「よぉし、これでフォースリーダーは俺で決まりだな!」
「クソ〜!!最後の1発さえ当たってりゃ、オレの勝ちだったのによぉ!」
「それこそ『当たらなければどうということはない』だな〜」
「くぅ……!お前に言われるとなんかムカつくなぁ!?」
ロビーで一喜一憂するカザカミとダンダ。
先程まで彼らが行っていたのはフォースリーダーを決めるバトル。
見事、勝利を勝ち取ったカザカミがリーダーの座を手にしたのであった。
そんなカザカミは画面を操作し、フォース結成に必要な項目を入力してゆく。
「ダンダ、フォース名はこれでいいか?」
「ああ……!こりゃオレ達らしい名前だぜ」
申請ボタンが押され、カザカミとダンダ。二人のフォースが結成される。
「よし!これで俺達のフォース結成だ!ダンダ、記念に何かミッションでも……」
「待ちな」
呼び止められ、振り向くカザカミとダンダ。
閃光のハサウェイに登場するマンハンターのダイバールック。そして左目の目元に一本の傷が目立つ男がそこに居た。
「俺達の話、聞いてくんねぇかな?」
カザカミとダンダの目の前に現れたもう一人の男。
先程の男と同じ様な服装と顔立ちをしているものの、こちらは右目に傷がついている。
「なんだオマエら?」
「俺達はフォース・ハンター。俺はリーダーのコード197。コイツはコード199だ」
「よろしく」
左目に傷のあるコード197。右目に傷のあるコード199。
紛らわしい名前と容姿も相まって互いを混同しそうになり、カザカミは思わず頭を抱える。
「紛らわしくてすまねぇな。ウチはそういうロールプレイをしてるのさ」
カザカミはその言葉に僅かに不信感を覚えるも、ふいにほぼ同じ容姿をした三兄弟がミッションに挑んでいた事を思い出し、どこか納得しつつあった。
「どうだ、アンタらのフォース結成記念に俺達とバトルしてみないか?
「2対2だし、ちょうどいいだろ?」
「どーするよ、ダンダ」
「いいんじゃね?NPCじゃたかが知れてるし」
「それもそうだな。なら、アンタ達とのフォース戦受けてやるぜ!」
成り行きではあるものの、NPCよりは張り合いがあるだろうという相棒の判断からカザカミもそれを承諾する。
「よし、決まりだ。バトルは1時間後。コッチから申請するからよろしくな」
そう言い残して、コード197、199はその場を去っていった。
「さてと……時間もあるし、オレはフォース戦で使う武器のチョイスでも考えるとすっかね」
「オイオイ武器っても、お前基本的にバズーカだろ」
「前にも言ったろ。オレのバズーカNo.は多いからな、選ぶのにも苦労するんだぜ。それに『備えあれば憂いなし』ってな」
「てな訳で、一旦落ちるわ。また1時間後、ここで落ち合おうぜ」
(『備えあれば憂いなし』ね……よし!俺も武装を見直してみるか!)
ダンダに続き、彼もまたGBNをログアウトするのだった。