現在の原罪編の後の話なので、結構時系列飛んでる感はあると思いますが、深く気にせずお楽しみ下さい。
作者の大好きなキャラがメインです。
作者は選挙編好きですよ(炎上覚悟)。
ジョネスの持ちネタ
「解体するぞ」
「〇〇回目だぞ」
おまけ:あらゆる4人組って、お互いがどうでも良さそうな組み合わせがあるよね。
レオリオはみんなの事を大事にしてる。
クラピカはキルアの事がどうでも良い。
キルアはクラピカの事がどうでも良い。
ゴンはみんなの事がどうでも良い(戦慄)。
御坂は初春の事がどうでも良い。
黒子は佐天さんの事がどうでも良い。
初春は御坂の事がどうでも良い。
佐天さんは黒子の事がどうでも良い。
やっぱボケとツッコミのバランスは、3人組がベストだよ。
19.ハンター×ト×コウショウ
見送りに来た知り合い達に、殴られたり、殴ったりしてから、しばしの別れを告げたジョネスは、流星街を出て"ハンター協会"の本部があるスワルダニシティに辿り着いた。
街の喧騒から離れたネットカフェで、一人静かな時間を過ごす。
(空気が綺麗だ。あのゴミ山とは大違いだな。やっぱり環境にも気を配らねえと、街の未来は無い、か……。
第二工場があれば、少しずつ改善して行くとは思うが……。もっと各国を脅して、捨てる場所を指定して、分別させねえとなあ)
流星街から離れて、しばし自由の身になったというのに、やはり故郷の事ばかり考えてしまっている事に気付いたジョネスは、ゴホンと一つ咳払いをして気持ちを切り替える。
ジョネスがこの街に来た目的は、今後の活動の為に、とある男に頼んで戸籍を偽造する事と、とある
"ハンター"
それは怪物・財宝・賞金首・美食・遺跡・幻獣など、稀少な事物を追求することに生涯を懸ける人々の総称である。中でも"ハンターライセンス"を持つプロハンターともなれば、ハンター協会の国家を大きく上回る規模と信頼性もあって、ライセンスの持つ絶対的特権による莫大な富と名声を得られる。
長者番付上位10名のうち6名がプロハンターであるなど、"世界一儲かる、世界一気高い仕事"であるとされる。
ジョネスとしても喉から手が出る程に欲しい物だった。だが彼は今、大き過ぎる問題に直面していた。パソコンの画面に表示されたハンター協会の公式ホームページの広報欄を見て、渋面を浮かべる。
[今年のハンター試験は3日前に終了しました。合格者は4名]
プロのハンターの資格を得るには、数百万分の一の難関と言われるハンター試験を突破しなければならない。しかし、そもそもの問題として、今年の試験は終わってしまった様だ。次に開催されるのは1年後である。
それを見たジョネスは天を仰いだ。試験の合否どころか、ハンター試験に挑戦する前の段階でつまずいてしまった状況だ。最低でもライセンスが取れるのは1年後じゃないか。てか何で調べてないんだこの男は。馬鹿か? 馬鹿だった。
ネットカフェを出たジョネスは、公園のベンチに腰掛けると、一縷の望みに賭けて、とある友人の男に鬼電する。どうせ戸籍の件もあるし、丁度良い。とにかく忙しい男なので、電話が繋がったのは13回目だった。
「よう、パリストン。こちらジョネスだ。ライセンスくれ」
「馬鹿ですか?」
「3回目だぞ」
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ハンター協会の副会長、パリストン=ヒルは個人携帯に掛かってきた電話の相手の名前を見て、珍しくその胡散臭い笑顔を曇らせた。
12回くらい無視したが、このままだとあのおっさん無限に掛けて来るな。と覚悟を決めて、その相手との通話に応じる。
何故、普段なら誰が相手でも余裕を持って、笑顔で会話に興じる彼が、こんなにも渋っているのかというと、普通にジョネスの事が苦手だからだ。
ジョネスとは最近、特に熱心に手掛けている、流星街関連の闇側の案件で知り合った仲だ。彼としては現場の人間として、最高の実力を持っているジョネスを色々と便利使いする気満々だったのだが、今の所、あまり上手く行っていない。
何というかあの怪人は、自分とは正反対過ぎるのだ。
パリストンがいつもの如く趣味で、からかったり挑発したりしたら、対話なしで初手で殴って来るし。パリストンは喧嘩自慢じゃない、あのおっさんに本気でじゃれつかれたら秒で挽肉にされる。正直、怖い。まるで狼男を相手にしている気分だ。
パリストンが本気で"おちょくろう"ものなら、普通に殺されるビジョンが見える。流星街の念能力者の軍隊が地の果てまで自分を追って来る所を想像すると、正直、滅茶苦茶楽しそうだけど、もっと楽しむ為に今死ぬのはごめんだ。
本当に苦手なのに、あっちは自分の事を滅茶苦茶良い奴で、親友かなんかだと思っているフシがあるし。
仕事終わりに無理やり繁華街に連れ出されて、酒を無理やり飲まされまくった時は本当にキツかった。お前のペースで飲ませるなザル野郎。何が「お前は働き過ぎだ。たまには息抜きしろ」だ。良い事してやったみたいな満足げな顔を浮かべるな気持ち悪い。
こっちはハンター協会の副会長だぞ? ボクの立場考えてくれよ。夜遊びしてる所とか、あんまり目撃されたくないのだ。
飲みの席で自分の"発"を、ペラペラと自慢し出した時は唖然とした。マジで馬鹿なんだな。
ジョネスには、パリストンの武器である明晰な頭脳や、未来を見通すが如き計画性。財力、権力、地位。そういった物が一切通用しないのである。
あのおっさんは何でも理不尽に直球過ぎる。馬鹿みたいに強い馬鹿である。まあ、自分とは正反対過ぎて、苦手なだけで何故か嫌いでは無いのだが。自分がいつか本当に嫌いになるのは、自分とそっくりな奴だろう。同族嫌悪である。
今だって直球過ぎる電話を受けている最中だ。
「ジョネスさんプロハンターに興味あったんですか? 普通に来年の試験受けて下さいよ、あなたなら余裕でしょ」
「それだと最低でも1年掛かるじゃねえか。
半年後にはヨークシンのオークションもあるし、オレは今欲しいんだよ。お前の権力でなんか上手い事やってくれよ。ほら、女の子と飲める店連れてってやるから」
「それが出来る権力があるのはネテロ会長だけです。言うまでも無い事でしょう。マジで何しに掛けて来たんですか? ボク忙しいんですけど」
「じゃあネテロに繋いでくれよ」
「絶対に繋ぎません。一応聞いときますが、会長にどうお願いするつもりですか?」
「女の子と飲める店連れてってやる。ライセンス寄越せ」
「絶対無理でしょ。あなた、ただでさえ会長に嫌われてるんですから」
「えっ、そうなのか? 面識無いんだが」
「"念の秘匿をガン無視する、能力者の風上にも置けない男"らしいですよ」
「何が念の秘匿だ。偉そうに講釈垂れやがって。要は心源流とハンター協会が既得権益を失いたくないだけだろ?
そっちの方が楽しいしな」
「……それには一部同意します。まあ会長も立場上そう言わなきゃいけないだけで、本音はジョネスさん寄りだと思いますよ」
「ライセンスは諦めるが、戸籍偽造するの手伝ってくれよ。この間の仕事で貸しがあるだろ? あと女の子と飲める店連れてってやるから」
「はあ……分かりましたよ。店は結構です」
その後、少々の予定外はあったが、スワルダニシティにて戸籍を偽造する事に成功した"ジョネス=スタージャンク"さんは、意気揚々と来年のハンター試験までの暇潰しと金稼ぎの為に、とある男に電話した。半年後のオークションを考えると、実に丁度良いタイミングだ。
「よう、ゼンジ。久しぶりに指導してやるよ。あと、何か稼げる仕事、用意しといてくれ」
「おぉジョネスか!! 良いタイミングだぜ!! 丁度良く、今はオレの今後の進退が懸かった
マフィア達のトップ、"十老頭"の次期候補筆頭だと噂され、超武闘派組織、"ヴェンディッティ組"のトップを務めるジョネスの友人である。
こいつ闇側の人間としか接触しねえな(ドン引き)。
パリストンの最大の敵は似た物同士のジン。
という事は友達は……? きっと正反対な男だろう。
オークションは半年後!! 9月1日にヨークシンシティで!!
あと、画面に華が欲しいなあ。女の子出したいです。
マチはもういないじゃない。