実態は、AIを乗っ取って遠隔操縦している人間。しかも"星外の力"を使う魔術師の可能性が高い。
まあ確かに…AIに擬態すれば、我々の目を欺きつつ、SOLテクノロジー社に気配を悟らせないまま乗り込むための、有効な手段と言えるわね。
"星外の力"を使う魔術師であるなら、尚更、蒼葉の領分でもあるし。
我々は、
「ここがSOLテクノロジー社。やっぱり人が捌けてると速いわね」
"星外の力"を使って
でも、現実で"星外の力"を使って、
この特製バイクは、"星外の力"を埋め込んでチューンナップした
SOLテクノロジー社が敷いている速度制限を突破できる上に、一定範囲内であれば、ある程度の"星外の力"による事象を再現できるもの。
まあ…"星外の力"は人の理を遥かに超えた危険な術で、そもそも現実で制御できる範囲は限られてるけども。
『そのバイクは一旦回収しとくぜ、アキルお嬢』
「ええ。相手が"星外の力"を扱う魔術師なら利用される可能性があるからね。こちらも"星外の力"モドキは使えなくなるけど、まあ
乗っていたバイクが目の前から消失する。これでいい。
そもそも、魔術師同士の戦いになった場合、術が逸れでもしたら、SOLテクノロジー社のデータバンクに命中&破壊したら最悪だし。想像できない被害規模になりそう。
雪奈は第二館、ケイトは第三館に向かわせた。私は本館。
本社ビルとはいえ、実際は
「お!さっきは世話になったなぁ!」
緑色の瞳。短い金髪の髪。トレンチコートを纏った、華奢な男性のアバター。
それにしても「世話になった」…?私と直接会うのは、今が初めてのはず。
相手もそれなりの
雪奈との
「…と、探す手間が省けたわね。正面から正々堂々現れるってことは、もう目的は達成したようね」
「ああ。お陰様でね」
「その姿…もう、お人形遊びは必要ないってことかしら?あなたのことは、何て呼べばいいのかしら」
「そこまで分かってたか、蒼葉アキルさん。オレのことは…そうだなー。"R"とでも名乗らせてもらおうかな」
R。
まあ、"あいつ"や"AIモドキ"よりかは固有名詞っぽいわね。
そんなことより、こいつの目的は何なのか訊く必要がある。
「…R、
「って、いきなりだなァ!?」
私の左腕に
これでこいつは、
「私、あなたのファンなのよ。ファンサービス、お願いできないかしら?」
「随分と自分勝手なファンだな、オイ!…まあいいや。どうせ決着が付くまで、
そう言いながらも、Rの左腕から
互いのデッキがオートシャッフルされ、装填される。
「その通りよ。ここを脱出するなら、勝ってから考えなさい」
「はいはい、そうすることにするぜ。んじゃ…」
「「デュエル!!」」
「オレの先攻か。じゃ、まずは…『青き眼の賢士』を召喚!コイツが召喚した場合、デッキから光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える事ができる。これでオレは『白き乙女』を手札に加えるぜ!」
| 《青き眼の賢士》 チューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守1500 |
| このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:このカードが召喚した時に発動できる。デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。 ②:このカードを手札から捨て、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。 |
| 《白き乙女》 チューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0 |
| このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「真の光」1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 ②:このカードが墓地に存在する状態で、自分が「青眼の白龍」を特殊召喚した場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。 ③:フィールドのこのカードが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。自分の墓地から「青眼の白龍」か光属性・レベル1チューナー1体を特殊召喚する。 |
『やっぱりヤツは"星外の力"を扱える。アキルお嬢、用心してくれよ』
もちろん。分かってるわよ、グレン。
Rのデッキは…
AIに擬態してた時に使ってた@イグニスターと同様に、既存のテーマを"星外の力"で生成したカードで強化している。
Playmakerや闇のイグニスが、スキル『
「"星外の力"を使ってまで、既存テーマの強化をするなんてね。愛着があるのかしら」
「まあ、そういうこった!でもお互い様だろ?サムライのお嬢さんが使ってた六武衆、知らないカードだらけだったぜ?」
「ふふ…。じゃあ見せてもらおうじゃない。"星外の力"で強化された
「お?なんか期待されちゃってるぞ、オレ。じゃあお見せするよ。手札から『白き乙女』を墓地へ送って発動!デッキから『真の光』を自分の魔法&罠ゾーンに置く」
| 《真の光》 永続罠 |
| このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分の手札・墓地から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。 ●同名カードが自分のフィールド・墓地に存在しない、「青眼の白龍」のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから自分フィールドにセットする。 ②:自分のモンスターゾーンの「青眼の白龍」を相手は効果の対象にできない。 ③:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られた場合に発動する。自分フィールドのモンスターを全て破壊する。 |
「そのまま『真の光』の効果発動!デッキから『青き眼の祈り』をセット!」
| 《青き眼の祈り》 通常魔法 |
| このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:手札を1枚捨てて発動できる。「青き眼の祈り」を除く、「青眼の白龍」のカード名が記された魔法・罠カード1枚と光属性・レベル1チューナー1体をデッキから手札に加える。 ②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「青眼の白龍」1体を対象として発動できる。EXデッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を攻撃力400アップの装備魔法カード扱いで対象のモンスターに装備する。 |
「そして『青き眼の祈り』発動!手札を1枚捨てて、デッキから『究極融合』と『青き眼の祭司』を手札に加える!」
| 《 |
| このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 ①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールド・墓地のモンスターを融合素材としてデッキに戻し、「青眼の白龍」か「青眼の究極竜」を融合素材とする融合モンスター1体を融合召喚する。その後、その融合素材としたフィールドの「青眼の白龍」「青眼の究極竜」の数まで、相手フィールドの表側表示カードを破壊できる。 |
| 《青き眼の祭司》 チューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 300/守1200 |
| 「青き眼の祭司」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の光属性・レベル1チューナー1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。 ②:墓地のこのカードをデッキに戻し、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスター以外の「ブルーアイズ」モンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。 |
「さらに『青き眼の賢士』1体をリンクマーカーにセット!召喚条件はレベル4以下のドラゴン族・魔法使い族モンスター1体!リンク1!『青き眼の精霊』!」
| 《青き眼の精霊》 リンク・効果モンスター リンク1/光属性/ドラゴン族/攻 300 |
| 【リンクマーカー:左下】 レベル4以下のドラゴン族・魔法使い族モンスター1体 このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:このカードがL召喚した場合に発動できる。デッキから「光の霊堂」1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。 ②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できない。 ③:このカードをリリースして発動できる。自分の手札・墓地から「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で墓地から特殊召喚した効果モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。 |
「青き眼の精霊が
| 《光の霊堂》 フィールド魔法 |
| ①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに光属性・レベル1チューナー1体を召喚できる。 ②:1ターンに1度、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札・デッキから通常モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターの元々のレベル×100アップする。 ③:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「滅びの爆裂疾風弾」1枚を手札に加える。 |
「続けて『光の霊堂』の起動効果を発動するぜ!デッキから『青眼の白龍』1体を墓地へ送る!加えて『青き眼の精霊』の効果を発動!自身をリリースする事で、墓地から『青眼の白龍』を特殊召喚!」
「世界に3枚しか存在しないとされている『青眼の白龍』を使う…か。"星外の力"で生成したものかしら」
「そういうこったな。便利なモンだよなぁ、"星外の力"って。…『青眼の白龍』が特殊召喚した場合、墓地から『白き乙女』を特殊召喚できるぜ。オレは『青眼の白龍』にチューナーモンスターである『白き乙女』をチューニング!
| 《 |
| チューナー+チューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体以上 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに2体以上のモンスターを同時に特殊召喚できない。 ②:1ターンに1度、墓地のカードの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にする。 ③:自分・相手ターンに、S召喚したこのカードをリリースして発動できる。EXデッキから「青眼の精霊龍」以外のドラゴン族・光属性Sモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。 |
「『青眼の精霊龍』の効果を発動!このカードをリリースして、
| 《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》 シンクロ・効果モンスター 星7/光属性/ドラゴン族/攻2100/守3000 |
| チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。 ②:自分メインフェイズに発動できる。フィールドゾーンのカードを全て破壊し、自分は1000LP回復する。その後、破壊したカードとはカード名が異なるフィールド魔法カード1枚をデッキから手札に加える事ができる。 |
「『光の霊堂』を破壊して、新たなフィールド魔法の展開をしようと考えているのかしら。候補としては…《竜の渓谷》辺り?」
「げ!? 何故それを───って!?なんだァ!?!?うわあああああああ!!!」
Rが言葉を発した瞬間、上空から突如、超巨大隕石がフィールドに激突。
その余波の後、互いのフィールドに異形のモンスターが現れる。
───そう、この瞬間を待っていたのよ。
「私は手札から『原始生命態ニビル』の効果を発動したわ。このカードは相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンに、相手フィールドのモンスターを食い散らかして侵略するモンスターでね」
| 《原始生命態ニビル》 効果モンスター 星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600 |
| このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚した自分・相手ターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。 |
「あなたのフィールドには、食い散らかしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値を持ったトークンが生成されるの。今回餌食になったのは『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』1体。よってトークンの攻撃力・守備力は『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』と同じよ」
「クソー!タイミングが適切すぎるだろ…オレはカードを2枚セットしてターン終了だ」
| R | |
| 『原始生命態トークン』(攻2100/守3000) |
「では私のターン、ドロー。私も『青き眼の賢士』を召喚!デッキから『白き乙女』を手札に加えるわ」
「ってことは…ミラーマッチかよ!しかも初動まで同じ…!」
「ふふっ…どちらの