透き通る世界で曇らせを楽しむ予定の転生者です 作:コンソメ
270:イッチです
さて、あと少しでアリウスたちの登場だ。つまり、出番。登場の仕方次第でテンションが変わる。わかるな?安価だー!>>286登場の仕方
271:名無しのパンピー転生者
イヤッホー
272:名無しのパンピー転生者
(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
273:名無しのパンピー転生者
来たぜ
274:名無しのパンピー転生者
待ってた
275:名無しのパンピー転生者
壁を破り登場
276:名無しのパンピー転生者
窓を突き破り爆弾を投げる
277:名無しのパンピー転生者
ヒフミかハナコをお姫様抱っこで助ける。イケボで王子様参上と叫ぶ
278:名無しのパンピー転生者
お礼参りの時間だぜーアリウス!!!!!
279:名無しのパンピー転生者
戦車で乱入
280:名無しのパンピー転生者
スクラップの時間だー!!!!!で突撃
281:名無しのパンピー転生者
安価最高
282:名無しのパンピー転生者
包帯を風で靡かせて月光に照らされながら静かに登場。
283:名無しのパンピー転生者
素手で壁を破って登場
284:名無しのパンピー転生者
水着で登場
285:名無しのパンピー転生者
サクラコに変装して叫びながら登場
286:名無しのパンピー転生者
天井を突き破って舞い降りる。同時に弾丸で攻撃を弾く。
決め台詞は美少女が降ってきたぞ。ひれ伏せ。
287:名無しのパンピー転生者
素手で壁を壊す
288:名無しのパンピー転生者
裸に包帯で登場
289:名無しのパンピー転生者
>>285テロで草
290:名無しのパンピー転生者
いい感じの奴を引いたな
291:名無しのパンピー転生者
何故>>284じゃないんだ
292:名無しのパンピー転生者
イッチ、顔だけはいいのに、顔だけは!
293:名無しのパンピー転生者
水着で徘徊しろ
294:名無しのパンピー転生者
水着を着ろ
295:名無しのパンピー転生者
責任を取ってハナコを脱がせ
296:名無しのパンピー転生者
戦闘時は視界共有しなくていいぞ
297:イッチです
ちくしょ!!!!!>>277がやりたい!!!!!大天使を抱きたい!!!!!
298:名無しのパンピー転生者
流石悪魔。欲望に忠実だ
299:名無しのパンピー転生者
流石魔王
300:名無しのパンピー転生者
イッチってヒフミのこと好きだけど、性的には見てなさそう
301:イッチです
それはそう。曇らせの対象でもないし。
アリウスに先んじて、ナギサをさらうことに成功したアズサとハナコ。アズサはこれまで仕込んできたトラップを用いながら、アリウスとの交戦へと突入する。何とかアリウスの生徒たちを戦闘不能に追い込んだ補習授業部一同だったが、想定よりも増援が早く、なぜか正義実現委員会も動かない。ハナコが疑問に思ったその時、ティーパーティーのミカが現れた。
人差し指を立て、妖艶に微笑む彼女は自分こそが「本当のトリニティの裏切り者」だと告げ、その計画を口にした。そして躊躇いもなく、補習授業部を片付けてとアリウスに指示を出す。
戦況は膠着状態だった。
先生の指揮があるとはいえ、戦況は有利とは言えない。圧倒的なまでの兵力差がそこにはある。
シスターフッドの登場を待ち望むハナコはまだしも、他のメンバーにはこの状況が危険なものに思えていた。
「「ヒフミ!!!!!」」
四方から打ち込まれた弾丸の雨。アズサが焦ったようにヒフミの名を叫ぶ。
被弾しても死にはしないがそれでもかなりのダメージは受けるであろうその攻撃に思わず先生も声を上げる。
そんな状況の中をヒフミは全く別のものに目を奪われていた。
弾丸で狙われたその瞬間、体育館の天窓を砕いた音と共に、それがヒフミたちの前に舞い降りたのだ。
「やあ、美少女が降って来たぞ?ひれ伏せ」
アリウスの生徒たちは呆気に取られて、動けなかった。そして指揮をしていたアリウスの生徒は驚愕で動けなかった。自分たちの放ったはずの弾丸や攻撃が全く届いていないのである。魔法を見ているようだ。
時を同じくしてミカもまた同じものに目を奪われる。月光を乱反射する窓ガラスと共に降ってきた少女。その情報だけでも目を釘付けにするには十分だったが、少女の正体を認識した瞬間、脳幹に雷を流されたかのような衝撃を覚えた。視界に火花が散り、血流が勢いよく流れる感覚。自分がその少女の顔を見間違えるはずがない。
「シオンちゃん………」
意味が分からず、ミカは眉を寄せた。シオンは襲撃を受け、アリウスの生徒にヘイローを壊されたはずである。しかし、今視界に展開された光景が、その思考を全て真っ向から否定していた。
「サオリたちはいないんだ?なら君らに用はないね」
「あ、あの!シオンちゃん、どうしてここに?というか、あぅ!」
シオンはヒフミの唇に人差し指を当て、不敵に笑って見せた。
「全部終わってから話すよ」
シオンがミカに視線を合わせる。
「15秒待ってて。その後はミカだから」
天井に向けて発砲したシオンを見てただの視線誘導だと割り切ったアリウスは発砲を始める。しかし、それは誤りだった。
天井の数ヵ所が崩落し、とある球体が落ちてくる。それはストレイヤーが使用する小型爆弾。限界まで爆薬を詰めたそれが雨のように降り注ぐ。
同時にシオンは銃撃を開始する。爆弾の爆発により多くが巻き込まれるように誘導するための、攻撃であり運よくそれを避けた敵には
「僕思うんだよね。ヘイローによる身体の強化は個人差があって、だからこそこういう戦い方って効くんじゃないかって」
アイリスの生徒に接近し懐から取り出した警棒で顔面を殴り飛ばした。
「ゲヘナ最強クラスでなければ僕の振り回す警棒でもダメージは入る。で、ついでに在庫処分」
殴り飛ばした生徒の服に仕込んだ小型爆弾が降ってきた爆弾と同時に炸裂した。轟音と共に爆炎と破片が周囲に散乱したが、計算されつくしたようにシオンやヒフミたちには届かなかった。
「んー、指揮官はうまく逃げたかー。優秀だね」
「ク、クソ!何でお前が!」
「黙れ」
その声は1年ほど共に過ごしたヒフミですら聞いたことのないような冷たく、平坦なものだった。間髪入れずに弾丸が指揮官を穿つ。
白目を向いた指揮官を横目にシオンはミカに向き直る。
「さて、じゃじゃ馬お姫様。随分愉快な顔をしているね」
「シオンちゃん」
「僕が本当に殺されたって思った?心外だね」
シオンは銃を放り投げ丸腰でミカに歩み寄った。そしてそのまま無抵抗のミカを抱きしめた。
「―――――あ」
言葉が出ない。喉はまるで動いてくれないし、そもそも、どんな言葉をかければいいのかミカには理解できない。そんなミカをシオンは優しく抱きしめた。それは抱擁という言葉がふさわしい柔らかいものだ。
暖かいと感じた。
実際の温度差などを知らないし知ったことではない。とにかくそう思えた。孤独ではなく、何かと繋がっているという証だった。その温かさがミカに安心をくれる。
「シオンちゃん………」
ようやく、意味ある言葉を吐き出す。シオンの手がミカの髪を乱れきった桃色の髪を優しく撫であやす。
同時にシオンは咳き込み、吐血した。予め仕込んでいたものだ。
その様子をシスターフッドには見せつつ、天を仰ぐ。抵抗しなくなったミカをシスターフッドに引き渡した後、シオンは先生と向かい合った。
「悪いけど、ゲームはこれでおしまいだね。僕からネタ晴らししちゃったし。本当はさ、仮面でもつけて適当に対応しようと思ってたんだけどさ。まあ、ほっとくわけにもいかないし」
「………私は頼りないかな?」
「いや、君ならこの事態も解決できるだろうしミカを救えるはずだ。暗闇の中を光で照らし手を引いて光のある方に引っ張ってくれるだろう。導いてくれるんだろう」
「………」
「それも一つの救いだと僕は思うけど、暗闇で泣いてるときは抱きしめて欲しい子だっているんだよ」
生気のない瞳でそう呟くシオンこそ、危うげな生徒に見えた。
ふと先生が気が付くと、ティーパーティー御用達のバルコニー、その一席に腰を掛けていた。ここは夢だと先生は確信、周囲を見渡した。
そこには──同じようにテーブルを囲む少女が目の前に座っていた。
頭部から上へピンと張っている狐を彷彿とさせる二つの耳、淡く輝く金色の膝裏まである髪の毛と純白な生地でできた制服。その特徴は少女がティーパーティーの一員であると証明するもの。
瞬間、先生の記憶が何故今まで忘れてしまっていたのか不思議なくらいに鮮明に蘇る。そう、このバルコニーで彼女と邂逅するのは始めてではない。
戸惑う先生をスルーして、少女は鈴が跳ねるような綺麗な声音で朗々と語っていく。
ナギサから呼び出されたあの日からの先生の軌跡。数多くのハプニングを乗り越え、走り続けてきたその先、ようやく最後の試験会場へと辿り着いた補習授業部一同。彼女たちのこれまでの努力はしっかりとその実を結び、全員で試験に合格することができたのだった。そして、この事件の発端となったミカとナギサの顛末。それらを語り切った瞬間、少女は目を閉じた。
「ここまではよくできたエンディングさ。しかし」
諦観を捨てきれない預言者は零す。
「エンドロールには早すぎる。なにせ君が見守るべき結末は、まだその全貌を現していない」
セイアに自覚はない。
「このお話がたとえどんな風に転がっていこうと…………全ては、破局へと収束していく」
しかし、セイアもまた
「……暗雲。誰の手にも負えないような、二度と太陽を拝めるとは思えなくなるような……そんな暗雲が、今ゆっくりと押し寄せてきている」
誰かに手を差し伸べて欲しい一人であった。
「まだ残っているものがある、これで終幕じゃない……そのことは君がきっと、誰よりもよく分かっている…………すまない」
ポツリと口にした謝罪。それは先生へ向けたものであると同時に、この場に居合わせない他人に送っているようものだった。
先生は浮上していく意識を気合で無理矢理引きとどめ、瞼を開き少女の言葉に耳を傾ける。
「シオン、君の運命は―――――」
少女の顔は無力に打ちひしがれ、潰えてしまいそうな程に憔悴しきり……そして懺悔と悔恨に満ちていた。