誤字報告助かりますm(_ _)m
引き続き見つけたら報告してくださると幸いです。
んじゃ続きです
「モカちゃん!その人誰〜?新しいお友達〜?」
「うーん♪ハルキくんって言うの〜♪」
「あ、どうも…、久遠遥輝と申します…。よろしく…。」
どうも、こちらホワホワ系女児のモカちゃんに連れられ公園内に入ってしまった哀れな男子の久遠遥輝です。一応前世の記憶あります。(今はどうでもいい)
現在はそのモカちゃんの友達3人からキラキラとした視線を一身に浴びておりまして〜、はい、正直辛いです。はよお家帰りたい。
「えぇっと、俺ほんとにいても大丈夫なの?」
「あたしが一緒だから大丈夫だよ〜♪みんなで遊ぼ〜?」
「え〜…」
君も今さっき会ったばかりだよね…?一体何を根拠に…。
「はぁ〜、まぁ良いか…。」
ここまで来るともう引き返せないか…。しょうがない、ひとまず気まずい雰囲気を作らないよう流れに乗っとくか…。
そう思った俺は改めて視線を4人に向ける。…あぁ、見たらわかる、(顔面偏差値)高いやつやんッ!!
「はじめまして〜!私、上原ひまりです!」
「あ、うん…。ひまりちゃんね。よろしく。
…は?上原、、ひまり…?」
一瞬流しそうになったが慌ててせき止める。おかしい、何故か俺のオタクセンサーが過剰に反応している…どう言う事だ…?
(上原…ひまり??その名前、どこかで聞いた事があるような…、、)
内心焦った俺はもう一度一人一人の顔を確認してみる。
(…え、あれ…?なんかこの4人、見た事あるぞ…。)
そして得体の知れない違和感が俺を襲う。
「わたしは羽沢つぐみって言うの!お家がね、コーヒー屋さんなんだ!」
「な、なるほどね…、お家がコーヒー屋さんか〜。…コーヒー屋さん…、名前が『羽沢つぐみ』で…家がコーヒー屋さん??」
その名前…どこぞの女子校の生徒会長さんの名前と全く同じなんすけど……、
「??どうかしたの?」
「……う、ううん?ななななんでもないよ?んで…そっちの子は…」
「宇田川巴!!よろしくね!」
「……。ああ、よろしく。」
いやいや
「最後に青葉モカちゃんでーす!」
いやいやいや!
いやいやいやいや、ちょっと待て…、ありえない。同じだ…名前、顔、声…、何もかもが頭の中に浮かんでいる''彼女達''と同じだ。
信じられない…どうなっている!?
いや違う違う違うwwそんなわけないもんwwあの人達がリアルで存在してるわけないだろ!?居るのは''画面の向こう側''のはずだ!!真に受けてんじゃねぇよ俺!!
「今ね?お店屋さんやってたんだ!ハルキくんもお店屋さんやる?」
「え、ああ…うん。やって見ようかな…じゃあ。」
焦るな!焦るな…!一旦落ち着こう。きっと気の所為だ。ありえないよそんなこと。出来の悪い二次創作じゃあるまいし…
そうだよ…、たまたま同姓同名で似たような容姿をした女の子が4人ほどいただけじゃないかww何を焦ることがあるw
うんうん、人生生きてりゃこう言う事だって起きる。(5歳)
よし、切り替え終わり!!おままごとやーろおっと!!!
「ハルキくんは何屋さんやるー?」
「な、何屋さん…なにしようか…あんまりこう言うのやった事無いから難しいかも…」
ドラゴ○ボールごっこしかやって来なかったからねぇ〜??うんうん!な〜んにも思い浮かばない♪
「じゃあモカと一緒にパン屋さんやろうよ〜。あたしが店長で、ハルキくんはパンを作る人〜。」
「う〜ん、分かった。じゃあそれでいこう。」
どの道考えても浮かんでこないし。
そんなこんなで俺にはパン職人の役職が与えられお店屋さんごっこが再開された。
「いらっしゃいませ〜♪モカちゃんのパン屋さんでーす♪」
「はーい!フランスパン1つくださーい!」
「あたしはメロンパンでお願いしまーす!」
「はーい!ハルキく〜ん!フランスパン1つとメロンパン1つおねがーい♪」
「はい喜んで〜」
いや、ラーメン屋か。パン屋でこの返事とか我ながらセンス無さすぎだろ…。なんか豚骨風味のこってりしたパン出てきそう…。なにそれ絶対不味いじゃん。30分ぐらいで店潰れそう。
と言った感じで最初はなんだかんだあったもののモカちゃんのアシストのおかげでなんとか浮くことなく、それなりに楽しい時間を過ごすことが出来た。
ふぅ、可愛い女の子に囲まれるのも悪くないな〜。
そして楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、気が着いた頃には日が沈んで空は夕焼けに染まっていた。
「ぼちぼち帰る時間かな?」
「え〜、もっと遊ぼうよ〜」
「いやでも時間…」
新しい友達が加わっていつもより楽しく感じたのか、みんなは中々帰りたがらない。
「遥輝ー、迎えに来たぞー。」
「あ、父さん。」
おっと、そうこうしている内に父さんが迎えに来てくれたようだ。これで帰る以外の選択肢が消えてしまったな。しかしみんなは依然として帰るのを嫌がっている…。どうしたもんか、、
「えぇっと、俺ん家商店街の先の方にあるからさ、この公園にも近いし多分また遊べるって。」
「ええ!そうなの!?」
「お、おう。」
ともえちゃんは声が大きい。今やこれは常識。
「ともえちゃんとつぐみちゃんは商店街に住んでて、あたしとひまりちゃんもその近くなんだ〜。」
「またみんなで遊べるね!」
「…そ、そうなんだ…。」
みんなご近所なんだ…ふーん…。
「ハルくんハルくん♪」
「ん?」
「これからもずっとお友達だね♪」
「お、おう…。」
この公園にはなるべく近づかないようにって思ってたのに…、グゥ!!!モカちゃんの無邪気な笑顔が刺さる…!意思が…揺らぐっ!!……なんだろう、尊いのやめてもらって良いですか?
「それじゃ、またね。」
「「「「バイバーイ!」」」」
そう言って俺は軽く手を振りながら父さんの元へ向かった。
「ずいぶん仲良くなったな。最初はあんなに緊張してたのに。」
「…うん。みんないい人だったし、楽しかったよ。」
「そうか、それはよかった。」
そう…楽しかった。これは嘘じゃない。
「来てみて正解だったな。」
それはなんとも言えないな…。今日の出会いのせいでとある''疑惑''が俺の中に生まれてしまったんだから…。
「気の所為であってくれよ〜…、頼むから…」
そんな独り言をボヤきながら俺は家に帰るのだった。
「お、そうだ。遥輝、帰りに『山吹ベーカリー』のパンでも買ってくか?あそこのパンは格別だぞ?」
「…ッ!?!???!?!?」
「え、どうした、なんだその慌てようは…」
「なっ、な''ん''で''も''な''い''…」
しかし、俺の気持ちを嘲笑うかのように、その疑惑は日々大きくなっていくのだった……。
数日後……
公園事件の動揺が治まってきたある日の休日。いつもの様に家族で食卓を囲んでいると急に父さんがこんな話を持ちかけた。
「遥輝、来週辺りに遥輝と同い年くらいの子供が数日うちに泊まることになるんだけど、良いか?」
あまりにも唐突な振りが来たもので軽く混乱してしまった。でも目の前の父さんの顔は真剣そのもの…。それに若干戸惑いながらもなんとか返答を考える。
「…うん…別に大丈夫だけど…なんで?」
「あぁ。その子、父さんの友達の子なんだけどな。どうしても外せない仕事があって数日家に帰れなくなるみたいなんだ。子供を仕事先に連れていくのもちょっと厳しい様でな。それでこの前連絡が来たんだよ。数日預かって貰えないかってな…。」
「…なるほど。」
確かにこの歳で数日間1人で過ごすのは普通に考えて無理だもんな…。にしてもずいぶんと信頼されてるんだな父さんは…。
「''女の子''らしいんだけど仲良くできるか?」
「うん、大丈夫。この前の公園の時もなんとかなったし。今回も問題ないよ。」
「そうか。良かった」
ほっ、と父さんは安心したように一息着いた。
ん?待てよ?これはもしかしてあれか?幼馴染フラグ立ったか?その子といい感じに仲良くなっちゃったらもうこれ将来の彼女候補と言っても過言ではありませんよね??
なっちまうか〜リア充。
はぁ〜来ましたわァ〜フラグ建設頑張るぞいو( ˙꒳˙ )٩
「なんだ遥輝、急にニコニコして…そんなに楽しみなのか?」
「ふっふー、まぁね…。ちなみになんて名前の子なの?」
「気になるか。ん〜、確か…名前は…
『美竹蘭』ちゃん…だったかな?」
「みゃあ????^^」
ん?今なんて言うた???親父??それま??
「…?どうした遥輝。」
「え?み?みみみみみ美竹??ホントに美竹??」
「そう。''向かいの家''の美竹さん家」
「…む、向かい??」
向かいの家、、だと??いや、確かに如何にも金持ちが住んでそうなデカくて立派な家が向かいにありますけども…。あれ『美竹』だっけ?あぁ!表札ぐらい確認しとくんだった!!
え、嘘…。まじで美竹なの??その名前が出たって事はやっぱり''ここ''って……。いや、まだだ!まだ決めつけるな!!
「…ちなみにその家って『華道』で有名だったりする…?」
頼むから奇跡的な偶然であってくれ…
「お!よく知ってるな。そうだ、昔から代々華道を継いでる家なんだよ。父さん今の当主と同級生だったんだぞ?」
おわたンゴ
「お父さん、たまに雑誌で確認してるでしょ。遥輝もそれが目に入ったのよきっと。」
「そうか…てっきり遥輝はゲームとアニメばっかりで雑誌とかには興味無いと思ってたんだが…」
「…ま、まぁ。たまたまね…」
やっばい……、疑惑が確信に変わってしまったかもしれない…
「あ!そう言えば私この前スーパーで美竹さん達とばったりあったんだけど蘭ちゃんちっちゃくて可愛かったよ〜♪抱きしめたかった!」
「お前っていっつもそうだよね〜…。」
驚きのあまり震えている俺を他所に両親は楽しげに会話を弾ませていた…
そしてさらに数日後…ついにその日がやって来てしまった…。
「それじゃあすまないが、娘をよろしく頼むよ。」
「おう。任せろ。そっちも気をつけてな。」
「あぁ。ほんと助かるよ。」
俺は今、信じられない光景を見ている…。
「ほら、蘭。恥ずかしがってないで、挨拶しなさい。」
「…う、うん。」
かつて…前世の時はずっと画面の向こう側にしかいなかった『最推し』が…今、俺の目の前で動き、話し、確かに存在している…。
いや……、うん、公園であの4人と遊んだ時から薄々感じてはいたんだけどね??
『いやこいつら…Afterglowロリバージョンじゃね?』って…『てことは今俺が存在してるこの世界って…』みたいな感じでね??
て言うかそもそも推しグループだったしストーリーも全部読んでたから見間違うはずがないんだよね??信じたくなかっただけで…
「きょ、今日から、お世話になります…」
この時、俺は認めざるを得なかった。
俺は確かに前世の記憶を持ったまま再び生まれ変わった。でもその世界は生前住んでいた所とは全く違う…。
「美竹、蘭です…。よろしく、お願いしますっ、」
どうやら俺は…『バンドリ』の世界に生まれ変わっていたらしい…。
あば、あばばば、あばばばばばっ、、お、推しが、ろ、ろろろロリになって、、は、な、し、てててるるるる、、かかかかか、かわわわいいいいいいい
次回『推しの子ver.ロリ、あと俺 』