透き通る世界で曇らせを楽しむ予定の転生者です   作:コンソメ

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第4話

そろそろ原作らしいし、ワイの組織を紹介するで

1:イッチです

構成人数は7人。その全員が非ネームド。初期メンバーの3人とは特に仲が良い。

レイネ、カザリ、ミライが初期メンバー。

レイネとカザリはミレニアム、ミライはゲヘナ。全員が中学時代に事件があって学校をやめてる。

理念:助けてと言っている少数を助ける。

 

活動時期:基本的に依頼があった場合、もしくは助けを求める子が発見された時

 

実績:ゲヘナでカツアゲに会っていた生徒を助ける、ブラックマーケットで誘拐されかけていたミレニアム生を攫う、ゲヘナの風紀委員会を奇襲冤罪で連行されていた生徒を奪還、レッドウィンター連邦学園を襲撃、クロノススクールを襲撃、爆破。

 

2:名無しのパンピー転生者

想像以上にとんでもない組織だな

 

3:名無しのパンピー転生者

これはテロリスト

 

4:名無しのパンピー転生者

実績の最後w

 

5:名無しのパンピー転生者

全員同じ学年?

 

6:名無しのパンピー転生者

行動理念に闇を感じる。

 

7:イッチです

大人数は救わない。誰かが助けるだろ?正義側なんだからさ

 

8:イッチです

>>5

違う学年。

ワイが高校2年生。レイネは同じで他二人は3年と1年。

 

9:名無しのパンピー転生者

曇らせにはどう使うん?

 

10:イッチです

資金集めと居場所作りのために作ったから、曇らせグッズ開発くらい?

 

傑作は、ドーピングアンプル(見せかけ)。ただの無害な液体なんだけど、転生特典の一つ、あらゆる能力を3分間強化させるを使う前に使用することで劇物であドーピング薬に見えるやつ。あらかじめ仕込んでおいた血液を口から吐いて周囲を曇らせる。自分を削りながら戦うカッコよさを演出できる。

 

これを何回か使ってたらメンバーはワイにもうアンプルを使うなと説得しに来た。それ以外だと耐久を試すためにやったリストカットを偶然見られたり、拳銃を自分に向けたのを見られたりかな。

 

11:名無しのパンピー転生者

内容が濃い。

 

12:名無しのパンピー転生者

ちゃんと曇らせしてるやんけ

 

13:名無しのパンピー転生者

 

14:名無しのパンピー転生者

草ですわ

 

15:名無しのパンピー転生者

これは草

 

16:名無しのパンピー転生者

アンプルやめるの?

 

17:名無しのパンピー転生者

リストカットってなにしたんだ?

 

18:イッチです

>>16

やめません(断言)

 

耐久テストは気絶するラインを確認したかったから。

 

19:名無しのパンピー転生者

狂人だな

 

20:名無しのパンピー転生者

流石イッチだぜ

 

21:名無しのパンピー転生者

だから長袖なのか

 

22:名無しのパンピー転生者

リストカットの痕がある?

 

23:名無しのパンピー転生者

原作始まるの?

 

24:名無しのパンピー転生者

連邦生徒会長失踪した?

 

25:名無しのパンピー転生者

原作後の動きについて教えて

 

26:名無しのパンピー転生者

最近、ミカとはどうなんですか

 

27:名無しのパンピー転生者

いよいよか

 

28:名無しのパンピー転生者

始まるんやな

 

29:名無しのパンピー転生者

先生はどうなるのか

 

30:名無しのパンピー転生者

アンプルのやつ、ホシノ曇りそう

 

31:名無しのパンピー転生者

ミカは最近どう?

 

32:名無しのパンピー転生者

セイアは?

 

33:イッチです

>>25

全力でホシノを泣かせに行く。終わったらセイアとセリナだ!

>>26

安価でミカを口説いてからちょっと怖い。まだ正常な距離感だけど、変に目を付けられた感。先生早く引き取って。

 

34:名無しのパンピー転生者

口説き文句、オンパレードだったからな

 

 

 

 

 

 

 

「ご学友へのプレゼントですか?」

 

「バレンタインだからね」

 

ある日の昼下がり。シオンとミライは買い物に来ていた。

 

「………学生生活は順調ですね」

 

「ヒフミとセイア先輩のおかげでそれなりだね」

 

ブラックマーケットではないが、かなり怪しげな裏路地。変わったものが置いてあり知る人ぞ知る名店があるここはミライの行きつけだった。

 

「最近はヒフミ以外にも、セリナやミカ先輩とも話すんだ。と言ってもやっぱりヒフミが一番癒されるけど」

 

「………ずっと気になっていたのですが、シオンさんは何故トリニティに入学したのでしょうか?」

 

「顔がいい子が多かったから」

 

「………ドン引きの面食い具合ですね」

 

シオンは昔から顔のいい女が好きだと公言してはばからない。ミライはもう慣れた。

 

「本人の顔がいいからジョークで済んでますよね」

 

普通は知り合いに出くわさない場所なため、シオンは顔を隠さずに裏路地を歩いていた。

 

「シオン先輩、早く帰りましょうか。揉め事の巣窟ですからここは」

 

「もう遅いと思う」

 

爆発音が響く。銃声が辺りを搔け荒らした。しばらくすると、数人分の激しい足音とともに1人の少女が現れる。

 

「追われているんです。助けてください!」

 

少女はかなり必死で逃げており、至るところに銃創がある。

 

少女の後を追いかけてきたのは8人のゲヘナの生徒。またゲヘナか。そう思いつつ、横を見るとミライが頭を抱え空を仰いでいる。

 

「ゲヘナの自治区が近いとはいえ、治安が悪いね」

 

「…すいません、うちの生徒が」

 

「いいよ、ミライのせいじゃない」」

 

それに多勢で一人を追い詰める、加えて助けてくれと正面から言われて断る理由はなかった。

 

「事情が分からないけど、一旦武器を降ろしなよ」

 

「あ?誰だ?」

「正義の味方気取りか?」

「外野が出しゃばりやがって怪我したくなけりゃ失せろッ!」

 

「テンプレだなー。じゃあこっちも」

 

拳銃を片方の手に握り、挑発的に哂う。

 

「御託はいいから掛かって来いよ」

 

30秒もかからなかった。 一人目のみぞおちに拳を、二人目のアキレス腱にローキックを叩き込んで悶絶させた。奥から出てきた三人目の銃撃をかわし、その腕を引っ張って転ばせ、背中を踏みつけた。

 

左からつかみかかろうとしてきた四人目の頭を逆につかまえ、同時に右から現れた五人目の頭に激突させた。シオンの後ろに回り込んでいた六人目の制服をつかみ、七人目に向かって放り投げた。八人目はどこだ、と辺りを探すと、ロケランを構え、シオンから逃げているところだった。即座に膝裏に狙撃、転倒させた。八人目の頭に銃声が最大限響くよう、耳のすぐそばに弾丸を当てた。

 

事情を聞いていないため、加減はした。誰一人、気絶はしていない。

 

「さて、事情を聞こうか」

 

追いかけられていた生徒は、ミレニアムの生徒だった。どうやら、少女たちの主張としては彼女が依頼してた武器を作らず金を持ち逃げしたようだがそれは誤解で材料を買うために大金を持ち出したようだ。誤解を解くとすぐに和解した。

 

「それじゃあ、気を付けて帰りなよー」

 

少女たちを見送っているシオンを見ながら、ミライは考える。

 

シオンの強さは凄まじい。ゲヘナの武闘派に肉薄する戦闘力だ。あんなアンプルなんて使わなくても、シオンは十分強い。

 

あれを使わせているのは自分たちの弱さだ。彼女が姉と呼び慕っていたアビドスの生徒会長を殺されてからあの人はちゃんと寝れていない。睡眠薬を常用しなければ、悪夢で飛び起きてしまう。あの日 駆けつけるのが間に合わなかったことをずっと後悔しているのだ。

 

ミライはあのアンプルを初めて使ったシオンを思い出す。

 

冤罪で追われているゲヘナの生徒を助けようと風紀委員と戦闘を行った。戦力は拮抗していたのだが、空崎ヒナの参戦で戦線が崩壊した。

 

そんな時だ。シオンはあのアンプルを使い、単騎でヒナを抑え込み最終的には手傷を負わせ撤退させた。そのすぐ後に、シオンは吐血しミライたちはあのアンプルの危険性を知った。

 

「約束してください、そのアンプルを使わないと」

 

「断る」

 

シオンはここだけは決して譲らない。

 

「僕はこの結果に満足している。これで僕はやりたいことがやれる。自分を貫けるんだ」

 

シオンの意志にミライたちは顔を顰めた。きっと、彼女は晴れやかな表情をしているつもりなのだろう。しかし、感情をごちゃ混ぜにし過ぎて泣き方がわからない子供が、自分に言い聞かせているようにしか見えない。シオンの過去を知っている。その痛みを知っている。だからこそ、気軽に深く切り込めない。

 

血を吐き脂汗で顔を青く染めながらも、少女は笑みを浮かべているのだ。

 

事情を知れば知るほど、シオンの振る舞いが痛々しい。

 

「ですが………」

 

「この世界は残酷で、力だけが意味を成す。わかるだろ?」

 

とっさに何も言い返せず、ミライは奥歯を噛み締めた。相手のそれは偏見でもなく、過去からの経験を踏まえた率直な印象を零しただけだと理解しているから。

 

それは違うと、否定することは簡単だった。だが、ミライにはできなかった。同時に、彼女は見て取る。

 

光のない乾ききった彼女の諦観を。

 

どうにかしてやりたい。だが、自分から助けてくれと言わない少女を助ける術をミライは持たなかった。

 

ミライは思う。

 

シオンにとってあのアンプルは、もう二度とこぼれ落とさないための力なのだ。同時に、あれは彼女なりの自傷(リストカット)だと考えている。アビドスの生徒会長と出会う前、ミライがシオンと出会って1年の頃。彼女は常に自傷行為を行っていた。過去の事件がそうさせるのだろうけど、いつだって自分が無力なのだと思わされる。

 

ミライや他の5人はシオンに救われた。心を、体を、笑顔を救ってもらったのに彼女には何も返せていない。

 

ただ一人の例外であるカザリもまた、シオンを救うことはできなかった。

 

「シオン先輩」

 

「ん?」

 

「私はどこまでも先輩の味方ですよ」

 

自分たちにできるのは、地獄の底まで付き合うことだけだとミライは諦観していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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