透き通る世界で曇らせを楽しむ予定の転生者です 作:コンソメ
1:イッチです
前回のスレでミカが正体をカミングアウトしてしばらくしてから、包帯をめちゃくちゃ巻いた姿で登場。ミカを抱き締めて止めるついでに吐血するという安価が決まりました。
正気か?
2:名無しのパンピー転生者
最高だろ?
3:名無しのパンピー転生者
吐血は隠せよ
4:名無しのパンピー転生者
曇らせていけ
5:名無しのパンピー転生者
かー、曇らせたまんねー
6:名無しのパンピー転生者
さて、イッチ。話を戻そうか
7:名無しのパンピー転生者
スレを変えても忘れん
8:名無しのパンピー転生者
なーんで、合宿所に忍び込んでるんですかね。補習授業部への介入はなるべくしないんんじゃなかったのか?
9:イッチです
いいだろ?ワイも水着パーティーしたかった!遊びたかった!ちくしょう!
10:名無しのパンピー転生者
それで潜入したと
11:名無しのパンピー転生者
で、先生に見つかったと
12:名無しのパンピー転生者
夜の廊下を彷徨う包帯の少女か。イッチ慌ててるな。だとしても「どうも美少女幽霊です。声を出したら撃ちますよ」はホラー
13:名無しのパンピー転生者
不審者
14:名無しのパンピー転生者
草
15:名無しのパンピー転生者
草
16:名無しのパンピー転生者
イッチを見てフリーズしてる眼鏡先生
17:名無しのパンピー転生者
哀れ
18:名無しのパンピー転生者
フリーズしてるにしては先生、冷静すぎんか
19:名無しのパンピー転生者
そして即座にイッチ匂いを嗅いで人間だと確信する先生
20:名無しのパンピー転生者
イッチ困惑でフリーズしてる
21:名無しのパンピー転生者
それはそう
22:名無しのパンピー転生者
銃口を見てなお少女の匂いを嗅ぐ………(・_・?)
23:名無しのパンピー転生者
キチゲ合戦
24:名無しのパンピー転生者
何故この局面で匂いを嗅ぐのか、これがわからない!
25:名無しのパンピー転生者
性癖は世界を救う
26:名無しのパンピー転生者
何で夜のプールに行くんだ?
27:名無しのパンピー転生者
性癖について語りだしたぞ
28:名無しのパンピー転生者
イッチ錯乱
29:名無しのパンピー転生者
これは笑う
30:名無しのパンピー転生者
わけわからん、状況になってきた。
先生は困惑していた。夜、トイレに立った自分を待っていたのは廊下を徘徊する包帯の少女だったからだ。
シオンは困惑していた。見つかった瞬間、脅したはいいものの、謎に匂いを嗅がれ挙句の果てには深夜のプールに来ているからだ。
「何で、プール?」
「なんとなく、ここなら見つからないかなって」
照れているのか、頬を指で掻く大人を見てシオンは戦慄していた。
「夜のプールに女を連れ込んで密会。これがシャーレの大人か」
戦慄するシオンを横目に先生は頭をフル回転させていた。先ほど、シオンの腕を取った際、彼女は過剰にそれを嫌がった。正確に言えば、手首のリストバンドの位置がズレるのを。加えて、制服の隙間から見える包帯の量。それなりの量が巻かれているように見える。
「ところで君は誰なのかな?トリニティの生徒みたいだけど」
先生と問い掛けにシオンは、右手を差し出して止めた。
「おっと、質問に答える前に。一つ聞かせてくれたまえ。ケモ耳女子って最高だと思わないか?」
先生は困惑していた。予想と反する、問い掛け。最初に聞かされる言葉としては、意味不明過ぎた。
「えーと………最高だと思うよ?」
先生はとりあえず同意しておいた。別に嫌いではないからだ。志那月シオンは興味深そうに目を細め、観察する。
「ほう、君は可憐さと美しさどちらに惹かれる?歳は若い方が良いかある程度成熟している方が良いか、はたまた熟れている方が良いか」
先生は困惑しながらも素直に答えた。
「え、えーっと………それぞれに良さがあるからね」
先生の歯切れの悪い回答を聞いたシオンの表情は非常に穏やかだった。それと裏腹に、シオンのマシンガントークが始まる。
「模範解答だよ、当たり障りのない答えだ。確かに、一時成長を迎えた少女の肢体の僅かな起伏も、二次性徴を感じ、女性としての自覚を持ち始めた初々しい乙女心と若々しい身体も実に可憐だ。成人間近で瑞々しく育った女性もたまらないよね。だけど、僕が聞きたいのは敢えてどちらを選ぶのかということなのさ」
勢いを増すシオンに半分くらいドン引きしている先生に、心外そうな顔で溜息を吐く。
「初対面で生徒の匂いを嗅ぐ先生に、そんな顔されたくはないね」
「………」
「まだ外面だけで性格もあるんだけど………。その様子じゃついてこれないかな?というわけで僕と性癖バトルできない先生とは話せない。じゃあね」
「ちょっと待った!!!!!」
「………あれ?これで煙に巻けると思ってるんだけど………」
「無理でしょ!」
「えー、見逃してくれない?」
シオンは困り顔で笑みを浮かべる。
「僕の美少女っぷりに免じてさ」
「ダメ」
「えー僕って顔だけはいいはずなんだけど」
「それは否定しないけど、ダメ」
「………ヒフミはともかくハナコにバレると困るんだよね」
「ハナコを知ってるの?」
不思議そうに首をかしげる先生に、シオンは溜息を吐いた。ハナコはシオンの今の格好、包帯を巻いてその上から制服を着ているのを見れば、今回の騒動を把握できるだろう。それだけの頭を持っている。セイアの入院と繰り上げでナギサがホストとなったこと。シオンが同じく体調不良で欠席していること。
ハナコならそれらが繋がってしまうだろう。
「………友達なんだけどさ、僕は彼女を面倒ごとに介入させたくないんだ。本人は望んでないだろうし」
シオンはそう言ったが、これは伏線のつもりだった。後にハナコを突き放ち、「楽しかったぜ!お前との友達ごっこ!」を見据えての言葉だ。
「所で先生。僕が誰だが知りたいんだっけ?」
「そうだね。聞かせてくれるかな?君が誰なのか」
「………んー、答えてあげてもいいんだけど、それだと面白くないでしょ?だからゲームをしよう。僕が何者なのか?これを補習授業部が試験をすべて合格するまでに当てて、正解したら僕が先生の質問に答えるよ。負けたら僕に干渉しないで。どう?やる?」
「みんなが合格するって信じてるんだ」
「何で?」
「今の条件はみんなが合格しないと成り立たない」
「………まあ、先生がいるからね」
「やるよ」
「だと思った。質問は何でもいいよ。生徒たちのスリーサイズでも――――「質問は決まってる」」
「………何かな?」
「君がどういう子なのか、かな。君のことが知りたいんだ」
「おー、流石天然ジゴロ。いつか痛い目を見るんじゃないかと言われるだけはある。まあ、いいけど」
先生は、子犬のような柔和な表情と生活感のうすいぼさぼさの髪、ハイライトが消え気味などんよりとした瞳が印象的だが、顔立ちはイケメン寄りだから破壊力がある。
「じゃあ、僕はその時が来るまで先生には会わないからよろしく」
そう言ってシオンは足早にその場を去った。