令和のジャックザリッパー   作:佐倉シキ

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降谷零の分析 上

 

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【捜査資料】

 

連続殺人犯「仮称:アルシエル」捜査概要

 

1. 事件件数

確認済み殺人事件:29件

未確認だが関連が疑われる事件:不明(全国規模で散発的に報告あり)

 

2. 犯行概要

 ・ 基本的手口:首部の切創による刺殺。動脈を狙う確実性の高い切断。

特異例

 ・ 社交パーティー会場で模倣犯を刺殺(観衆の中での大胆な犯行)

 ・ 盆栽愛好会での撲殺。

 ・ 少女連続誘拐犯を解体(バラバラ殺人)

 ・ 客船内でマフィア構成員10名を殺害。

 ・ 大阪にて模倣犯を毒殺。

 

3. 犯人像

 ・ 性別:不明(体格、身体能力から若い男性と推測されるが確証なし)

 ・ 年齢:20代前半~30代半ばの可能性。

 ・ 犯行の一貫性:基本は首部刺殺に固執。だが一部で手口が変化。

 ・ 特徴:常に証拠を残さず逃走。複数の目撃証言があるが、顔の描写は一致せず。

 

4. 捜査線上の仮説

 1.自警団的シリアルキラー説

 犯罪者や模倣犯を狙う→ 神の裁きを自称している可能性。

 2.プロの暗殺者説

 客船でのマフィア殺害はプロフェッショナルな動き。報酬や依頼に基づく犯行か。

 3.複数犯説

 刺殺、撲殺、毒殺など手口に揺らぎ → 1人ではなく思想を共有する集団の可能性。

 4.思想犯説

 社会的に目立つ舞台(教会、パーティー、客船など)を選ぶ傾向あり。世間へのメッセージ性が強い。

 

5. 捜査状況

 ・ 犯行現場には統一した痕跡が残らず、DNA、指紋照合すべて不一致。

 ・ 犯人は必ず現場から即時に消失、尾行も不可能。

 ・ 高い身体能力を持つ若い男”説があるが、これは数少ない目撃証言に基づく憶測。

 ・ 警察内部でも単独犯かどうか。動機が快楽、正義、依頼のどれなのかで意見が分かれている。

 

6. 危険性評価

 ・ 一定の規範(刺殺のこだわり)がある。

 ・ 現状、日本国内における重要指名手配対象。

 ・ 模倣犯やファンが全国的に発生中で、社会不安を増大させている。

 

 

 

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「これだけ、か……」

 

米花町の閑静な一角に建つマンション、MAISON MOKUBA。その一室のリビングで降谷零は書類の束に向き合ったまま、大きくため息をついた。夜の静けさを破るのはエアコンの低い駆動音と、紙をめくる乾いた音だけ。照明に照らされた横顔は険しく、頬杖をついた指先に重苦しさが滲んでいた。

 

彼が目を通しているのは、部下から送られてきたファイル。そこにまとめられているのは連続殺人鬼“アルシエル”について警察がかろうじて掴んでいる情報だった。断片的な証拠や目撃証言、推測の域を出ない憶測まで寄せ集められてはいるが、肝心な核心に迫る要素はどこにもない。しかもその中には、彼が起こしたとされる29件の殺人事件の記録が一件ごとにまとめられていた。マフィア関係の件については一本に纏められてしまっているが、そこはまあ良い。

 

要するに、警察はアルシエルについてほとんど何も掴めていない。事実を突きつけられたような無力感に、降谷は眉間を押さえて深く息を吐いた。期待など初めからしていなかった。それでも落胆は避けられない。

 

その気配を敏感に感じ取ったのか、膝の上で丸くなっていた小型犬のハロが、不安げに顔を上げた。つぶらな瞳が「大丈夫?」とでも言いたげに飼い主を見上げる。その仕草に思わず口元が和らぎ、降谷は白い毛並みを撫でてやった。だが、癒やしに浸っている暇はない。彼には知らねばならないことがある。謎に包まれた殺人鬼、アルシエル。その実像を。

 

「アルシエルはベルモットの事を知っている様子だった。それに、ベルモットもまた彼の事を知っていた。組織の関係者……いや、被害者と見る方が正確か」

 

ぽつりと呟き、降谷は視線を窓の外へと移した。夜景が広がるガラスの向こうに、ミステリートレインでの出会いが甦る。あの時、アルシエルは確かにベルモット……いや、正確には“黒の組織”そのものに対して隠しようのない憎悪を剥き出しにしていた。鋭い眼差し、激しい怒声。そこに偽りはなかった。強い因縁があることは疑いようがない。

 

「kitty、子猫……蔑称か?ベルモットは彼の事を見下し、馬鹿にしている?その割にはしっかりと厄介に思っている様子だったな……。となると、アルシエルはベルモットから見て子猫と呼べる程度には幼い存在なのか?いや、そもそもベルモットが幾つなのかも判断がつかない以上この推論は危険か。……そういえば、山猫の子は山猫って言っていたな。なら、アルシエルの母親が組織の関係者だった、と考えるのが自然か」

 

独り言のように分析を重ねる声は低く、理性と直感の間で揺れていた。組織には戸籍もなく、足取りすら掴めぬ人間など腐るほどいる。その中からアルシエルの母親を探り出すのは至難の業。今生きているのかすら定かでないのだ。自分がいかに探り屋と呼ばれようと、容易なことではなかった。

 

「まずは、分かるところから分析してみるしかないか。科警研の真似事にしかならないだろうが……」

 

ハロの柔らかな頭をもう一度撫でながら、降谷は深く息を整える。書類の文字を一字一句、頭に叩き込み、脳内で丹念に並べ替えていく。

 

「象徴的なものはやはり赤いカードだな」

 

思考の焦点は自然とそこに絞られる。警察内部ではよく知られているアルシエルの犯行を証拠づける赤いカード。そこに書かれた文面を思い出す。

 

“ From Gehenna.

Greetings, ruthless murderer.

The gates of Hell stand open, waiting for you.

Please go ahead, I will see you there.

I shall offer my apology in Hell.

Have a pleasant journey.

Farewell.”

 

 

直訳すると、“地獄より。こんにちは、残忍な殺人者よ。地獄の門が開いて貴方を待っています。どうぞ進んで、待っていて下さい。お詫びは地獄で致します。それでは良い旅を、さようなら”となる。

 

(こう言う物証を残していくのは若い男の方が統計的には多い。特に警察に送りつけてくるようなタイプは大体ナルシストで、自己陶酔が激しい……だが、そう言うタイプには見えなかった)

 

脳裏で統計の数値を弾き出しながらも、降谷の直感はそれを否定していた。赤いカードは最初から存在したわけではない。初めの二、三件には何の痕跡もなく、別々の事件だと判断されていた。それに気づいたアルシエル自身が己の犯行を識別させるためにカードを残すようになったのだ。

 

「Xキラー、なんてのも居たな。そう言えば……」

 

過去の事件が脳裏に過ぎる。平成の日本を震撼させた連続殺人鬼。犯罪者ばかりを狙い、殺害後に口紅で被害者の顔に大きなバツ印を描く。それがXキラーの象徴だった。

 

(Xキラーと同じような犯行のブランド化か、それとも他の殺人と区別させるための行動。これはどちらだ?自分の力を見せつけるためなのか……?

ただ、だとしたら赤いカードの件を公表されてない現状は耐えがたいとも考えられる。一部の事件は報道すらされていないし、ナルシストなら自らが起こした事件を報道関係に持ち込んでもおかしくない。むしろ警察が後手に回ってる現状に大喜びして、もっと派手に目立とうとするかも……)

 

だが、アルシエルにはそうした気配がない。派手に目立つことを望んでいるのではない。降谷は静かに結論づける。目立ちたいわけではないのだ。

 

となれば彼は快楽殺人犯ではない。やはり“殺人者への制裁”を目的としていると考えるのが妥当だった。

 

第一に、首を切り裂くという行為自体制裁の色が強い。降谷は机の上に散らした資料を凝視しながら考える。アルシエルはほとんどの殺人において被害者の首を切り裂いている。つまりこれは彼にとって拘りであり、象徴でもあるのだろう。あまりにも目立つ方法。首を切るという行為は、相手の命を断ち切る行為そのものを強調している。そこにはやはり“制裁”という意味合いが強く浮かび上がる。そして未解決事件の犯人だけを狙う。逆に、解決済みの事件の犯人には絶対に手を出さない。そこには確かな自己ルールが存在していた。秩序を重んじ、独自の正義に従う。言ってしまえば、ヴィジランテだ。

 

「チッ……」

 

不快感に舌打ちが漏れ、降谷の顔に影が落ちる。そもそも事件を解決できていない警察の不甲斐なさも問題だが、あざ笑うようにその犯人を次々と殺して回る行為も癪に障る。結果としてこの殺人鬼は、日本中に混乱と不安をもたらしているのだ。

 

「どんな理由があろうとも、許されないな」

 

声は低く冷たい。理由、動機。それもまた重要だった。模倣犯を容赦なく殺す点からも、自己の正義を汚されることを絶対に許さない、強烈な独占欲があるとも考えられる。犯罪心理学的には使命感を持つタイプのシリアルキラーだ。社会を浄化する、という大義を掲げる存在。だが、コナンの証言が引っかかっていた。“正義を気取ったつもりはない”。アルシエルはそう言い放ったらしい。これらはあくまで八つ当たりだ、と。

 

(八つ当たり……つまり本懐は別にある。恐らく組織の誰か。あの銀髪の男性と、その妹を殺した人物だろう)

 

未解決事件の犯人を殺すのは、組織に辿り着くための手段。そう仮定すると筋は通る。だが降谷の顔はすぐに曇った。

 

(いや、違う。そこら辺の殺人犯を幾ら殺したところで連中の情報を掴めるはずがない。それで済むなら俺だって苦労しない。……となるとここは深読みせず、言葉通りに受け取るべきか?組織以外の殺人犯を殺すのは、本当にただの八つ当たりだと)

 

八つ当たり。

そう考えると、かえって不自然だ。

 

(組織を追っているというのに、そんな無意味なことをするだろうか?余計に身を危険に晒すだけだ。人を殺す経験値稼ぎ、という考え方もある……が……)

 

彼は一枚の写真を手に取り、改めて見る。最初の被害者である神父の殺害現場の写真。鮮やかすぎる断面。

 

(この時点で既に、殺人に対する経験値……いや、“戦い”そのものの経験を持っているように見える)

 

ならばこそ、余計に意味がない。

 

(やる必要のない殺人をやるということはつまり、アルシエルにとってこれはやらざるを得ない、やらなければならない行為。言い換えるのなら、“殺人犯を殺すことを我慢できない”と考えられるか?)

 

強迫的に繰り返さざるを得ない行動。降谷の脳裏に過去の症例が浮かぶ。どうしてもある行為を我慢できず、そうしないとおかしくなってしまう症例。

例えば強迫性障害。不安やこだわりが過度に膨れ上がり、生活に支障が出る病。行きすぎれば殺人にまで至った例も多々存在する。

 

だが、強迫性障害による事件は基本的に儀式的な事が多い。“こうしないと恐ろしい事が起きる”や“こうしなければならない”という強迫観念に迫られての犯行となるからだ。それはアルシエルの犯行とは少し違う気がする。不安を解消したい気持ちでやる犯行で、ここまで綿密に下調べをし、証拠を一切残さずに事件を完遂できるものだろうか。降谷は首を横に振る。

 

(そう考えると……恐らく、もう一つの症例の方が正解に近い)

 

「PTSD……」

 

小さく呟いた声が部屋に落ちる。

 

PTSD。別名、心的外傷後ストレス障害。圧倒的なトラウマ体験の後、日常生活に支障をきたす強烈で不快な反応を引き起こす症状。

 

(組織の連中に何かをされ、強烈なトラウマを負った。そのせでPTSDを患い、何らかの条件を満たした瞬間、発作が起きる。そうして“人殺し”に対する殺意と憎悪を抑えられなくなる。だが、組織の人間は見つからない。見つけられない。だからその代わりに、今は手の届く範囲にいる殺人犯を八つ当たりのように殺して感情を発散させている……うん、これが一番しっくりくるな)

 

机に身を預け、降谷は深く息を吐いた。しっくりくる、といっても所詮は継ぎ接ぎの情報から生み出した仮説にすぎない。これ以上少ない情報を無理にこねくり回せば虚像を組み上げてしまうだけだ。犯人像の分析はここまでで良い。

 

ならば次に考えるべきは───

 

「アルシエル。君は次に誰を狙うのかな」

 

降谷の声が低く響いた。

そう、次の被害者。アルシエルと直接相対するには、以前のような奇跡的な偶然に賭けるか、あるいは彼が狙いそうな殺人犯をこちらが先に探し出し、待ち構えるか。その二択しか残されていなかった。

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

【未解決の殺人事件の概要をできるだけ多くまとめて送ってくれ。できれば複数人殺されているものがいい】

 

その曖昧極まりない指示が風見のもとに届いたのは、もう夜も更けた頃だった。上司がどのような情報を求めているのか、あるいはどの程度まとめれば満足するのか。そんなことは一切不明。だが、風見はこうした無茶振りにももう慣れていた。慣れたくはなかったが、慣れてしまったのだ。ため息をひとつ吐き、見ていた歌唱番組を録画に切り替えるとすぐに机に向かう。蛍光灯の白い光に照らされながら、彼はパソコンを操作し、資料や新聞記事、過去の事件記録を丹念に拾い上げていった。数時間にわたり目と指を酷使してデータを集め、ようやく幾つかの、複数人が殺害されている未解決事件と思しき案件を整理し、降谷のもとへ送信したのは、すでに日付が変わった頃だった。

 

だが当然、多忙な降谷が寝ているはずもない。送られてきたファイルにすぐさま目を通すと、短く礼を返し、そこに記されたいくつかの事件の概要へと鋭い眼差しを落とした。

 

 

 

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事案①「斎条公園連続殺人事件」

・発生時期:平成XX年~平成XX年

・概要:大阪市西成区の斎条公園周辺にて、路上生活者や日雇い労働者を中心とした被害者5名が相次いで殺害される。死因はいずれも薬物過剰投与による中毒死。

・特徴:被害者同士に直接のつながりはなく、いずれも社会的に目立たない人々。生活困窮者を狙った犯行の可能性が高い。

・現状:事件は沈静化しているものの、容疑者は特定されておらず未解決のまま。

 

 

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事案②「大宮放火殺人事件」

・発生時期:令和XX年

・概要:埼玉県さいたま市大宮区の住宅で深夜に火災が発生。住人家族5名が死亡。現場検証で屋内からガソリン反応が検出され、放火と断定。3日前にも同市内で別の住宅火災があり、住民3名が死亡、1名重傷、1名重体。

 ・特徴:死亡者の遺体には縛られた痕跡が残されていた。怨恨の可能性があり、火災は証拠隠滅を兼ねたものと推測される。

・現状:犯人像も動機も不明。

 

 

 

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事案③「川崎少年グループ殺害事件」

・発生時期:令和XX年

・概要:川崎市の河川敷で遊んでいた中高生3人が何者かに襲撃され、鈍器で頭部を強打され、2名が死亡。1名が重体。

・特徴:現場には財布やスマートフォンなどがそのまま残されており、金銭目的の犯行ではない。暴力衝動を満たすための無差別的な犯行の可能性。

・現状:地域の不良グループ間の抗争説が囁かれたが、証拠不十分で立件には至らず。

 

 

 

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事案④「小田原主婦失踪、遺体発見事件」

・発生時期:平成XX年

・概要:神奈川県小田原市にて、近隣に住む主婦2名が相次いで行方不明となる。その後、山中から遺体で発見。いずれも縛られた痕跡が残されていた。

・特徴:被害者はいずれも30代から40代の既婚女性。生活圏は2km圏内に集中しており、計画的な拉致が疑われる。

・現状:容疑者候補は複数浮上したが決定打なく、事件は風化の一途を辿っている。

 

 

 

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「あるもんだな、嫌な感じだ……」

 

資料を閉じた降谷は、低く吐き捨てるように言葉を漏らした。風見が優秀であることはもちろんだが、それにしても短時間でこれほど胸糞の悪い事件が並ぶとは。気になるのは最初の4件だが、それ以外に風見が送ってきたものも中々悲惨な事件だった。ページをめくるたびに、胸の奥に澱のような不愉快さが積み重なっていく。これだけの犠牲が出ているのに、未だ犯人は捕まらず野放しのまま。被害者遺族はどんな思いで日々を過ごしているのか。想像するだけで胃の底が重くなる。……なるほど、アルシエルに信奉者が生まれる理由も理解できなくはなかった。

 

だが、だからといって許容できるはずもない。降谷にできることはただ一つ。少しでも早く事件を解決し、悪人を捕らえること。そのためならば、どんな手段でも選ぶつもりだった。

 

さて、と視線を戻す。このたくさんの残酷な殺人の中で、どれがアルシエルの逆鱗に触れるのだろうか。もちろん、どれでもない可能性だってある。だが、降谷の直感は一つの事件に強く引き寄せられていた。

 

「連続放火殺人、ね……」

 

低く呟いたのは、大宮で起きた事件の名だった。大宮区内の木造住宅で火災が発生し、住人家族5名が死亡。現場検証によれば、屋内各所からガソリン反応が検出され、放火によるものと断定された。そしてその一週間後、近くでまたもや同様の火災が発生し、住民3名が死亡、1名が重傷、1名が重体。

 

決定的だったのは、両現場の被害者に共通して縛られた痕跡があったという事実だ。つまり、彼らは生きたまま家に閉じ込められ、焼き殺されたのである。想像するだけで喉の奥が灼けるような感覚だ。焼死とは、最も苦しい死因とも言われている。それを何の罪もない人間に行える犯人の残虐さには吐き気すら覚える具合だ。

 

『お前ら組織の誰かが、生きたまま焼いて殺した警官の顔だ!』

 

かつて列車の中でジャックが放った怒りに満ちた声が、鮮やかに脳裏をよぎる。もしも銀髪の男が本当に“生きたまま焼かれて”死んだのだとすれば、この事件に心を引かれずにはいられないはずだ。

 

「この事件、君は見逃せないんじゃないかな?アルシエル」

 

降谷は目を細め、不敵に笑った。後は単純なことだ。彼よりも先に犯人を特定し、その人物を監視する。そうすれば必ず、殺人鬼は姿を現す。降谷はそう結論づけると、すぐさま大宮での放火殺人に関する情報収集へと動き出した。

 

 

 

 

 

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