転生王子の古代文明記〜古代の文明で魔法革命を手伝います〜 作:ゆっくり氷空の活動日誌
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大丈夫という方はゆっくり読んでいってください!
俺はこの国が嫌いだった。
この世界が嫌いだった。
そして何より、自分自身が憎くて憎くて仕方がなかった。
少し身の上話をしよう。俺はアルベド・ボア・パレッティア。この国、パレッティア王国の王子で王位継承権第二位を有している。
さらに俺には2歳歳の離れた姉と双子の兄がいる。姉の名はアニスフィア・ウィン・パレッティア。王位継承権を放棄し、今は王城の離宮に住んでいる変人だ。兄の名はアルガルド・ボナ・パレッティア。この国の王位継承権第一位を有していて婚約者もいる。いわばリア充ってやつだ。
さらにいえば俺は転生者、つまり前世の記憶がある。前世では日本という国で生まれ、科学の発展している世界で一生を過ごした。特に転生を願ったわけでもないし、トラックに撥ねられたわけでもない。ラノベにあるようなチート能力があるわけでもない。そんな俺がなぜ転生したのか、誰も知る余地はないだろう。
ついでにこのパレッティア王国は魔法至上主義が顕著に現れている。なんでも俺のご先祖さまが精霊契約を行ったことが始まりらしいが、俺の興味の対象ではない。しかし、この思考のせいで魔法が使えない俺と姉上が冷遇と行かないまでも貴族にあまり歓迎されていないのは事実で鬱陶しいことこの上ない。
姉上、アニスフィア王女は生まれつき魔法が使えず、苦労してきたらしい。俺と姉上とで違うところといえば姉上は精霊が感じ取れないらしいが、俺は魔力そのものが存在しなかった。生まれつきにだ。だから貴族たちは俺を人間とも思えないのだろう。時折そんな視線を向けてくる。
そんな中姉上が提唱したのが『魔学』。この世界の魔法と俺の前世にあった科学技術が融合したもの...といえばいいだろうか?細かいことはともかく、これは魔法が使えないものでも魔法(のようなもの)が使えてしまう。現代には画期的な技術だ。だが、貴族たちはこれが面白くないようで、あまり貴族たちに受け入れられているとは言いがたい。
俺は姉上とは違い、古代の文明に興味を持った。だから休みの日なんかは遺跡に入り浸ることが多い。遺跡には古代に使われていた魔法や禁術、闇に葬られていた歴史が刻まれていてとても興味深かった。こういったものは俺の研究者気質とも合っていたのだろう。
まぁ、何はともあれ、俺の身辺についてはこんな感じかな。今日は俺と兄上が通っている貴族学院の卒業生たちへのパーティーが開かれていた。.........いたんだが......
「この場を持って宣言する。私はユフィリア・マゼンタとの婚約を破棄すると!」
「はぁ...どうしてこうなった」
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