ようこそ幻の6人目がいる教室へ 作:みたらし団子と御紅茶
よう実原作の、黒子の新たな青春を描きたいと思ってこの話を書きました。
時間軸としては、黒バスとよう実の一話目です。
ただ誠凛高校に黒子はいない為、その状態だと誠凛が原作より弱くなっていたり、キセキと火神の繋がりが薄れたりするかもしれません。
高度育成高等学校の新たな相棒については色々候補がいますが、まだ未定です。
作者は桃→黒過激派です。
しかし、黒子が他の女子生徒と交流をする事はあると思います。なので一応タグに候補の女子生徒を書かせていただきました。
もし面白いと思ってくれる方が多かったら、続きをゆっくりと書いていこうと思います。
お暇があれば、ぜひ読んでみてください。
作者は素人なので、文章に違和感があるかもしれませんが、どうか大目に見てくださると助かります。
私立帝光中学校バスケットボール部
部員数は100を超え、全中3連覇を誇る超強豪校。
その輝かしい歴史の中でも、特に最強と呼ばれ無敗を誇った10年に1人の天才が同時に5人居た世代は、キセキの世代と言われている。
が、キセキの世代には奇妙な噂があった。
誰も知らない、試合記録も無い...
にも関わらず、天才5人が1目置いていた選手がもう1人...
幻の6人目(シックスマン)が居たと。
◇◇◇
「お久しぶりですね、赤司君。見ないうちに随分と雰囲気が変わりましたね?」
美しい調度品の飾られた応接室で、同い年の2人の男女が向かい合って座っていた。小柄な少女は紅茶を、真面目そうな青年はコーヒーを飲みながら、窓の外の雪景色を見ながら暖炉の近くで優雅なティータイムを過していた。
「そうか。似たような事を部活の仲間からも言われたよ。」
「うふふ、でしょうね。しばらく会っていなかった私ですら気付くのですから、あなたのお友達であればすぐに変化に気付くはずです。……さて、本日の御用件を伺いましょうか。ただお茶を飲んで私のチェスの相手をする為だけにここに来た訳では無いのでしょう?赤司君。」
少女と青年は、実家のある東京から少し離れた軽井沢の別荘にやってきていた。今は中学校が冬休みの時期であり、2人は受験生でもあるので部活動は無く、2人にとって束の間の自由時間だった。
別荘は少女の父が所有している建物で、夏は避暑地として、冬は雪景色を見ながら市街地の観光を行う為に滞在している事が多い。
そして、わざわざ青年が貴重な冬休みという財界人にとって忙しい期間に少女が滞在している別荘に押しかけてきているのだから、少女の暇つぶしの為に遊びに来た訳では無いだろう。だから、少女は忙しい青年の時間を奪わないよう、すぐに本題を話すよう促したのだ。
「君ににとあるお願い……いや、賭けをする為にやって来たんだ。」
「なんでしょうか?」
「今年君の御父上が運営する学校に、ウチの学校の生徒が2名推薦されているそうだね。」
「おや、なんの事ですか?お父様の運営する学校には推薦制度は無かったはずですが?」
そう言い少女は紅茶に口を付ける。青年のクリティカルな発言など知らないと言わんばかりの態度で、少女はニヒルな笑みを浮かべて余裕を見せた。しかし、青年は少女の態度に顔を顰め、こう続けた。
「今年推薦された2名の生徒はおそらく僕と同じ部活のはずだ。確か、今年はかなり癖の強い新入生が多いんだろう?学校には様々な長所を持つ人間が多いと聞いている。」
少女は数秒青年のオッドアイの瞳を見つめ、観念したのか、入学者のリストを近くの引き出しから取り出し、テーブルの上に置いた。
「黒子テツヤ君、桃井さつきさん。帝光中では、男子バスケットボールに所属しており、黒子君は選手として、桃井さんはマネージャーとして帝光中の勝利に貢献しているようですね。」
少女は2人の調書を読み上げ、ニコリと微笑んだ。
「やはり、か。どうやら僕の予想通りだったな。」
「このお2人は、赤司君が目を掛けているお友達なのですよね?」
「ああ。僕は高度育成高等学校について父から少し話を聞いた事がある。桃井もテツヤも優秀な人間だ。いくらチェスが得意な君と言えど、多少は苦戦するだろうね。」
普段この青年は他者の実力を認めず、ナチュラルに人を見下している。それは勿論彼が才能を溢れるからであり、少女も同じく才能を持つ天才であり、彼の言動を批判した事は無い。しかし、そんな彼が認める人間が高度育成高等学校に入学するという事実は、少女に一抹の期待を抱かせた。
かつて、少女がとある少年のチェスの腕前に感動したあの時のように、ほんの少しだけ楽しみだと思った。
「さて、賭けの内容についてたが、テツヤと桃井は必ずバスケ部に入るだろう。そして全国制覇を目指し、僕を含めた全国の猛者達を倒し、頂点に立ちたいと考えているはずだ。」
「つまり、貴方は2人が高校に入学してからの3年間で、全国制覇を果たせるかどうかを賭けたい、という事ですね?」
少女が確認するように内容を復唱し、青年の顔を見る。すると、青年は首を横に振り口を開いた。
「いや、違うな。2年だ。2年の間にテツヤ達が全国を制覇出来るかどうか。この内容について賭けたいと思っている。」
「分かりました。しかし、賭けに乗るメリットがありませんね。何を賭けるおつもりですか?」
少女が青年に問い掛けると、青年は少し考えてから話し始めた。
「僕が賭けるのは、僕の財産であるマイアミの別荘とクルーザー、と言いたいところだが、そんな賭けではつまらないだろう。ここは、勝者の願いを叶える、というのはどうだろう?」
「……どうやら本気のようですね。その賭け、受けて立ちましょう。」
その後2人は白紙に契約内容を書き、少女は黒子と桃井が全国制覇をする方へ、青年はその逆で全国制覇が出来ない方に賭けた。
「賭けに関する契約も結ぶ事が出来た。僕は必ず証明して見せる。僕は全てに勝つ。勝利こそ全てであると、証明して見せるよ。」
「その考えには賛同致しますが、私は逆に才能を超える瞬間というものを見てみたいと思っています。」
青年が決意を胸に、少女にそう宣言すれば、少女は楽しそうに笑い、彼と似て異なる期待を述べた。
「……ホワイトルームの最高傑作か。いつか僕も彼と手合わせをしたいものだな。ホワイトルームには将棋の教育プログラムもあったんだろう?」
「ええ。彼は将棋についても超一流であると言えます。赤司君と言えど、貴方の実力すらも凌駕してしまうかもしれませんね。」
青年はまだ見ぬ作られた天才である最高傑作に興味を持ちながら、いつか対戦出来る日を楽しみにし、少女の別荘を後にした。
◇◇◇
黒子side
この世界は平等か否か。
そんな質問に答えるとするならば、誰しもが"不平等"だと答えるでしょう。
この世界には凡人には決して超える事の出来ない才能の差が存在しています。天才には凡人の苦労など分かる訳もなく、凡人に価値を見出だす事はできません。僕は抗う事さえ許されない絶対的な才能を、能力の差を、他を圧倒できる彼らと出会い、その事実をよく理解しているつもりです。
しかし、凡人だからといって自分より格上の力を持つ存在にひれ伏す必要はありません。立ち向かい、抗おうと努力する事は決して無駄にはなりません。
僕は非力で、1人ではまとまにシュートすら出来ない、平凡以下の弱いプレイヤーです。そんな僕でも、現実に向き合い続け、必死にボールを追っていたからこそ、帝光中でユニフォームを手にする事が出来た。
だからこそ、僕は努力を否定しません。努力が必ず実るとは言いませんが、努力を怠れば可能性すら自分で潰してしまう事になる。だからこそ、僕はギリギリまで決して諦めず抗い続けたんです。
そして、僕の努力の末、大切な親友である彼との"約束"を果たせるはずでした。しかし、彼との対戦に僕は出場出来ず、その試合内容と結果は散々なものでした。
天才である彼らはたを圧倒する才能を用いて、対戦相手を玩具にし、得点数をコントロールしたんです。
111対11。
最後のシュートは僕の親友である彼が決めましたが、ボールはゴールに弾かれ、失点となるはずでした。しかし、そのボールはCの手によってオウンゴールをわざと決められ、このような点数になり、試合は終了しました。
圧倒的な才能は、時に天才を蝕んでしまう事があります。才能の差は凡人と天才との間に大きな距離を生み、その差によって生じたストレスを抱え、周囲と自身に悪影響を及ぼすのです。
その結果、彼らはその差を見て見ぬふりをし、試合に手を抜き、やる気を出す為に仲間間で点取りゲームをしたりと、スポーツマンシップに反するような行いするようになってしまいます。彼らは天才であるが故に、努力する事を放棄し、堕落してしまったのです。
そんな光景を幾度となく目にしてきた僕ですが、結局何も変える事が出来ず、いつしか彼らを正す事を諦めてしまった。
自分に彼らに口を出す資格はないと諦めてしまったんです。
しかし、そんな時でした。
「...テツ君?」
僕は学校を休みがちになり、バスケが嫌いになってしまいました。しかし、それでも高校受験という一大イベントは僕を待ってはくれません。どの学校を受験するべきかと悩んでいた時、担任に呼ばれて面談を行う事になった12月21日の放課後、何の因果か、僕は避けていた中の一人である女性と出会ってしまったのです。
「...桃井、さん?お久しぶりです。」
僕は影の薄さを利用して、バスケ部の仲間だった彼らと会わないように行動をしていました。しかし、今この瞬間、かつて全国制覇を目指して共に戦ったバスケ部のマネージャーである、桃井さつきさんと再会をしてしまったのです。
僕にそう声を掛けてくれたのは、同じ部活で全国制覇を目指して戦ったマネージャー、桃井さつきさんでした。彼女は僕が所属していた男子バスケットボール部のマネージャーとして、また帝光中バスケ部の優秀なデータ収集者として帝光を支えてくれていました。
「...ねえ、テツ君。私、ずっとテツ君とお話がしたかったんだ。」
「桃井さん...」
僕を忘れないでいてくれた彼女に、心があたたかくなりました。しかし、僕は彼女に掛けるべき言葉が見つかりません。だから何言えずに彼女から目を逸らし、別れの言葉が出てくるのを待つ事しか出来ません。
キーンコーンカーンコーン
「あっ」
部活動前の清掃が始まる予鈴が鳴り、桃井さんの瞳に焦りの色が滲みます。
「青峰君は、推薦が決まってバスケ部の練習に参加していると聞きました。桃井さんも部活に参加しているんですか?」
桃井さんは帝光中一軍のマネージャーで、選手ではありませんが、情報収集力や情報整理が得意な優秀なマネージャーでした。彼女は帝光中の大切な軍師です。
帝光中について詳しく調べている人間であれば彼女にも興味を持つでしょう。そして特別にマネージャー枠として彼女を推薦する方がいてもおかしくありません。
「うーん、私も大ちゃんと同じ学校から推薦のお誘いを戴いたよ。だけど、まだ迷っているんだ。」
大ちゃんとは、キセキの世代NO.1PFの青峰大輝君の事で、彼は桃井さんの幼馴染みです。そして、かつて僕の最高の光.....相棒でもあった少年の事です。
桃井さんは青峰君と仲が良く、ずっと気にかけていました。だから僕は彼女は当然青峰君と同じ高校に進学すると考えていたので、まだ悩んでいるという言葉にとても驚きました。
「...桃井さんは何を悩んでいるのですか?失礼で無ければ、聞かせて頂けませんか?」
「...分かった。私ね、今のままの大ちゃんは精神的に不安定な状態だと思ってるんだ。大ちゃんの才能が開花して、皆も少し遅れて才能が開花していった。才能は開花しても、皆はまだ中学生。体も心も大人になりきれていないのに、真田監督も推薦を頂いた学校の監督も誰も大ちゃんの心を考えてくれない。」
桃井さんは、青峰君の事が大好きでした。だからこそ、彼のバスケを誰よりも近くで見てきて、その才能に魅了されていました。しかし、彼女の心配はそれだけではないようです。
「そんな学校に私が推薦を頂いた理由は、きっと大ちゃんを制御出来るって思われているからだと思うの。桐皇の監督さんと一緒に来年度のキャプテンの方も面談に来て下さったんだけど、その人は私が大ちゃんと親しい関係だって事に気付いていたんだ。だからしっかり調査もされてて、私が大ちゃんの幼馴染みって事も知っていると思うんだよね。初めは私の力が評価されたからって喜んでいたんだ。でも、本当に必要とされていたのは私が青峰君を制御する事だって気付いたら、推薦もあまり喜べなくなっちゃって。」
桃井さんは、キセキの世代が才能を開花させる前から彼らを支えていました。それは彼女が帝光中バスケ部のマネージャーとして、彼らの練習メニューや試合時の戦略考えていたからでもあります。彼女は彼女なりの方法で帝光の勝利に貢献し、選手と同じ志を抱いていました。だからこそ、青峰君の制御の為の推薦という事実に悔しさを感じていたのかもしれません。
「でも、大ちゃんは今のままじゃダメだと思うの。今のままの大ちゃんだときっと……いつか壊れちゃう。私が大ちゃんと同じ学校に進んだからって、大ちゃんに何かしてあげられるわけじゃない。むしろ試合に勝つ為に、情報収集はきちんと行うし、きっとキセキの世代の誰かと当たらない限り負ける事は無いの。でもその行動って、チームの為にはなるけど、大ちゃんの為にはならないと思うんだ。」
桃井さんは、自分の分析力と情報収集能力に自信を持っています。その分析力は時に未来さえも予想してしまい、もしかしたら彼女の分析した結果、キセキの世代と呼ばれた彼らの未来は壊れてしまうのかもしれません。もしかしたら、もっと前からその事実に気付いていたのかもしれません。だけど、それを言えるような状況では無かった為、気付かないフリをしていたのかもしれません。
「もし、大ちゃんや皆を倒せるようなライバルが現れたら、きっとみんな前みたいに笑ってくれると思うんだ。バスケを楽しいって思ってくれるはずなの。」
「どうして、そう思うんですか?」
「うふふ、聞いたら笑われちゃうのかもしれないけど、言わせて。根拠は無いの。ただの女の勘、だから。」
困ったように笑う彼女の顔は少し疲れているように見えました。
彼女の言葉に根拠はありません。だけど、僕はその言葉を聞いて何故か無性にバスケがしたくなりました。あんなにバスケを嫌っていたのに、嫌悪感が消えて、心がすっと軽くなった気がしたんです。
「私、大ちゃん達の敵になろうと思うんだ。」
「敵、ですか?」
「うん。少なくとも、私の情報収集や分析能力はどこのバスケ部で重宝されると思うの。私如きに何が出来るんだって思った時、皆の敵に回ってキセキの皆ライバル育成がもし成功したら、皆も少しは楽しいって思ってくれるんじゃないかって、そう思ったんだ。」
桃井さんは僕の目を真っ直ぐに見て言いました。彼女の瞳は真剣で、その目は決意に満ちています。そんな彼女に僕は何も言えなくなりました。
僕は逃げてばかりだったのに、桃井さんは一人部活に残って今も皆と向き合うとしている。その事実に恥ずかしくなり、自分の行動がいかに幼稚だったかを思い知らされました。
「ねぇ、テツ君。」
「はい、何ですか?」
「私と一緒にもう一度、バスケをしない?一緒に全国制覇を目指さない?」
「桃井さん……」
彼女の言葉に、僕は思わず頷き掛けてしまいました。しかし、寸でのところで踏みとどまり、考えます。
僕がもし彼女と一緒に戦う道を選んだとして、パスを主体とする僕のバスケではサポートは出来ても、キセキの世代のような光がいなければ、意味がありません。僕の力だけでは、キセキの世代は愚か、全国に行く事だって難しいはずです。
「......僕1人の力では、チームを勝利に導く事は難しいかもしれません。もしかしたら、全国制覇も彼らに勝つ事すらも出来ないかもしれません。」
僕が弱音を吐くと、桃井さんは優しく微笑んでこう言いました。
「テツ君、バスケは1人でするものじゃないでしょ?チーム皆で、協力して戦うスポーツなんだよ。だから、1人で背負おとしなくて良いんだよ。」
その言葉を聞いて、僕は全国制覇を必ずすると、胸に誓い、決意を固めました。
今度は自分から、彼らが全力でバスケをする環境を作ろうと思ったんです。彼らと戦う事はとても難しいですが、それでも僕に出来る事はある筈だ。だからこそ、僕は今この場に立っています。
「僕は必ずキセキの世代を倒し、日本一になってみせます。」
チームという光を輝かせる影になり、今度こそ皆で笑い合ってバスケが出来るようになって見せる。
僕が彼女にそう言うと、彼女の頬に一筋の涙が伝い、僕に勢いよく抱き着いてきました。
「やっぱりテツ君ってとっても素敵!」
僕は桃井さんの行動に驚いて、思わず尻餅をついてしまいました。そして彼女は僕の胸に顔を埋めて泣き始めます。そんな彼女を見て、僕は彼女がずっと1人で戦っていた事を知りました。
僕は次彼女が涙を見せた時、その涙が喜びに満ちている事を願い、練習に励もうと思いました。
「ちなみにですが桃井さん、高校はどうしましょうか?」
彼女と同じ学校に進むのであれば、まずは学校を決めなければいけません。キセキの世代が進学しない、協力プレイが出来る雰囲気の良い学校。東京はただでさえ高校が多い為、そんな好条件の学校を探すのはとても大変でしょう。
しかし、彼女は情報収集のスペシャリストです。そしてバスケ部のある学校のデータはほとんど持っており、彼女にかかれば最適な学校を探す事は難しくないでしょう。
「候補は幾つかあるんだけど、担任の先生に高度育成高等学校って国立の学校を勧められたんだ。」
「高度育成高等学校?」
「うん。一度入学してしまえば、三年間外部との接触が禁じられるけど、卒業後の進路は保証されている凄い学校みたいなんだ。学校の敷地はとても広くて、一つの街になっているんだって。設備も最新のものを使っていて、最近は運動部にも力を入れているみたいなんだ。」
それはとても魅力的な学校だと思いました。しかし、高度育成高等学校は国立の高校です。しかも入学金や授業料などの免除もしてくれるという至れり尽くせりな学校らしいですが、その分厳しい学校であると推測出来ます。
「桃井さんはそこに行こうと思っているんですか?」
僕がそう尋ねると、彼女は少し考えてから答えました。
「……まだ分からないかな?テツ君が寮生活でも大丈夫なら、この学校を受験してみたいと思っているよ。」
「そうですか。」
僕はこの時、彼女の選択が間違っていない事を祈りました。そして、願わくば彼女が笑っていられるような学校生活を送って欲しいとも思いました。
「それじゃあテツ君、私そろそろ行くね。また今度進路について話そうね!」
「分かりました。近いうちにまたお話しましょう。」
そう言って彼女は僕に手を振りながら走り去って行きました。僕も彼女に手を振り返し、彼女の姿が見えなくなるまで見送ります。
それから暫くして進路室に向かうと、担任の先生が中で待っていました。
「お久しぶりです、先生。」
「ああ、体調が悪い中、よく来てくれた。さて、進路についての話をしよう。」
「はい。」
進路室に入り、僕は先生と向かい合って座ります。そして先生は僕に数枚のプリントを渡しました。それは桃井さんが勧められていた高度育成高等学校の詳細が書かれた資料でした。その資料に一通り目を通してから先生に尋ねる事にしました。
「先生、この学校はどのような生徒を求めているんですか?」
僕の質問に先生は少し考えてから答えました。
「そうだな……まず進学率・就職率はほぼ100%だそうだ。つまり入学すれば必ず希望する未来が保証されるというわけだ。しかし、もちろんただ何もせず通っているだけなんて甘い事は無いだろう。何しろ、この学校は実力主義を謳っている。自分の力に過信せず、日々精進出来る生徒を求めているそうだ。」
「なるほど。」
「この学校に入学した生徒は、AからDのクラスに分けられるそうだ。定員は160人で、1年次のクラスメンバーで3年間過ごすことになるらしい。」
「そうですか。僕の今の成績でこの学校を受験する事は厳しいのでしょうか?」
「いや、お前の成績なら少し努力をして貰う必要はあるが、ギリギリ合格圏内だ。だが、油断は禁物だぞ?何せこの学校は国立の高校だからな。」
先生は僕の成績を見ながらそう言いました。それから僕は先生から幾つかの注意点を聞きます。
まず学校にいる間は外部との連絡は一切取れない事や寮生活になる事などを聞いていきます。そして最後に受験するにあたってのアドバイスを貰いました。
「黒子、お前は他の生徒と比べて学力が低いという訳では無いが、この学校の中では真ん中だ。しかし、もしお前がこの学校を受験したのであれば、きっと受かるだろう。それだけの努力が出来る事を、私は知っている。君は誰よりも努力してきたのだからね。」
僕は先生の言葉に涙が出そうになりましたが、必死に堪えてお礼を言いました。
「そう言って頂けて嬉しいです。この学校を受験したいと思います。」
「分かった。願書を書いて貰う必要があるから、この紙を持って行きなさい。私立との併願はどうする?」
「併願校はまだ決めていないので、また明日連絡をさせてください。」
「分かった。じゃあ私立用の願書も先に渡しておこう。」
「はい、ありがとうございます。」
そして先生に頭を下げてから進路室を後にします。
それからは受験勉強に集中出来ました。
桃井さんと同じ学校に行きたいという気持ちもありましたが、何より彼女のように強くなろうと思ったんです。中学最後の試合からもう逃げないと決めたのですから。
そんな日々を過ごしていると、あっという間に入試の日を迎えてしまいました。しかし不思議と不安はありません。きっと大丈夫という自信がありました。
試験会場に到着し、自分の席に着くとふとペンケースの中の鉛筆を見て僕は中学時代を懐かしく思い、口元が緩んでしまいます。
僕が今見つめている鉛筆は、緑間君が成績を向上させる為に桃井さんのノートをコピーさせて貰った帰り道に、彼が桃井さんにお礼としてプレゼントたものです。これは湯島天神の御神木で作られた鉛筆で、テストの時に転がせば選択問題の正解を教えてくれるという優れ物もとい、特急呪物でもあります。
あの日、赤司君に学校を寄り道するなと言われ、監視役に桃井さんが帰り道に付き添いましたが、結局コンビニやゲーセン、バスケットコートと沢山の寄り道をしてしまい、彼の言いつけを破ってしまいました。しかし、あの日皆で寄り道をして遊んだ事は今でも鮮明に思い出せるほど楽しい記憶として脳に刻まれています。
僕はその鉛筆を机に置き、試験が始まるのを待つ事にしました。縁起の良い、緑間君の人事を尽くした鉛筆です。きっと良い結果が得られるはず。
「きっと、上手くいくはずです。」
何となく見たおは朝の星座占いでは、水瓶座は3位でした。1番になれなくとも、良い結果は得られるはずです。ラッキーパーソンは運動部のマネージャーです。桃井さんは引退後もマネージャーとして活動していますから、当てはまるでしょう。それに今日はラッキーアイテムのクマのキーホルダーも持っています。準備は万端です。
その後、筆記試験を行い、自宅に戻りました。そして翌日、面接試験を行い、途中面接官に視認されていないというハプニングはありましたが、練習通りの受け答えができたので、個人的には良い結果が得られるような気がしています。
そして約一週間後、僕と桃井さんは高度育成高等学校に合格し、入学する事が正式に決定しました。
◇◇◇
4月、桜の花びらが風に吹かれてふわりと舞い上がる中、僕と桃井さんは東京都高度育成高等学校の門をくぐりました。
「わあっ!大きな校舎だね。確か、街一つ分の広さがあるんだったかな?」
「はい、そうですね。確かパンフレットには映画館やショッピングモール等の娯楽施設の紹介が書かれていました。その施設を敷地内で働く関係者や教員、生徒が利用出来るそうです。」
目の前に見える大きな校舎、そしてその向こうに広がる街を見て、彼女は瞳を輝かせて嬉しそうに見つめています。
「実力主義を謳う学校だって言うから、物凄く厳しいところなのかと思ったけど、中学の時と変わらない生活が出来そうだね。」
「そうですね。帝光中の敷地もかなり広かったですが、ここの敷地はそれの何倍もあります。設備も最新のものを使っているそうですから、練習に力を入れられる最適な環境が整っていそうですね。」
中学時代通っていた帝光中学校は、私立の学校なので設備も新しく広い体育館が複数存在していました。そして、部室も広く、部活の合宿でハワイに行ったり、私立の強豪高校との合同練習も行う等、部員の能力を鍛える為に様々なプログラムが組まれていたのです。
この学校では設備面で不安がない為、中学の時と同様に、のびのびと練習が出来るでしょう。今から、練習が待ち遠しくてたまりません。
「じゃあ、早速クラス分けを見に行こうか。」
「はい。」
僕と桃井さんは校舎に入り、昇降口前に貼られているクラス分けの紙を確認しました。すると僕の名前の上には『1年Bクラス』と書かれており、桃井さんの名前の上にも同じく『1年Bクラス』と記されていました。つまり2人とも同じクラスという事になります。
「やった!テツ君と一緒!」
彼女はとても嬉しそうにはしゃいでいますが、僕も内心とても嬉しかったです。これから3年間同じクラスで学ぶ仲間になるのですから。
「1年生の教室は3階だったかな。さあ、行こう!テツ君。」
「はい。」
僕と桃井さんは、1年生の教室がある3階へと向かいました。階段を上がり、教室に続く廊下を歩いているとDクラスと書かれた教室の中に、見覚えのある顔を見つけました。
「彼は...」
「どうしたの?テツ君。」
僕が立ち止まった事で桃井さんも足を止め、教室内を覗き込みます。
「......あ、彼って千葉の葵西中の須藤健君だよね?」
「どこかで見覚えがあると思ったんですが、知ってるんですか?桃井さん。」
「うん!葵西中のバスケ部でエースとして活躍していた人だよ。強豪校から推薦が来ていたみたいだけど、暴力事件を起こしてしまって、推薦が白紙に戻ってしまったみたいなの。実力はキセキの世代には及ばないけど、成長すれば無冠の五将や元キャプテンの虹村さんをも凌ぐポテンシャルを持っていると思うよ。彼ね、青峰君と少し似てて、相当のバスケ好きみたいなんだ。だから、強豪校に行けてたら凄い成長を遂げていたんだろうな。」
桃井さんがそこまで言うのであれば、彼は凄い選手なのでしょう。
推薦が白紙に戻ったという話を聞いて、僕は複雑な気持ちになりました。確かに暴力事件はいけないことです。ですが、なにか理由があったはずです。青峰君と同じ程バスケを好きな人が、好んで暴力事件を起こすはずがありませんから。
それから教室内をぐるりと見回すと、窓側の席に座る一人の男子生徒を見た瞬間、僕は強い寒気を感じました。
真顔のせいで感情が読み取れませんが、彼からはキセキの世代と呼ばれた彼らと似たオーラを感じます。一見平凡な青年に見える彼ですが、何かを隠しているようなそんな気がします。
「テツ君、そろそろ教室に行こう。須藤君もバスケ部に入るのなら、放課後にお話出来るかもしれないし、その時に仲良くなれたら良いね!」
桃井さんの明るい笑顔を見て、僕は我に返り、また廊下を歩き始めました。窓際の青年について今考えても仕方ありません。それに、何かきっかけがあれば、彼と話す事もあるでしょう。僕には三年という長い時間があるのですから。
その後、僕と桃井さんは教室に入り、自分の席を確認しそこに向かいます。僕の席は窓側の一番後ろの席でした。数分後、教室に若い女性がやって来ました。
「皆、全員揃ってる?今から入学して最初のホームルームを始めます。」
そう言い、女性は教卓の後ろに立ち、室内をぐるりと見回してから自己紹介を始めました。
「さて、皆さん入学おめでとう。私は星之宮知恵です。三年間君達のクラスの担任を受け持つ事になりました。この学校では保健医を務めています。もし体調が悪くなった時は、いつでも保健室に来てね。さて、今からこの学校について説明をしていくわよ。皆しっかりと聞いてね。」
そう言い、星之宮先生は生徒全員にパンフレットとスマホのような電子端末と学生証を配り、それを見ながら説明を始めた。
「今配ったのは君達がこの学校を卒業するまで使う生徒用の携帯端末と学生証カードです。このカードを使う事で、君達はこの学校の敷地内で買い物をしたり、施設を利用する事が出来ます。紛失しないように、しっかり管理して下さいね。そして、こっちの端末は好きに使って貰って大丈夫だよ。機能は一般的なスマートフォンと同じだけど、家族や学外の知り合いと連絡を取る事は出来ません。」
つまり、外部との連絡手段は無く、生徒同士の連絡はこの生徒用の端末でのみ行えるという事ですね。しかし、この学校のシステム上仕方のない事でしょう。
それから星之宮先生は話を進めていきます。
まず、学生証カードにはポイントが振り込まれていて、そのポイントを使って敷地内にある施設を利用したり商品と交換出来るそうです。また1ポイントで一円の価値があり、毎月1日に必ず振り込まれるそうです。
「この学校では何でもポイントで買う事が出来るから、皆も色々考えて計画的にポイントを使うようにね。」
しかし、ポイントを計画的に貯めるのは少し難しいかもしれません。それに毎月振り込まれるポイントの額も不明ですしね。この学校の物価がどれほどかにもよりますが、まずはこの学校で生活するのに一月どれ程の額が必要なのかを確認しなければいけません。今月は様子見をしながら、使用額をノートにメモしていきましょう。
「この学校は実力主義を掲げているので、生徒を実力で評価します。入学した君達に既に、学生証カードの中に10万ポイントが振り込まれているけど、これは入学試験を通った君達を正当に評価した事の表れなの。つまり、賢い君達は今後どう振舞っていくべきか......分かるよね?」
そう意味深な言葉を言い、星之宮先生は教室内をぐるりと見回しました。
この学校では実力に応じて生徒に評価が下される。つまり、実力が下がれば評価も下がるという意味でしょう。ならば、僕達が問題を起こしたり、成績が下がってしまえば評価も下がってしまう。評価が下がれば、何か、僕達に罰が下されるのかもしれません。
星之宮先生は、僕達に真面目に学校生活を送って欲しいと思っているように感じます。
「この後は1時間後第一体育館で入学式が行われます。5分前までには体育館に集まるようにしてね。入学式の時の並びは出席番号順よ。今からは自由時間だから、各々好きに行動して良いからね。じゃあ、解散。」
そう言い、星之宮先生は教室を出て行きました。それから数秒後、とても美しい女子生徒が前に出て来ました。
「みんな!聞いて!」
彼女はとても明るい声でそう言い、僕達の注目を集めました。
「今から入学式まで時間があるし、皆で自己紹介をしない?これからこの学校で一緒に勉強していく仲間なんだし、みんなと仲良くなりたいんだ。無理にとは言わないけど、どうかな?」
「賛成!」
「私も賛成だよ。」
彼女の提案にクラスのほとんどの生徒が賛同し、自己紹介をする流れになりました。仲良くなる為にもまずはお互いを知るところから始めなければならないですし、僕も彼女の提案には賛成です。
「反対している人はいなさそうだし、私から自己紹介をさせてもらうね。私は一之瀬帆波です。この学校では生徒会に入ろうと思っています。皆、仲良くしてくれると嬉しいな。」
それから出席番号順に自己紹介が始まりました。そして僕の番が回ってきました。立ち上がり自己紹介を始めようとすると、僕の次の順番の生徒が立ち上がりました。どうやら、僕の影が薄すぎて認識されていなかったみたいです。
「あの」
「俺の名前は柴田「あの!」うおっ?!い、いつからいたんだ?」
僕が彼の自己紹介に割り込むと、柴田君は驚いたように声を上げました。そしてクラス内にざわつきが広がります。どうやら驚かせてしまったようです。ですが、彼は僕の事を認識してくれたようで良かったです。
「わ、わりい!お前がいた事に気付かなかったんだ。順番飛ばしちまってごめんな!」
「影うっす!」
「私もびっくりしたよ。ごめんね、先に柴田君の前の君から自己紹介をお願いしても良いかな?」
「はい、分かりました。」
一之瀬さんの発言に頷き、僕は気を取り直して立ち上がります。
「初めまして、僕の名前は黒子テツヤ言います。趣味は読書や人間観察などです。これからよろしくお願いしますね。中学ではバスケ部で活動していたので、高校でもバスケ部に入ろうと思っています。」
そう言い、僕は自分の席に座りました。
「うん、宜しくね!黒子君!」
「宜しくな!黒子!」
一之瀬さんや柴田君が僕に明るく声を掛けてくれたからか、クラス内は落ち着きを取り戻し、多くの生徒が僕に「宜しく」と声を掛けてくれました。帝光の時も自己紹介時に微妙な空気にさせてしまいましたが、この学校ではとてもあたたかく迎えて貰い、少し不思議な感覚ですね。
ふと、桃井さんをちらりと見れば、彼女は花が咲くような綺麗な笑みを僕に返してくれました。僕も彼女に小さく頷き返します。
「んじゃ、次は俺の番だな!俺は柴田颯!得意科目も好きな科目も体育だ。皆宜しくな!沢山の思い出を作ろうぜ!」
柴田君の自己紹介は、とても明るく爽やかなものでした。彼の発言にクラス内は更に盛り上がりを見せます。その後順番に自己紹介をしていき、遂に桃井さんの番がやってきました。
「私は桃井さつきです。さっき自己紹介をした黒子テツヤ君の彼女です!」
「ええっ?!」
「か、彼女?!」
「く、黒子くん本当なの?」
一之瀬さんが動揺しながらも、彼らの代表として僕に問い掛けます。僕は正直に事実を話す事にしました。
「いえ、僕は桃井さんの彼女ではありません。僕と桃井さんは同じ中学の部活仲間で、大切な友人です。」
「ええっ?!テツ君ってばひどいよ!」
そう冗談っぽく笑いながら、桃井さんの表情は少し暗いです。一体どうしたのでしょうか。
「そ、そうなんだ……てっきり二人は付き合ってるんだと思ったよ。」
「私も!お似合いの二人だと思ったんだけどなー!」
クラスの女子達は残念そうにしていますが、僕と桃井さんの関係は『友人』です。大切な部活仲間であり、全国制覇を誓い合った友達。それが僕達の関係性を表す最適な表現です。
その後、残りの数人が自己紹介を行い、各々が気になる人と話し始めます。僕も読書が趣味だと言っていた浜口哲也君と話してみましょう。彼とは名前も同じですし、仲良くなれたら嬉しいですね。
「浜口君、良ければ本について話しませんか?」
「黒子君、でしたよね?構いませんよ。君はどんな本を読むんですか?」
「僕は小説をよく読みます。最近はミステリーにハマっていますね。浜口君はどのようなジャンルの本を読むんですか?」
「僕もミステリーを読む事が多いです。最近は柳蛍の著書をよく読んでいます。」
そこから僕と浜口君は本について熱く語り合いました。どうやら彼もかなりの読書家なようです。趣味が合う人と仲良くなると、自然と会話が弾むものです。
その後、入学式の15分前になると、僕達新入生は各々の判断で体育館に向かい始めます。僕も浜口君と一緒に体育館に向かって歩き始めます。
他のクラスの前を通っていくと、Cクラスは何やら揉み合いの喧嘩をしているようです。Dクラスの生徒は室内で化粧やネイル、ゲーム等を行っており、素行の悪さが目立ちます。
「……浜口君、他のクラスを見ていて思ったのですが、CクラスとDクラスには素行の悪い生徒が多いような気がします。」
「なるほど。確かに、君の言う通りです。黒子君はよく人を観察しているんですね。」
「観察していた、という程ではありませんが、Bクラスは協力的な人が多かったので、つい比べてしまったみたいです。」
それから程なくして体育館に辿り着きましたが、既に大勢の生徒が集まっていたので僕達は急いでBクラスの列に並びました。
そして数分後、入学式が始まりました。
校長先生や在校生代表挨拶等が行われましたが、特に変わった事はなく式は進んでいきました。 在校生代表で壇上に上がった生徒はこの学校の現生徒会長を務めている方の様ですが、とても気難しそうな方だと感じました。
式が終わると、生徒は一度教室に戻り短いホームルームを終えて、解散となりました。Bクラスはクラスみんなで親睦会を行うらしいですが、僕と桃井さんは早くバスケ部に入りたいので、一之瀬さんの誘いを断りました。
「あ、黒子君!さつきちゃん!帰る前に少し良いかな?」
「どうしたの?帆波ちゃん。」
「なんでしょう?一之瀬さん。」
桃井さんは既に一之瀬さんと下の名前で呼び合うほど親しくなっているようで、少し驚きましたが、彼女はとても明るい性格なので、同じく明るい性格の一之瀬さんとは相性が良いのかもしれません。
「連絡先を交換しようよ!クラスのグループも作っておくから、後で招待するね!」
「分かった!ありがとう、帆波ちゃん!」
「分かりました。」
一之瀬さんと連絡先を交換し、僕と桃井さんは職員室に向かって部活動の申請を行う事にしました。
「あ、そうだ!テツ君!私達もついでに連絡先を交換しておこうよ!」
「それもそうですね。」
桃井さんの提案に僕は頷き、すぐに互いの連絡先を交換しました。チラリと見えた彼女の端末に表示された友達の人数は12人と、かなり多いです。僕が知らないとろで、桃井さんの交流は随分増えているようです。僕も彼女を見習って、友達を増やす努力していきましょう。
氏名 黒子テツヤ
所属 1年Bクラス
誕生日 1月31日
【学力】 C+
【知力】 C+
【判断能力】 B
【身体能力】 D+
【協調性】 B
【面接官からのコメント】
選択問題の正答率は100%と、かなりの高成績を残しているが、記述問題には少し不安が残る。
性格は誠実で、強い正義感を持っている。
中学時代の部活動の成績や努力を評価し、Bクラス配属とする。
【担任からのコメント】
少し影が薄いですが、受け答えのしっかりした真面目な生徒です。
中学時代は部活で全国制覇をしており、選手として活躍していたようです。帝光中学の練習は厳しい事で有名なので、かなり努力をされてきたのでしょう。
人間観察が趣味との事なので、Bクラスに入って他クラスの情報を集めたり、クラスメイトの弱点や長所を見つけて戦力アップに貢献して欲しいと思います。
※桃井さつきと同じ中学、同じ部活出身