TS転生傾城妃は諦めた   作:青すぎる空は目が痛い

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私に学が足りないので間違っている点があると思います。
そういうものとして流してくれるとありがたいです。


26 朝露に濡れながら毒を語る

 

 

 

 

「あんにゃろうめ……」

 

 翌日の早朝、人通りもなく、太陽がようやく顔を出した頃。

 残暑も過ぎ去り、日中は過ごしやすく心地の良い秋風だが朝露で冷えて少し肌寒い。

 

 昨晩は熟睡できず、結局、まだ暗いうちに起きてしまったのでこうして外に出て池の傍の石に腰をおろしていた。

 

 汚れが付く石に座っていることからわかるように今は妃の魅音(ミオン)ではない。

 許可をもらった昨日の今日で早速下女に扮していた。

 

 若汐(ルオシー)の手によって完璧に変装した魅音は池に餌を投げ入れて、びちゃびちゃと跳ねる鯉をみながらぶつくさと文句を言っていた。

 

「あれ用意したの絶対壬氏(ジンシ)さまでしょ。やってくれたな……」

 

 昨日は本当にひどい目に遭った。

 強力すぎる媚薬で本心ではない痴態を晒してしまい、少しでも思い出すと羞恥心で呻きたくなる。

 どうやら主上に用意されたものと、魅音に用意されたものとでは中身が違ったらしい。

 魅音の巧克力(チョコレート)だけ度数の高い酒精(アルコール)が仕込まれていたのだ。

 

 ただ、その巧克力(チョコレート)が全部悪いかというとそれは違っていて、前世の感覚でぱくぱくと食べた魅音が悪いと言えば悪いので、これを用意した人間に苦情を入れるのもまた少し違う。

 

阿多(アードゥオ)さまにバラしたのがまずかったか……)

 

 そして、壬氏の仕返しにも心当たりがあるものだから、結果こうして恨み言を言うことしかできない。

 

 医局で猫猫(マオマオ)と出会い、千里鏡で遊んだ時から少し後の事。

 主上との会話の中で偶然、芙蓉(フヨウ)妃の話題になった。

 主上は悋気(嫉妬)を誘う冗談のつもりだったのだろうが、魅音には全く効かず別のことを思い出していた。

 そういえば芙蓉妃の下賜は壬氏さまが暗躍していたんだっけ、と。

 

 物語の登場人物としてみていた時と違って、実際に関りを持つとその純情さが可愛らし(おもしろ)くて仕方が無かった。

 

 こそこそと暗躍の証拠を集め、しかし確証は得られなかったので誰の話かは匂わせに留めつつ、阿多、壬氏の三人が揃う茶会で話したのだ。

 

 傍から聞く分には幼馴染同士の純愛物語。しかしながら、それが武官と妃となると話が変わってくるもので。

 はてさてそんな縁結びが可能な物書きは一体誰だろうか、と阿多も察したらしい。

 なかなか冷え切った女性観を持つ壬氏にしては夢見がち(ロマンチック)な行動を阿多が逃すはずもない。

 

 好き勝手揶揄ったのはあくまでも手引きをした人物に対してだが、実際は壬氏を囲んで棒で叩くような所業であった。

 

(やりすぎたなぁ)

 

 最早いじめであったと振り返り反省する。

 壬氏を傷つけた分の報いは受けるべきだと魅音も思っているが、それはそれとしてあの媚薬は勘弁してくれとため息を漏らす。

 

「何しているんですか。み……玲玲(リンリン)さん」

 

「猫猫!? うひゃあ!」

 

 物憂げに鯉の跳ねる水面を眺めていると背後から声をかけられた。

 油断していたことも相まって、驚き飛び跳ねた魅音は座っていた石から落ちてしまい腰を打つ。

 

「いったぁ……」

 

「大丈夫ですか?」

 

 土の上でお尻を擦る魅音を見かねて、猫猫は背に負った大きな籠を降ろして立ち上がる手助けをしてくれた。

 

「どうしてこんなところに。梨花(リファ)さまの看病をしているはずじゃ」

 

「付きっきりの必要がなくなりましたから。今は個人の時間です」

 

 今さっき採取してきたのであろう。籠の中には草花が二割ほどまで積もっていた。

 再び石に座るまで肩を貸してくれる猫猫の顔を見てみると、その目元には濃い隈が浮かんでいる。

 

「どうしてこんなところに、は寧ろこちらの台詞です。また変装なんてして叱られますよ。お一人ですか?」

 

 猫猫からしたら至極まっとうな疑問である。

 魅音は少し離れた先を指差す。その先には小柄な侍女、若汐(ルオシー)が立っていた。

 医局で会ったことがあるので猫猫も面識はあるだろう。

 

「心配しなくても怒られることは無いわ。主上に許可を頂いているから」

 

「えぇ……」

 

 魅音を見る猫猫の目が冷たい。

 冷たいが、自由が過ぎるだろこのお妃様、帝も帝だし、と雄弁に語ってもいる。

 

「噂一つ流れたら即禁止だから、黙ってて頂戴ね。若汐の変装だから早々気付かれることはないだろうけれど」

 

 見よう見まねだった魅音の変装と違って、若汐の技術は本物だ。

 普通にしていたらもしかしてと思われることすらないだろう。

 猫猫が一目で看破したのは猫猫しか持たない情報があったからだ。

 

 変装して下女に紛れ込む妃がいた。

 これは普通発想すらしないものであり、あり得ないから思い付きもしないという常識の鎧なのだが、一度見破られると脆くもあった。

 加えて猫猫は観察眼にも優れているので、誤魔化し切れない骨格などから分かったのだろう。

 

「時間があるならお喋りしましょ。ほら、場所空けるから。これもあげるわ」

 

「あの、えっと」

 

 座っている石を半分空けて、困惑する猫猫を強引に座らせる。

 その時に胸元から取り出した小袋を猫猫の小さな手に押し付ける。

 中身は金平糖である。携帯しているものが金平糖しかなかったのでそうなったが、疲れを見せる猫猫には糖分は必要不可欠だろうから丁度良い。

 

「不便していない?」

 

「まぁ、はい。皆さん良くしてくれていますし。一人、気づいたら物陰から覗いている変人がいますけど」

 

「あぁ……」

 

 尋ねるまでもなく壬氏の事だろう。

 主上の命という退路の断たれた事情で敵陣に一人置かれることになった猫猫を心配しての行動だろうが、些か子供っぽい。現にしつこくて猫猫に引かれている。

 

「来月は園遊会ね。猫猫も付いて行くのでしょう?」

 

「園遊会?」

 

「あら、知らないの」

 

 本当に聞いたことがないようで、はてなを浮かべながら頭をかしげている。

 

「まだ日が浅いものね。教えてあげる」

 

 園遊会とは皇帝が主催する宴会の事だ。

 年に二度、宮廷で開かれるのだが、何が特別かというと妃が後宮を出て同伴することだろう。

 帝が皇后を娶っていない場合に限って上級妃がその場に招かれるのだ。

 

 春には貴妃と賢妃、冬には淑妃と徳妃、と決まっているのだが、今回の冬の園遊会は四夫人が勢揃いするだろう。

 

 なんせ先の春の園遊会は貴妃と賢妃が共に産後ということで参加が見送られていたのだ。

 

公主(ひめ)のお披露目もあるから玉葉さまの参加は確実でしょうね」

 

「それ、私も出ないと駄目ですか」

 

「当り前じゃない。おめかししなきゃ」

 

 猫猫はうへぇと分かりやすく盛り下がっている。

 後宮の人間は招かれる立場だとしても、挨拶に来る高官らに愛想を振りまかねばならないのだ。

 猫猫には苦痛だろう。

 ご愁傷さまと心の中で呟く。

 

「玲玲さんは出ないんですか」

 

「上級妃に限定されているのはしきたりの部分が多いから、中級妃の私はあり得ないわね」

 

 面倒くさい予定に憂鬱な表情をする猫猫を見て、にやにや笑う魅音に対する意趣返しの質問だろうが、生憎魅音には効かない。

 仮に出席することになっても、無難にやり過ごす自信があった。伊達に妃をやっていない。

 もっとも、魅音が出席するという状況はしきたりを無視した主上のごり押し以外無いので、考えるだけで胃が痛くなるのだが。

 そういう物知らずな国主でなくてよかったと胸を撫で下ろす思いである。

 

「ねぇ、一つ聞いてもいい?」

 

 世間話もほどほどに体勢を変えて聞く。

 

「私に答えられるものならば」

 

「水晶宮に何があったの?」

 

 単刀直入に聞くと猫猫は困ったように考え込んだ。

 恐らく死者が出たであろう水晶宮には箝口令が敷かれている。それは猫猫も例外ではなく口に出すことは禁じられているのだろう。

 

「無理を言ったわね。忘れて頂戴」

 

 厳戒な命令の違反は猫猫の身分では命に関わる。

 気にはなるがそれで猫猫を困らせるのは魅音の本意ではない。

 聞いてしまったことを後悔して、引き下がり、その場を後にしようと膝に手を置いた時だった。

 

鉛白(おしろい)を禁止したのは玲玲さんだそうですね」

 

「……宮廷医官の決定になっているはずだけれど」

 

高順(ガオシュン)さまに教えていただきました」

 

 主上と乳兄弟の高順からなら納得できた。主上と情報の共有をしていたのだろう。

 話を聞くに、猫猫がそれを知ったのは玲玲と魅音を壬氏、高順、猫猫の三人で照合していた時のことらしい。

 

 玲玲と魅音が同一人物である可能性が濃くなった時、魅音が毒を盛った犯人ではないことの証拠として猫猫に話したという。

 猫猫は別に犯人とは微塵も思っていなかったらしいが。

 

「私が最初に疑ったのは鉛入りのおしろいでした。跳び抜けて優秀なおしろいですから美を追求する後宮ならそれだろうと。しかし違った。使われていたのは軽紛。禁止されたおしろいの代わりでしょうね」

 

「軽紛?」

 

甘汞(かんこう)なら聞き覚えがありませんか? 鉛白と比べると伸びも悪く白さも足りませんが、独特の光沢は珍しいので使う理由にはなるでしょう。同じ理由で辰砂(シンシャ)の口紅も使われていましたね」

 

 それを聞いてはっとすると同時に青ざめる。

 甘汞、すなわち水銀である。いうまでもなく有毒だ。

 その毒性は一般的な認知はあまりされておらず、皮膚病の薬として稀に使われているくらいである。

 知らず知らずのうちに人々の健康を蝕んでいる毒なのは間違いない。 

 

 だが……。

 

「確かに猛毒だけれど、それが命を奪ったの? 期間を考えるととてもそうとは思えないわ」

 

 本来、水銀というものは体に吸収されない。

 皮膚炎などを引き起こしたとしても、少量なら蓄積されずに体外に排出されるものだ。

 勿論長期間の曝露だと生死にかかわるが、今回の件ではこれほど重篤になるとは思えなかった。

 

「お詳しいですね。その通りで元を絶てば健康を取り戻せる範囲だと思ってました。しかし、私に白羽の矢が立つほどに水晶宮は悪化の一途を辿った。毒性から考えるとあり得ないので軽紛を日光に当てて劣化させていたのかとも考えたのですが……」

 

「どうしたの……?」

 

 急に猫猫が黙るものだから戸惑った。

 沈黙を守る猫猫が再び口を開くのを待っていると、猫猫は地面に置かれた餌箱を拾って立ち上がり、顔を俯かせながら小池にその中身をばら撒いて話し始めた。

 

「水晶宮にある薬が置かれていたんです。霊薬といわれたこともあるその薬は水銀(みずがね)。梨花妃と東宮に常用されていました」

 

「は?」

 

 言葉が出てこなかった。

 思わず寵妃魅音らしくない怒りと困惑を織り交ぜた地を這うような低い声が響く。

 衝動的に立ち上がったが、寝不足だからか、貧血に似た症状が出てふらつきすぐに腰をおろす。

 

「一体誰がそんなものを、どこから」

 

 液状の水銀を飲んだというのならあっという間にその凶手が届いたのも納得できる。

 基本的に体外に排出されると言っても、産後体力の落ちた梨花妃と消化器官が未熟な赤子だ。

 処理能力(キャパ)を大きく超えた毒物をうまく排出できずに身体に残って、粘膜と内臓を焼かれ、元々少ない体力を奪われたのだろう。

 

 どうやって、霊薬に見えるような水銀が後宮に持ち込まれたというのか。

 前回の隊商(キャラバン)の商品は事前に一通り魅音が目を通している。

 見逃すはずもない。

 

(装身具類の金具に混ぜられて持ち込まれたか? いや、合金にしたとしても後宮の人間が抽出できるか?)

 

 ここで考えたところで答えにたどり着けそうにもない。

 投げかけていた問いの答えを聞こうと猫猫を見ると、ふるふると顔を横に振って言った。

 

「持ち込んだと思われる当人は自害しました。水銀(みずがね)を確認したその日に水晶宮の侍女は全て宿舎に待機されたのですが、翌日の朝、首を吊った彼女と遺書が遺されていました」

 

 猫猫は嚙み千切らんばかりに唇を一本に結んでいる。

 その状況は現場に居た者しかわからないが、凄惨な最後だったに違いない。

 

 遺書には梨花妃に対する謝罪が所狭しと書きなぐられていたらしい。その侍女は混乱(パニック)に陥り、正気を失っていたのだろう。

 遺書の内容からそれが猛毒であるとは知らなかったと結論付けられたそうだ。

 壬氏らがそう判断するほど、主を裏切り、その御子の命を奪ってしまった侍女の文字の絶望は深く、演技には見えなかったのだろう。

 

 その侍女が手にいれた水銀は回収されたそれの一度きりであり、また、どこで手にいれたのか語らずに発狂して死を選んでしまったから調査が行き詰っているとのことだった。

 

「自ら命を絶つことを選ぶのは怖かったでしょうに」

 

「……そうかもしれません。でも恐怖から逃れる手段だったのかもしれません」

 

 たとえ知らなかったとしても、しでかしたことは大罪である。

 その侍女含め一族郎党命はない。

 自分の手が主の命を脅かし、帝の御子を殺し、親族を道連れにして血に染まってしまっただなんて、想像するだけでも吐き気がしてくる。

 

 ただ、そこから一つ分かるのは後宮の何処かに毒を手渡した誰かがいるということだ。

 その輩に利用された哀れな侍女。

 猫猫の目から憤りの感情が読み取れるのは、悪に弄ばれた彼女を憐れんでのものだろうか。

 

「玲玲さん、これは誰にも話してはいけないことなので……」

 

「分かっています。心の奥に仕舞うわ」

 

「あと、最後にお聞きしたいことが」

 

 小池の畔に立つ猫猫の真剣な目が魅音のそれとぴしゃりと合う。

 建物の屋根から冷たい強めの風が吹き降ろして二人を包む。

 両者の髪と(スカート)がはためいた。

 

「もしかしたら貴女なら分かっているのではありませんか。未来を見通す天女の魅音さまなら」

 

「……偽名で呼んでもらわないと困るわ」

 

 後宮に未来視の能力を持つ天女がいるという噂があるということは耳に入っている。

 侍女らはもしかして、と魅音を見てきたが、魅音自身は戯言と流していた。

 

「未来予知なんて馬鹿馬鹿しい、ありえないわ。でも、答えられるかは別にして聞くだけは聞きましょう」

 

 猫猫は「私も信じてませんよ。でも玲玲さんの知恵をお借りしたいと思っています」と前置きをして言う。

 

水銀(みずがね)を用意したのは誰なのでしょうか」

 

「恐ろしいことを聞くわね。それに答えられたら適当を抜かす狂人か、下手人の協力者になるじゃない」

 

 魅音は急激に冷えてかじかむ手に温かい息を吹きかけて擦り合わせる。

 

「確かなのは後宮内に居る悪意を燻らせる存在。そしてそれを支援する外部の何者か。悪いけれど私もわかっていることはそれくらいね。壬氏さまたちとそう変わらないでしょう?」

 

「そう、ですね」

 

(がっかりさせてしまっただろうか)

 

 とはいえ、後宮の人物全ての内情に詳しいわけではないのだ。誰がどのような事情を抱えていて、どんな不満を持っているのかなんて、宦官合わせて三千人もいては妃の立場では把握のしようがない。

 壬氏のほうがよっぽど多く知っている。

 

(部外者に関しては心当たりがないことはないけれど)

 

 それも勘とすら言えない、私情から来る希望的観測な為、猫猫に言えるわけもない。

 

 そうこうしていると、後宮の高い城壁から太陽が顔を出してきた。

 橙色の陽光が角度を付けて魅音の顔を照らす。

 暖かく眩しい朝陽が視神経を刺激して覚醒を促す。

 気持ちよくて思わず首元を擦りながら伸びをした。

 

「さ、猫猫も時間じゃない?」

 

 夜の静寂もとっくに過ぎ去り、大分人の活気を取り戻している。

 人の通りが増えるのは端の方のここも例外ではない。

 

 昇る太陽を見て猫猫は「朝餉の用意が」と顔を青くしている。

 どうやら話し過ぎたようだ。

 

「望むような答えを用意できなくてごめんなさいね。でも何かあったら協力を惜しまないから頼って頂戴」

 

「ありがとうございます……?」

 

 流石に依怙贔屓します宣言はいきなりすぎたようで、猫猫は魅音の真意を汲み取ることが出来ずに困っている。

 まさか前世からの信奉者(ファン)だとは思う訳もないので当然である。

 また、猫猫は早々魅音(寵妃)と関われない玉葉妃(寵妃)の侍女という立場なので、余計に混乱させてしまった。

 

「どうしたの?」

 

 「私も帰って朝餉にしよう」と諸々の片付けをしようとすると、猫猫がじっと魅音を見ていることに気づく。

 どうも首元を見ているようだった。

 

「お化粧直しか、お早く帰られた方がよろしいかと」

 

「えっと?」

 

 土でもついてしまったのだろうか。

 首筋を拭うがそれっぽいものはない。手に色のついたおしろいがつくだけである。

 

「虫刺されがありますので。紫色でその大きさとなると覚えがあるのではありませんか」

 

「虫刺され……あ」

 

 猫猫は無表情でそう言った。

 首筋、剥げたおしろい、虫刺され、昨晩……。

 

 咄嗟に手で覆う。その部分が熱を持つのが分かった。

 

「る、若汐(ルオシー)!」

 

 慌てて若汐を呼びつける。 

 あたふたとしながらおしろいを塗り直してもらう。

 

 一方籠を背負いなおした猫猫は、慌てふためく魅音を見ながら「意外と色事に弱いのか」と魅音の弱点を覚えていた。

 

 

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