メタナイトでGO! inキヴォトス   作:スラバヤサトゥ

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卿ってぶっ飛んでるところあるから銀行強盗してもため息つくだけで許してくれそう。


誤字脱字報告感謝です。


激突!機械仕掛けの刺客!

ブラックマーケット、某闇銀行…第三窓口にて。

 

「お待たせ致しました、陸八魔様」

 

「待ったわよ、待ちに待ったわよ…!」

 

「すみません、色々忙しいものでして」

 

「はぁ…」

 

 

アルは現在、銀行に融資を受けにきているところである。

前回のアビドス襲撃の依頼を完遂する事を出来ず、クライアントからの報酬はゼロ…ただ単に出費するだけで終わってしまった。

これからの活動のため、できるだけまとまった金額が欲しいところなのだが。

 

「えーと、ですね…まぁ今回はご縁がなかった…ということで」

 

「分かったわ…?えっ?ちょ…ご縁がなかった?!」

 

「はい、ご縁がありませんでした」

 

「それって…融資は受けられないって事…よね?」

 

「作用でございます」

 

現実は非常であった…アルは融資を受けられなかった理由震えた声で問う。

 

「な、何で受けられなかったのかしら…」

 

「そうですね…これといった資産がないのと信用度の問題でしょうか」

 

「信用度は…アレだけど!い、一応事務所を持ってるのよ…!」

 

「その事務所ですが…お見受けしたところ賃貸のようですし、収入に対して家賃が高すぎるのでは?見栄だけで物件を決めるのは愚かとしか言いようがありませんよ?」

 

「ぐぬぬ…」

 

「銃火器も資産とは言いずらいですね、戦車…いや車の一台でもあったら少し変わったかもしれません。車中泊できますしね」

 

「しゃ、車中泊って…」

 

「そうですね…私は就職支援センターの職員ではありませんが…まずは配管工のバイトから始めてみては?他には駅の排気ダクトの潜っての清掃などが今のあなた方にはあっているかも知れません」

 

……めっちゃ殴りたいっ!こいつの顔面を叩き割りたい!何よコイツ…いや、まぁね?私の方にも勿論非というか?ダメなところはあるけれども!

何でここまで言われなきゃならないのよ…ナチュラルに車中泊をすすめてくるし…

次第には駅のダクトに潜れ?私がアウトローを目指しているのよ…アウトローの下積み時代が配管工ってもまぁそれはそれでありそうだけども…私は便利屋を続けたいし、社員のみんなにもいきなりバイトしてくれなんで言えないし…

 

「他にご質問はありますか?」

 

「…ないわ…」

 

「では、また。お次があるかどうかは分かりませんがもし機会があればよろしくお願いします」 にこにこ

 

むかつくスマイルね…いっその事、ここで暴れてやろうかしら………いやでも…

 

チラッ

 

辺りを見回すと、全ての方向に配置された警備兵が目に映る…マーケットガードの銀行直掩隊。

 

(暴れたとして…警備兵に鎮圧される…いやここの部隊の全滅は容易かもしれないわね…でも手を出した時点でブラックマーケット全体を敵に回したのも同然…)

 

裏の社会に生きる者、少しでもその世界に触れた者…そんな者たちがブラックマーケットを敵に回すなど自ら首を絞めるとの同じ。

最強の殺し屋、伝説の傭兵…そんな化け物レベルで逃げるのやっとだろう。

 

(ダメよ…感情に流されて、全てを台無しにするなんて…)

 

最悪の状況を回避する事はできたが…悔しさが残る。

膝に置かれた拳が少し震えていた。

 

 

「…アル様…大丈夫ですかね…」

 

「まぁ、色々言われたんでしょ。社長の事だし変な方には転がらないと思うけどちょっとこたえたんじゃない?」

 

「アルちゃんの事だし、『いっそ暴れてやろ〜』でも『暴れたらまずいかも…』とかでも考えてるんじゃ?平常運転だよ…多分ね」

 

待合席で社長の背中を見つめる便利屋の面々。

 

 

「…ぐ…」

 

「…はぁ…お客様?お次のお客様がお待ちですので」

 

「そうね、ごめんなさい…」

 

アルが席を立とうとした時。

 

爆音と共に、正面ゲートが吹き飛んだ。

その衝撃によりゲート前に立っていた二体の警備兵は吹き飛び、地面に叩きつけられ気絶してしまった。

 

次の瞬間、舞い上がった煙の中から覆面を被った集団と、一匹の明らかに着ぐるみのようなペンギンが姿を現した。

 

「全く、ケツに気をつけろと言ったのにな」

 

「一言も言ってなかったけど…」

 

「凄い勢いで蹴り破るじゃないですか!」

 

ズガガガガガガ

 

青覆面が天井に向けてライフルを天井にフルオートで撃つ…その銃声に待合室の客は悲鳴をあげたり、地面に突っ伏し震えるなど…何が起きたのかまだ状況が掴めていない様子だ。

 

「武器を捨てて、地面に伏せて!」

 

「聞こえましたか?武器を捨ててください♧」

 

天井に向かってミニガンを撃ちまくるノノミ…絶対に室内で使っていい武器ではないな。

 

「くそっ…こんなガキどもに…」

 

倒れた衝撃で飛ばされた小銃をつかもうとする警備兵。

あと数センチという所で、グリップと指の間の空間に銃弾が撃ち込まれる。

 

「武器を捨てないさいよ、聞こえないの?」

 

セリカが中々ドスのある声で静止する。

 

「よしっ!せん…じゃなくて…」

 

DDD(デデデ)だ」

 

「OK!DDD!制圧は完了したよ~」

 

「了解した。しろ…ではなくブルー二号…物の回収を頼む」

 

「ん、ラジャー」

 

そう言いそそくさとカウンターの方へと向かうシロコもといブルー二号。

声の抑揚から聞いてこの状況を楽しんでいる様子…夢でもかなったかのようだ。

 

「しろっ…じゃなくてブルーちゃん、楽しそうだねぇ」

 

「銀行強盗楽しんでいる生徒を私は先生としてどういう風に見ればよいのか分からんな…」

 

シロコがカウンターにて銀行員と()()をしている時だった、どこからの視線を感じ、辺りを見回していると…

 

「む…」

 

見たことのある顔を発見した。

 

 

 

「先生だよね…何してるのさ…」

 

「…変装を破るとはな…便利屋、侮れんな」

 

「いやいや、あの子達といっしょにいて、背がそんくらいってせんせーしかいなくない?てか何その恰好~」

 

「ど、どうもお久しぶりです…私達をし、襲撃しにきたんですか?」

 

「大丈夫だ、君たちに危害を与える気はないさ、ただ銀行を襲いに来ただけだ」

 

「中々のパワーワードだね…まぁその恰好しないと先生は色々とまずいか」

 

前に起きたアビドス高校襲撃事件の際に邂逅した便利屋の面々。

確か、カヨコ、ムツキ、ハルカ…一応会社としてやっているため名刺だけもらった為名前はおぼえていた。

結局あの時、傭兵を失った彼女たちは戦闘継続を諦め、かなり子悪党味があるセリフを吐き捨て去ってしまったっきり会っていなかったが、まさかここで…

 

「…私たちは社長の付き添いで、ほらそこに」

 

カヨコが指をさした方向に便利屋の社長のアルがカウンター席に座っていた。

 

「なんというか…目がキラキラしていないか?」

 

「アルちゃんの事だし、ホンモノの銀行強盗に会って興奮してるんじゃない?」

 

「社長、もしかして強盗団がアビドスって事に気づいてないのでしょうか…」

 

「流石に制服で分かる…」

 

もう一度アルの方を見てみるが…ヒーローショーに来た少年のような眼差しでシロコに向かっている様子だった為、本当に分かっていないようだ。

 

「まぁ今日中には気づくと思うよ」

 

 

「せんぱ…じゃなてピンク一号、例のブツは回収したよ」

 

「OK~!DDDさーん回収したってよぉ~」

 

了解した!それでは私はそろそろ行かせてもらうぞ、またどこかで会おう」

 

「良く分からないけど捕まらないようにね」

 

「じゃ~ね~」

 

「さ、ささささようなら…」

 

便利屋の元を離れ対策委員会へと駆けよる。

宣言通りにブツは回収したようでシロコの手にはかなり大きめのカバンがあった。

 

「あとはずらかるだけだね~よしっフィナーレはファウストさんがよろしくぅ!」

 

「わぁ~☆頑張ってくださいファウストちゃん!」

 

ホシノとノノミが『ファウスト』とヒフミの事をはやし立てる。

 

「ちょ!えっ??ファウストって私ですか!?」

 

「ん、ファウストバンザイ」

 

「ままままってくださいフィナーレって言っても分からないですよ!」

 

そりゃそうだ、もともとノリと勢いだけの強盗…フィナーレどろか出だしすら決まってはいなかった。

まぁヒフミが困惑するのも分かる。

残念だが…がんばれヒフミ。

同情と哀れみの目で彼女の事を見ているとまさかの言葉がすっ飛んできた。

 

「えええと…その…DDDさん!しめてください!」

 

「な゛っ?」

 

パスがパスされてこっちに飛んできたのだが…まてまて…まずいぞ何も考えてない…そもそも銀行強盗のしめってなんだ?

 

そうだな…何かいい感じのセリフ…

 

…スぅ…まっ!また、いつか、あおーぞ!

 

どうにでもなれと外へ走り出すメタナイト。

それに続き、去っていく覆面の生徒達。

決まったのかはわからないが、とりあえずは決まったのだろう。

 

「うへ、じゃ~ね~」

 

「ん、アスタラビスタ」

 

「け、けが人はいないみたいですね…えっと!さようなら!」

 

「アディオース☆」

 

「えっ、これ何か言わないといけないながれ?…えーと…ぐ、ぐーてんたーく!」

 

 

それぞれが謎の決め台詞を言い放ち、その後なぞの静けさが銀行を包み込んだが…すぐにその静けさは破られた。

 

「クソっ…せっ!メタルサービスを要請!オーダーは5だ急げ!」

 

さっきまで怯えていた銀行員がまるで別人になったかのように声を荒げ憤慨する。

叫ばれた電令は『メタルサービス』なるものを起動させた。

 

 

 

ブラックマーケットを全力で走り抜ける、とにかくここら辺から出なければ全員まとめて豚箱行きが確定する。

 

「アヤネ!どこまで逃げればいい!」

 

『今、調べています!えーと、そうですね後13キロほど北上していただければとりあえずは大丈夫かと!』

 

「13キロぉ!?どれだけ走ればいいのよ!」

 

「大丈夫セリカ!13キロなんてあっという間」

 

「それってチャリ換算でしょうが!というか先輩の距離感と一緒にしないで!」

 

「うへぇ~おじさんもう足が壊れそうだよぉ!」

 

「みんなでランニングですね〜♧」

 

「捕まったらまずいですよぉ!マーケットガードの罰は残酷らしいんです!!!」

 

とにかく何も考えずにで走る一行…それを追う影が一つ。

 

 

 

『朗報です、皆さん安心してください!マーケットガードはどうやら追ってきてないみたいです!』

 

アヤネの情報を聞き足を止める。

数分間走りっぱなしだったため、シロコを除いてみなぐったりだ。

 

「ないすオペレートあやねちゃ~ん!やっぱ強盗には優秀なオペレーターが必要だよねぇ」

 

『こんなことに技術を使いたくないんですけど…』

 

「はぁはぁ…でもおかしいですね…お金にがめつい闇銀行が追跡に力を入れないなんて…」

 

「まっいいじゃない!楽できたって事で!」

 

「いや…ヒフミの言う通りだ、こんなに易々と金を渡すなんて…」

 

ありえない…そう言いかけたところで青空に一点の光が見える…と共にけたたましいジェットの爆音がそこら中に響き渡った。

 

「せんせ、何か来るよ」

 

「っ…?!総員衝撃にそなえろ!」

 

「えっ?」

 

何かが地面に着地し、今まで走ってきた未知のブロックがめくりあがり吹き飛ぶ。

周りにあったベンチや街頭は根本から飛び、破片が一行襲った。

 

メタナイトはすぐに着ぐるみを脱ぎ捨て、ギャラクシアを抜き…砂埃と共にとびかかってくる瓦礫を切り落とした。

しかし全てを…とはいかずいくつかの破片が後方へと飛び、後方から落下による衝撃音が鳴る。

 

「くッ…大丈夫か!」

 

急いで振り向くと、盾を展開したホシノが全員をかばっていた。

 

「うぇ~いきなりこんなになるなんて聞いてないよ。あ、おじさんは平気だよ」

 

盾から顔だしホシノは二ヘラと笑う…その顔を見てメタナイトは無い胸をなでおろした。

 

「みんな大丈夫~?」

 

咄嗟にかくれたのでわちゃわちゃと重なりあった後輩たちに声をかける。

そんな中から悲痛な声が上がった。

 

「ヤバイ…右腕の感覚が無いんだけど!」

 

目に涙を浮かべ、訴えるセリカ…だが心配はすぐに消えた。

 

「あ、それは私が上に乗ってるから…ごめん今退ける」

 

シロコがよけ感覚が戻った右腕に「良かったぁ…」と頬すり寄せる。

 

「えっと…このムニュムニュとした物はいったい…」

 

ヒフミが困惑したように言う。

 

「た、たぶん私の胸です///」

 

「えっ?!すっすみませんすぐ避けます!」

 

「あはは…大丈夫そうだね…で一体何なのさ」

 

全員の無事が確認できたところでショットガンと盾を構えなおし、メタナイトの横に立つホシノ。

 

晴れてきた砂埃の中に赤く不気味な光源が一つ。

フシューと何かを吹き出すような音がなる。

現れた姿はミサイルのような胴体に短い手足、大きなブースターを背負い、背中には大きな尾翼…ミサイルの発射ポッド複数背負っている。

 

「ロボット…かな?」

 

「あぁ…アイツは…〈セキュリティサービス〉いや…〈メタルジェネラル〉かもしれん」

 

「ハッキリしないねぇ…ま、闇銀行の駒って事かな?やっきになってるね〜」

 

「まぁいいここではBOT(ボット)と呼ぶとしよう」

 

「ロボットだからって安直すぎない?」

 

姿はあの世界の物よりも兵器感が増したような気がする…ミサイルポッドが追加されているな…アンテナの類いも増えた。

改造品か一から作ったのかは分からんな。

 

「もしかしてあのロブスターと同じ類い?」

 

「まぁそういう感じだろう」

 

「うへ…アレよりちっこいしめんどくさそうだね」

 

「やれるかホシノ」

 

「やれるかって…やるしかないでしょ先生?」

 

彼女の言葉に噛みしめるように頷く。

相手は心がないロボット…やらなければこちらがやられるだろう。

 

【排除対称ヲ確認…戦闘力測定プログラム二参照…】

 

ココロなき刺客は目を光らせ、メタナイト達に向かいあう。

 

【星ノ戦士…データ通リダ…】

 

っ…私を知っているみたいだ、データ通りと言ったな…いつデータを取られたんだか見当もつかない。

それにしても無機物からここまでの殺気を感じるとは…ここら辺りはボロボロになるかもしれん。

ホシノに後輩達を下がらせるように言ってくれと頼むとすぐに了承した。

 

「ノノミちゃん!皆を連れてここから退避して!おじさんは先生とロボットの相手をするからさ」

 

「ですが、お二人は…」

 

「折角盗った書類だ、戦火で焼かせるな…なに、すぐに追いつく」

 

「…!分かりました、みなさん行きましょう…!」

 

「あわわわ、お二人ともお気をつけて!」

 

「ホシノ先輩、先生。書類は死守するから」

 

「大けがして戻ってくるとか嫌だからね!」

 

『私はどうしましょうか…!』

 

爆風を逃れたアヤネのドローンが戻ってきた…損傷はないみたいだな。

スピーカーからは焦った様子で指示をこう声が聞こえてくる。

 

「ノノミ達の支援を。安全なルートの確保を頼む…あとできればでいいが車両による回収を頼みたい」

 

『了解しました!今ガレージに向かってます』

 

「頼んだよアヤネちゃ〜ん」

 

「まったく…優秀すぎるな…」

 

「ンフフ、でしょでしょ」

 

去っていく背中を見守り豆粒ぐらいになったところで振り向き直し、現れた脅威を睨む。

コイツが【セキュリティサービス】なのか【メタルジェネラル】か…はたまた別の何かか…まだ分かりはしないが恐らくヤツの手先。

とにかく潰さなければ色々危ない…危険因子は先に刈り取るのが吉だ。

 

「キカイに情けはいらない、先手を取るぞ」

 

「了解、ちょっと真面目に行こうかな」

 

すぐ終わらせるつもりで、地面を蹴り…上方から一気に切り掛かるメタナイトだが…

 

【生命反応確認…近接防御システム作動】

 

Brrrrrrrrrrrr!

 

「なっ…」

 

機体の装甲が開閉し格納されていたバルカン砲が姿を表し轟音と共に火を吹いた。

メタナイトは間一髪で初撃を剣で弾き、空中で身を捻り回避する。

 

「だっ…だいじょうぶ?」

 

盾で弾丸を弾きつつホシノが走り寄って来た。

 

「…っ…失敗したな…流石に雑にやりすぎた」

 

「セリカちゃんに怪我しないでって言われてたのにぃ」

 

「すまない…」

 

【…ピピピ…】

 

「BOTちゃんもやる気みたいだね…くるよ」

 

体勢を立て直すがちまちまと撃ち続けてくるバルカンと弾がとても鬱陶しい。これでは近づけない。

 

「先生、おじさんの後ろに入って!」

 

「恩に着るぞ」

 

ホシノがもつ盾にカツンカツンと弾が命中するがびくともしない。

タンクデンサントの要領で攻撃を弾きつつ、ジリジリと接近していくとやがてバルカンを打ち尽くしたのか銃撃の爆音からバレルが空回りする音にへと変わった。

 

【…兵装3…使用不可…切リ替エマス…】

 

攻撃が止む。

 

「よしっ…効くか分からないけど…!」

 

ショットガンによる超至近距離射撃が行われようとしたところ。

 

ガツン!

 

「おっと、あぶない」

 

鉄の脚による重い蹴りが入る…がそこは流石の反射神経により盾でガード、だが少し踏ん張りが足らず数メートル後ろにノックバックする。

しかし相手の方も咄嗟による判断だったのか人工知能による未来予想が外れた様子。蹴りを入れたことでバランスを崩した。

メタナイトはこの機を逃すまいとギャラクシアによる高速の突きを出すが…彼は押し返される感覚を味わう。

 

「っ…思えば貴様も剣士だったな!」

 

一瞬にして光線でなる剣を取り出し、ギャラクシアを受け止める。

 

【兵装1…『ビームサーベル』ヲ展開…出力40%二調整】

 

「負ける訳にはいかん!」

 

バチチチチ

 

サーベルのビームとギャラクシアの閃光が鍔迫り合いにより激しくぶつかリ、火花を散らす。

ロボットはブースターを吹かし、圧力をかける…が、しかしここは流石のメタナイト。

剣の勝負だと彼に軍配が上がった。今出せる力を振り絞り重くのしかかるロボットを吹き飛ばす。

 

【戦闘力…随時測定チュウ…危険度ヲヒキ上ゲマス。撹乱ミサイル発射】

 

飛ばされ、ぐらつきながらも機体後部のハッチが開き垂直ミサイルが発射される。

とりあえず牽制用にばらまいたようだ。

撃ち出されたミサイルはある程度まで上昇したのち急降下し二人へと進路を向けた。

 

「ホシノ!頼んだ!」

 

「よしっおじさんの出番だね!」

 

バシッ!バシッ!バシッ!

 

スライディングしながらの射撃。姿勢を低くし、地面を滑る事で視野と仰角を確保する。ミサイルを競技用クレーのようにテンポ良く破壊していった。

不安定な姿勢でここまでの命中率を叩き出せることに驚きだ。

 

 

「ショットガンって、イメージより射程があるんだよね」

 

「流石だ、ホシノ」

 

「うへ、褒めるのはいいけど後にして。おじさんは右から!先生は左からお願い、あの光る棒は任せるよ」

 

「あぁ任せろ!」

 

二方向から向かってくる脅威に対処するために搭載コンピューターをフル稼働するが、途切れずに飛んでくる12ゲージ弾の衝撃に何度も計算を狂わされる。

装甲は弾丸をはじき返すが着々とダメージが蓄積しつつあった。

 

【誤差シュウセイ…】 バコォン!

 

【再ビ…シュウセイ】 バコォン!

 

機体前面に装備されたバーニアを吹かし、後ろ後ろへと下がるがホシノがそれを許さずに追撃する。

 

【ギギギギ…】

 

「あらら、どうしたのかなBOTちゃん!」

 

煽るホシノ。

心を持たない戦闘マシン相手に言葉による攻撃が聞くのかは分からないが…動きが一瞬停止したりなど、行動の変化を見せる。

 

【エラー発生…レッドゾーン…自己修復ヲ…】

 

思考がパンクし、黄色いカメラアイがチカチカと赤く点滅する。

 

「させるか!」

 

ここで振り出しに戻されてはいけない。

メタナイトのダッシュアタックをもろに喰らい、大きくのけぞる。

ここぞと言わんばかりに体勢を崩したロボットに容赦なく追撃を加える。

襲い掛かるギャラクシアの一撃にビームサーベルは吹き飛ばされそのまま右腕も切り落とされる。

 

【bbbbbbbbb…】

 

動きが停止し、黒煙をふき始める。

 

「もう一押しだ、フィナーレは君に任せる」

 

「えぇぇぇ?そこは先生がやるところじゃんか!」

 

「私は先ほどの強盗で決め台詞を言った、これでフェアだろう」

 

「フェア…フェアなのかなぁ…と言うか、先生にふったのはヒフミちゃん…でもまぁもとはおじさんか…うへ、やるかぁ」

 

ちぇ…と唇を尖らせるホシノだが、結局了承した。

最後の攻撃の為、リロードする…ちまちまシェルを入れる時間は無いため、クアッドリロードで対処する。

中々に難しい技だが難なくやって見せる。

 

「まずは視界を貰うね」

 

重い一撃を目に。

 

【サブセンサーニ以降…】

 

残っていた左腕でビームサーベルを起動し振り回す。

しかし、戦闘用の物ではないサブセンサーを使用していたため精度もへったくれもなく、ホシノは前方向に飛び込みで容易に回避する。

 

「うへぇ~危なかったぁ…やっぱ剣は先生の専門だね」

 

そう言いつつも、素早く左腕も破壊する。

硬いのは頭部などであり、そこ以外は被弾を考慮していなかったため容易に吹き飛んだ。

 

【機体損傷率60%… バコン!

 

「おじさんも疲れてきたし、そろそろ終わらせないとね!」

 

敵の機体を足場にし、ジャンプする。

 

【コノ脅威ヲ排除出来ル確率ハ…】

 

 

計算結果

 

0%

 

 

 

ホシノは空中で反転…そのまま完全に背後を取る。

 

「よしっ…ここ!」

 

体が上下が逆の中、狙いを定めトリガーを引いた。地面についてしまうコンマ数秒の出来事。

発射された散弾は大型ジェットバーニア、ミサイルポッド…その他重要パーツを貫く。

耐えきれず、崩れ落ちるロボット。

最後の力を出し切り…言葉を残す。

 

【…コノ…ピンクノアクマ…】

 

「うへっ?ピンクのあk… 「離れろホシノ!爆発するぞ!」

 

メタナイトがホシノを押し倒した瞬間…襲撃してきた恐ろしい機械は耐えられず爆発四散した。

 

「ゲホゲホ…大丈夫かホシノ」

 

「大丈夫だけど…って!おじさん、『ピンクの悪魔』って言われたんだけど!」

 

「『ピンクの悪魔』か…ふふっ」

 

少しばかり懐かしい響きについふきだしてしまうメタナイト。

 

「ちょっと、笑う所じゃないでしょうがぁ~」

 

「ははは。すまない、個人的に覚えがあって…まさかここで聞けるとは思ってなくてな…つい笑ってしまった」

 

「えぇ?どーゆー事なのさ」

 

「そうだな…簡単に言えば私の友人のような後輩のような…まぁそいつの異名なんだ」

 

「ピンクの悪魔が?その人何したのよ一体」

 

「まっ気にするな…さてと、撃退したところだ対策委員会に追いつくぞ」

 

「うへぇ〜気にするなで興味がなくなる訳ないでしょうがぁ〜」

 

走るメタナイトを追いかけるホシノであった。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

薄暗い空間…青白く光るモニターには、売り込んだ兵器から送られてきたデータの数々が映し出されていた。

 

「うーむ、破壊されてしまいましたね…忌々しい星の戦士め」

 

''所詮は試作品…骨董品をコピーし少しばかり手を加えただけの代物だ…しかし量産する価値はある''

 

「では更に改良を加えつつカイザーにでも売り込みましょう…この手のロボがこの地では需要があるようです」

 

''滅びた文明のガードロボがか。よく分からん''

 

「それに期待していた働きをしました…あの少女【小鳥遊ホシノ】のデータサンプルを回収してきましたからね。情報を貰えないのなら自ら集めればいいのです」

 

''ホシノ…嫌な名前だ''

 

「それに『ピンクの悪魔』ですか…ホホホ、あのボールはどこまでも纏わりついてくる、彼女もまた星の戦士なのでしょうか?」

 

''この地の全てを私はまだ知らない…しかし可能性はある。あの小娘はまだ本当の力を出していない、マークしろ''

 

「では、彼女をリストに追加するといたしましょう。さて次の話題ですが…」

 

''土着との取引はお前に任せる…私は野暮用がある''

 

「かしこまりました。では」

 

 

 

 

 

『ピンクの悪魔に星の戦士…ですか…ふむ…』

 

 

 

 

 

 

【スペシャルページ】

 

メタルサービスHN

 

かつてのぶんめいのいさん。

 

ある会社によりかいぞうされ、つよくなってふたたび仕事にもどったセキリュティロボ。

 

じまんのボディはふたたびかがやき、こうそくでとびまわる。

 

あらたなあるじのめいをうけ、いまはふさいしゃをしばき回しているぞ!









原作風ボスのキャラ紹介をやってみましたが…ムジカしいですね、ひらがなと漢のバランスがムジカしい。


カービィシリーズのプレイ経験は?

  • あるポヨ
  • 無いZOY
  • ガチ勢なのサ
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