FGORPG〜牙狼〈GARO〉DLC実況プレイ 影煌騎士・狼是ルート〜   作:けーやん

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第4話『鍛錬』

 皆さん、こんにちは。前回に引き続き『Fate/Grand Order RPG』を実況していきたいと思います。前回は主人公の神牙が無事にカルデアに入所してフォウくんとぺぺさんに出会したので、今回はその続きとなります。

 

 現在、神牙はぺぺさんにカルデア内を案内して貰っています。

 

「でも驚いたわね、貴方に魔術師の素質があったなんて。カルデアに来たと言う事はマスター候補として呼ばれたのよね?」

 

「元老院が言うにはそうらしい」

 

『神牙の母親が魔戒法師だったと言うのもあるんじゃないかしら?』

 

 へー、神牙の母親は魔戒法師なんですね。つまり神牙は魔戒騎士の父親と魔戒法師の母親の間に生まれたと言う事になるんでしょうか。サラブレッドですね。

 

「どうだろうな。()()()()()()()()()()()()()

 

「確か、貴方が生まれて直ぐに病気で亡くなっちゃったんだっけ?」

 

「ああ。どんな顔をしていたのかも知らない」

 

 え?神牙は自分の母親の事何も知らない感じですかね?うーん、これは伏線の匂いがしますねぇ。

 

「写真とか1枚も無いの?」

 

「無いな。死んだ父さんからも詳しく聞かされなかった。アルヴァは知ってるらしいが」

 

「ならアルヴァから聞けば良いんじゃないの?」

 

『悪いけど、()()()()()()()()。神牙の父親との約束なの』

 

 ええ?なんで母親に関する情報を秘密にしてるんでしょう。マジで分かりませんね。

 

「別に構わないさ。父さんがそうした事には、何か意味がある筈だ」

 

『悪いわね、神牙』

 

「気にするな」

 

「ふぅん、まあ当人が気にしてないなら私からは何も言えないわね……っと、此処よ」

 

 会話しながらぺぺさんに着いて行くと、何かの部屋の扉の前に到着しました。

 

「此処がシュミレータールームよ。折角だから軽く訓練してみる?」

 

「そうだな。少し体を動かしたかったところだ」

 

「決まりね。内容は仮想の敵を倒すのが良いかしら。難易度も自由に設定出来るけど、どうする?」

 

 

『最高難易度で頼む』

『普通で頼む』

『一番低い難易度で頼む』

 

 

 此処でシュミレーターの難易度を選択するみたいですね。シュミレーターは難易度に応じて得られる経験値が異なります。此処は取り高の為にも高難易度を選びます。

 

 

『最高難易度で頼む』←

『普通で頼む』

『一番低い難易度で頼む』

 

 

「最高難易度で頼む」

 

「分かったわ。それじゃあ、何処まで強くなったかお手並み拝見とさせて貰おうかしら」

 

 さあて、経験値荒稼ぎしますかね〜。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「準備はOK?」

 

「ああ。いつでも構わない」

 

 シュミレータールームの中央で待機する神牙の姿を確認し、ぺぺは装置の操作を開始する。するとシュミレーターが作動し、殺風景だった部屋が延々に広がる高原へと変わった。

 

 そして、神牙の周囲を囲む様に骸骨(タイプ)の仮想(エレミー)『スケルトン』が大量に出現すると、一斉に神牙へ襲い掛かる。四方八方から迫り来るスケルトン達の攻撃に対し、神牙は落ち着いた様子でいなす。

 

「フッ」

 

 神牙は四方からの攻撃を捌きながら拳打と蹴りでスケルトンを確実に粉砕する。そしてスケルトンの一体を踏み台にして空中で錐揉み回転すると、その勢いを利用した回し蹴りを繰り出し数体のスケルトンを纏めて薙ぎ払い、最後の1体を魔戒剣で斬り裂く。なんと開始30秒で神牙はスケルトンを全滅したのだ。

 

「やるわね、次はどうかしら」

 

 ぺぺが神牙の戦闘能力に感服していると、今度は狼の顔を持つ獣人(タイプ)の仮想(エレミー)『ウェアウルフ』が3体出現する。ウェアウルフの1体が不規則な軌道で駆け走り、その鋭い爪で神牙の喉元を引き裂こうとする。神牙は魔戒剣で爪を受け止めると、その隙に残りの2体が左右から挟み撃ちで仕掛ける。

 

『来るよ、神牙』

 

「ああ」

 

 神牙は左右からのウェアウルフを確認すると、体をずらして組み交わしていたウェアウルフの体勢を崩して地面に倒した。そして重心を低くした状態で迫る2体のウェアウルフの胴体を回転斬りで両断。そのまま地面に倒れたウェアウルフに魔戒剣を突き刺した。

 

「流石!あの状況でよく立ち回れるわね」

 

「過去に複数のホラーを相手した事があったからな。それを言うならアンタも出来るだろ?」

 

「どうかしらね?ほら、そんな事より次が最後のエレミーよ!」

 

 ぺぺは神牙の問い掛けをはぐらかす様にアナウンスする。最後に出現したのは、神牙を遥かに上回る程の巨体を誇った巨大な猪(タイプ)の仮想(エレミー)魔猪(まちょ)。その中でも大型種に類する。

 

『神牙、あれだけの巨体で突進されたら貴方でもタダでは済まないよ』

 

「分かってる」

 

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!!」

 

 

 アルヴァの助言を受けながら神牙は相手の出方を伺うと、魔猪が早速仕掛ける。巨体を活かした突進で魔猪が神牙に迫った瞬間、神牙は瞬時に横へ回避する。

 

「オォッ!」

 

 神牙は横から魔猪の右目に魔戒剣を突き刺す。魔猪の右目から紫色の鮮血が飛び散った。

 

 

『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!?』

 

 

魔猪は右目を潰された事に憤怒し、下顎に生えた鋭い牙を神牙へ突き上げる。

 

「グッ!?」

 

 神牙は咄嗟に魔戒剣で牙をガードするも衝撃により後方へ吹き飛んでしまい地面を転がりながらも体勢を立て直し、魔戒剣を構えながら苛立った魔猪を見据える。

 

「流石の神牙でも体格差のある相手に単純な力勝負じゃ()が悪いわね。けど、そんな事は神牙自身がよく理解してる。………さて、どうするのかしら?」

 

 ぺぺが神牙と魔猪の戦闘を見守っていると、後ろのドアが開く。

 

「ぺぺさん、此処に居たんですね」

 

 開いたドアから現れたのは、右目が隠れるくらい前髪が長い薄紫色のミディアムボブに薄紫色の瞳。パーカーを羽織り、黒い細身のステンレスフレーム眼鏡を掛けた10代半ばくらいの少女であった。

 

「あら、マシュ。どうしたの?こんな所に」

 

 ぺぺは少女を見ると此処に来た事を訊く。

 

 彼女の名は『マシュ・キリエライト』。カルデアの職員の1人であり、ぺぺと同じマスター候補の精鋭Aチームの中でも主席として優秀な成績を残す程の逸材である。

 

「はい。キリシュタリアさんがぺぺさんを探していましたので、僭越ながら私もぺぺさん探しに協力してたんです。ぺぺさんはどうしてシュミレーターに?今日の戦闘訓練は既に終了していると思いますが」

 

「ちょっと彼に付き合ってたの」

 

「彼?」

 

 ぺぺが指差したのでマシュは視線を向けると、魔猪と戦闘している神牙の姿を視認する。

 

「ぁ───」

 

 その時、神牙を見たマシュの中に()()()()()()()()

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「マシュ?どうかしたの?」

 

「は、はい!?」

 

 ぺぺが神牙を見入る様に見つめるマシュに違和感を感じて声を掛けると、マシュはハッとした表情で正気に戻った。

 

「何でもありません!マシュ・キリエライト、通常通りのコンディションです!!」

 

「そう?それなら良いけど、気分が悪いならドクターに診て貰いなさい。作戦実行まで日が無いんだから、あまり無理しちゃダメよ」

 

「はい、ありがとうございます。あの………あの方は一体?」

 

 話を切り換える様にマシュはぺぺに質問する。

 

「ああ、彼?私の昔からの知り合いで、今日からマスター候補としてカルデアに入所したの」

 

「そうなんですね。ですが、入所されたばかりの方がどうして戦闘訓練用のシュミレーターをされているのですか?」

 

「気分転換で私の方から誘ったのよ。ああ見えて彼、もの凄く強いのよ。今彼がやってるのも最高難易度のモノなのよね」

 

「え!?」

 

 ぺぺの返答にマシュは驚愕する。最高難易度の戦闘シュミレーターはマスター候補の中でも精鋭であるAチームでも数名がクリア出来ない程で、マシュもこれまで一度もクリアした事がない。それだけ非常に困難な難易度を誇るシュミレーターをカルデアに入所して初日の人間が挑んでいる事にマシュは驚きを隠さなかった。

 

「あの方は大丈夫なのですか?」

 

「大丈夫よ。最後の魔猪に少しビックリしたみたいだけど、そろそろ………」

 

 心配するマシュにぺぺがそう言ったと同時に、魔猪が再び神牙へ突進する。最初の時より速度が上がっており、もしまともに直撃したら仮想(エレミー)でも想像を絶する衝撃と痛みに襲われるだろう。

 

 しかし、神牙はギリギリまでその場に留まっていた。そして魔猪の渾身の突進に激突する寸前、神牙はギリギリで回避。すれ違い様に魔猪の左前脚の関節部を魔戒剣で斬り裂いた。

 

 

『◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!?』

 

 

 左前脚を斬り落とされた魔猪は突進の勢いを殺さず地面を何度もバウンドする様に転がる。

 

『神牙!』

 

「ああ!」

 

 アルヴァの言葉と共に、神牙は魔戒剣を振るう。すると魔戒剣の刀身から邪気が放出される。会得して間もない『閃光剣舞』を繰り出そうとしているのだ。

 

 魔戒剣の邪気が一点に収束され、神牙は魔戒剣を力強く横薙ぎする。すると魔戒剣に纏った邪気が眩い光へと変換される。

 

 神牙が魔戒剣を斬り上げる様に振るうと光は光弾となって魔猪に放たれる。光弾を受けた魔猪はそのまま空中で動きを止められ、その隙に神牙は目にも止まらない速度で突進する。

 

 

「ハアァァァァァァァァッ!!」

 

 

 神牙の神速の斬撃によって魔猪は両断され、空中で光の粒子となって霧散した。

 

「今の技………まさか『閃光剣舞』?神牙ったら、いつの間に使える様になってたの?」

 

「凄い………」

 

 神牙の剣技にぺぺとマシュが唖然としている中、シュミレーターを終えた神牙は『閃光剣舞』の反動で荒くなった呼吸を整える。そして魔戒剣を鞘に収めてぺぺ達の方へ近づいた。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

ヒャッハァーー!!経験値ゲットだぜ!!(某(スーパー)マサラ人並感)

 

 最後の魔猪には少し苦戦しましたが、確実に部位破壊をしてからの『閃光剣舞』に繋げる事が出来ました!大型モンスター攻略には部位破壊が有効なのは常識なので!(モンハン脳)そのお陰で『閃光剣舞』の精度が『『Lv.(レベル)1』から『Lv.(レベル)2』に昇格しました!!あと経験値の振り分けも後でやっておきますかね。

 

「お疲れ様!凄いじゃないの。さっきの技って『閃光剣舞』でしょ?いつの間に使える様になったワケ?」

 

「ついこの間、師匠(せんせい)から教わった。だが、まだ師匠(せんせい)の様に使い熟すには鍛錬が足りない。…………彼女は?」

 

「この子はマシュ。カルデアの職員で、私と貴方と同じマスター候補の1人よ」

 

「は、初めまして!マシュ・キリライトと言います!」

 

 マシュ!マシュじゃないか!!久し振りだね、我らの『後輩』!!心の友よ!!(某ガキ大将並感)

 

「本日付でカルデアに入所した御影神牙だ。よろしく頼む」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 おやおや?初期マシュの割に元気ハツラツです(オ◯ナミンC並感)。

もしかしたらノーマルストーリークリア後なのでデータ引き継がれてるせいですかね。(よく分からない)

 

「あと神牙。私これから用事が出来ちゃったから今から行かなくちゃいけないの。案内出来なくなってごめんなさいね」

 

「そうか」

 

 えぇ〜。ぺぺさん此処で離脱ですか。残念です。どうしましょう。

 

「あの、もしよろしければ代わりに私がカルデア内を案内しましょうか?」

 

「良いの?助かるわ」

 

「はい!」

 

 マジで!?良い子だなぁ、マシュ。流石カルデアNo.1後輩!

 

「神牙、折角だからマシュに案内をお願いさせても良いかしら?」

 

 

『構わない』

『いや、1人で良い』

 

 

 此処は迷う事なくマシュにお願いしましょう。1人で周るよりも他キャラクターとのエンカウント率が段違いなので。

 

 

『構わない』←

『いや、1人で良い』

 

 

「構わない。頼む」

 

「はい!マシュ・キリエライト、必ずカルデア案内(ガイド)を遂行してみせます!」

 

 少し大袈裟ではないですかねぇ?物凄く助かるので良いですけど。それじゃあ、切りが良いので今回の実況を終了とします。次回はマシュにカルデア内を案内して貰うところからスタートです。また次回も楽しみに!それでは、ご視聴ありがとうございました!!




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特異点F攻略後に主人公が召喚するサーヴァントは誰が良い……?(票が多い2枠から選出します)

  • アルトリア・オルタ〔剣〕
  • 沖田総司〔剣〕
  • 両儀式〔剣〕
  • スカサハ〔槍〕
  • クー・フーリン〔槍〕
  • アキレウス
  • 玉藻の前〔術〕
  • キルケー
  • 酒呑童子〔殺〕
  • カーマ〔殺〕
  • 源頼光〔狂〕
  • メルトリリス

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