クリスマス・悪夢の前日譚
12月25日のエルドラド城にて……
『メリー・クリスマース!』
クリスマスパーティーが行われていた。
大牙「いや〜今年も一年、色々あったな」
煉「そうだな、冷雨の救出作戦にタウンズロードの件と言い、そこそこ濃厚な1年だったよ」
拓斗「来年も多分こんな1年になるんだろうなぁ。ね、秀真くん?」
そう言って拓斗は薄い金色の髪に緑の眼をし、メガネをかけた青年と話していた。
秀真「あの……私の初登場、これでいいんですかね?」
大牙「まぁお前は来年から本格参戦だし、先行登場的なのでいいんじゃないか?それと煉、拓斗、お前らこの後‘アレ’あるから忘れんなよ?」
煉&拓斗「ああ……地獄が始まる……」
そう言って2人は虚ろな目をし、遠くを見つめていた。
秀真「い、一体何があるんですか……」
その2人を見て秀真は戦慄していた。
……
ひより「今年も色々ありましたねぇ」
有里咲「そうだね、まさかたっくんと私達の子供ができるなんて思ってなかったよ」
陽菜「覇王の因子……お兄ちゃんとあの子達だけにある王の力、ね……」
女性陣も今年あった出来事を話しながらパーティーを楽しんでいた。
……
愛莉「もっきゅもっきゅ……」
有里愛「もきゅもきゅ……」
司「もきゅもきゅ……」
有翔「あいつら、よく食べるな」
御琴「確かに」
夕花「まぁ、うちの料理できる人たち全員が総動員して作ったからね、お父さんやあの子達がたくさん食べるのを見越してアホみたいな量を作ったんでしょ」
愛海「そうだろうね〜」
大牙の子供達も仲良くパーティーを楽しんでいた。
……
蒼也「少し早いですが皆様、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします」
翼「ええ、来年も主の為に共に力を尽くしましょう。全ては……」
『尊き偉大なる我が黄金の君のために』
大牙に仕える従者達も、パーティーを楽しみながら誓いを立てた。
その後……
大牙「さて、もうすぐ‘アレ’の開始だし、少し休憩するか〜ってあれ?」
そう言い、片付けを終えた大牙が自身の部屋の中に入ると……
大牙「なんだこれ?」
大きなプレゼントボックスがあった。
大牙「大方、蒼也あたりが置いていったクリスマスプレゼントか。まぁいい、中身はなんだろなぁ〜っと……は?」
大きなプレゼントボックスを開けると、その中には……
ひより&ホタル「あ……」
裸にリボンを巻いたひよりとホタルが入っていた。
大牙「……何してんのお前ら?」
ひより「いや、その……今日ってクリスマスじゃないですか」
大牙「おう、そうだな」
ホタル「だから、その、プレゼントはアタシたち〜……的な?」
大牙「……据え膳食わぬはなんとやら、か」ボソッ
そう言い、大牙は2人を箱から出してベッドに寝かせた。
大牙「これは……」
そう言い、ベッドに寝かせ、熱のこもった視線で自身を見つめるひよりとホタルを見て大牙は、
大牙「最ッ高のクリスマスプレゼントじゃあないかぁ……」
そう言って妖しく舌舐めずりをして笑みを浮かべた。
この後、滅茶苦茶イチャイチャした。
……
翌日、12月26日、エルドラド城に造られた擬似都市空間にて……
大牙「……」
そのタワーの頂上で街を見下ろす大牙がいた。
大牙「さぁ、これよりゲーム開始だ。思う存分逃げ惑い、地獄を楽しむがいい。
ふっふっふ、ははは、フハハハハハハ!」
そう言い高笑いをしていた。
予告
エルドラド城に造られた擬似都市空間に集められた逃走者達。
逃げ切ればどんな願いも叶えられる秘宝を手にすることができる!
秘宝を求める逃走者たちを追い詰め苦しめる、絶望のミッション。
そして最強最悪のハンター「黄金の悪魔」……
願いを叶えたくば、総てを賭けて生き残れ!
年末特別編 逃走中 黄金の悪魔と願いの秘宝
12月26日、開演。
これは最早、ただのゲームではない……