【Buriedbones Continue】未来の屍体 作:猫乃湯和
自宅から提督屋までは自転車で5分ほどだが、太陽と空気を楽しみたいからフェイマスのペダルをゆっくりと漕ぐ──だったらママチャリにすれば良かったわね。まあ、いいか。
住宅地を貫く銀杏通りの果てのT字路で右折し、公園西通りに入る。この通りは商店が多く必要なものは一通り揃う。これを300メートルばかり進むと交差点に差し掛かり、山手緑地が右手の角に現れる。これを少し直進すれば緑地向かいの提督屋に至る。
穏やかではない光景がある。
交差点の歩道で倒れている女とそれを介抱する女がおり、男はその様子を通報している。顔を上着で隠されて倒れている女は死体、否、Buriedbones用の屍体だ。
停めたフェイマスを『倉庫』に放り込み、
「一体何があったの?」
屍体を介抱する女に問う。
「よくわからないけど、ロニーは馬を見て叫んで倒れたんです」
「その時に何か言ってて?」
「馬を止めて、下ろして、お母さんって」
この意味不明さにこそベテランの屍体整備士は反応した。屍体に残留する記憶がフラッシュバックし、屍体と操縦士の接続が中断した、そう考えるのが妥当だ。ビビアンが軽く念じるだけで『倉庫』の道具ベルトが腰に巻き付いた。
「B急車は30分後に来るって」
通報している男はBuriedbones用救急車の到着予定を困窮して伝え、ベテランの屍体整備士はそれに素早く応じた。
「応急処置をする、通報は取り下げて。先ずはこの子を端に。お嬢さん、屍体使いに連絡付けて」
冷静な指示が適切と判断した屍体使いの友人達は部下のように動きだす。男はビビアンと屍体を抱えた。
「そこに車があるんです」
「最高。助手席に」
運んだ先はすぐそこの、ファーストフードの駐車場。男の愛車ホーネットだ。
「何かできることはありますか?」
屍体の側に膝を付いたビビアンに男が問うてきた。
「ありがとう。後は任せて」
そして屍体の顔を隠す上着を剥がし、
「あ」
ビビアンは小さな声を上げた。
亡骸なのに小さくほっそりして美しいのだ。あまりにも美しすぎて、
(整形かしら?)
と疑ってしまう。
「あの」
例の操縦士と通話していた女が呼び掛けている。
「ロニーと連絡が付いたけど、脅えてて屍体どころじゃないの」
「屍体が使えないなら却って好都合。気分転換させて」
「わかったわ」
屍体の胸元に手を添えたビビアンは目を軽く閉じ──屍体への搭乗を試みる。
先ず、像の中に見えたのは呪文の壁、第三者による屍体乗っ取りを防ぐものだ。操縦席に行くにはこの壁を抜ければいいが、防壁を突破可能な屍体技術者はビビアンを含めてごく少数だ。そもそも現時点で防壁突破は不要だ。
ビビアンがこの世界に馬を加えた瞬間、この世界と屍体は助手席の上で大きく跳ねた。この屍体のどこかに、または部品のどれかにトラウマの記憶が残っているが、少なくとも屍体表面にその要因はあるのは間違いない。屍体内部の要因ならそれこそハッキングまでせねばならない。
現実に戻ったビビアンはポーチから「黒書灰」と書かれた小瓶を出し、中の灰を屍体に振りかける。そしてもう一度屍体の中に少し踏み込み、同じことを繰り返した──操縦士にトラウマを共有させる部位を特定するために。屍体はまた戦くように跳ねたが助手席に落ち着く頃には様子が変わっていた。
その頬や顎回りに黒い呪文が浮かび上がっている。
(体型矯正ね。解けろ)
念じた瞬間、屍体は少しふっくらとした体付きに変わった。その少し上には灰色の石が浮いている。上向けた右手の掌に、
(集まれ)
と念じただけで石は掌の上に集まり、丸い石に変わった。
(非正規品の死の欠片)
冷たい灰色の石には怨嗟の顔が浮かんでは消え、または顔が変わっていく。
屍体の接合用素材や体型矯正には『死の欠片』が使われる。正規ルートで手に入る欠片は明るい骨色で、表面に雲模様が明滅しても死人の形相が浮かぶことはない。
さて、非正規ルートで安価に販売される死の欠片や屍体は生前記憶が残ったまま、または消去に失敗した死体が原材料である。不幸な操縦士は残留する死者の記憶を垣間見てしまい、最悪の場合は死者のトラウマで精神汚染される。それ故、Buriedbones用の屍体の扱いは法整備されているほどに厳しいのだ。
ビビアンはもう一度屍体に乗り込み、その世界に暴れ馬をイメージしたが屍体の反応は全くなかった。
「脅威の排除ができたわ。屍体に入っていいわよ」
ロニーの女友達は伝言を伝える。
屍体に血色が灯り、生気が入った目が開いた。Buriedbonesのロニーは自分の居場所が見慣れた車であり、ビビアンがB急を行った技術者と理解した。
「大丈夫かしら?動いてみて」
ビビアンに促されたロニーはゆっくりと席を立ち、手足を軽く捻ってみた。
「大丈夫です。でもお腹とかがキツくて」
「体型を矯正していた死の欠片がフラッシュバックの原因で、外す必要があったの。触覚の制御はできて?」
「大丈夫です、できます」
「じゃあ、これは?──ちょっと待って」
と、ビビアンは力強く駆ける馬の動画を見せる。ロニーは恐怖することなく、
「可愛い」
と目を細めた。もう恐怖はない。
「でも」
ロニーは言葉を詰まらせ、
「どうしたの?」
ビビアンは問う。
「あのエステ、矯正が凄く安かったの。モグリだったのかしら」
この世界にはBuriedbonesのための審美やエステもある。無資格の整備士も勿論存在する。
「でしょうね。尤も、非合法の死の欠片を使うだなんて公言するモグリなんて聞いたことがないし、貴女も知らなかったのよね?」
「はい」
「じゃあ、お巡りさんに怒られることはないわ。でも私は見つけちゃったから警察に通報の義務がある。経緯をささやきのDMに書いてくれる?」
「はい」
ささやきのIDを交換し、ロニーの友人達が見守る中でDMを受け取ったがそれはあまりにも素早く、店舗名やURL、ささやきのIDまで貼付されている。これがデジタルネイティブってやつか。
「足りないところがあれば追記します」
「ありがとう。充分。もし警察に何か聞かれてもDMの通りに答えればいいわ。なるべく聞かれないように釘差しとくけど。ところで、これもらってもいい?」
ビビアンは死の欠片を弄んで取引を持ち掛る。
「警察に届けるわ。貴女が持ってたって不法所持になるしね」
「持ってって下さい」
ロニーは応じた。誰にも損がない素晴らしい取引だ。
「あの、お礼を」
ビビアンは制す代わりに『倉庫』から名刺を手渡した。
「火事場に押し売りはしない主義なの。どうしてもお金が払いたくなったら是非御用命くださいな」
***
提督屋本店はカフェにしては規模が大きく、庭がある1階と2階にはテラス席がある。
その立地は素晴らしい。山手緑地とその地下駐車場は公園西通りを挟んだ向かい、駅やスーパーまで徒歩5分、ビジネスホテルや警察署まで徒歩10分以内だ。食事を求める労働者のためのドーナツやホットドッグ、甘味を求める人のための焼き菓子や飲み物も揃っている。
1階のテラス席のテーブルは隅に追いやられ、4人のンリマ・ニヨタ人達がそこで楽器の支度に勤しんでいる。その1人の女はBuriedbonesであり、ビビアンにはそれが容易く解る──ああ、職業病。
「お姉さん」
聞き慣れた声に振り向いた。クオレ・タイソン・ダイロン・伊吹がテラスのテーブルから手招いている。見た目は凡庸な人間族の若者だが、研究者のような少し無精な髪と眼鏡、小さな子供のような笑顔を持っている。
「あら、久しぶりね。フェリスは?」
「タイムカードを切るって言ってた」
そしてクオレはふくふくとチュロスを齧る。ビビアンは向かいの席に掛け、ウェイターにハーブティーを注文した。この席は演奏家達から見て斜め前だ。
「仕事はどう?」
「全然進まない。バグの原因を探すのに疲れちゃった」
と、アプリ開発者はうんざりと肩を竦めた。表情がいちいち変わるのが面白い。
「お待たせしました。お客様」
2人は聞き慣れた声の方向を見た。ウェイトレス姿ではないフェリシア・スタンレーがトレイを持って近付いてきたのだ。
「あら?仕事は終わったんじゃなくて?」
「終わったけど、ついでに頼むって」
フェリシアはハーブティー、コーヒー、クッキーの盛り合わせをテーブルに手早く並べ、トレイは空いている椅子に乗せた。
「あ、お代はいらないわ。叔父さんが奢るって。時間外労働だからってさ」
と肩を竦めてから肩越しを見る。そのカウンターの中から店主が気前よく手を振っている。ビビアン達も倣って返した。
「コんにちは!ンリマ・ニヨタからキた鳶楽隊です!」
そのリーダーであろう先ほどの笛の女がンリマ・ニヨタ訛りで挨拶をし、喝采を浴びてから演奏が始まった。
最初の曲は『鳶の巡礼』。赤い山脈の上、無限へ突き抜けそうな晴天を鳶が力強く雄大に飛び巡る──それらの美しさを讃えた有名な曲だ。と思えば次は『行商の旅』『6月の祭り』『凱旋』と続き、踊りやすい曲に変わった。ギターの女と太鼓の男が力強く歌い、他のメンバーは笛を奏でるかコーラスを演る。
『凱旋』とは魔物を滅ぼし、瘴気溢れる洞窟を破壊して近隣の村を救った英雄らを讃えた曲だ。その曲はビビアンには少し小恥ずかしく、懐かしい。
あの当時のビビアンは例の英雄の一人であり、まだ『本来の体』で生きていた──
感傷は上がった歓声で終わった。それは踊るクオレに向けられたものであり、素人にあるまじき足捌きと体使いは演奏家達をも喜ばせる。ビビアンも楽しさの沼に引き摺り込まれていき、気が付けば演奏家にお捻りを出していた。
『鳶楽隊』による30分の演奏が終わり、他の楽隊も演奏を始める。
店の庭の奥に移動したクオレは鳶楽隊の男達と茶をやりながらダンスやスポーツの話題を共有している。クオレがそこそこ流暢なンリマ・ニヨタ語で応じたことで2人の男達に気に入られ、このままだと飲みに行くかそこの公園で草サッカーをやりかねない。
カウンターに移動したフェリシアは笛吹きの女と親しくなり、民族衣装やデザインについて語り合っているが──とうとう翻訳アプリを使ってのやり取りに進展した。芸術が国境を容易く越えてしまった瞬間だ。
ビビアンはギターの女と店の駐車場の隅で話し込んでいた。きっかけはビビアンが名の通る屍体整備士であり、ンリマ・ニヨタ系人のマリーはその誼で話し掛けてきたのだ。情報の共有はビビアンも望むところであり、屍体の加工に使う呪文の形式、屍体を自然に加工するコツ、解体に使う道具とそのメーカー、云々と語り合う。他、正規品の死の欠片がなかなか入手できないのも話題に挙がった──そこからビビアンは昔語りも交える。
「──無法な時代だったあの頃、死の欠片なんて普通に市場で量り売りされてたわ。死体は流石に堂々とは売れなかったけど裏通りなら専門店は沢山あったわよ」
「ええ?ちょっと意味がわからない」
「倫理が破綻した時代だったから。Buriedbonesがないとないと生きていけないの」
「何て時代。だったら生きていける自信がないわ」
鳶楽隊がマリーを呼び、撤収時間が迫っていると気付いたから彼女とささやきのIDを交換した。相互フォローも済ませた。
笛吹きの男が、
「今日はありがとうございました。明日は16時カらココで、20時カら『闇市場』さンで演奏します。良カったらキて下さい。楽しカったです」
告知しつつ暇乞いし、クオレとフェリシアもワゴンに乗り込んだ鳶楽隊を見送った。
鳶楽隊がいなくなり、植え込みの石に掛けたビビアンは温くなったハーブティーをようやく飲み始めた。
「めっちゃノリがいい人達だったなぁ」
クオレが早くも新しい友人達を懐かしんでいるが、
「一番ノリが良かった人が何を言ってるの」
フェリシアが突っ込み、ハーブティーを吹き出しかける。危ない、危ない。
「否定はしないけどね。で、二人は明日、闇市場に行くの?」
クオレが鳶楽隊のイベントを見に行くか問うてきた。なお、闇市場は川辺のレストランのことで、居酒屋も兼ねる。安っぽい店ではないが高級店でもない。
「行くわ。明日も多分暇だろうし」
「私も行くけど、彫刻カフェに行ってからにするわ」
「じゃあ、見る前にみんなでご飯にしようよ」
「おーい」
提督屋の店主が駐車場の3人を見つけた。
「もう閉店だ。カップを返してくれ」
「すぐに飲むわ」
ビビアンは慌ててハーブティーを飲み干し、カップを店主に渡した。平和な時間って本当に一瞬──時間──、
「!」
重要なことを思い出した。警察の窓口業務は既に終わっており、今から死の欠片を届けても門前払いだ。
(まあ、いいか)
今は帰り支度の方が重要だ。そして友人達への暇乞いもまた然り。明日の打ち合わせは帰宅してから行おう。
***
帰宅したが夕食時になってもビビアンとチャールズは食事をしない。代わりにこまめなストレス緩和の仮眠と茶をよくやる。食事をするとしたら道楽のためであり、明らかに死人のチャールズならそれもわかるが、ビビアンも実は死人だ。だがこの話題は現時点では重要ではない。
ベッドの上で仮眠していたビビアンは階下、地下へと降りたが作業場とは別の扉を開けた。例の部屋にあるのは瞑想のための畳、大型クッション、お香や灯を点したばかりのキャンドルが置かれた小さな机くらいで、他には扉がもう一つあるだけだ。
ビビアンは小さな机に丸い魔法陣のシートを敷き、シートとスマホを接続する。次は『拝見君(仮称)』と名付けられたスマホアプリを立ち上げて操作する。『記憶の読み取り』『死の欠片』『記憶をデバイスに保存あしない』と選択すれば『準備ができました。閲覧が必要なオブジェクトを魔法陣に置き、詠唱を行って下さい』と表示された。例の死の欠片を魔法陣の上に置くと黒い靄が立ち上がる。
(何が起きたのか教えて)
その言葉を詠唱の代わりにすれば、
『記憶の要約ができました』
と表示され、『直接記憶を見る』を選択した。意識は死の欠片に引き込まれる!
***
『貴方、放して。ユリアンが、ユリアンが!』
母が名前を呼んでいる。だが自分に見えているのは馬車の粗末な荷台、体に感じるのは手足と口の拘束と酷い揺れ。
『ユリアン!私の坊や!』
母の声が遠くなる。父は──何もしない、することはない。自分を売ったのだから。
『……、……!!!』
母の声はもう聞こえない。
身なりのいい男が自分の両肩に手を置いてこう言う。
『君は売られた。だが売られる前よりも君は数倍楽に暮らせる、約束しよう。ここにはご飯もお菓子も、何でもある』
穏やかな眼差し、温かい手──この男の顔、見覚えがある!悪名高きテレイジウス・ド・シャールフィ、セドニアの恥!彼は芝見屋敷で少なくとも200名の少年を惨殺し、亡骸から死の欠片を搾り取ってきた男。まさか、この少年もテレイジウスの犠牲者なのか?
この芝見屋敷でするべきことは屋敷の手入れであり、似たような境遇の少年達20名ほどと寝食を共にする。幾分か故郷よりマシな環境で。
他にも屋敷を守る私兵や使用人がいるが、主人には家族や恋人が見当たらなかった。そして、
同室のロイが姿を消した。
隣室のティモが姿を消した。
夜中のうちにアーサーが逃げ出した。
コンラッドが新たにやってきた。
宴会の後、ヨハンとカートら5名が消えた。
ヘクターとロックがやって来て──流石におかしいと思った。
逃げなければいけない。本能的にそう感じ、夜中のうちに窓から外に飛び出した。持ち物はシーツと干し肉、小さな水筒だけ。
塀の低いところなら乗り越えて外に出られる──ほど世の中は甘くない。塀は魔法の結界でもあり、これを越えれば自分を見つけた亡霊とゾンビが自分を捕らえ、引き裂くだろう。
『どうしたんだい?』
案じる主人が背後にいる。しかし目が笑っていない、怖い!しかし足に力が入らないのだ。
『私が怖いのかな?』
主人は剣を抜き、喉元に突き付けてきた。
『じゃあもっと怖がってほしいな。苦しむのも歓迎だよ』
刃の切っ先が左肩に、
***
──突き刺さる前に欠片の記憶から飛びのく。記憶は第三者視点切り替わったが今際の際まで続く拷問の直視はできずに現実に戻った。額が嫌な汗をかいていると気付く。
記憶の再生は続いているが『再生を中断』を選択した。畳に横たわりながら目を腕で庇う。
(万星湾を恐れの海に変えた私が)
崩壊した倫理の世界でBuriedbonesのためにあらゆる命を奪った自分は長らくの平和ですっかり弱くなり、倫理観が逆転してしまった。それを改めて突き付けられた。
「ビビ様!」
チャールズが力を失った体を擦ってくれている。
「チコさん」
ビビアンは無理に体を起こし、涙を拭う。
「大丈夫、大丈夫よ」
執事と自分に暗示を掛けるように返す。
「大丈夫ちゃうて」
チャールズの西方訛りにビビアンは我に返った。本人は自分の口を慌てて抑えながら取り繕う。
「あ、すみません。興奮して」
「いいのよ。何ならいつも西方訛りでもいいくらい。いつもありがとうね」
骸骨の執事なのに人間臭くて、胸が暖かくなる。笑いが溢れ、執事の手を感謝を込めて握れば温かいような気がした。
「私こそありがとうございます。貴女が主でよかった。これでいつでも成仏できます」
「またまた。成仏する気ないくせに」
「よくぞお見通しで」
2人で笑う。
笑い終わってから本題に移った。
「何故そんなことを」
死の欠片の記憶を見た理由を問われた。
「事前情報がある方が屍鑑識もやりやすいと思ったけど、やって正解だったわ。事前情報なしで閲覧したら確実にメンタルがやられる」
とビビアンは死の欠片を布に丁寧に包み、『倉庫』に戻した。執事が眼窩から優しく見つめている。
「どうしたの?」
「お優しい笑顔なので、つい見入ってしまいました。よいお顔ですよ」
「嬉しいわ。今は平和な世の中だもの。お人好し丸出しでも生きていける。いい時代ね」
「ええ。確かにあの時代は命が安く、誰もが狂っておりました。今日まで生きている人で眉間に皺がある人はそうおりますまい」