ARMED CORE FINAL ANSWER01 作:ありすたちばな
01アーキバス警備部隊排除
独立傭兵の皆様方
ベイラム同盟企業 大豊による依頼を公示します。
作戦目標はべリウス南西のエレメール鉱山、
その周辺を警備するアーキバスのMT部隊です。
部隊を殲滅して下さい。
ああ、敵勢力の情報をお伝えします。
作戦目標はBAWS製MTと逆脚ガードメカから構成される混成部隊です。
風の噂では、ヴェスパーの所属だったそうですが、実力及ばす、本部から左遷された欠陥品です。
おそらく、エネルギー系統に偏った武装が配備されているでしょう。
この依頼は、人脈の無い独立傭兵が企業に接近するまたとないチャンスです。
ベイラムは、最優の作戦成果を出したものに好待遇を用意させています。
私もベイラムも、
あなた方独立傭兵に期待しています。
ご健闘を。
| 依頼主 | 大豊核心工業集団 |
| 作戦領域 | べリウス地方南西 エレメール鉱山 |
| 作戦目標 | アーキバス警備部隊 |
| 敵勢力 | MT;MT-E-104 ガードメカ;MT-T-026 |
| 報酬 | 基本報酬;40,000 加算あり |
| 特別加算 | MT撃破で加算 |
| 詳細 | 作戦領域は鉱山外郭に限定 防壁内への侵入は禁止 |
| RESEARCHERS REMARK |
| 作戦概要; 星外企業の一派、ベイラム傘下の 大豊核心工業集団からのバラマキ依頼だ。 情報が少ないのはいつも通り。 アーキバスの施設を強襲し、 坑道を奪い取る腹積もりだな。
この作戦には多くの傭兵が参加するが、目標自体はそう多くない。 ライバルに先を越されるなよ。 |
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ACNAME アリウス
ASSEMBLY
| UNIT | ||
|---|---|---|
| R-A | LR-036 CURTIS(レールガン) | |
| L-A | Vvc-770LB(レーザーブレード) | |
| R-B | OGOTO(グレネード) | |
| L-B | NO UNIT | |
| FRAME | ||
|---|---|---|
| H | AH-J-124 BASHO | |
| C | AC-J-120 BASHO | |
| A | AA-J-123 BASHO | |
| L | AL-J-121 BASHO | |
| INNER | ||
|---|---|---|
| BOOST | AB-J-137 KIKAKU | |
| FCS | FC-006 ABBOT | |
| GENE | DF-GN-06 MING-TANG | |
| EXPANSINON | ||
|---|---|---|
| EX | NO UNIT | |
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背後のハッチが展開し、上空からACが投下される。
暫しの浮遊感を体験した後、心地の悪い衝撃と共に地面に着地した。
次いで、作戦の開始を、低い男声のCOMが告げる。
≪メインシステム 戦闘モード起動≫
《ミッション開始。エレメール鉱山外郭に展開するアーキバス警備部隊を殲滅して》
《複数の傭兵が参加してるみたい》
《....あなたであれば、遅れは取らないでしょうけど、心配だわ》
《あの人達、ガラが悪いもの》
ACの狭い操縦席内に回線が繋がれ、ヘッドギアからオペレーターの通信が聞こえる。
ソプラノ系の優し気な声で、こちらを心配している様子が伝わる。
思わず苦笑し、作戦が始まったにも関わらず気が緩んでしまいそうになる。
しかし、どう返したものか。どう返しても話が続くし、長引きそうだ。
返答に困っていると、電子音が鳴り、もう一つ回線が開く。
《エレナ。心配するな》
《こいつはしぶとい。何があっても死にはしないだろう》
幼さの残る男声の通信が響く。
作戦前に、依頼情報をまとめてくれた自陣の後方支援担当、レオだ。
《でも、やっぱり心配よ。この前だって僚機に裏切られて大怪我したじゃない》
《独立傭兵にはよくあることだ。そろそろ慣れろよ》
《でも!》
《でもじゃない》
《大体お前は作戦中に...ザ,,,,,ザザザ.........
ブツリ
うるさいので回線を無理矢理切断した。
オペレーターを務めてくれるのは有難いが。あの兄弟、作戦中に口論を始めるのは止めてほしい。
作戦中、毎度のように、レオの文言にエレナが食いつき、ケンカに発展している。
これなら奴にやらせた方がまだマシ....ではない。
放っておくと、妄言を垂れ流してくる。
等と考えているうちに、作戦領域に到着した。
特段、警戒する必要はなかったので、暇潰しになった。
操縦席のレーダーは複数の反応を捉えており、その中に敵勢力を表す赤点はまだ残っている。
それを見て、間に合ったかと一息つく。想定外に、多くの傭兵が参加したため、取り越し苦労になるかと心配していたのだ。
オペレーターはまだ取っ組み合いでもしているらしく、通信に音沙汰がない、が、始めるとしよう。
メインカメラが映す正面モニターには、積雪した山麓に舞うメカが数機、飛行してこちらに向かってくるのが確認できた。
小型の逆脚で、武装は頭部と融合した胴体に一つのみ。
BAWSの逆脚ガードメカ”MT-T-026”だ。
相手はこちらに向かってくるが、警戒している様子がない。
自分には気づいていないようだ。
急襲するチャンスだ。アサルトブーストを吹かし、正面から急接近。相手の眼前でレーザーブレード【Vvc-770LB 】を振りかざす。
まずは一匹。
『AC?! そんな!折角逃げて切れたのに』
青いエネルギー刃が一撃で両断したのを
ガードメカが爆散する様子を確認すると、再びアサルトブーストを吹かす。
《これで1ポイント。奴の言葉が正しければウカウカしていられん》
《早く残りを撃破して。急ぎましょう》
ケンカは終わったらしい。
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鉱山の入り口たる正門に着けば、銃弾が飛び交い爆風が上がる、正に鉄火場だった。
『死にやがれ、アーキバスの落第どもが!』
『噂通りのザコどもめ!早く落ちろ!』
『薄ノロが!』
『ノロマ!』
『…………モクヒョウ…カクニン……ハイ ジョ…』
オープン回線からは罵詈雑言が飛び交っている。目の前で、MTを蹂躙している独立傭兵達からだろう。
《チッ、思ったより居るな》
《この分では、正門はじき落ちる》
《一帯の敵残存勢力を計測.....左に向かって。そこならまだ稼げる》
自分の正規オペレーターたるエレナからマーカー情報が送られる。
飛び交うACとMT達を尻目に、新たな目標地点に急いだ。
道中、ポツンと所在なさげに佇むMTやガードメカに向け、真横から近づきつつ軽量レールガン【LR-036 CURTIS】を放つ。
鉱山を背に正面を向いていた彼らは、側面から接近する此方に気づくことなくレールガンの銃撃にさらされ、横に倒されていく。
爆発するMTたちの残骸を掻い潜り、低高度のアサルトブーストで通り過ぎていく。
《...何だ?こいつら。まるで反応しないな。置物か?》
「なら楽なんだが。例の欠陥品とやらはこいつらのことか」
《気になるな。後で一つ連中の前で止まってみたらどうだ?》
《ちょっとレオ!あなた危ないこと》
,,,,,,プツリ
煩くなる前に、回線を切断した。
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無抵抗なMTを五機程倒したところで、西門に到着した。
『......レーダーに所属不明機?ACだ!』
『こっちにも来たか!迎え撃て』
『ファクトリーの失敗作を回せ。連中、内部に侵入する気はないらしい』
襲撃を察知した上で、構えてもいなかったらしい。回線からは、慌ただしく指示が飛び交っている。
モニターには6機の敵影、全て逆脚のカードメカだ。
(情報通り、弱小メカしかいない。この分ならヴェスパーの増援もなさそうだな)
2機程固まって、こちらにマシンガンを精射してきた。
それ対して、自機をクイックブーストで右に跳び回避、背部グレネードを展開しお返しに発射する。
擲弾は、棒立ちしていた2機に吸い込まれ、爆炎を挙げながらMT-T-026が派手に爆砕する。
続けて、レールガンを構え1,2発連射。奥の逆脚に打ち込みつつ接近しブレードを横凪に両断。
これで3機やった。
『.....コード04より救援要請。標的撃退には戦力が不足』
『増援は出さん。残存戦力で奴を疲弊させろ』
『.....了解』
《ガードメカのパイロット共、嫌に抑揚がないな》
《まるで機械。それとも本当に...》
回線を聞き流し、残りの掃討に掛かる。
残るは三機。こちらが戦闘している間に周囲に回り込み、機銃を向けている。
『.....そこだ』
三方向からの斉射に対して、背部メインブースターを一瞬点火する。
「当たるか」
飛びかかる銃弾を、垂直に上昇して回避。ACはジャンプするように一瞬、昇った後、重力に従い落下する。
地に落ちる最中、ACの左腕を眼前に掲げ、レーザーブレードをチャージ。着地とともに、スイッチを押し込み、周囲に回転斬りを見舞う。
《敵勢力の撃破を確認。丁度、正門の掃討も終わったみたい》
周囲で、三つの蒼い爆炎が上がり、ガードメカが崩れ落ちる。
《作戦は終了ね。帰還して》
《こっちも最寄りのグリッドに移動する。そこで落ち合おう》
当たり障りのない依頼に、特筆する所の無い成果。これなら必要分は稼げただろう。
レーダーを見ると、プリーフィングをまともに聞いていなかったらしい、独立傭兵達が壁内に侵攻しているが放っておく。止める義理は無いし、既に仕事は終わった。
背後の戦火に背を向け、青いACは上空に飛び去って行った。
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RESEARCHERS REPORT
| REPORT | ||
|---|---|---|
| Client | 大豊核心工業集団 | べリウス南西のエレメール鉱山関門を襲撃した。 先着していた独立傭兵とアーキバス警備部隊を殲滅した。 結果レッドガンの露払いにはなった。 |
| Start time | 18;23現着 | |
| 収支 34,432 | ||
| 戦局報告; 例のごとく、ここには各勢力の状況変化を記す。 現状、アーキバスもベイラムも油田にできる程の井戸を発見できずにいる。
今回の強襲、俺にはベイラムが確信を持って行動したよ見える。 コーラル探索の一環か、鉱山の宝の地図でも見つけたのか。 いずれにせよ、企業が井戸を見つければ、抗争が激化するだろう。 まだまだ、企業様に媚びへつらって稼いでいける。
グリッド間の移動には上空の衛星を搔い潜るため、現地のドーザーに通行料を払った 10000Cの出費を追加。
レオ・フォートナー | ||
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オートパイロットで、待ち合わせのグリッドに向かっている途中、レオからメールが届いた。
| 今日の依頼について Boyle Fortner |
| ドーザーとの交渉中、面白い情報を聞いた。ある独立傭兵のリークした情報だが、最近、鉱山に設置された複数の坑道で強いコーラル反応が確認されたらしい。
信憑性に疑問が残る話だが、リークには具体的なコーラル潮位を計測したグラフが添付されていたらしい。 ベイラムの行動はこれを真に受けてのものだろうな。 もし、情報通りコーラルが沸けばベイラムは争奪戦に大きくリードしたことになる。 どちらにせよ、これから忙しくなるぞ。 |
RESEARCHS REPORTはラストレイヴンのエドワイズレポートを元ネタに作りました。
楽しんでもらえたなら素敵だ。
機体について
名前はアリウス。由来はブルーアーカイブに登場する組織です。
機体構成は、貧乏臭さを意識しました。
肩とEXPANSIONに何も装備してないのは、武装を買う金がないからです。主人公はルビコン現地の傭兵で、食糧としてミールワームを解放戦線から売ってもらってます。
他所の子供二人を養っているので金欠。
こういう、現地の独立傭兵の世知辛さ等を取り扱って行きたい所存です。
『あらゆる意味で現実は厳しい』
追記;リニアライフルをレールガンと間違えていたため修正。2024 3/7 16;37