天導物語・怒りの日   作:天魔 無骸

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プロローグ
戦いの後


大牙と天上の五騎士(ジブリールは除く)がオリテン世界から去ったあと……

 

蒼也「大丈夫ですか、大牙様」

 

大牙「ああ、久しぶりに派手にやられたよ……」

 

蒼也に肩を貸してもらい、大牙は金色の廊下を歩いていた。

 

ここは黄金城エルドラド。天導大牙の持つ城であり、また兵器の1つでもある。

大牙の力で生み出された世界であり、「エルドラド」や「城」と略して呼ばれる。

 

夜架「とりあえず、医務室に行って主様の治療が先ですわ」

 

セツナ「(コクコク)」

 

夜架の言葉にセツナも頷いていた。

 

椿「……そういえば」

 

大牙「?。どうしたの、椿姉?」

 

椿「……ジブリールちゃん、戻る時に置いてきちゃったけど良いのかな?」

 

椿以外の4人「…………あ」

 

一方、ジブリールは……

 

ジブリール「マスター!蒼也さーん!椿ちゃーん!セッちゃーん!夜架ちゃーん!どこですかー!」

 

未だオリテン世界を飛び回っていた。

 

それを見た真我は……

 

真我「何やってんだあいつ」

 

とゴミを見るような目で見ていた。

 

医務室にて……

 

?「ふむ、これはなかなかに面白い状態だね」

 

大牙「やはりお前もそう思うか、オットー」

 

オットーと呼ばれた大牙と同じ金の長髪に白衣を着た男性は身体検査用のベットで仰向きになった大牙の体を検査しながら話していた。

 

彼の名はオットー。元はある組織に所属していたが、恋人と共に逃げ落ち、その時に大牙と出会い、覇王軍に所属して医療部で軍医をしながら恋人と共に孤児院を開き、過去の罪を贖う為に生きている。

 

蒼也「オットー様、大牙様の容体は如何に?」

 

オットー「これで生きているのが不思議なくらいだよ。使徒が喰らえば一撃必殺。五騎士、特に再生力がトップクラスの椿中将殿でさえ復活に多大な時間を必要とするだろうね」

 

陶器のように罅割れた大牙の肉体は、未だ再生が始まる気配さえもない。こうして目の当たりにするとその威力も禍々しさも段違いだ。

 

オットー「死に瀕した気分はどうだい?参考までに聞かせてくれないか、大牙」

 

大牙「死ぬほどクッソ痛いが、これはこれで存外悪くない。いやはや、魂が実に滾るよ。未知に対する命懸けの挑戦というものは、幾つになっても心が躍るな。奴には感謝しなければ。ククク、あははははは!」

 

?「…やっぱり兄さんは病気ですね。被虐愛好者(マゾヒスト)なんじゃないですか、本当は?」

 

と医務室に入ってくる女の子の声が聞こえた。

 

大牙「二乃か、どうしたんだ?」

 

天導二乃。大牙の妹であり、恋人の一人である。

 

大牙「つーか二乃お前、兄貴兼恋人に対してマゾ呼ばわりは酷くないか!?」

 

二乃「え、実際そうじゃないですか?」

 

大牙「いやまぁ、否定はしないけどさぁ……ってかお前なんでここに?」

 

二乃「ちょっと城を散歩をしてたら兄さんが医務室に入っていく姿を見かけたので。それよりどうしたんですか、そんなボロボロになって?」

 

大牙「ああ、それはな……」

 

とオリテン世界での経緯を話した。

 

二乃「……アホなんですか?」

 

大牙「いやアホは酷くね!?」

 

二乃「いやアホじゃないですか、自分の力を半分に分けて?それを戻すために大暴れして?取り戻して調子に乗った結果負けたと?アホ以外の何物でもないと思うんですが……」

 

大牙「負けてねぇし!仮に負けたとしても目的は達成してるから実質勝ってるし!」

 

ジト目でこき下ろす二乃とそれに反論する大牙であった。

 

 

 

 

オリテン世界の夜、喫茶十六夜にて……

 

煉「全くあの野郎、派手に暴れやがって……」

 

店仕舞した後、酒を飲みながら愚痴っていた。

 

煉「にしてもあの琴里がなぁ〜。それに今度の戦いも派手なことになりそうだ」

 

とグラスに酒を注いで飲んでいると……

 

煉「なんだ?」

 

着信音が鳴ってスマホを見ると……

 

煉「メール?」

 

煉がその内容を確認すると……

 

煉「……野郎、今度は何を企んでやがる」

 

そう言い、煉はスマホを睨みつけた。

 

『お前と取引がしたい。お前の世界の時間で明日の深夜、城に来い。天導大牙』




オットー
CV:石田彰

大牙の仲間の一人で崩壊3rdのオットー・アポカリプスの並行同位体。

その性格は本物の聖人君子そのものであり、恋人のカレン・カスラナと共に孤児院を開いているほか、覇王軍の軍医として所属している。
大牙との出会いは、天命組織からカレンと共に逃げ落ちた時に大牙と出会い、アポカリプスの姓を捨て、大牙の世界にやってきた。
崩壊3rdをプレイしてる人にわかりやすく言えば第一部11章に登場する並行世界のオットー。

天導二乃(てんどうにの)
年齢:18歳
性別:女
誕生日:6月2日 
身長:152cm 
体重:41kg
好きなもの:猫、事前準備
苦手なもの:笑顔(作り笑いは得意な方)
一人称:私
二人称:さん/くん
容姿:常坂二乃(D.C.4)
CV:伊藤彩沙

大牙の妹であり恋人の一人。血縁的には従妹にあたる。人前では優等生の猫を被り、大牙には小悪魔的な誘惑をする。朝に弱く、いつも大牙に起こされている。
料理は食べられないほどではないが、壊滅的。
彼女も魔法使いである天導家の血を受け継いでいるため、「願った事を実現させる」願いの魔法を使え、本気で願うほど実現率が上がる。

黄金城エルドラド
外見:ヴェヴェルスブルグ城(Dies irae)
システム音声:阿澄佳奈
 
天導大牙(オリジナル)の拠点の一つであり、大牙が全力を出して戦えるフィールド。
名前から取ってそのまま「エルドラド」や「城」と呼ばれることもある。
 
城の中では何度死しても生き返り、寿命の概念すら存在しない。
故に住民は大牙の戦奴として永遠に殺し合いを続ける。まさしく修羅の殿堂である。
 
あらゆる次元の法則から完全に切り離された空間は距離と座標の概念を破壊し、資格のない者は例え百年、千年、幾億の時を頑張っても入るどころか近づくことさえ出来ないが、逆に招かれれば何処からでも入城可能。
 
内部は名の通り黄金の城内であり、城内の全てが大牙の一部であるため、大牙は城内の全てを思い通りにできる。
例えるなら城内の構造を好きなように変えたり、城内の壁を大砲や機関砲の砲台などに変えたりなど様々なことができる。
 
また、戦闘時は巨大な黄金の龍や狼、髑髏など様々な姿に変形するため巨大戦にも対応できる他、移動拠点としても使える。
 
普段は特異点と呼ばれる場所に存在しているが、大牙が呼べばいつでもどこでも現世に現れ、召喚されると現世に空を突き破って出現する。
あるいは大牙を中心として現実世界の周囲を侵食して現れる(わかりやすく言えばFateの固有結界みたいな感じ)。
 
城の心臓部である玉座の間は荘重かつ絢爛で大伽藍を思わせる、豪壮かつ豪奢な殿堂。静寂と停滞と冷気と暗さ。地下墓所のように沈んでいるが厳かでむしろ神々しさすら思わせる。
塵一つ落ちず、鏡のように磨き上げられた床材は大理石——のように見える未知の物質。中央に敷かれた赤絨毯に床が半ば隠されているが一見しても継ぎ目が一つもない。
また、最奥にある玉座も豪奢にして壮麗。金箔貼りされた漆黒の椅子は背もたれが高く、彫刻が施された肘掛けまで伸びる優美な曲線を描く。華美でありながらも落ち着きのある玉座の間に相応しいデザインになっている。
 
そして城の内部は大牙の強さや魂の質量に比例するように大きくなっていくため、現在ではもはや内部の広さはとてつもないことになっている。
 
その他にもコロッセオといういつでも殺し合いをしても良いと言うとっても素敵な施設が存在する。
エルドラド城は今日も平和(傍から見ればただの地獄)です♪
ちなみに最新鋭のネット環境設備も備わっている。
 
城内は無数の黄金の兵隊(銃兵や剣兵、槍兵、弓兵など様々)が守護しているほか、大牙に対する絶大な祝福と不敬な敵対者への呪いが神威として備わっており、さまざまな加護や呪いを任意に与えることが可能。
 
『大牙自身とその配下に文字通りの不死の肉体を与える』
この能力がある限り、場内では大牙は何度殺害されても即座に無限再生する。さらに不死の恩恵は兵隊達にも与えられており、大牙同様に不滅となっている。
 
『呪詛による猛毒』
超天神クラスでさえ1秒と絶たずに死亡し、もし仮に耐えられたとしても全パラメータが軒並みEランクまでダウン、能力・スキルが弱体化させられる。
ただし対象が大牙と同レベルの存在だったり、大牙が全力を出すに足る相手であれば大牙の意思で無効化される。
 
『敵の全能力の封印』
例え神でさえ抗えず、エルドラド城の能力の中でも最も厄介とされる能力。
ただしこちらも対象が大牙と同レベルの存在だったり、大牙が全力を出すに足る相手であれば大牙の意思で無効化される。
 
また、黄道十二星座にちなんだ十二のエリアと太陽系の惑星にちなんだシステムも存在しており、城内の構造変化や魔力循環、兵隊達への魔力供給など、さまざまな機能を担っているほか、城外周辺には十二基の迎撃魔法術式『十と二の星神(デウス・オブ・ゾディアック)』が設置されている。
 
城を囲むように配置された全長20mを超え、黄道十二宮星座の生物や物の形をした巨大な像(牡羊座なら羊、天秤座なら天秤の像)で、一基一基が大牙の持つ必殺技の一つであるシャイニング・ブレイカークラスの砲撃による魔法と物理の複合攻撃を行う。
その威力は、超天神クラスの防御を貫通してダメージを与え、大牙曰く「十二基全てを合わせれば、理論上はスフィア天界を余裕で滅ぼせる」とのこと。

そしてなんと、実はこのエルドラド城、大牙が愛してやまない白河ひよりの声帯を持つ擬似知性(わかりやすく言えばAI)がシステム管理しているトンデモお城である。

詳細は不明だが、もしこれが仮に録音だとしたらひよりは一体どんな気持ちでボイレコしていたのかは聞かないほうがいいのかもしれない……

医療部

覇王軍の部署の一つでその名の通り、救急医療を専門に扱う。
職務柄、生傷の絶えない覇王軍のメンバーの治療を行うことが多い模様。

備品として救急車や救急用の戦艦やMS(主にSEED DESTINYのホスピタルザク)を所有しており、事件や事故の現場に急行し負傷者への応急処置や搬送などを行う。
医療スタッフではあるが、当然の様に銃器などで武装している。

医療長:オットー
副医療長:蒼森ミネ
医療員:鷲見セリナ、朝顔ハナエ、氷室セナ、火宮チナツ、その他モブ

次回:覇王と魔王
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