アリウスの王   作:大嶽丸

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アビドス高校襲撃作戦 前編

 

 

 サオリは世間知らずである。長らく閉鎖されたアリウスで過ごしていた彼女にとって地上の世界は何もかもが新鮮であり、未知に満ちていた。

 

 透き通った青空、無数に建ち並ぶ高層ビル群、行き交う自治区の何十、何百倍もの数の人々、見たこともない機械や食べ物、etc……etc……行く先々で驚愕させられ、何もかもが満ち足りているように思えた。

 

 当然、それはただの一側面に過ぎない。実際醜悪なものが幾つも隠れており、失望すらした。

 

 ──けれど、それでも外の世界は、サオリが想像していたよりもずっと、輝いて見えたのだ。

 

 そして、そこに蔓延る悪意はそんな無垢とも言える彼女に容赦無く牙を剥く。己が無知さを痛感させられたあの日のことをサオリは今でもよく覚えている。

 

『騙して悪いが、仕事なんでな』

 

 裏社会で、それも傭兵として活動していればありふれた出来事。けれども当時まだこういったことに慣れていなかったサオリはまんまと引っ掛かり、動揺し、その時はチームで活動していなかったこともあって追い込まれた。

 

『偽の依頼ですって!? アウトローの風上にも置けないわ! 抗議するわよ!』

 

『はいアル様! 皆殺しにしてやります!』

 

『え?』

 

『あ、もしもの時の為に周囲一帯に仕掛けたC4の起爆スイッチじゃんそれ』

 

『しかももう押してるし……』

 

『な、なな何ですってェ──!?』

 

 しかし、サオリは餌食にされることなく、たまたま居合わせた彼女達によって危機を脱した。

 

 以来、彼女にとって便利屋68とは、裏社会を生きる人間としての指針となったのだ。

 

「──と、言うのが便利屋との出会いだ」

 

「へぇ……そんな面白……愉快なことがあったんだ」

 

「言い直せてないぞ、姫」

 

 便利屋のことをあまり知らない自分の為に説明してくれるサオリに対し、アツコは仮面の内側でくすりと笑う。

 

 騙された理由を当時はまだ慣れていなかったと言い訳していたが、他の依頼でも何度も簡単な手口に引っ掛かりそうになっているので単にサオリが騙されやすい性格なだけである。

 

「こほん……ともかく信用出来る連中だ。ゲヘナは粗暴者の集まりだと聞いていたが、彼女達のような者も居る」

 

「……立場としては、ゲヘナの中でも指折りのはみ出し者みたいだけど」

 

 そもそもああいった仕事を好き好んでやっている時点で充分粗暴であるように思えるが。

 

 しかし、サオリの言うことは理解出来る。他の三人は分からなかったが、少なくとも陸八魔アルからは自分達の抱いているゲヘナのイメージは無く、性根であろう人の良さが見え隠れしていた。

 

 とてもではないが、裏社会で名を上げ、Empty skyでも頭角を現し始めている凄腕の何でも屋集団のボスとは思えなかった。

 

「にしても、この仕事内容はどうなの? 学校襲撃だなんて……しかもよりにもよってアビドス高校」

 

 アリウスがアビドスと盟約を結んでいるのは、当然アツコ達スクワッドも知っている。

 

 仕事の詳細を知った際はサオリも驚愕し、内容を聞かぬまま安請け合いしてしまったのはまずかったかと思ったのだが……。

 

「金さえ貰えれば何でもやる。その文句に偽り無し、ということだ。アビドス駐留部隊に報告したが、既に情報を仕入れていたようでリカバリーはしてあるとのことだから、私達は何も気にすることなく仕事を遂行すればいい」

 

「……なら、良いのだけど」

 

 そのリカバリーとやらが何なのかは聞いていないが、事態を把握しながら不干渉を貫くつもりの駐留部隊の意図を、アツコは測りかねていた。

 

 便利屋68が今回の依頼を達成するということは、アビドス高校に壊滅的な被害が与えられるということを意味し、アリウスにとっては不都合なように思えるのだが……。

 

 とはいえ、駐留部隊の方針に口出し出来るような立場ではないし、サオリがやる気なのだから思うところはありつつも従うつもりだった。

 

 流石にアリウスであることは隠さねばならないので特徴的な白い制服は脱ぎ、二人とも黒を基調としたカジュアルな私服に着替えている。因みにサオリは当初指定のジャージ上下で行こうとしていたが、アツコに止められ、近場のアパレルショップで着せかえ人形にされながら選んで初めて私服を買っていたりする。

 

「ただ便利屋があれだけ人員を集めるだけあって、アビドスは小鳥遊ホシノを筆頭に精鋭揃い……相当な難易度となるだろう」

 

「……小鳥遊ホシノ、か。閣下が定めた“特記戦力”の一人。本来ならスクワッド全員で対処しないといけない相手だよね」

 

 とはいえ今回の目的はあくまでも学校を襲撃し、大打撃を与えること……ホシノ個人を打倒する必要は無くやり様はいくらでもあった。

 

「──待たせたわね」

 

 そのような話で時間を潰していると、漸く便利屋の面々が姿を現す。

 

 背後に10名の日雇い傭兵を引き連れて。

 

「もう来てるなんて流石だね、サオリっち!」

 

 ムツキが手を振る。

 

「それと.……そういえば名前を訊いてなかったね、えっと、ヒメちゃん?」

 

 確かサオリは彼女の傍らに立つ仮面の少女のことをそう呼んでいたと思い出す。渾名かそれとも本名なのか。

 

「……秤アツコ」

 

「アツコちゃんね、よろしくー」

 

 返ってきたのは姫要素皆無の名前だったが、特に気にすること無くムツキは挨拶する。

 

「こちらは準備万端だ。いつでも動ける」

 

「そ、そう! 分かったわ!」

 

「?」

 

 ムツキがアツコに絡んでいる最中、サオリがそう言えばアルはどこかぎこちのない返事をする。

 

「まだ気にしてるの? 社長……」

 

 その背後では、カヨコが呆れた様子で溜め息を吐いていた。

 

「何かあったのか?」

 

「いやぁちょっとお昼ご飯の時にねー」

 

「だ、大丈夫です! アル様の敵ならば誰であろうと一人残らず始末しますから! 誰であろうと絶対に!」

 

 ニヤニヤと思い出し笑いをするムツキと励ましなのかよく分からないが、物騒なことを宣うハルカ。当然、サオリ達にはどういうことなのか全く以て分からない。

 

「な、何も問題無いわ。ちょっとした、いやかなりのハプニングだったけれども私達は便利屋68。如何なる理由があれど仕事は達成しなければならないのだから」

 

「そうか……よく分からんが、支障が無いのならそれでいい」

 

 アルの態度に不安がないと言えば嘘になるが、ムツキ達が特に問題視していないのでサオリは一先ず納得する。

 

「じゃあ、確認も兼ねて再度ミーティングを行いましょうか。まず私達の目的はアビドス高校の襲撃と壊滅。ただ相手は少数ながら精鋭揃いで現状の戦力でも危うい……だから出来るだけ校舎を狙って破壊活動を行うわ」

 

「ういっす」

 

「借金まみれだって聞くし、校舎を破壊してしまえば存続不可能になるだろうねー」

 

「アビドスにはあのゲヘナの風紀委員長クラスが居るって話だろ? おっかねぇ」

 

 アルが説明する中、傭兵達は様々な反応を示す。小鳥遊ホシノという怪物が存在するのだからたとえ数で優ろうと真向勝負をすべきではないというのは共通の認識であった。

 

 本当に無名の、それも廃校寸前の学校にそのような実力者が紛れているのかという疑念は勿論あるもののクライアントからその可能性を提示されている以上、常に最悪を想定して動く必要がある。彼女らは伊達に傭兵稼業をしている訳ではないのだ。

 

「まず私達が率いる主力兼陽動部隊が真正面から叩く。強固な防御網を構築しているでしょうけどヘルメット団の襲撃が途絶えてからしばらく経つし、少なからず油断しているはずよ。部隊の編成については事前に配った資料の通り変わりないからまた確認するように」

 

 すると傭兵の何人かがポケットから折り畳まれていたA4サイズの用紙を取り出す。今回の仕事にあたってアルが作成した部隊編成表であり、何気にこういった資料作成は得意であった。

 

 専用ソフトを用いた簡単な作りだが、その手の知識に疎いサオリは流石は経営者だと感心する。

 

「そして、私達がアビドスの連中を相手取ってる間にサオリが率いる五人の奇襲部隊が後方から侵入。支援員を撃破・拘束すると共に挟み撃ちにする……作戦内容を要約するとこうなるのだけれど、異論はあるかしら?」

 

 沈黙。皆、言葉を用いず、己が態度で肯定の意味を示し、これにアルは笑みを浮かべる。

 

(決まった……! 今の私達って凄くアウトローっぽいし、これならいけるわきっと……!)

 

 急拵えの人員といえど、士気は充分。

 

 便利屋の仲間は勿論のこと、サオリもアツコも、他の傭兵達も何よりも頼もしく思えた。

 

「──よし! それじゃあ早速取り掛かるわよ!」

 

 そうして、アルは皆を先導し、アビドス高校へと向かう。

 

 この時、彼女は高揚感のあまりすっかり忘れてしまっていた。

 

「信じらんない!! ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに、この恩知らず!!」

 

「ぐ、ぐぐ、ぐぅぅ……」

 

 校門前へと到着後、激昂したツインテールの少女の叫びに一転してアルは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべながら唸るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 黒見セリカは激怒した。

 

 必ず、かの邪智暴虐な恩知らず共を以下云々。彼女らアビドス生が便利屋68と出会ったのは昨日のこと。

 

 柴関ラーメンにてラーメン一杯(税込580円)を何と四人で分け合おうとしていたのを柴大将が不憫に思い、特盛にして提供したのだ。

 

 その後、話は盛り上がり、仕事の為にアビドスへやって来たという彼女達を応援していたのだが──。

 

「まさかその仕事っていうのがうちを襲撃することだったなんてねぇ……」

 

 眠たそうに眼を擦りながら、しかしセリカとは違って冷静にホシノは呟く。

 

 突如として鳴り響く侵入者を知らせるアラート。また性懲りもなくヘルメット団かと思えば、今度は日雇いの傭兵達。隠れること無く堂々と校門へと向かってくるのを待ち構えていると先導していたのが例の彼女だった。

 

 つまり自分達は、相手が襲撃者であることに気付かず、あまつさえ歓迎してしまっていた間抜けだったという訳である。

 

「その件はありがと。それはそれ、これはこれ。こっちも仕事でさ」

 

「残念だけど、公私ははっきり区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす」

 

 恩知らずだと叫ぶセリカの怒声を飄々と躱すムツキとカヨコ。これにホシノは大したプロ意識だと感心する。

 

 彼女達も雇われ。どうやら刺客のランクを引き上げたようであり、それはつまりヘルメット団を差し向けた連中は嫌がらせ目的ではなく、本気でアビドスを潰すつもりなのであろうと悟った。

 

 ここで、漸くホシノは気付く。

 

「そ、そうよ! たとえ相手に恩があったとしても仕事というのなら関係無い! それが私達──」

 

「──思い出した。便利屋68でしょ、君達」

 

「……へ?」

 

 言葉を遮り、唐突にホシノは告げた。

 

「“ホシノ、知ってるの?”」

 

 先生が尋ねる。

 

「うん。昨日は思い出せなかったけど、ここ最近エンプティのとこで名を売ってる連中だよ。他の傭兵の中にもちらほら知ってる顔が居る」

 

「“……エンプティ?”」

 

「あれ知らない? Empty sky。ブラックマーケットにある会社で……まあ、比較的自由度の高いPMCみたいなものだと思っていいよ」

 

 そう語るホシノはどことなく先程までと雰囲気が変わっているように感じた。

 

 もしかしてこちらが素なのだろうか。先生は他のアビドスの面々へと視線を移せばシロコとノノミはちらりと僅かに視線を送るだけだが、セリカとアヤネは普段と違う彼女の様子に少し困惑している。

 

「へ、へぇ……名を覚えてもらっているなんて光栄ね。小鳥遊ホシノ」

 

「うへ……私のこと知っているんだ。しっかり調べているみたいだね。ま、当然か」

 

 一方、自分達のことを知られているとは思いもしなかったアルは不意を突かれ動揺するが、平静を装ってみせる。

 

 因みにホシノの容姿についてはニトから聞かされていた。ピンクの頭髪にオッドアイというその特徴的な容姿に気付けなかったのは、恥ずかしながらラーメンの美味しさとアビドス生の話への感動で浮かれてしまっていたかからだ。

 

 他のメンバーは早々に気付いてアルに呆れつつその姿を分析していたのだが、その際はニトから聞いていたような強者の雰囲気は微塵も感じられなかった。

 

 尤も、今の姿を見るに自分達はとんだ節穴だったようである。

 

(あれが小鳥遊ホシノ……ニトの情報通り只者じゃない。それに、あそこに居る“大人”は一体……?)

 

 そして、カヨコはニトからは聞かされていない存在に眉をひそめる。連邦生徒会と思われる服装をしているがまさか──。

 

「誰の差し金?」

 

「ふふん、教えると思って?」

 

「……答える訳ないか。なら、力づくで口を割らせる」

 

 シロコがセーフティを外し、銃口を向ける。これにアルは不敵な笑みを浮かべ、パチンと指を鳴らせば傭兵達が一斉に動き出す。

 

 その中の二人が構える武器に、目を剥く。

 

「“!? あれは──”」

 

「──RPG-7!?」

 

 先生とアヤネが声をあげる。携帯対戦車擲弾発射器。それは決して人間相手に向けるような代物ではなく、このキヴォトスにおいてもその常識は変わらない。

 

 これには流石のホシノも驚き、急いで皆の前に出て盾を構えるが──。

 

「発射!」

 

 アルの号令に従い、轟音と共に発射されるロケット弾。しかし、その狙いは彼女達ではなく、在らぬ方向へと飛んでいく。

 

「え?」

 

「なっ、外した?」

 

「ッ──いや、違う!」

 

 そして、着弾したのは背後の校舎。一発で教室の一画を吹っ飛ばし、瓦礫と砕けた硝子が校庭まで飛散する。

 

 立ち上る黒煙を前に皆が唖然とする中、ムツキが口笛を吹く。

 

「ひゅー、やるぅ!」

 

「へっ あんなデカい的、外す方が難しいぜ」

 

「こいつら……狙いは校舎か!」

 

 誰よりも早く相手側の意図を理解したホシノが荒々しく吐き捨てる。

 

「は? 何で校舎を……?」

 

「校舎を破壊して学校運営そのものを立ち行かなくさせようとしているんです……!」

 

「はぁあああああっ!? どこまで卑劣な奴らなのよ!」

 

「ん、これは予想外。取っ捕まえて弁償させる」

 

 最初理解出来ずに困惑するもノノミの説明を聞いてセリカはぶちギレる。シロコも無表情ながら内心かなり頭にキている様子だった。

 

「そのまま次弾装填!」

 

「“ッ!! RPG手を優先的に撃破! 囲まれないように気を付けて!”」

 

 先生の指示を受け、アビドス生達は次のロケット弾を筒に入れようとしている傭兵達へ向けて発砲する。

 

 が、これを見越していたように他の傭兵が前へと出て掩護射撃を行う。妨害こそ出来ているものの隙あらば再びRPG-7を撃とうとしていた。

 

「撃て撃てー! 目につくもの全部ぶっ壊しちゃえー!」

 

 更にムツキが柄付き手榴弾を投擲。それに続くように傭兵達が銃撃を行い、弾幕に紛れてカヨコが気配を消して動く。

 

 瞬く間にアビドス高校の校庭は銃弾と爆弾が入り乱れる戦場と化す。

 

「……やってくれるね」

 

 その光景を前にホシノは顔をしかめる。ヘルメット団のような烏合の衆とは違い、統率の取れた傭兵部隊。それに加えて数で圧倒的に上回りながらも相手はこちらを微塵も侮っていない。

 

 だからこそ、校舎の破壊という仮に失敗した場合でも確実に損耗を与えられる方法を選んだ。当たり前だが、本気でアビドスを潰そうとしている。

 

「なら、こっちも容赦しないよ」

 

 故に、ホシノは()()()()を取る。

 

 恐らく校舎破壊という手段を選んだ理由の一つには、現状の戦力では確実に勝てる自信が無いことも含まれているのだろう。リーダー格であろうアルからは、小鳥遊ホシノに対する過剰なまでの恐怖が見て取れた。

 

 であれば、知らしめてやろう。

 

「──へ?」

 

 アルは間抜けな声を出す。先程まで注視していたはずのホシノの姿が消えたから。

 

「ぐあぁっ!?」

 

 すると次の瞬間には、RPG手を含めた数人の傭兵達が倒れ伏した。その中心には先程まで別の場所に居たはずのホシノが立っている。

 

 ホシノ以外のアビドス生達は勿論、先生も便利屋も驚愕に目を見張り、思わず動きを止めてしまう。

 

「アルちゃん! 来るよ!」

 

 いち早く正気に戻ったムツキが叫ぶ。

 

 既にホシノは地面を蹴り、固まっているアルへと駆け出していた。

 

 当然、次は司令塔を潰す。

 

「え、速っ──」

 

 それにアルが反応した時には既に、ショットガンの銃口が眉間を捉え──。

 

 ダンッ!! 

 

「ッ──ー」

 

 容赦無く放たれた銃弾は、しかしアルには届かず、間に割り込んだ()()()に阻まれる。

 

「ぐぅッ…………」

 

「ハルカッ!?」

 

 悲鳴に近い声をあげる。大切な部下が身を呈して己を庇ったのだから。

 

「アル様に手出しは、させません……!!」

 

「へぇ……丈夫だね」

 

 肉体で受け止めたにも拘わらず一切怯んだ様子無く、こちらを睨み付けながら銃口を向けるラーメン屋で見せた気弱な様子を微塵も見せない紫髪の少女に、ホシノは静かに目を細めた。

 

 速攻で終わらせるつもりだったが、そう上手くは行かないようだ。先程撃破した傭兵達も何人かは起き上がって復帰しようとしている。

 

「“ホシノ……?”」

 

「行くよ先生、みんな。敵を──殲滅する」

 

 あまりの変わり様に戸惑う先生を他所に、ホシノは冷たい眼のままハルカを斃し、アルを仕留めんと動く。

 

 こうして、恩知らず共による襲撃作戦の戦いの火蓋は切られたのだった。





便利屋は校舎破壊の為の武器や爆薬への予算を多めに割いた分、原作よりも傭兵の人数自体は少なかったりする。

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