ARMED CORE FINAL ANSWER01   作:ありすたちばな

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時系列は621密航前。


チャプター0
01アーキバス警備部隊排除


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独立傭兵の皆様方

 ベイラム同盟企業 大豊による依頼を公示します。

作戦目標はべリウス南西のエレメール鉱山、

その周辺を警備するアーキバスのMT部隊です。

部隊を殲滅して下さい。

 

 ああ、敵勢力の情報をお伝えします。

作戦目標はBAWS製MTと逆脚ガードメカから構成される混成部隊です。

風の噂では、ヴェスパーの所属だったそうですが、実力及ばす、本部から左遷された欠陥品です。

おそらく、エネルギー系統に偏った武装が配備されているでしょう。

 

この依頼は、人脈の無い独立傭兵が企業に接近するまたとないチャンスです。

 

 ベイラムは、最優の作戦成果を出したものに好待遇を用意させています。

私もベイラムも、

あなた方独立傭兵に期待しています。

ご健闘を。

 

 

 

 

 

 

 

依頼主大豊核心工業集団
作戦領域べリウス地方南西 エレメール鉱山
作戦目標アーキバス警備部隊
敵勢力MT;MT-E-104

ガードメカ;MT-T-026

報酬基本報酬;40,000 加算あり
特別加算MT撃破で加算
詳細作戦領域は鉱山外郭に限定

防壁内への侵入は禁止

 

 

RESEARCHERS REMARK
作戦概要;

 星外企業の一派、ベイラム傘下の

大豊核心工業集団からのバラマキ依頼だ。

情報が少ないのはいつも通り。

アーキバスの施設を強襲し、

坑道を奪い取る腹積もりだな。

 

 この作戦には多くの傭兵が参加するが、目標自体はそう多くない。

ライバルに先を越されるなよ。

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ACNAME アリウス

ASSEMBLY

UNIT

R-ALR-036 CURTIS(レールガン)

L-AVvc-770LB(レーザーブレード)

R-BOGOTO(グレネード)

L-BNO UNIT

 

FRAME

HAH-J-124 BASHO

CAC-J-120 BASHO

AAA-J-123 BASHO

LAL-J-121 BASHO

 

INNER

BOOSTAB-J-137 KIKAKU

FCSFC-006 ABBOT

GENEDF-GN-06 MING-TANG

 

EXPANSINON

EXNO UNIT

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 背後のハッチが展開し、上空からACが投下される。

暫しの浮遊感を体験した後、心地の悪い衝撃と共に地面に着地した。

次いで、作戦の開始を、低い男声のCOMが告げる。

≪メインシステム 戦闘モード起動≫

《ミッション開始。エレメール鉱山外郭に展開するアーキバス警備部隊を殲滅して》

《複数の傭兵が参加してるみたい》

《....あなたであれば、遅れは取らないでしょうけど、心配だわ》

《あの人達、ガラが悪いもの》

 

 ACの狭い操縦席内に回線が繋がれ、ヘッドギアからオペレーターの通信が聞こえる。

ソプラノ系の優し気な声で、こちらを心配している様子が伝わる。

思わず苦笑し、作戦が始まったにも関わらず気が緩んでしまいそうになる。

 

 しかし、どう返したものか。どう返しても話が続くし、長引きそうだ。

返答に困っていると、電子音が鳴り、もう一つ回線が開く。

 

《エレナ。心配するな》

《こいつはしぶとい。何があっても死にはしないだろう》

幼さの残る男声の通信が響く。

作戦前に、依頼情報をまとめてくれた自陣の後方支援担当、レオだ。

 

《でも、やっぱり心配よ。この前だって僚機に裏切られて大怪我したじゃない》

 

《独立傭兵にはよくあることだ。そろそろ慣れろよ》

 

《でも!》

 

《でもじゃない》

《大体お前は作戦中に...ザ,,,,,ザザザ......... 

ブツリ

 

 うるさいので回線を無理矢理切断した。

 オペレーターを務めてくれるのは有難いが。あの兄弟、作戦中に口論を始めるのは止めてほしい。

作戦中、毎度のように、レオの文言にエレナが食いつき、ケンカに発展している。

これなら奴にやらせた方がまだマシ....ではない。

放っておくと、妄言を垂れ流してくる。

 

 

 等と考えているうちに、作戦領域に到着した。

特段、警戒する必要はなかったので、暇潰しになった。

 

 操縦席のレーダーは複数の反応を捉えており、その中に敵勢力を表す赤点はまだ残っている。

それを見て、間に合ったかと一息つく。想定外に、多くの傭兵が参加したため、取り越し苦労になるかと心配していたのだ。

オペレーターはまだ取っ組み合いでもしているらしく、通信に音沙汰がない、が、始めるとしよう。

メインカメラが映す正面モニターには、積雪した山麓に舞うメカが数機、飛行してこちらに向かってくるのが確認できた。

小型の逆脚で、武装は頭部と融合した胴体に一つのみ。

BAWSの逆脚ガードメカ”MT-T-026”だ。

 

 

相手はこちらに向かってくるが、警戒している様子がない。

自分には気づいていないようだ。

 

 急襲するチャンスだ。アサルトブーストを吹かし、正面から急接近。相手の眼前でレーザーブレード【Vvc-770LB 】を振りかざす。

まずは一匹。

『AC?! そんな!折角逃げて切れたのに』

青いエネルギー刃が一撃で両断したのを

ガードメカが爆散する様子を確認すると、再びアサルトブーストを吹かす。

 

《これで1ポイント。奴の言葉が正しければウカウカしていられん》

《早く残りを撃破して。急ぎましょう》

ケンカは終わったらしい。

 

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 鉱山の入り口たる正門に着けば、銃弾が飛び交い爆風が上がる、正に鉄火場だった。

『死にやがれ、アーキバスの落第どもが!』

『噂通りのザコどもめ!早く落ちろ!』

『薄ノロが!』

『ノロマ!』

 

『…………モクヒョウ…カクニン……ハイ ジョ…』

オープン回線からは罵詈雑言が飛び交っている。目の前で、MTを蹂躙している独立傭兵達からだろう。

 

《チッ、思ったより居るな》

《この分では、正門はじき落ちる》

 

《一帯の敵残存勢力を計測.....左に向かって。そこならまだ稼げる》

 

 自分の正規オペレーターたるエレナからマーカー情報が送られる。

飛び交うACとMT達を尻目に、新たな目標地点に急いだ。

 

 道中、ポツンと所在なさげに佇むMTやガードメカに向け、真横から近づきつつ軽量レールガン【LR-036 CURTIS】を放つ。

鉱山を背に正面を向いていた彼らは、側面から接近する此方に気づくことなくレールガンの銃撃にさらされ、横に倒されていく。

爆発するMTたちの残骸を掻い潜り、低高度のアサルトブーストで通り過ぎていく。

 

《...何だ?こいつら。まるで反応しないな。置物か?》

「なら楽なんだが。例の欠陥品とやらはこいつらのことか」

《気になるな。後で一つ連中の前で止まってみたらどうだ?》

 

《ちょっとレオ!あなた危ないこと》

,,,,,,プツリ

 

 煩くなる前に、回線を切断した。

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無抵抗なMTを五機程倒したところで、西門に到着した。

 

『......レーダーに所属不明機?ACだ!』

『こっちにも来たか!迎え撃て』

 

『ファクトリーの失敗作を回せ。連中、内部に侵入する気はないらしい』

 

 襲撃を察知した上で、構えてもいなかったらしい。回線からは、慌ただしく指示が飛び交っている。

モニターには6機の敵影、全て逆脚のカードメカだ。

(情報通り、弱小メカしかいない。この分ならヴェスパーの増援もなさそうだな)

 

2機程固まって、こちらにマシンガンを精射してきた。

それ対して、自機をクイックブーストで右に跳び回避、背部グレネードを展開しお返しに発射する。

 

 擲弾は、棒立ちしていた2機に吸い込まれ、爆炎を挙げながらMT-T-026が派手に爆砕する。

続けて、レールガンを構え1,2発連射。奥の逆脚に打ち込みつつ接近しブレードを横凪に両断。

これで3機やった。

 

『.....コード04より救援要請。標的撃退には戦力が不足』

『増援は出さん。残存戦力で奴を疲弊させろ』

『.....了解』

 

《ガードメカのパイロット共、嫌に抑揚がないな》

《まるで機械。それとも本当に...》

 

 回線を聞き流し、残りの掃討に掛かる。

 

残るは三機。こちらが戦闘している間に周囲に回り込み、機銃を向けている。

『.....そこだ』

三方向からの斉射に対して、背部メインブースターを一瞬点火する。

「当たるか」

飛びかかる銃弾を、垂直に上昇して回避。ACはジャンプするように一瞬、昇った後、重力に従い落下する。

 

地に落ちる最中、ACの左腕を眼前に掲げ、レーザーブレードをチャージ。着地とともに、スイッチを押し込み、周囲に回転斬りを見舞う。

 

《敵勢力の撃破を確認。丁度、正門の掃討も終わったみたい》

 

周囲で、三つの蒼い爆炎が上がり、ガードメカが崩れ落ちる。

 

《作戦は終了ね。帰還して》

 

《こっちも最寄りのグリッドに移動する。そこで落ち合おう》

 

当たり障りのない依頼に、特筆する所の無い成果。これなら必要分は稼げただろう。

レーダーを見ると、プリーフィングをまともに聞いていなかったらしい、独立傭兵達が壁内に侵攻しているが放っておく。止める義理は無いし、既に仕事は終わった。

背後の戦火に背を向け、青いACは上空に飛び去って行った。

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RESEARCHERS REPORT

REPORT
Client大豊核心工業集団 べリウス南西のエレメール鉱山関門を襲撃した。

先着していた独立傭兵とアーキバス警備部隊を殲滅した。

結果レッドガンの露払いにはなった。

Start time18;23現着
収支 34,432
戦局報告;

 例のごとく、ここには各勢力の状況変化を記す。

現状、アーキバスもベイラムも油田にできる程の井戸を発見できずにいる。

 

 今回の強襲、俺にはベイラムが確信を持って行動したよ見える。

コーラル探索の一環か、鉱山の宝の地図でも見つけたのか。

いずれにせよ、企業が井戸を見つければ、抗争が激化するだろう。

まだまだ、企業様に媚びへつらって稼いでいける。

 

 グリッド間の移動には上空の衛星を搔い潜るため、現地のドーザーに通行料を払った

10000Cの出費を追加。

 

レオ・フォートナー

 

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オートパイロットで、待ち合わせのグリッドに向かっている途中、レオからメールが届いた。

 

今日の依頼について Boyle Fortner
 ドーザーとの交渉中、面白い情報を聞いた。ある独立傭兵のリークした情報だが、最近、鉱山に設置された複数の坑道で強いコーラル反応が確認されたらしい。

 

 信憑性に疑問が残る話だが、リークには具体的なコーラル潮位を計測したグラフが添付されていたらしい。

ベイラムの行動はこれを真に受けてのものだろうな。

もし、情報通りコーラルが沸けばベイラムは争奪戦に大きくリードしたことになる。

どちらにせよ、これから忙しくなるぞ。

 

 




RESEARCHS REPORTはラストレイヴンのエドワイズレポートを元ネタに作りました。
楽しんでもらえたなら素敵だ。


機体について
名前はアリウス。由来はブルーアーカイブに登場する組織です。
機体構成は、貧乏臭さを意識しました。
肩とEXPANSIONに何も装備してないのは、武装を買う金がないからです。主人公はルビコン現地の傭兵で、食糧としてミールワームを解放戦線から売ってもらってます。
他所の子供二人を養っているので金欠。
こういう、現地の独立傭兵の世知辛さ等を取り扱って行きたい所存です。
『あらゆる意味で現実は厳しい』


追記;リニアライフルをレールガンと間違えていたため修正。2024 3/7 16;37
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