たどりつく〜♪場所さえも♪わか〜ら〜ない〜♫
届く〜と信じて〜♫
今〜、想いを走らせるよ〜♪
あ、すいません。錯乱してました。
本編どうぞ| =͟͟͞͞( ◜ω◝ )
『○○!お前またガチャに課金したのかよww』
『おま、水着ぞ!?当てなきゃ一生損するやつぞ!?あと湊友希那とのツーショぞ!?』
『今月厳しいんじゃなかったのかよw』
『…いざとなったら親のスネ丸かじりするしかないよな??』
『ド屑で草、あとお前の推しに対する愛が相変わらずキモくて重い。』
『まぁなんてったって''最推し''だからな〜?当たり前だよな〜?……あぁ特訓後イラストの尻のラインがたまらん……。』
『きっっっっしょ、』
突然脳内に流れてくる前世の記憶。これはいつだっただろうか…?たしかAfterglowの夏イベの時だったか?Roseliaとスケジュール合わせて海で遊んでたような内容だったと思うが…、
あ〜そう言えば俺あのガチャでバイト代のほとんど課金にぶち込んだんだよなぁ…。案の定物欲センサーが過剰反応して全然当たらなくて気がついたら天井まで登ってたし…。そんで生活が危うくなって結局両親から生活保護受けたってオチ…。
あの時の俺ホントバカだったよな〜。…懐かしい。
……なんで今更こんなエピソード思い出してんだ?俺は。
いや、考えるまでもないか…。理由なんてとっくに分かりきっている…。
「み、美竹蘭…です。よろしくお願いします…」
答えは単純…。その推しが今自分の目の前にいるからだ…。
今にも消え入りそうな小さい声。視線は正面と地面を行ったり来たりで落ち着きがない。きっと不安と緊張でいっぱいいっぱいなのだろう。
「いらっしゃい、蘭ちゃん。自分の家だと思って過ごしていいからね。」
「は、はいっ」
父さんもそう言葉をかけるが本人は変わらずガッチガチだ。
「?遥輝、ほら、蘭ちゃんにご挨拶は?」
「…っ。えぇっと…。久遠遥輝です。よろしく」
「あ、う、うん。」
「ッ…、、」
「はははっ、遥輝も蘭ちゃんと同じで少し緊張してるみたいだな。」
「ね〜?普段はあまり人見知りしない子なのにね〜♪それだけ蘭ちゃんが可愛いって事かな〜?」
緊張…?はっ、その程度で済んでいればどれだけ良かった事か…。
(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!??!?なに?なんだ!なんだよ!?なんですかぁ!?この可愛い生き物はぁああ!?前髪ぱっつん美竹クソ可愛いすぎんだけど?!何食ったらそんな可愛くなんだよ!!はぁあ!???!頭の先からつま先まで可愛いとか反則だろ!!?あ゛あ゛っ、あとっ!それから!!あれだ!!可愛い!!)※語彙力の敗北
ほら、見てみろよ、内側の俺は錯乱状態さ…。
「さて、いつまでも玄関にいる訳にもいかないしとりあえず上がろうか?」
「は、はいっ…」
そう言ってちっちゃな推しは履いている靴を脱いできっちり揃えた後、こちらに振り向き「お、お邪魔します…」と軽く会釈をした。あぁ…一挙手一投足全部が反則級に可愛い&尊い…。
まだちっちゃいのに礼儀正しいロリ美竹…、本音を言えば吸いたい。(意味深)
俺のSAN値が回復するのにはまだ時間がかかるらしい。
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「じゃあ遥輝、蘭ちゃんと仲良く遊んでるんだぞ?」
「は、、ハイ、ワカリマシタ」
「なんかあったら遠慮なく言ってね〜蘭ちゃん♪」
「は、はい…」
「……」
あの後俺達は美竹に家の中を一通り案内した。その間にお互いの緊張を少しでも和らげようと適当に話を振ってみたのだが中々上手くいかず逆にちょっと気まづい雰囲気になってしまった。
情けない…。いつもの俺なら多少緊張したところで会話に支障は出ないと言うのに。推しを目の前にすると考えていた言葉が全て霧散する…。オタクと言う生き物はこうも無力なのか…。
そして、そんな俺は今、、推しと部屋で2人きりの状態にある…。
なぁ…?俺はこれからどうしたらいい?(涙声)
頼みの綱の父さん母さんは当然のように部屋から出てったし…、俺達は変わらず緊張でガッチガチだし。目すら合わせられないし…。
て言うかなんでこの状態で2人きりにするかな…余裕ないんだから察してくれよ。それでも親かよ…、、
どうせ『なんかめっちゃ緊張してるけどしばらく2人きりにしとけば自然に仲良くなるやろ!子供やし!』的な感じで丸投げしたんだろ?甘すぎるわ〜、練乳直飲みしてんのか?今あなた方の軽率な判断のせいで幼い子供達が苦しんでいます。糖尿になっちまえバァーカ。
「えっと…。は、ハルキくん…?」
「っ!?」
心の中で両親の愚痴を零していると突然隣に座っていた美竹が弱々しく話し始めた。
まさかそっちから切り出してくるとは…正直驚きだ…。
ん?て言うかちょっと待って?今名前で呼んでくれた??俺の事…名前で呼んでくれました…?
待ってちょっと、、推しから名前呼ばれちゃったんだけどっ!?まじで!?嬉しっ!?どうしよっ!!(キモオタ)
「これ、何?」
SAN値がイカレ始めてる俺に気づいていない美竹はテレビの横に置いてある物を指さしていた。
「あ、あぁ、Switchだよ。ゲーム機。」
「ゲーム機…。ハルキくんは…、ゲームが好きなの?」
「え、あ、うん…、好きだよ?父さんとよくやってる。他にもアニメとかマンガとかもよく見るし…。ら、…、蘭ちゃんは、その…ゲームとかやったりしないの?」
あぁどうしよぉ、『蘭ちゃん』だって?やっべぇ呼んじゃった〜、今俺しれっと推しの事名前で呼んじゃった〜、やっべぇ〜…(キモオタ)
「やった事ない…。あたしのお家、あんまりこう言うのないから…」
「そ、そうなんだ…。」
はい、既に存じております。幼少期の美竹が家でゲームなんてしてる訳ないんです。
「それに習い事とかもあるから。」
「ふーん?」
はい、それも既に存じております。イベントストーリーで把握済みです。
ホントこの歳から習い事やってるとか我が推し偉すぎんか?養わせてくれよ、俺も5歳ぐらいだけど。
あれ、と言うか待てよ…。この流れ…。ひょっとしたら親睦を深めるチャンスなのでは??
「じゃあさ、一緒にやってみない?楽しいよ?」
「…、う、上手くできるかな?」
「大丈夫、ちゃんと教えるから!それに最初はみんな初心者だよ。俺も始めたての時は全然下手くそだったし。」
「そうなの?」
「うん!」
「…、わかった。じゃあ、やってみる。」
「OK」
よし、これで少しは気まずい雰囲気も解消できるだろう。
返事を聞いた俺は早速ソフトが並べてある棚に手を伸ばした。
さーて、何からやらせるべきか…。あんまり難し過ぎるとせっかくいい感じになった空気が台無しになってしまう…。ここだけは間違えられない。ん〜、スプラはまだ早いと思うんだよな〜幼稚園児には…↩︎(5歳)。スマブラも2人でやって何が楽しい?ってなるし…。ドラクエもポケモンもなんか違う気が……。
「……無難にマリオで良いか。」
「…?それやるの?」
「うん。」
ソフトを手に取ると興味深々な美竹がズイっと肩から覗き込んできた。…あの、近いです。精神衛生上やばいです。あなたそんな事するキャラでしたか?
「…?ハルキくん、お顔赤いよ?」
「……、ナンデモナイデス」
純粋無垢って…怖い。
茹でダコにされたところで俺はSwitchの電源を入れるのだった…。
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しばらくして……♨︎
「…っ!あ、またやられちゃった…。」
「あちゃ〜、ここのステージ難しいよね〜。氷で滑るし…。敵の配置もやらしいし。…変わろうか?」
「…、もう1回!」
「あはは〜、頑張れ〜。」
ゲーム開始からしばらくして…。なんだかんだいい感じに打ち解けられました。これにはオタク君もにっこり。
序盤はボタンの説明やら敵の説明やらでこんがらがっていた美竹だったけど、思っていたより飲み込みがはやい。
今ではクッパJr.程度なら余裕で一捻り出来てしまう。
それと、俺との会話にも慣れてきたのか、はたまた単純にゲームが面白いのか、どちらかは分からないがだんだんと笑顔かも増えてきた。やっぱり美竹は笑ってる時が1番可愛いなッ!
まぁ…こっちはその笑顔にあてられて何度か死にかけたんすけどね、はい。
あと美竹の負けず嫌いってこの時からあったんだ…なんか感動…。
「〜っ、またやられちゃった…。」
「どーれ、ハルキくんが仇取ったるか!」
「ッ…もう1回っ」
「そっかぁ〜♪気が済むまでやれ〜?たっくさんやれ〜?こんなもんなんぼやったって良いんだから☆おじさんは何時でも出来るんやから☆」
いや、可愛いかよ。どうしてくれんだよ表情筋が仕事してくれないよ。よかった〜美竹画面に集中してくれてて。危うくとんでもないニヤケヅラ晒すところだった…。
真剣にマリオを動かす美竹…尊い。
(…俺、本当にバンドリの世界にいるんだな…。)
推しの横顔を見ながらふと、そう思った。
正直今でも信じられない…。こう言う事はあまり思っちゃいけないんだろうが…、ぶっちゃけ俺の事轢き殺してくれた奴には少し感謝してしまっている。
大好きなゲームの世界に転生出来て、推しに会えて、そんで一緒にゲームが出来て…。
ん?待てよ…?俺その前にモカちゃん達とも会ってるよね…?あのAfterglowが初めて出会ったとされる聖地で…。うっそまじかよ、めっちゃ仲良く遊んでたよ??ちょー仲良くかくれんぼとか鬼ごっことかパン屋さんごっことかやっちゃったよ??
もしやこのまま上手く行けばAfterglowと一緒に輝かしい青春を謳歌出来るんじゃないのか!?
「俺ごときが良いんですかホント?」
「…?何が?」
「あ、いや、ごめん。今世の俺幸せ過ぎだろって話…。」
「…、コンセ??」
おっと…いかん、危うく言ってはいけない所まで口走るところだった…。危ない危ない。
「あーごめん、なんでもない。それよりどう?楽し?」
「うん…。難しいけど…楽しい。」
「そっか。なら良かった。」
微笑む美竹を見たらこちらもつられて笑ってしまった。
「2人とも〜?そろそろ夕飯出来るよ〜?」
「「え?」」
もう一度プレイしようと美竹がコントローラーのボタンを押しかけたその時、エプロン姿の母さんが部屋の扉を開けて入ってきた。
いや、と言うか今、『夕飯』て言ったか?
確認のため窓の外をチラ見してみると…既に空は真っ暗になっていた。おかしい、さっきまで昼間だったはずなのに…。
「時間経つのはっや。」
「うん…。」
どうやら驚いていたのは美竹も同じだったみたいだ。
「続きはご飯のあとだね。」
「うん…。お腹、空いちゃった。」
そう言って俺達は一旦コントローラーを置いてリビングに向かうのだった。
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「あ〜、食べた〜。」
「うん、美味しかった。」
「そう?なら良かった。」
食器を洗う母さんもにっこにこである。
いつもは3人で食卓を囲んでいだが今日は4人という事でいつもより賑やかな時間となった。美竹もこの家にすっかり馴染じんだようで終始楽しそうで何よりだ。
さて、飯も食べた事だし…また部屋でゲームでもやりますか。
「あ、そうそう。お風呂もう湧いてるから蘭ちゃん先に入っちゃう?」
む、なんだ。早いな…。もう準備してたのか…。
「…、」
母さんの提案を聞いた美竹は少し考え込んでいる。多分美竹もゲームの続きをやるつもりだったんだろうな…。
「ゲームは風呂上がりでもできるし、先入ってもいいんじゃない?そのままにしとくよ?」
「…じゃあ、入ってくる。」
「うむ。」
さて…そうなると上がって来るまで少し暇になるな…。まぁ適当にマンガでも読んで時間潰せばいいか。
「じゃあ蘭ちゃん一緒に入りましょ〜♪着替えとかタオルとかの準備はバッチリだから!」
「え、あぁ…。はい、」
う、うわ〜…、勢いすごォ〜。引くわ〜。
「母さん…。頼むから犯罪者にはならないでね?」
「は、遥輝?そんなに母さん信用ない??」
「なんか顔が邪。蘭ちゃん?変な事されたら大きな声で叫ぶんだよ?絶対助けに行くから。…父さんが。」
「え、う、うん…?」
よし、これだけ言っとけば万が一母さんが暴走してもなんとかなるだろう。
「いや、行くのは俺なのかよ。」
なんか言ってる父さんは知らん。夫だろ。気合い入れろ。
「もぉ〜。そんなに信用ないなら遥輝も『一緒に』入る?そうすれば安心じゃない?」
「ッ!!?////」バッ
「は?」
なんかとんでもない事言ってないかあの人…。やめてよ、美竹顔真っ赤にしてガン見してきたじゃないですか。
いやいや、入らないからな?誰がなんと言おうと俺は絶対入らないからな?
おまけ
※ゲーム教えてる時の遥輝くん。
「クリボーみたいな敵はだいたい踏んずければ倒せるよ!まぁファイヤーとかあればそっちの方が楽なんだけどね。―――そうそう!そんな感じ!蘭ちゃん意外とやるね〜♪」
※ゲーム中の遥輝くん。
「(ꐦ°᷄д°᷅)おい何クッパJr.の分際でイキってんだよ!!?おいガキィ!!!おいガキがよ!ガキが代!」(国歌)
「…はるきくん、ゲームするとなんか別人みたいでちょっとコワい…。」オドオド
ゲームやってると性格が凶暴になるのって…普通ですよね?
次回、『推しの子ver.ロリ、あと俺、Part2』
誤字脱字あったらよろしくですm(*_ _)m