通路の透明な強化ガラスの天井から、左斜め前方に見えるラルガタワーが随分と大きく見える。
そして、ラルガタワー下のドームに繋がっている通路は二人が向かっているこの先のドームと交わっていた。
後もう少しだ。
レオンとルナは止まったムービングボードを降り、用心してドームの入り口に立った。
だが、今度は戦闘員が現れる気配はない。
「ねえ、幹部四人の内三人までいたって事は、もしかして、あのボルグもいるって事?」
他の幹部のいたドームの入り口には、シャドーの戦闘員はいなかった。ここと同じに。
ルナは、自分まで実験材料にしようとしたダークポケモン研究所所長の顔を思い出し、ゾクッと身を震わせてレオンの背中にしがみ付く。
肩に斜めに掛けたポシェットからモンスターボールを取り出し、早々にピカチュウ達を呼び出した。
ルナが言ったように、中にボルグがいる可能性は十分に有り得る。
レオンは警戒しながら、開いた扉を抜けてドームの中に入った。
しかし、そこには誰もいなかった。正面と左手に扉が、そして、右手にはポケモン専用のパソコンがあるだけだ。
正面の扉は、今入って来た扉と同じ機能重視のヤツだった。
一方左手にあるものは、六角形で中央にモンスターボール型の開閉装置が付いているのは変わりないが、全体に金と銀で装飾された扉に三匹の伝説のポケモンの姿がレリーフされ、贅沢を絵に描いたような、いかにも高級リゾートカジノに相応しい豪奢な造りになっている。
さっき通った通路から見た時、この扉の先の通路に繋がっているタワー下のひと際大きなドームから、真っ直ぐ上に向かって透明なパイプが伸びていた。
クロの話ではコロシアムはタワーの
とはいえ、扉の前にある斜め十字に交差した太い棒が邪魔で扉を開けられない。この棒をどうにかしない限り、その先へは進めないということだ。
レオンはまずパソコンを使ってポケモン達を回復させた。
それから先に調べていたルナと共に、二人で棒を何とかする方法を探して扉の周囲を見て廻る。
問題の扉の両脇には赤、緑、そして、青、黄色と二つずつ大きなモンスターボールの飾りが埋め込まれてあったが、それ以外棒の回りにも壁にも特に変わった所は見当たらない。
「ねえ、レオン。これって何か嵌め込めるんじゃない?」
じっと壁に埋め込まれたモンスターボールの飾りを見ていたルナが、中央の開閉ボタンを模した部分を示して言う。
見てみると、確かにそこにコイン程度の大きさの六角形の
——この形は……
レオンはコートのポケットに手を突っ込み、三人の幹部がくれた用途不明のⅠDバッジを取り出した。
試しにモンスターボールの色と同じ赤いⅠDバッジを、その窪みに嵌め込む。
——と、上半分の赤い部分が、光がうねる様に輝き出した。
ミラーボはこれがないと先に進めないと言っていたが、もしかしたらそれはこの事なのかもしれない。
レオンは後二つ、緑と青のⅠDバッジもそれぞれ同色のモンスターボールの窪みに嵌め込んでみる。
緑と青のモンスターボールも赤と同じ様に上半分が輝き出す。
しかし、豪華扉の入り口を通せんぼしている棒が外れる気配はない。
やはり後一つ、黄色いモンスターボールにも同色のⅠDバッジをセットしなければ駄目らしい。
「ボルグを捜すしかないか……」
「え? ボルグを?」
思いっ切り嫌な顔をするルナに、レオンは頷いた。
「ああ、この黄色いヤツのⅠDバッジを持っているのは、多分ボルグだ」
ここを開けるのに必要なⅠDバッジは四つ。ミラーボ達は一つずつ持っていた。ならば、奴も持っている筈だ。
ボルグを捜して倒し、ここに入る黄色のそれを手に入れなければ、この先に進めない。自分を招待した奴がいるラルガタワーコロシアムには。
レオンはボルグ戦用にパソコンで手持ちのポケモンを交換すると、残る一つの扉に向かった。
ムービングボードで長い通路を渡り、次のドームに進む。
ここにも入り口の前に戦闘員の姿がない。
扉を開け、二人は慎重にドームの中に入った。
そこには黒髪の男が一人、ドームの中央に立っていた。
前髪の一房だけたなびく様に長い。細く黒い遮光グラスを掛け、青いラインの入った白いコートを着た男——シャドーの最後の幹部であるボルグだ。
「ほ~お、二人仲良くのこのこと、めかし込んでやって来たか」
自分を見て、思わず少年の背後に隠れるようにしがみついた少女を見やり、ボルグは皮肉たっぷりに言う。
それを無視し、レオンは自分の要求を突き付けた。
「あんたが持っている黄色のⅠDバッジを渡せ」
「成程、既に他の三人を倒し、あのメインゲートの扉を開けるⅠDバッジを手に入れたか」
正確に状況を分析し、ボルグはニヤリと笑った。
「いいだろう。この間はバトルよりデータ取りを優先させた為、少々不覚を取ったが、今度はそうはいかないぞ。何しろお前のポケモンのデータは、全てこの頭の中に入っているのだからな。
そんなパーティー気分じゃ、俺に勝つ事は出来ないぜっ!」
と、手持ちのポケモンを繰り出した。
一匹は全身を岩の鎧で覆ったような体をした地面と岩タイプを併せ持ったサイホーンが進化し、後ろ足だけで立てるようになって体長が二メートル近くなったサイドンだ。
鼻の先にあるツノがドリルのように変化し、これで突かれると硬い岩石でも簡単に穴が開いてしまう程の威力がある。
そして、もう一匹は暗闇の中で生活している為目が無く、口から超音波を出して飛び回る、毒と飛行を兼ね備えたズバットの最終進化形のクロバットだ。
こちらも体長が二メートル近く、足も羽根に変化して高速で飛び回れるようになっている。
レオンは背中にしがみつくルナにプラスル達と離れている様に言うと、ドラゴンと飛行タイプを併せ持つチルタリスと、ゴーストタイプのムウマを呼び出した。
ボールから出てきて大きく真綿のような翼を羽ばたかせ、チルタリスはすぐ生真面目に戦闘体勢を取る。
そんな相棒をつまらなそうにチラリと見やり、ムウマはフラフラと宙を漂いながら、仁王立ちのサイドンと
「クロバット、チルタリスに『どくどく』 サイドン、『岩なだれ』だ」
「チルタリスは『神秘のまもり』 ムウマはクロバットに『十万ボルト』だ」
両者が同時に指示を出す。
前回のバトルでボルグは状態異常技の『あやしい光』で、しつこくレオンのポケモン達を混乱させてきた。
それを教訓にレオンはチルタリスに『神秘の守り』を覚えさせたのだ。混乱だけでなく、あらゆる状態異常を引き起こす技から身を守れるように。
だが、羽根が四枚になった事で格段に素早さが上がったクロバットは、チルタリスが『神秘の守り』を展開する前に、目にも止まらぬ速さで毒性の強い液を吐き掛ける。
その後でチルタリスが『神秘の守り』を張っても、一度毒状態になった体を癒すことはない。
「くっ……」
レオンは唇を噛み締めた。
頭上にバチバチと激しく放電する球を造り出したムウマが、くるりと体を一回転させて球を弾き、クロバットに叩き付ける。
だが、それはどういうわけか、クロバットではなくサイドンのドリルの様なツノの上に落ちた。
決して外したわけではない。途中で電気の球が吸い寄せられるように、サイドンに向かって軌道を変えたのだ。
「うそっ、なんで!?」
ルナは驚きに目を見開いた。
——そうか、こいつは……
レオンはある事に気付き、ぎりっと奥歯を噛み締める。
電気タイプのポケモンの中で、電気タイプの技を自分に引き寄せる特性の奴がいる。「避雷針」という特性だ。けれどそれは何も電気タイプ特有の特性ではなかった。
このサイドンは、その稀である「避雷針」の特性持ちなのだ。しかも地面タイプでもあるサイドンは、それを受けても全くダメージはない。
——こいつがいる限り、電気タイプ技は全て無効化されてしまう……
計算されたボルグのポケモン選択に、レオンは拳を握り締めた。
会心の一撃を邪魔され、ムウマはぷうっと頬を膨らませてサイドンを睨む。
仲間への攻撃を無効化したサイドンは、広げた両手を頭上に掲げて
直後中空に無数の岩塊が出現し、レオンのポケモン達に向かって降り注ぐ。
「躱せっ」
鋭く命じるレオンに応え、ムウマがゴースト特有の姿消しで岩塊を避けるが、雪崩落ちてくるそれらを全部は避けきれず、また毒に苦しむチルタリスも素早く動けずにモロに浴びてしまう。
苦悶の表情を浮かるが、それでも二匹は何とか堪え切った。
そこで漸くチルタリスが毒に冒されながらも力を振り絞り、自分とムウマの周囲をうっすらと虹色に輝く透明な神秘のベールで包み込む。
これで当分の間は毒を喰らうことはない。
「ムウマ、クロバットに『サイコキネシス』 チルタリスはサイドンに『冷凍ビーム』だ」
「なにっ!?」
ボルグは思わず目を見開いた。
普通ドラゴンタイプは大の苦手である氷タイプのポケモンに対抗する為に、炎タイプ技を技マシンで覚えさせておくのだが、まさかその苦手な氷タイプ技を覚えさせるとは。しかもムウマまで『サイコキネシス』が使えるとは予想外だった。
「クロバット、サイドン『守る』」
サイドンの特性を見てのレオンの対応に、ボルグもすぐさま戦法を変える。
意外な技を出されて意表を突かれたが、それ程計算に狂いは生じていなかった。
とはいえさっきの『岩なだれ』でチルタリスが怯まず、『神秘の守り』を使われてしまった以上、当初の計画は変更せざるを得ない。
もっとも厄介な『神秘の守り』を張れるチルタリスは既に毒に冒されている。こちらが手を出さずとも勝手に倒れてくれるだろう。
そう考えたボルグは、まずは相手から『神秘の守り』を無くさせるために時間稼ぎに出たのだ。
鉄壁の守りに阻まれ、ムウマの『サイコキネシス』もチルタリスの『冷凍ビーム』も相手に届く事は無かった。
「くっ」
驚いていても冷静に対処するボルグを、レオンは苦々しげに見やる。
その間も毒が体を
『神秘の守り』が効いている内に、『どくどく』を持つクロバットだけでも倒さなければ。
「ムウマ、サイドンに『あやしい光』 チルタリスはクロバットに『冷凍ビーム』」
——サイドンを混乱させ、チルタリスに効果抜群の岩技を出せなくさせて、その隙にクロバットを潰すつもりか……
「クロバット、ムウマに『空を飛ぶ』」
瞬時にレオンの意図を察し、ボルグも指示を飛ばしながら、ムウマより遅く決め手に欠けるサイドンをボールに戻した。
そして、別のポケモンを呼び出す。
出てきたのは体長一メートル強の紫色の星を重ね合わせたような姿のエスパーと水タイプを併せ持ったスターミーだ。
ヒトデマンの進化形で、星型の体の中心部にある赤いコアが更に大きく立派になり、素早さも一段と速くなっている。
これならムウマより速く動け、一気に叩き潰せる。
だが、出した途端サイドンの代わりに、ムウマの『あやしい光』を浴びてしまったスターミーは混乱してしまう。
チルタリスも口を開けて冷気を帯びた息吹を浴びせるが、それよりも速くクロバットは上空高く飛びあがっていた。
すかさずボルグがムウマに対しスターミーに『サイコキネシス』の指示を出す。
混乱していても全く技が出せないわけじゃない。それにこのスターミーは混乱に弱い方ではなかった。
だがレオンのムウマの『あやしい光』は余程強力だったのか、スターミーは混乱した状態では満足に技が出せず、誤って自分自身を攻撃してしまう。
一方クロバットは急降下してムウマに一撃を加えるが、くるりと中空で一回転してその衝撃を受け流して何とか堪え切ったムウマは、より威力の高い自分のタイプ技である『シャドーボール』を混乱するスターミー浴びせた。
効果抜群の技をモロに急所に浴びたスターミーは、抗する事が出来ず体を硬直させたまま仰向けにひっくり返る。
「うぬぅ……」
スターミーならこれくらい十分堪えられる筈だったのに、予想以上にムウマの技の威力が高い。
仕方なくボルグは再びサイドンを呼び出した。
その間にムウマに一撃を加えたクロバットに、チルタリスが冷気の籠る息吹を浴びせ、そのまま全身に回った毒で力尽きる。
「よく頑張ったな、チルタリス」
長年の相棒のエーフィだ。
それを見てボルグは微かに眉を
「クロバット、ムウマに『かみつく』 サイドンは『岩なだれ』」
怯み技によって、相手に技を出させなくさせるつもりだ。
「エーフィ、クロバットに『サイコキネシス』だ」
レオンも相棒に指示を出すと、すぐさまサイドンに有効技を持たないムウマを引っ込め、代わりにヌオーを出した。
出て来るとヌオーは早速パカリと開けた口から舌を出し、その上に乗る宝物を見てニンマリと笑う。ヌオーのお宝愛とマイペースぶりは相も変わらずに健在だった。
冷気を受けて少し動きが鈍ったクロバットは目標が突然入れ替わり、噛み付きにくそうな青いツルぷよの体に一瞬躊躇する。
その刹那、エーフィが額の紅玉に集束させたサイコパワーを一気に叩き付けた。
全身にそれを浴び、クロバットは体を硬直させてそのままポテリと床に落ちる。
「——っ」
相変わらずの規格外のエーフィの技の威力に、ボルグは忌々しげに舌打ちする。
目を回すクロバットをボールに戻し、次のポケモンを繰り出す。
体長一・二メートルの真っ白なずんぐりした体に、白い翼の先端と額から頭に掛けて青く、黄色い大きな
進化前に比べかなり力がついた為、よく嘴の袋に物を入れて運ぶ空の運び屋として使われている、
サイドンが中空に無数の岩塊を呼び出し、エーフィとヌオーに向かって雪崩のように降り注ぐ。
エーフィが素早く落ちてくる岩々の間をすり抜け、それらを全て回避する。
一方ぽおっと舌に乗せたお気に入りのアイテムを眺めていたヌオーは、最初の一撃を頭に受けてお宝を落としそうになり、痛みで涙目になりながら慌てて舌を引っ込めた。
短い手で頭を庇うもののあまり効果は無く、岩塊を全身に浴びてしまうが、ダメージはそれ程でもなかった。
ふっと、エーフィ達を包んでいた神秘のベールが、剥がれ落ちるように消えて行く。
それを待っていたボルグが、即座に指示を出す。
「ペリッパー、エーフィに『どくどく』 サイドン、ヌオーに『どくどく』」
「エーフィ、ペリッパーに『サイコキネシス』 ヌオーは『なみのり』だ」
レオンも同時に指示を飛ばす。
確かに『どくどく』は技マシンで殆どのポケモンが覚えるが、まさかクロバットだけでなく、持っているポケモン全てに覚えさせていたとは。
まともに戦おうとせず、何処までも状態異常を狙うボルグに、言いようもない怒りが込み上げる。
エーフィがふるりと首を振り、額の紅玉に収斂させたサイコパワーをペリッパーに放つ。
その直後、短い両手で頭を抱えていたヌオーが涙目をサイドンに向け、恨みを込めて大きく伸び上がった。
逆巻く様に湧き上った高波が、エーフィの放ったサイコパワーを追うように、怒涛の勢いでボルグのポケモン達を呑み込んで行く。
水が引いた後には根こそぎ体力を奪われ、全身がびしょ濡れになって床に倒れ伏すサイドンとペリッパーがいた。
「………」
サイドンはまだしも、ペリッパーだけは何とかぎりぎり堪えられると思っていたボルグは、この結果に次に出すポケモンのボールを手に目を
——やはりこいつの持つポケモンは、どれも人の予測を軽く超えてくれる。
「どうした。早く次のポケモンを出したらどうだ」
モンスターボールを手にしたまま動かないボルグを、警戒しながらレオンが促す。
そんな少年を眺めやり、ボルグは何事か考え込んだ後、溜息をついた。
「どうやら、ここまでのようだな」
「なに?」
手にしたボールをしまうボルグに、レオンは怪訝な表情になった。
まだ出せるポケモンがいるのに、何故バトルを止めるのか分からない。
そんなレオンに、ボルグは軽く肩を竦めた。
「これ以上やっても無意味だということだ」
自分が後出せるポケモンは、電気タイプのライボルトだけだ。たとえ『どくどく』を決めても、あの不機嫌そうなヌオーの威力が割り増しになった『地震』の一撃で終わるだろう。
続けたとしても結果の知れているバトルなど、時間のムダでしかない。
「まったく、敵にしておくには惜しいやつだ。さあ、これを使ってメインゲートの扉を開けるがいい」
自分を負かした少年に黄色いⅠDバッジを放り、チラリと電気タイプの二匹のポケモンを抱える少女を見やった。
黒い遮光グラスの奥からの鋭い視線を感じたルナは、ビクっと肩を震わせてレオンに駆け寄り、キッとダークポケモン研究所所長を睨み返す。
——それ程までにこいつの強さを信じ、頼みにしているとはな……
滑稽なものでも見たように、ボルグは口の端を吊り上げて笑った。
「ふははは……、扉の先に何が待っているのか、おまえ達のその目で確かめるがいい」
尊大にそう言い捨て、まるで自分が勝ったみたいに胸を張って去って行く。
ボルグが行ってしまってホッとしたルナは、不安そうにレオンを見る。
「あの扉、本当に開けるの?」
「その為にこれを手に入れたんだ」
レオンは掌の黄色いⅠDバッジを示す。
「それは、そうだけど……」
負けたのに、あっさりし過ぎている幹部達の態度が、ルナは気になった。
もしかしたらあいつ等はバトルの勝敗には関係なく、仮にレオンが負けたとしてもⅠDバッジをくれたのではないかと。
そう考えると、その先には何かとてつもない罠が待ち受けているように思えてならなかった。
そんな彼女を安心させるように、レオンは不敵な笑みを浮かべて力強く請け合った。
「心配するな。俺は負けない」
「ええ、そうよね」
彼が誰よりも強い事は、ずっと一緒に戦ってきた自分が一番よく知っている。喩え罠があったとしても、レオンならきっと大丈夫。
彼の言葉に勇気付けられたルナは、頼もしそうにレオンを見返してにっこりと笑った。
主人公が使っているポケモン達の殆どはゲームでも使っていましたが、技構成は大分違っています。
主人公はローガンから大量の技マシンを譲り受けたので、ポケモン達に多彩で強力な技を覚えさせています。
ゲームの場合、それらを手に入れるのが大変だった。特にバトル山が。
ひたすら単調なバトルの繰り返しに、段々面倒臭くなって必要数手に入れるのを諦めた記憶が……