流星街の解体屋ジョネス   作:流浪 猿人

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何で作者はこんなに頑張って書いて毎日投稿してんだ? 
そこに読者が待ってるからだ!!

はい、何とか書けました。
投稿しておくね。

今回はボス戦と後継者。
お宅訪問の解体屋編最終話になります。



33.キョウダイ×ノ×ハナシ

 

 

 

 ゾルディック家の広大な敷地の一角にある開けた運動場にて、二人の男が向き合っていた。

 

 天空闘技場での仲間達との待ち合わせ日も近付いて来てるし、そろそろゾルディック家からお暇しようかと思っていた、強化系の極みに近い念能力者ジョネスと、ゾルディック家の長男にして既に家業の一角を担う、凄く優秀で真面目で暗殺者として真面目過ぎるのが欠点な、操作系能力者のイルミである。

 

 イルミはジョネスがゾルディック家を訪問する度に、毎度のようにジョネスに手合わせを頼んでいる。仕事の為に強化系の強者との戦い方を模索しているらしい。素晴らしい向上心である。ジョネスは彼のこういう所を気に入っている。

 

 あと媚び過ぎてないゆるキャラみたいな顔立ちも気に入っている。目にハイライトが入っているキャラはゆるくなく金の匂いがする(暴論)。

 

 

 

 

 

 見届け役兼ストッパー役のシルバの手が挙がる。それを見てゾルディック家お抱えの医療部隊に緊張が走る。

 

 エルマが笑顔でジョネスに熱い視線を送る。その隣でメンチが手合わせから少しでも何かを掴み取ろうと固唾を飲んで見守る。

 

 キルアが「やったれクソジジイ〜!!」とか言っている。ジョネスが後でキルアをシめる事を決意した。イルミは誰にも分からない程度にごく僅かに悲しそうに眉をひそめた。

 

 ジョネスが拳を握って喧嘩の態勢を取ると、イルミが体から針を引き抜き殺し合いの態勢に入った。

 

「始めっ!!」

 

 シルバが手を振りおろし号令を掛けると、すかさずイルミがジョネスに向けて数発の針を投擲した。

 

 それに対してジョネスは針を時に横から拳をぶつけて弾き飛ばし、時に体の表面で弾いて構わずに突進する。二人の距離が縮まるとイルミにだけ聞こえる声量で一言だけ呟いた。

 

「レッスン1。格闘技だ」

 

「何それ? 舐めてるの」

 

「いや、将来性は認めてるぜ?」

 

 ジョネスの振るう"凝"の拳1発1発が轟音を立ててイルミに迫る。イルミはそのラッシュを決して真正面から受けないように冷静に捌くも、軽く触れた部分に打撲傷を受ける。しかしイルミは無表情のまま怯まずに隙をついて、カウンターでジョネスの腕に針を打ち込まんとする。

 

 しかし、打ち込もうとした場所の皮膚に的確に"流"されたオーラに弾かれた。

 

 その後も同様の事が数回繰り返された所で、ジョネスがわざと一定にしていた攻撃のタイミングをずらして、攻防力70%の"凝"を込めた左手を振るわんとする。

 

 これは躱し切れないと踏んだイルミが、その左手のアッパー気味のパンチに対応しようと攻防力80%の"凝"で迎え撃つ。ジョネスが手加減している上に、込められたオーラが10%勝っているとは言え、強化系のジョネスの"凝"と操作系イルミの"凝"では、イルミの方が押し負けてダメージは必至だが、"硬"で防ぐにはリスクが大き過ぎるので賢明な判断と言えた。

 

 しかし、そこから突然、ジョネスの体の影から、右手による攻防力30%の打ち下ろすようなフックが飛び出して来た。

 

 オチマンフック。体を縦に回転させるように打ち下ろす隙の少ないフックパンチだが、ジョネスが放ったのは極端に体を捻った相手の死角から飛び出す、もはやオリジナルブローとも言える技だった。

 

 フェイントの左手に気を取られていたイルミの顔面に、ジョネスの右拳が突き刺さる。

 

 ぶっ飛んで行ったイルミに向かって、ジョネスが大声で呼び掛ける。

 

「顔は攻防力20%程度だったか!? 読みはなかなか当たってるが強化系の30%はマズイよなあ!!」

 

「……痛ったあ……」

 

 仰向けでほんの一瞬だけだが意識が飛んでいたイルミが目を覚ますと、足を大きく上げてから反動だけで立ち上がった。

 

 それを確認したジョネスが高速で突進して、もう目の前にまで来ている。

 

 ジョネスが"堅"のままジャブを放ってイルミをその場に縫い止めると、ほぼ同時に"凝"を込めたローキックを放った。

 

 イルミは膝に"凝"を込めて巧みにカットするも、ジョネスの"堅"ですら殺人的な威力を持っているジャブをガードする為にオーラを回していたので、足の攻防力が押し負けて足の筋肉に大きなダメージを負った。

 

 足が止まったイルミに、ジョネスが"凝"を込めた攻防力60%のミドルキックを繰り出す。イルミはそれに対して攻防力80%で針を構えて、受けると同時にジョネスの脚に針を突き刺そうとする。

 

 受ける位置は胴体ではなく()だ。

 

 ジョネスの蹴りの軌道が変わり、ミドルキックが頭を狙ったハイキックに変化する。そのまま針と接触し、ジョネスの脚に突き刺さるかと思われたが、接触する寸前にジョネスのオーラが膨れ上がり、針を粉砕してイルミの腕ごと頭を蹴り抜いた。

 

 

 

 

 

 イルミの体が空中で何回転か回ってから地面に崩れ落ちると、ジョネスは「ナイスだイルミ!! 一旦休憩!!」と言って、倒れるイルミのそばに座り込んで勝手に感想戦を始めた。

 

「動きはキレッキレだな、流石だ。だが格闘技術はもうちょい知識として知っといた方が良いぞ。

 あと強化系相手にするなら、もうちょい大胆に"凝"を使った方がいい。まだ"流"がムズイんだろうがその辺は練習と経験だ。まあ大丈夫だろう。才能あるんだからすぐ伸びるって。

 最後のボラジリアンキックを完全に読んでたのは素晴らしいぞ。痛いの嫌だったから、思わずオーラ制限解いちまった。相手がオレじゃなかったらあれで足の形変えて、だいぶ有利になってたな」

 

「……」

 

 仰向けで倒れるイルミは一人で早口で捲し立てた後、「強くなったなあ」とか言って頭を撫でて来るおっさんにジト目を向けた。正直、まだ頭がガンガンして視界がグラついてるし、しばらく放っといて欲しかった。というか最後のは普通に死ぬかと思った。長男だから耐えられたけど次男だったら耐えられなかった。

 

 医療部隊が遠くから駆け寄って来る音が聞こえる。流石に心配が勝ったのか「大丈夫か兄貴!?」とガチ目に心配するキルアの声を聞いて、少し元気を取り戻したイルミは、差し出されたジョネスの手を取って体を起こした。

 

「ジョネス、少し休んだらもう1回やってくれない? あんた最初に"格闘技"だって言ったよね。オレはそんな遊びじゃ困るんだ。オレは殺し合いの訓練がしたいんだよ」

 

「イルミ……それは……」

 

 そばまで来ていたシルバが息子の身を心配して口籠もる。イルミは相変わらずの無表情だが、治療を受けながら正面からシルバと視線を合わせて強く言い切った。

 

「オレは大切にされて、そのせいでいつか仕事に失敗するより、今死に掛ける方が良いよ」

 

「……ジョネス、やってくれるか?」

 

 胡座をかいて黙って親子のやり取りを眺めていたジョネスは、ニイっと獰猛な笑みを浮かべて言った。

 

 

 

 

 

「承知した。お前らが望むなら「格闘技」じゃなくて『ジョネス』をやってやろう」

 

 

 

 

 

 ブワッと噴き上がったオーラに当てられて、遠くで見ていただけのエルマとメンチですら身が竦み上がるのを感じた。キルアは震え上がって一歩も動けなくなってしまったが、今はまだその理由が分からなかった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 1時間後、テンションマックスのジョネスと回復したイルミは再び向き合う。

 

 シルバの開始の合図と共にジョネスが己の体を激しく引き裂いた。指についた血で隈取りの如く顔をペイントして、鬼の(かお)で笑った。

 

 吹き出した血液がオーラに混ざって、増幅したオーラが赤黒く染まる。

 

流血鬼(ブラッディシプリン)

 

 透明性を欠く程の濃い色のオーラが、着ぐるみの如くジョネスの体をところどころ覆い隠して、彼が鋭い爪と牙を持つ実在しない怪物の皮を纏ったように錯覚させた。

 

狼男(ルナルナ)

 

 ジョネスは足に強力なオーラを込めて全力で地面を蹴った。足に"凝"をしているはずなのに、両手と口には未だ"凝"と遜色ないオーラが込められている。そのまま、あり得ない程の高速でイルミに迫る。

 

 ジョネスが指を揃えて"貫手"を作ると、インパクトの瞬間に更に追加で"発"を使用して彼の体重が劇的に強化される。

 

背負い妖(オバリヨン)

 

 ジョネスが正真正銘の全力、攻防力100%で手に"硬"をして必殺の一撃を繰り出す。

 

 イルミはそれを恐れずに正面からしっかりと見据えて、隠しておいたとっておきの針を構えた。長い時間を掛けて少しずつオーラを込めたジョネスの"呪物"のような特別な針だ。頭に刺したなら瞬時に人を廃人に変えて自由に操作する事が出来る。

 

 

 

 

 

重血狼突(キリングワイルド)

 

 

 

 

 

 かつて試しの門を全壊させたジョネスの最強の一撃が放たれた。

 

 イルミはそれと対峙した瞬間に悟った。

 

 

 

 

 

(ああ、分かった。こういう人とは"戦い"をしちゃいけないんだな。"暗殺"をしなきゃ)

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 ジョネスは必殺の一撃を繰り出した右手を見て大声で笑った。

 

 前腕に針が深々と刺さっている。

 

「はっはっは!! やられた!! 片腕が操作されちまったぜ!! 骨も筋肉もぐちゃぐちゃだ!!」

 

 医療班が傍目からでも大慌てで戦場に駆け寄って来る。右手が使い物にならなくなったジョネスではなく、急所は外したが体に風穴を空けられて意識を失ったイルミを治療する為だ。

 

 イルミの父親がゆっくりと歩いて来る。そして真剣な表情でジョネスを見て一言だけ言った。

 

「ジョネス、ありがとう」

 

「いいってことよ」

 

 差し出された拳にジョネスは左手でコツンと拳を合わせると、父に対してその息子の"戦利品"である右手をぶらぶらと不器用に振って満面の笑みを向けた。

 

 父はそれを見て「流石はオレの息子だ」と誇らしげに言ってから、無様にしてやられたジョネスに笑みを返した。

 

 

 

 

 

 その後、近付いて来た弟がむくれた顔でジョネスの脚を蹴っ飛ばした。

 

 ジョネスは気分が良かったので、クソジジイ呼び1回分を帳消しにしてやると、左手でガシガシと白い頭を撫でてから、腕に刺さった針を抜いてそのまま彼に手渡した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 夜深く、カウンター型のキッチンにて、小さなオレンジ色の灯りをつけ一人酒を嗜んでいたシルバに、どかどかと夜にしてはうるさい足音で近付いて来る影があった。

 

 シルバはそのやかまし過ぎる影に対して、「お前は絶対暗殺者にはなれんな」と一つ溢してから、そちらに顔を向ける。

 

 そこには酒瓶を片手に持ったジョネスが立っていた。

 

「隣、失礼するぜ」

 

「好きにしろ」

 

 ジョネスはシルバの隣に腰掛けると、シルバの空いたグラスに、澄んだ琥珀色の酒をなみなみと注ぐ。プロのバーテンダーとは比較にならない乱暴な注ぎ方だった。

 

流星街(ウチ)の第一緑地の麦で出来た最初のウイスキーなんだ。すげえマズいぜ?」

 

「……マズいと思うなら飲ませるなよ」

 

「飲んで欲しいんだよ。これがオレの故郷の酒だ」

 

「……」

 

 シルバは何も言わずに一口、そのある意味激レアな酒を口に含んだ。

 

「悪くないじゃないか」

 

「そうか? ありがとう」

 

 シルバはジョネスの右腕を見て、呆れたように口を開いた。

 

「もう治ったのか」

 

「ああ、針抜いてからすぐに良くなって来た。怪我じゃなくて能力で変形させてるだけだしなあ」

 

 ジョネスは右腕に力こぶを作ってそう言った。

 

「それでもそんなに早くは治らないはずなんだがな……」

 

「人間じゃないってなあ、昔からよく言われるよ」

 

 ジョネスは遠い目をすると、自分の前に置いたグラスに悪くはないが美味くもない酒を注いだ。少しの間沈黙が続き、グラスが何度かカランとなる音だけがその場に響いた。

 

 ジョネスが妙な声色で「坊やだからさ」とかよく分からない事を何度か呟いたが、シルバは何となく意味が無い事を察して、特にそれを追及する事はなかった。

 

「明日、ここを出るそうだな」

 

「ああ、良い加減世話になり過ぎだしな。待ち合わせもある」

 

「エルマの嬢ちゃんは天空闘技場に行くって言ってたが?」

 

「そうだ。ミルキの様子も見て来てやるよ」

 

 こっそりとミルキのブートキャンプが決定した所で、ミルキという息子の名前を聞いたシルバが前に向き直って何か考え事を始めた。

 

「……」

 

 ジョネスはそれを見て初日のゼノとの会話を思い出した。

 

 後継者を誰にするかはゾルディック家の問題。他人のジョネスが首を突っ込んで、これ以上ままならん事を抱える必要は無いのだ。

 

 ジョネスが3杯目をグラスに注いだ時、シルバがグラスを差し出して無言で2杯目を要求して来た。

 

 その後、ぐっとそれを噛み締めるように飲んだシルバはジョネスが関わらないようにしていた悩みを打ち明けた。

 

「……ジョネス、オレはウチの後継者をキルアにしようと思っているんだが。……どう思う?」

 

「……好きにすれば良いじゃねえか。それは当主のあんたが決める事だ」

 

「……お前の考えを言ってくれ」

 

 ジョネスはグラスを一息に飲み干すと、わざわざ言わせんなといった風に眉をしかめて言った。

 

 

 

 

 

「お前の息子で、この家の当主に相応しい奴なんて一人もいねえ」

 

 

 

 

 

 シルバはその暴言に目を見開いて怒りを露わにしようとしたが、ジョネスが真剣な表情でこちらと真っ直ぐ視線を合わせて来たので、何かあると思い、ジョネスに続きを促した。

 

「イルミは自分の命も他人の命も扱いが軽過ぎる。あんなんじゃ執事も使用人も家族も顧客も離れて行く。当主にゃなれねえな」

 

「……」

 

「ミルキは感性が普通過ぎだし暗殺者として実力不足。一方で暗殺以外でどうとでも食って行ける頭がある。当主になったら暗殺なんて稼業は廃業して、ゾルディック株式会社でも立ち上げるんじゃねえか?」

 

「……」

 

「キルアは確かに天才かも知れんが根が善良過ぎだし、根っからの気ままでわがまま。暗殺者とか軍人は向いてねえし、何より組織のトップは務まらねえよ」

 

「……」

 

「アルカは……良く考えたら一番可能性あるな。あの力を自分でコントロールできるならな。まだ小さいから性格がイマイチ掴めねえけど」

 

「先ほどお前は当主に相応しい子は一人もいないと言ったはずだ。その言い方だとアルカを推しているように聞こえるが?」

 

「推してねえよ。あいつも無しだ、無し」

 

「なら一体……!!」

 

 

 

 

 

()()()()()()

 

 

 

 

 

 ジョネスはシルバと真っ直ぐ視線を合わせて、はっきりとそう言い切った。

 

「跡継ぎが誰だとか今決める事か? まだ全員ケツの青いガキじゃねえか。

 

 あいつらが将来どんな能力を持つかも、どんな性格になるかも分からねえ。

 

 欠点を克服するかも知れねえし、長所が更に伸びるかも知れねえ。

 

 才能がありゃ期待通りに成長するのか? 才能がなけりゃ期待以下の成長しかしないのか?

 

 未来の事は誰にも分からねえし、どんな大人になるかは誰にも分からねえ。

 

 希望的観測だけで早計して、大人(オレら)があいつらの道を狭めるなんて論外だ。

 

 シルバ、お前が昔家出したとき、ゼノは後継者だからって無理矢理連れ戻そうとしたかよ? しなかったんだろ? 

 

 お前は自由だったはずだ。だがお前は選択した。

 

 そんなお前があいつらに選択させなくてどうする?」

 

 

 

 

 

 ジョネスの単純な言葉で悩みが一気に氷解して行くのを感じて、何だか真面目に考えていたのが馬鹿馬鹿しくなったシルバは堪え切れず笑った。

 

 ジョネスもひとしきり一緒に笑ってから、シルバに最後の言葉を掛けた。

 

「あいつらが成長した結果、結局誰も当主に相応しくなかったり、家を継ぎたくないって言ったんならよ。それでこの家は終わりにしちまえよ。ゾルディック家を潰した歴代最悪の馬鹿当主として笑われて行こうじゃねえか。責任なんて取らなくて良いから、オレとお前、ジジイ二人で世界を回って気楽に遊ぼう」

 

「ふざけんな。家が終わるのもお前と旅行するのも嫌だよ。馬鹿」

 

「そもそも今この家が続いてんのがただの運任せの偶々だ。お前を家出させた挙句、継ぐかどうか選択させてる時点で、そこで家が終わる可能性もあった。お前は尊敬するゼノのやり方を踏襲するだけだ。全部ゼノが悪い」

 

「……そうだな。きっと全部親父のせいだ」

 

「いいねえ。いい感じに馬鹿になって来たじゃねえか。ほら、もう一杯飲め。もっと馬鹿になれ」

 

「馬鹿はお前のが移ったんだ」

 

 

 

 

 

 二人は再び合言葉を口にして酒を飲み干した。

 

「「全部ゼノ(親父)が悪い!!」」

 

 

 

 

 

 どうか家の未来に、否、兄弟の未来に幸多からんことを。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「キキョウ、後継者の事なんだがな。やっぱ保留にする事にした」

 

「あら、どうして?」

 

「未来の事は分からんからだ。後は親父のせいだな」

 

「?」

 

「いつだったか、子供用のリュックサック渡さなかったか? あれどこに仕舞った?」

 

「そこの箪笥の中ですよ」

 

「ああ、あったあった」

 

「何ですかそれ? 写真?」

 

「ああ、これが昔のオレだ」

 

「まあ、かわいらしい!! 隣の子はどなた?」

 

「……オレの昔の親友だ……」

 

 

 

 

 

(帰って来てくれたのか○○? お前を見捨てたオレなんかの為に……)

 

 

 

 

 




とんだクソボスだったね、お疲れイルミ兄ちゃん。

読者の皆様から散々感想を頂いた後継者問題について作者の結論。
今決める事じゃない。
原作ではキルアとイルミがシルバに道を決められてしまいましたね。
ミルキもカルトまるでおじろくおばさ状態。
アルカは神の子なので例外。

シルバさん救済?
というかゾル家救済?

次回から天空闘技場編になります。たぶん旅団も出すよ〜。

イルミ=ゾルディック
操作系能力者。
凶鍼(キョウ・シン)
針や鋲をアンテナとして、打ちこんだ相手の肉体を操作する。
相手に刺して骨や筋肉に異常な変形をさせたり、自分の頭部に刺すことで変装ができる。この変装は針がなくても短時間なら変装可能である。
また脳に刺すことで、他人をイルミの意のままに動かすことができる。針を刺した相手に暗示を与えて、本人に気付かれず行動を制御することも可能。

呪鍼(マガツ・ハリ)
自身の胸部に刺した針に毎日少しずつオーラを注ぎ込み、針を"呪物"へと変質させ、威力と操作能力が上がった針を作り出す。
単純に威力が高い針でもあるが、これで相手の脳を刺すことで、自身の命令に絶対服従する"針人間"を作り出すことができる。
標的となった人間は針を刺された瞬間から廃人となり、身体能力が強化される。
針人間はイルミの為に力を使い果たしてやがて死ぬ。また、針を抜いても元には戻ることはない。

ジョネおじの趣味からインスピレーションを受けて、ひでえ能力が生まれちゃいましたね。
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