未来(あす)への扉   作:飛鳥 螢

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―アゲトビレッジ Ⅳ―(1)

 砂煙を上げて何もない砂地を暫く行くと、見た事のある白亜の壁が黄土色の砂原の中に見えて来る。

 うっすらと砂の積る正門付近の白い石畳の駐車場に、サイドカーを停めて防砂シートを掛けると、レオン達は正門を入ってすぐの中央に噴水のある、円形の広場の外周を流れる水路沿いに歩き出した。

 そこへ、広場の中から声が飛んで来る。

「おおい、君達!」

 振り返って見ると、以前知り合ったポワルンを連れた若者が、ジョギングしていた噴水の周りから逸れて自分達の方に手を振ってやって来る。

「こんにちはっ」

 ルナが元気に挨拶をする。

「ああ、君達も元気そうだな」

 肩に掛けたタオルで顔の汗を拭き、にこやかに半袖半パンの若者が応える。

「パイラのゴロツキも大分大人しくなったし、あれから君達どうしているかと思っていたんだか、こうして見ると……二人ともなかなかのお似合いクンみたいだな」

 肩を並べる二人の姿をじっくりと見て、ジョギング姿の若者がにんまりと軽口を叩く。

「えぇっ!?」

 いきなりの発言にルナは顔を赤くして驚きの声を上げたが、レオンは即座に無言で(きびす)を返した。

 そんなくだらない話を聞くより、今はバトルで傷付いた相棒達をポケモンセンターに連れて行く方が大事である。

 黙って行ってしまう少年に、若者は苦笑した。

「相変わらずのようだな、彼は」

 全くと言っていい程愛想がない。

「ええ、まぁ……」

 それでも大分よくなった方なのだが。

「それで、今日は何しにフェナスに?」

「ポケモンセンターと市長さんにちょっと用があって」

「ああ、市長なら最近忙しかったみたいだけど、今日は家にいると思うよ。さっき戻って来たみたいだから」

 噴水の周りをジョギングしていた時、外から戻った市長がこの噴水広場を横切って行くのを彼は見ていたのだ。

 それを聞いてルナはホッとした。

 町外れのスタンドに行くついでに寄ってはみるものの、何時も留守で会えなかったのだが、今日は大丈夫そうだ。

「じゃあ、レオンが待っているから」

「そうだな。僕もそろそろジョギングに戻るとするよ」

 片手を挙げ、半袖短パンの若者はポワルンを連れてまた噴水の周りを走り出す。

 それを見送り、ルナもレオンが向かったポケモンセンターに足を向けた。

 ジョギングの若者の言うように、以前みたいにパイラから駆けこんで来るトレーナーは殆どいないらしく、レオンはすんなりと相棒達を治療して返して貰っていた。

「レオン、今日は市長さん居るらしいわ」

「そうか……」

 少し考え込み、レオンはルナを見た。

「じゃあ、行ってみるか」

「ええ、市長さんに会うのも久しぶりね」

 嬉しそうにそう言うと、ルナは先頭を切って歩き出した。

 噴水広場の奥にある階段を上がり、暫く進んで左側に流れる水路を渡って市長の家に辿り着く。

「すいません、市長さん居ますか?」

 扉を開き、ルナは中を覗き込んで声を掛ける。

 突然聞こえた少女の声に、奥のデスクで書類を見ていた恰幅のいい髭もじゃの男が、びっくりしたように顔を上げて目を丸めた。

「お、おお……。これはこれは、ルナさんではないですか」

 慌てた様にデスクの上に広げた書類を引き出しの中に放り込み、市長のバックレーは微妙に引き()った笑みを浮かべ、少女とその後ろに付いて来た少年を出迎える。

「今日はどんな用でしょうかな?」

「えっと、ダークポケモンについて、何か新しい情報とかないかと思って」

 会う事は出来ないでいたが、テレビ電話の留守電で伝言を残したりして、まめに連絡と取っていたルナだった。

「いや、申し訳ない。このところ色々と雑多な用事が増えて、中々そちらに手が回らくてね」

 バックレーはしょぼくれて肩を(すぼ)め、情けなさそうに弁解する。

「そんな気にしないでください。あればいいなぁって思った程度だから」

 慌てて手を振り、ルナは言葉を継いだ。

「それに、今日は報告する事があって来たんです」

「ほう、どんなものですかな?」

 一転し、バックレーは居住まいを正して耳を傾ける。少女の話を聞く気満々である。

「実は、あたし達今日の朝方までシャドーのダークポケモン研究所にいたんです」

「な、なんですとぉっ!?」

 仰天し、大きく目を見開いたバックレーは、慌てふためいて訊き返す。

「そ、それは本当ですかな?」

「ええ、研究所は砂山に隠された砂漠の真ん中にあったんです」

 と、昨日から今日までの事を掻い摘んで、ルナは恰幅のいいフェナスの市長に話して聞かせる。

「うぅむ、そのような所にそんな研究所(もの)があったとは……」

 話を聞き終え、バックレーは呻くように呟いた。

「では、早速そのダークポケモン研究所に人を向かわせて、何か残ってないか調査するとしましょう」

「いや、それなら既にパイラの署長に連絡してある」

 今までルナに市長の相手をさせて黙っていたレオンが、勇んで言うバックレーを制した。

「今頃そこに辿り着いている頃だろう」

 だから行く必要はないと。

「そ、そうですか……」

 ぐっと眉根を寄せ、バックレーが無念そうに肩を落とす。

 今まで成果らしい成果を出せていないので、ここで一ついいところを見せようとでも思ったのだろう。なのに、それができずに終わって残念そうだ。

「で、では、今後も何かあったら連絡して貰えますかな。できれば事前にして貰えれば、こちらも役に立つ情報があれば伝える事ができますし、居場所も分かれば連絡がつけ易いですからな」

「ええ、判りました」

 伝える事は全部話したルナは、バックレーの申し出を心よく了承して市長宅を後にする。

 そして、これからの道中を考えて、二人は再びポケモンセンターに行くと、食堂で腹を満たした後宿泊施設で一泊して溜まった疲れを癒し、翌朝早くフェナスを出発した。

 

          § § §

 

「はぁ、漸く着いた~」

 アゲトビレッジの中にある急な坂道を登り切り、ルナが安堵の息をつく。

 あの後、二人はパイラを経由してアンダーに行き、スレッドに研究所で手に入れたデータロムのディスクを渡したのだ。

 そして、そこからすぐにアゲトビレッジに向かった。かなりの強行軍だったが、昨日貰ったローガンのメールが気になったからだ。

「ただいまぁ、お祖父ちゃん。あのメールは一体なんなの?」

 居間に入るなり、ピカチュウの毛づくろいをしている祖父に開口一番ルナは訊いた。

「おお、お帰りルナや」

 漸く戻って来た孫を見やり、その後ろにいるアッシュブロンドの少年に視線を向ける。

「どうやら届いたようじゃな。何しろ初めてじゃからのう。無事届くかどうか心配じゃったのだが、良かったわい」

「全然良くないわよ。あれじゃ、何なのかさっぱり分からないじゃない」

「まぁまぁ。おじいさんは貴方達が出て行った後、ずっと説明書とにらめっこしながら、あのメールを打っていたんですよ」

 ソファに座った孫達に飲み物を出しながら、セツマが夫を弁護する。

「え? まさかあれって一昨日からずっと、休みなしで打ってたの?」

 祖母の言葉にルナは目を丸めた。

「いやいや、年じゃからな。流石にそこまで無理はきかんよ。途中まで打って、昨日四時に起きて続きを打ったんじゃが……」

 そこでローガンは言葉を切って、疲れたように溜息をついた。

「変なボタンを押してしまったみたいでのう。一昨日打ったものが全部消えてしまって、昨日は最初からやり直しする羽目になったんじゃ」

「それは大変だったわね……」

 ——朝の四時って……

 年寄りの早起きって言うけれど、とても真似できない。

 自分は徹夜で動き回っていたのを棚に上げ、ルナは呆れ返って祖父を見た。

「それで、用はなんだ?」

 痺れを切らし、レオンが端的に用件を訊く。

 メールの苦労話などどうでもよかった。

「おお、そうじゃ」

 訊かれて漸く思い出し、ローガンは毛づくろい途中のピカチュウを床に下ろすと、ソファの横にある脇机の引き出しから、モンスターボールを一つ取り出してテーブルの上に置いた。

 白と紫に塗り分けられたそれは、紫の部分に赤紫の丸い膨らみが二つあり、それに挟まれるような形で、ボールの開閉ボタンの上に「M」の飾り文字が刻まれていた。

 レオンもルナも初めて見るタイプのモンスターボールである。

「これは……?」

「『マスターボール』と言ってな、今残っているのはこれだけかも知れんという一品じゃ。どんな種類の、どんな強力なポケモンだろうと、必ずゲット出来る性能を持ったモンスターボールでな。これでゲットできないのはトレーナー持ちのポケモンぐらいなもんじゃ」

 と、少々自慢げに説明し、ローガンはふと遠い目をして懐かしそうに言葉を継いだ。

「何時の時代にも悪いやつはいるものでな。若い頃、あちこちの地方を旅して廻った時に、わしはあるポケモン関連の道具を造っている会社が、悪いやつに力づくで乗っ取られそうになったところに偶然居合わせたんじゃ。

 そこでわしとピカチュウは力を合わせ、そいつ等を退治してやったんじゃよ。これはその時会社の社長がお礼にとくれたんじゃが、結局使わずにおったんでな。君にあげようと思って、忘れないうちにとメールをしたんじゃよ」

「——いいのか、本当に?」

 自分なんかに、そんな貴重なボールなどやって。

「うむ、わしにはもう必要ないものじゃからな」

「良かったね、レオン」

「……ああ」

 素直に喜ぶルナの横で、レオンはテーブルの上に置かれたボールを取り、他のボールとは別にコートの胸の内ポケットに大事そうにしまった。

「じゃあ、今日はもう遅いから休むことにして、これからどうしようか? データロムの解析はすぐには出来ないだろうし……」

 と、ルナは考え込みながら呟く。

 スレッドに渡したデータロムのディスクは、やはり中のデータは全て消されていた。それでもスレッドは、僅かな痕跡から消されたデータを拾い出してみると言ったのだ。だが、それには時間が掛かるらしい。

 そして、ダークポケモン研究所の方も、既に署長のヘッジが研究所施設を押さえ、先に本部に要請しておいた応援が到着次第内部の調査に掛かるとかで、やっぱり時間が掛かりそうだった。

「取り敢えず、新しい情報が入るまで、今回研究所でスナッチしたダークポケモン達を、また荒れ地でリハビリバトルでもさせる?」

「いや、バトル山に行く」

 レオンはソファの脇に置いたザッグを手に取り、立ち上がる。

「え? バトル山」

「ああ、どんどんパワーアップしている連中相手に、ブラッキー達が今の強さのままじゃ、この先とても戦えない。だから、バトル山で一からみんなを鍛え直す」

 今回のダークポケモン研究所ではボルグに苦戦したものの、後は十分戦えていた。とはいえ、やはりボルグの言った最強のダークポケモンの事が引っ掛かるのだ。

 それがどんなポケモンか判らないが、少なくとも今の状態では太刀打ちできないとレオンは思っていた。

「じゃあ、ダークポケモン達のリライブはどうするの?」

「ついでにそこでするつもりだ。もう話はあのエリアリーダーに付けてある。一人じゃ流石にきつくなってきているからな」

 特に野生ポケモンだったエンテイ達は、元々人に心を開いていないだけに、リライブが遅れ気味だった。

 そこで今朝、宿泊したフェナスのポケモンセンターで先に目を醒ましたレオンは、以前シャドーの連中がバトル山を襲った時に助けたセネティに連絡を取ったのである。

 彼ならこちらの事情をある程度知っているし、それに他のトレーナー達もバトル山を救った恩人に協力は惜しまないと言ってくれたのだ。

「あ……」

 研究所(あそこ)であたしが言った事、ちゃんとレオンは(わか)ってくれてたんだ。皆が自分と同じ気持ちでいるって事を。

 だからレオンはセネティさんを頼ったんだろう。あたしが手伝えないから……

 それは誰も信じずに全て独りでやっていたレオンが、漸く人に心を開いてきた(あかし)とも言える。

 いい傾向だと思うが、自分にこそ頼って欲しいと思っていたルナは素直に喜べなかった。特にダークポケモンに関しては、今までずっと二人でやってきただけに、その想いは尚更だった。

「それじゃ、あたしも——」

 急いでルナもソファから立ち上がったが、それをレオンは止めた。

「おまえはまだバトル出来ないんだろ」

「バトルで傷付いたポケモンの手当てくらいなら出来るわ」

 少しでもレオンの役に立ちたいルナは食い下がる。

 だが、そんな彼女の気持ちなど気付かず、レオンは素っ気なかった。

「バトル山にもちゃんとポケモンセンターはある」

「でも——」

「あそこは修行しに来たトレーナー以外は山に入れないんだ。どっちにしろ付いて来てもおまえは入れない」

 まったくの正論に、ぐっとルナは言葉に詰まった。

「………」

 返事を返さない代わりに、ルナは恨みがましい目をレオンに向ける。

 全然納得していない表情(かお)だ。しかも、(うる)んだ瞳からは今にも涙が零れてきそうだ。

「心配するな」

 泣きそうなルナの気配にギクリとしたレオンは、慌てて拗ねまくっている少女を宥めるように言葉を付け足す。

「おまえの力が必要な時は、すぐ戻って来る」

「ホントに? ホントに戻って来るのね?」

 不安そうな表情をして念を押すその姿は、まるで留守番を頼まれたものの、やっぱり淋しいから主人(トレーナー)に置いて行かないでと、鼻を鳴らして取り(すが)るポケモンみたいで、思わずレオンは口元を(ほころ)ばせた。

 つい何時も相棒達にしているように、ルナの頭に手を乗せて言い聞かせる。

「ああ、どのみちこの村の聖なる祠じゃないと、リライブは完了させられないんだ。戻らないわけにはいかないだろう」

「そ…うね……」

 じっと食い入るようにレオンの顔を見ていたルナは視線を足許に落とし、俯き加減にぽつりと応える。

 一応納得してくれたらしい少女の様子にホッとし、レオンはそのまま居間を出て行こうとする。

「なんじゃ、まさか今から行くのか? 明日でもよかろうに」

「本当に、一昨日は大変だったでしょうに。今夜一晩くらいゆっくりと休んで行った方が良いんじゃないのかい?」

 驚いたローガンとセツマが気遣うように引き留める。

 だが、レオンはそれに(かぶり)を振った。

「いや、何時連絡が入るか判らないんだ。修行は早ければ早い方がいい」

「そうか、ならばこれを持って行くがいい」

 と、ローガンはソファから立ち上がり、居間の飾り棚の下にある観音開きの戸棚から、大きめの箱を取り出してレオンに差し出した。

「中に入っているのはポケモン用の養成ギブスと学習装置じゃ。ギブスを付けると素早さは半分に下がるが、その分能力が上がりやすくなる。学習装置はバトルさせなくとも、これを持っているポケモンに一緒にいる仲間のバトルを追体験させて経験を積む事が出来るんじゃ。

 どちらも、ポケモンを短期間で強く育てるのに役立つはずじゃ」

「——ああ。だが、なんで俺にこんなものを……」

 さっきのマスターボールといい、レオンは(いぶか)しむように目の前の老人を見た。

 そんな少年の疑念に、ローガンは穏やかに微笑(えみ)を浮かべて答える。

「他の事では力になれそうにないからのう。それに、聖なる森の祠を守ってくれた君は、既にもうこの村の一員じゃからの」

 村の若い(もん)に手を貸すのは、先達として当然の事だと。

「………」

 ルナから全て聞いている筈だ。俺が優秀なトレーナーなんかじゃなく、スナッチ団に手を貸していたゴロツキだと。なのに、それでも俺を受け入れるというのか……

 この孫にしてこの祖父ありである。

 そこへ、さっき席を立ったセツマが大きめの紙袋を持って戻って来た。

「これは木の実クッキーですよ。お腹が空いたら食べなさいね」

 と、にこにこと箱の上にそれを乗せる。

 そんなところは、いかにもローガンと似たもの夫婦のセツマだった。

 何か裏があるのかと、警戒するのが馬鹿らしくなってくる。

「分かった。有難く使わせてもらう」

 それらを受け取ると、ルナの気が変わらない内にと、レオンはそのまま家を出て行った。

 遠くの方で、夜の静けさを破ってサイドカーの爆音が響き渡り、次第に小さくなっていく。

 そして、完全にその音が聞こえなくなっても、ルナはレオンが出て行った時と同じ場所で俯き加減に立ち尽くしていた。

 お前の力が必要になったらすぐに戻って来ると約束して貰っても、今までずっと一緒にやってきたルナにとって、置いて行かれるのはやはり相当ショックだったのだろう。

 俯いて両手を胸の辺りで握り締め、小刻みに肩を震わせているところを見ると、泣いているのかもしれない。

「ルナや……」

 妻にせっつかれたものの、何と慰めの言葉を掛けたらよいのやら判断付きかね、ローガンは取り敢えず意気消沈している孫に声を掛ける。

 が、その途端、ルナはばっと勢いよく祖父母に振り返り、()き込んで言う。

「ねっ、ねっ、見た、見た? お祖父ちゃんっ、お祖母ちゃんっ!」

「な、何をじゃ?」

 思わず仰け反り、恐る恐るローガンが訊き返す。

 それに弾んだ声で、ルナは興奮気味に言い募った。

「レオンよっ、レオン! さっきあたしに微笑(わら)い掛けてくれたのっ。今までエーフィ達にだけしか見せてくれなかったあの優しい笑顔でっ! もう、ちょー感動ものよね。ほら、なんて言うか——」

 レオンに心を開いてもらう第一歩として、自分にもあの笑顔を向けて欲しいとずっと思っていたルナは漸くそれが叶い、苦労の日々を思い起こしてその喜びを独り俯いて噛み締めていたのだが、とうとう堪え切れずにそれを爆発させたのだ。

 そして、それがどれだけ感動したかを呆気に取られる祖父母にも分かってもらおうと、今の心境を言い表すいい喩えがないかと考え、それにピッタリなものを思い付いてポンっと両手を打ち鳴らす。

「そうっ、あれよ、あれっ。絶対人に(なつ)かないって言われていた野生ポケモンが、初めて自分の手からエサを食べた時、みたいな。そんな感じよねっ」

 と、自分もレオンにポケモンみたいだと思われていたのも知らず、先程の彼の笑顔を思い出してうっとりする。

 ——一緒に行けずに泣いておったんじゃなく、感動に打ち震えておったのか……

 心配するのも馬鹿らしい孫の舞い上がりぶりに、ローガンとセツマはがっくりと肩を落とし溜息をついた。

 

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