことなんざ一ミリも気にしていませんから?

はいこの話終わり!さっさと確認取ってもらって次行くぞ次!

 

「お姉ちゃんがいたんですか!?」

 

………え、そっち?

いや違くない?拾うの普通、敵かと思ってたら味方でした〜の方じゃない?

そもそも、シロコの身辺関係ならむしろ君らがいっちゃん詳しいでしょ。

それに俺の頭をよく見なさいケモ耳族じゃないじゃろ?普通に考えて俺はシロコの姉じゃないから。

は?俺はキヴォトス全生徒のお姉ちゃんになる者なんだが?

 

「違う、シノが勝手に言ってるだけ。ホシノ先輩と同じ」

 

唐突に変人と同じ扱いをされる小鳥遊さんカワイソス。

 

「…とりあえず、敵では無いということでいいんでしょうか…?」

 

と言いながら、校庭の障害物の裏からおずおずと出てきたのはとってもかわいい眼鏡っ子のアヤネちゃん。

 

「ん、味方。アビドスに用があって来たらしい」

 

「本当に敵じゃないんだ…」

 

「最初からそう言った気がするんだけどなぁ…」

 

「………いやーごめんね〜。見た通り最近はあんな感じの襲撃が多いからさ〜。それで…セミナーの会長補佐ちゃんともあろう人がこんな所までなんの用かな?」

 

強い生徒特有の相手を爪先から髪の毛の先まで舐め回すかのような視線、あんまり得意じゃないんだよね。

品定めされてるみたいだし、すーぐ()ろうぜって言ってくる人いるし。

ネルとかネルとかネルとかネルとかたまにアスナとか…あとネルとか。

あの視線されてる側は結構わかるからね?まぁしてる側は相手に気付かれてないって思ってる子が多いんですけどね、カワイイカワイイネ。

 

「あ、私のこと知ってるんだ?いやぁ私も有名になっちゃったかぁ。でも、知ってるならもうちょっと信用してくれても良かったんじゃない?」

 

「立場が透けてるのと敵意がないのはイコールじゃないからね〜」

 

「おっしゃる通りで。ああでも、間違いが二つあるよ。まず一つ目、残念ながら私はもうセミナーの会長補佐じゃありません。そして二つ目、アビドスに用事があるのは私じゃなくて……」

 

アビドスの子たちの視線を誘導するかのように視線をシロコの方へ向ける。

 

「シロコちゃんの背中にいる、"先生"だよ」

 

「"えっと、こんにちは?"」

 

その背にいる、少しカッコのつかない挨拶をする先生(大人)をアビドスの子たちに見せつけるように。

 

 

 

 

「支援要請に応えて頂きありがとうございます先生。少し遅れちゃいましたが、あらためてご挨拶をさせていただきますね。私たちはアビドス廃校対策委員会です。私は委員会で書記とオペレーターを担当している1年の奥空アヤネ…。そして同じく1年の黒見セリカ」

 

「どうも」

 

「そしてこちらが2年のノノミ先輩とシロコ先輩」

 

「おふたりとも、よろしくお願いしますね〜」

 

「さっき一緒に並走したのが、私……あ、別にマウントを取ってるわけじゃない」

 

「並走…?」

 

遭難先生のファーストコンタクトが俺だったせいでシロコの自己紹介が変わってしまった…。

なんだ一緒に並走したのがって、一緒じゃなきゃ並走できないだろjk、二重表現ですか?

 

「そしてこちらは委員長の、3年のホシノ先輩です」

 

「いやぁ〜よろしく先生〜。あと元会長補佐ちゃんも〜」

 

「うん、よろしくね。それじゃあ私も一応自己紹介をさせてもらおうかな。ミレニアムサイエンススクール3年、一応シャーレ部員…でいいのかな?の如月シノだよ〜」

 

「へぇ、3年………3年!?これが!?」

 

「え?私が学年関係無く会長補佐という立場に立てるくらい超有能お姉ちゃん系美少女にしか見えなかったって?へへっ、よせやい」

 

「言ってないわ!!!」

 

「まっ、3年って言っても他校の子にまで先輩後輩押し付ける気はさらさら無いし、呼び方はシノでもシノちゃんでもシノさんでもシノお姉ちゃんでもお姉ちゃんでもお姉様でも好きに呼んでくれていいよ〜」

 

「明らかにおかしいのがいくつか混ざってるんだけど!?」

 

「おすすめはお姉ちゃんだよセリカちゃん!」

 

「それ系統がおかしいって言ってんのよ!?」

 

「上目遣いで言ってくれたらなお良し!」

 

「聞いてないわ!!!」

 

え?そもそもお前の身長じゃ絶対に上目遣いにならないだろって?

うるせぇ!………うるせぇ

 

「あはは…。えっと、そろそろ本題に移ってもいいでしょうか?」

 

「おっと、少しお話し過ぎたみたいだね。ごめんごめん。あ、私外してた方がいいかな?」

 

「うんにゃ、よければ聞いてってよ〜。そんなに隠してるような話じゃないしさ〜。それに、わざわざ助けてくれた娘を放っておくのもアレだしね」

 

「ホシノちゃんは優しいね〜。でも実は私を体良く使いたいだけだったり?」

 

「………うへ、バレちゃった?結構鋭いんだねぇ」

 

「ふっふ〜ん!なんてったって私はミレニアムが誇る秀才ですから!まっ、それでもお手伝いしちゃうんですけどね!なぜなら私はお姉ちゃんなので!」

 

体良しチョロイン系お姉ちゃんですまない。

 

「それは助かるよ〜。それじゃ、アヤネちゃんよろしく〜」

 

「わかりました。それでは、ご覧になった通り現在我が校は危機にさらされています……そのため『シャーレ』に支援を要請し、先生方がいらしてくれたことで、その危機を乗り越えることが出来ました」

 

「"あはは……それに関してはシノのおかげだけどね"」

 

「いえいえ、そもそも先生がいなかったら私もここにいないですし、先生のおかげでもありますよ。まぁそもそも私が強すぎちゃったせいでもあるので!いっやぁ、すまない!つよつよお姉ちゃんで本当にすまない!」

 

「やかまし…」

 

「でもたしかに、とっても強かったですよね〜☆」

 

「でっしょ〜?ふっ、惚れちゃってもいいよ?」

 

また教室が騒がしくなりかけていたその時、決して大きくはないがたしかに全員の耳に届くような咳払いが聞こえた。

そしてそちらに目を向けると笑顔の(・・・)アヤネが目に入る。

 

さて、いきなりだがここで問題。

世界で一番恐ろしいものとはなんだろうか?

 

科学的に証明のできない特異現象的な存在?

それとも一人で地獄のような治安をまとめる圧倒的な暴やそんな暴すらものともしないような圧倒的な謀?

否!!!

 

正解は目が笑っていない笑顔の書記である

…私が何を言いたいか賢い先生方ならもうお分かりであろう。

 

「続けても?」

 

「アッハイ…」

 

……そういうことである。

 

 

 

 

さてさてそれから少し経ちまして、現在俺たち先生一行は西遊記よろしく目的地へ向かい行進中であります。

……え?ちゃんと説明しろって?

 

しょうがないですね…まぁ簡単に言っちゃえば追加戦力に補給品も来たし、相手も消耗したタイミングだしでちょうどいいから根元から叩いてやろう!ってことです、どぅーゆーあんだすたん?

 

「という訳だからセリカちゃん、着くまで私とお話しない?」

 

「いや、どういう訳よ…。接続詞が意味を成してないからそれ」

 

「いいじゃーん、お話しようよー。スリーサイズとかスリーサイズとかスリーサイズとかなんでも教えてあげるからさー」

 

「いらんわ!というかなんでそんなにスリーサイズを教えたいのよ!?」

 

「え、だってセリカちゃんこういう身体が好きなんでしょ?、私に脱げって言ってたし」

 

「……セリカ、人の性癖に文句は言う気は無いけど時と場は考えるべき」

 

「なんっっっで、そっちを信じるのよシロコ先輩!」

 

「うへ、もしかしておじさんも気をつけた方が良かったり?」

 

「大丈夫ですよセリカちゃん、愛のカタチは人それぞれですから‪☆」

 

「ホシノ先輩にノノミ先輩まで!?」

 

『あはは…。あ、そういえば一つ気になっていたことがあるんですけど…いいでしょうか?』

 

「もちろん!なんでも聞いてよアヤネちゃん!」

 

アヤネちゃんはえらいねぇ。

こんなのに質問があるなんて、えらすぎて内なるおばあちゃんが出て来ちゃいそうだよ、お煎餅いるかい?

 

「なんで私にしかふざけないのよ…!」

 

なんか黒キャッツちゃんが小声で呪詛吐いてる気がするけど聞こえないですね。

 

「ありがとうございます。えっと、シノさんはミレニアムの方なんですよね?じゃあやっぱり盾とかはミレニアム製なんですか?なんというかその……伸びてましたし」

 

「お、いい質問だねぇ!ご明察の通り、この子はミレニアム製多機能式防弾盾、またの名をフローライト!戦闘用機能からBluetooth機能まで盛り沢山のスペシャルシールドだよ!」

 

ドンッ!と効果音が付きそうなほどのうちの子紹介をしていると、そういえばと言うかのように、先生が補足を入れる。

 

「"たしかにミサイル撃ってたもんね"」

 

「ミサイル!?これから!?」

 

「そう、なんと撃てちゃうんだよ!こう…ガシャガシャッ!って変形してさ!」

 

「ん、ミサイルはまだ何となく理解できる。でも伸びる…?」

 

盾が伸びるとかいう日常ではあまり聞かない言葉を耳にし、シロコの頭にはてなが浮かぶ。

 

「ふっふ〜ん!百聞は一見にしかずだよ、シロコちゃん!ほらほら〜ここ持って向こうに思いっきり走ってごらん?」

 

「ん!」

 

言うが早いかシロコは盾をしっかりと掴むと、俺が指さした方へと全速力で駆けだした。

すると、シロコが持っている盾の本体部分と俺が持っている持ち手の部分の間がまるでメジャーのように伸び始める。

 

「おぉー。お、おぉ……?…………いや、長くない!?」

 

「ね、結構長いよねこれ」

 

「いや、結構ってレベル超えてるんだけど!?いらないでしょこんな長さ!」

 

「セリカちゃん……これがロマンだよ」

 

「やかましいわ!」

 

「あははっ、冗談だよ冗談。ちゃーんと必要な長さだからこうなんだよ」

 

『必要な長さ…ですか?戦闘用にしてもシノさんの用途を見るに過剰な気がしますが…』

 

「おっ、いい考察だねアヤネちゃん。でも答えは必要になる(その)時までのお楽しみってことで。あっ、シロコちゃーん!もういいよー!」

 

「ん!」

 

「うへ〜、シロコちゃん結構走ったね〜」

 

「"うーん…戻ってくるのが少し大変そうな距離だね…"」

 

「ふっふっふ、甘いですよ先生。こっちに歩いて帰って来なきゃ行けないなんて非効率的な問題を解決しないままあんなことさせませんから。シロコちゃーん!しっかり捕まっててねー!」

 

俺が小指の第一関節ほどの大きさになっているシロコにそう呼びかけると、シロコは少し首を傾げた後に「ん!」と元気よく返事をした。

そして、その返事を聞いた俺はシロコとは逆方向に大きく振りかぶると

 

「よいっしょおっ!!!」

 

背負い投げの要領で盾の持ち手の部分を思い切り引っ張った。

すると、元気な返事の通りしっかりと盾を掴んだシロコが掴んだ本体部分と一緒に、まるで激闘の末釣り上げられた魚のような勢いでこちらへ引っ張られる。

そしてそのまま、ある程度地面が近付いたタイミングで手を離すと体操選手顔負けの綺麗な着地を決めた。

 

「ひゅーナイス着地〜」

 

「"10点"」

 

「10点〜」

 

「10点です‪☆」

 

「どこから出したのよそれ…」

 

『あはは…』

 

満点着地を決めたシロコは満足そうにドヤ顔を見せると、今度はフンスフンスと聞こえてきそうな表情のままこちらの方へ顔を向ける。

 

「シノ、今のもう一回」

 

「あっはは、楽しんでくれたならよかったけど本来の目的忘れちゃダメだよ?」

 

「ん…」

 

俺のその言葉にシュン…と耳を伏せるシロコをみんなで慰めながら先生一行は目的地へと歩を進めるのだった。

 

 

 


 

大事なもの:シノの手帳

✓ アビドス合流

 

 




はじめましての方ははじめまして、待っていてくれた方は申し訳ありません。
年が明けたということもあり、また少しずつでも更新出来たらなと思います。
それはそうとして、いきなりですが後書きにてちょっとしたコーナーを始めようと思います。その名も【目指せミレニアム生!】です。
せっかく工具が名前の由来にしてるのでどうせならシノちゃんと一緒に色んな工具に詳しくなってもらおうと言うコーナーです。
正直読まなくてもどうとでもなるので興味なければスルーしてもらってOKです、それではどうぞ。

【目指せミレニアム生!】
さてさて唐突にスタートしました「目指せミレニアム生!」のコーナー、わーぱちぱち〜。
記念すべき第一回目に紹介する工具は私の名前の由来でもある「しの」だよ。
正式名称は「篠金物」って言って、名前の由来は篠竹っていう竹に形が似ているからなんだ。
用途としては番線っていう固い針金を結ぶのに使うよ。ボルトやナットを締める工具を「しの」って呼んだりもするけど、正確に言うとそれはラチェットレンチっていう工具なんだよね。
じゃあなんでラチェットレンチをしのって呼ぶのかというと、現場で実際に使われるのはラチェットレンチの下の部分がしのになっているものだからだよ。
そして、そのラチェットレンチは「しの付きラチェットレンチ」っていう名前なんだけど、しの単品のものは現場では滅多に出てこないから「しの付きラチェットレンチ」を「しの」って呼ぶのが一般的になってるんだ。
それもあって逆に「しの付きラチェットレンチ」って言っても伝わらないこともあるから注意だよ。
でも、工事現場以外の職種の人で本来のしのを使ってる人もいるから、そういう人に「しの持ってきて」って言われてラチェットレンチを持っていかないように気を付けようね!

以上、「しの」の紹介でした!次回もお楽しみに!
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