メタナイトでGO! inキヴォトス   作:スラバヤサトゥ

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対策委員会編開始します!


アビドスのお話
行こう行こうアビドスへ!


お昼下がりのシャーレ執務室…日があたり暖かい部屋に紙が捲れる音と鉛筆が走る音が響いていた。

真面目に執務…と言いたい所だが現在彼が熱中しているのはクロスワード。最近覚えた暇つぶし方法だ。

 

「うーむ…ヒント、『身を護る物』か…なんだろうな」

 

『タテですかね!』

 

「いや、ヨコだ」

 

マス目は横、だから縦ではない…ん?タテ…あぁ盾か、なるほどな盲点だった。

私は助言通りにマス目を埋め、このページの問題を完了させた。

 

「ありがとうアロナ、これで懸賞に出せる」

 

『ふふっん!頭がやわらかいアロナちゃんですから!』

 

「しかし…埋めてしまった事で暇になったな…」

 

『今日は珍しくお仕事が少ない日ですもんね…残ってるのは優先度が低く、締め切り日が遠い物ばかりですし…っとそう言えば一つ気になる物が!』

 

「ん?」

 

アロナの言葉と共にシッテムの箱に映し出される一つの手紙。

そこには…

 

「…アビドス廃校対策委員会?」

 

『はい、届いていた手紙をスキャンさせてもらいました!他にもたくさんのお手紙が届いていましたが、これだけ毛色が違うと言うか…』

 

「分かった、読んでみよう」

 

送られてきた手紙に目を通す。

 

「…」

 

「……はぁ…」

 

数分経ち、読み終えた。

まぁ内容はと言うと、簡潔に言えば「SOS」だ。

文面だけでも状況の深刻さが伝わってくる…これを子供だけで対応しているのか…流石のイカれっぷりだが前よりかは慣れた…良い感じ…かは知らないがキヴォトスに順応していってる自分に驚く。

 

「よしアロナ、アビドスに関しての資料を片っ端から集めてくれ、私は連邦生徒会に補給物資の要請を出す」

 

『分かりました!、5分で終わらせます!』

 

「早すぎないか…?」

 

私は最近使いこさなせてきたモモトークを使い、リンに連絡を入れた。

 

 

 

準備を完了させた私は自慢の翼を広げ、アビドス高校を目指して飛行中だ。

事前に地図で確認したが…かなり遠い、自分に翼が無かったら…考えたくもないな、交通機関を乗り継いでの移動だろう…自前の車両を手配するのも難しいだろうしな。

 

『ここから先が、一応アビドス自治区です!やはり広いですね』

 

「なるほど…資料で読んだが、砂漠だな」

 

見渡す限り、一面の砂の大地…地平線がよく見える。

そして暑い…もっと高高度を飛べば涼しいのかもしれないが…私に高高度飛行能力はない。

 

「空でも迷いそうなのに…歩きだったら死にかけていたな。アロナ、現在地は分かるか?」

 

『ZZZ…』

 

「…いい天気だからな…」

 

シッテムの箱から目線を外し、下を見渡す…と、自転車に乗った少女を見つけた。

もしかしたらアビドスの学生かもしれない、話しをきこう。

 

 

「ん、今日も良い天気」

 

「…そこのお嬢さん、少し良いかな?」

 

「ん?」

 

突然聞こえた声に驚き辺りを見回すケモミミの少女。

こちらに気づいていないようなので声をかける。

 

「ここだ、塀の上」

 

「……丸い…そして高い位置」

 

「それがデフォルトだ」

 

「えと、聞きたい事って?」

 

「あぁアビドス高等学校を探していているのだが…分かるかな?」.

 

「アビドスはうちの学校…じゃあお客さんって事かな」

 

ビンゴ。丁度よくアビドスの生徒に会う事ができた。

幸先がいいな、最悪砂漠の夜を存分に味わう事になるかと身構えていたがいらぬ心配だった。

 

「できれば道案内を頼みたいのだが…」

 

「うーん…まだ遠いけど、分かった」

 

「?」

 

彼女は自転車に乗る体勢をなおし、親指をたてながら背中に向け、こう言い放った。

 

「ロードバイクにしがみついて」

 

「…」

 

明らかに一人乗りな気がする。

それに走りでもついていける自信はあるが…うーむ彼女の善意を無駄にする訳にもいかん。

そう思い私は落とされないようしがみついた。

 

「分かった、安全運転で頼む」

 

「ん。」

 

 

思っていたよりも、スピードと揺れが凄く、もう少しで起きがけにいきなり食べたアフォガートをリバースする所だった。

自転車とはあそこまでスピードを出せるものなのか。

 

 

やがて到着し、招かれるように学校の中へと足を進めていく。

後を追って校舎内を歩いていると、彼女の足が止まった。

 

「この扉の向こうに友達がいる」

 

「挨拶の準備をしておこう」

 

「ん。」

 

まずはここの生徒である彼女が入室し、その後を追うように入る事にした。

いきなり突入しても変な空気になるに決まっているからな。

 

「ん?あっ、おはようございますシロコ先輩」

 

「おはようございます、シロコちゃん♪」

 

「おはよーシロコ先輩〜」

 

「ん、みんなおはよう、今日はお客さんがきてる」

 

「あら!かなり久しぶりな気がしますね!」

 

「そもそもお客さんが来た事ないとおもいますが…」

 

呼ばれた気がしたので、陰から姿を出す。

 

「朝からいきなりすまないな、アビドスに用があってきたのだが…」

 

部屋いた者たちの注目が私に集まる。

先ほどの和気あいあいとした会話はどこへやら…シーンと静まり返る。

まぁ不思議な物を見る目だこれは仕方ないし、慣れた、慣れないとやっていけん。

 

「えと…シロコ先輩、こ…この丸っこいのは一体…」

 

「わぁ〜新しい人形さん?いやロボットさんですかね?どうしたんですかシロコちゃん?」

 

「ロボットって…買ったの?イヤ、先輩の事だし盗んだんじゃ…⁉︎」

 

「そんな!いつもは限りなく黒に近いグレーだったのが、ついに黒色に⁈」

 

「それってもう黒なんじゃ…」

 

「クロ見セリカ」

 

「私のクロはそのクロじゃないからっ…私はホワイトどころかクリーンだから!」

 

窃盗を真っ先に疑われるとは普段は一体どんな事をしているんだか…

慌てふためく一同だが、なんだか勘違いされているような。

 

「私はロボットを盗むなら現金を盗る、そっちの方が効率が良い…あとこの人?がお客さん」

 

「いや、効率とかの問題じゃなくて…ってお客さん⁈え、それってマジじゃないわよね?」

 

「マジだよセリカ」

 

このままじゃ話し始めるタイミングを失いそうだ…咳払いをして切り替える。

 

「えと…この学校から貰った要請により来たのだが…」

 

「要請…あっもしかしてあの手紙ですか?じゃあシャーレの…」

 

「あぁ、シャーレで先生をやっているメタナイトだ、まぁ好きに呼んでくれ」

 

鎧に描かれたシャーレのマークを叩きながら自己紹介をする、前までは『M』のマークだったが新しくリペイントしてもらった。

 

「ああああ…つ、ついに要請が通ったんですね…うぅ…」

 

感極まったのか涙を流す眼鏡の少女、大袈裟…と言うのは不適切だな。

 

「やりましたねアヤネちゃん、やっぱり手書きの方が気持ちは伝わりやすいんですよ☆」

 

「ノノミ先輩の言う通り、手書きにして良かったです…」

 

私は部屋を見渡した、いる生徒は4人。資料には5人いるとあったから1人足りないな…と言うか5人で学校とは成り立つモノなのだろうか…

 

「うーむ、まず自己紹介を頼めるかな?資料だけでは何がなんだか」

 

「あっそうですね…まず私から、一年の奥空アヤネです」

 

「同じく一年、黒見セリカよ」

 

「よろしく」

 

一年生は二人だったな…まぁ少ないな。

 

「二年の十六夜ノノミです☆よろしくお願いしますね、メタちゃん先生」

 

「二年、砂狼シロコ。さっきの運転はゴメン」

 

「気にしてないさ、よろしく頼む」

 

資料だと三年生が一人だけいるとあったが、今日は欠席なのだろうか?彼女の所在を聞いてみる事にした。

 

「三年生…あっホシノ先輩の事ですね」

 

「先輩ならいつもの場所でグースカピースカだと思うけど」

 

「昼寝が好きなのか?」

 

「んーまぁ…ぐーたらするのは好きだと思うけど…まっ呼んでくるわ」

 

「頼んだ」

 

セリカが先輩を呼びに行っている間に、補給物資に関して話す事にした。

 

「えーと、これを見てほしいのだが…」

 

「はっはい!」

 

マントから取り出したのは補給に関する書類、これにサインさえ貰えれば後はD.U.方面から物資を積んだヘリが来るのを待つだけだ。

 

「これは…補給を受けられるって事ですか⁈」

 

「あぁ、手紙に書いてあっただろう?補給が欲しいと」

 

補給…アロナが資料を集めてる間、リンに連絡し補給物資を用意したいと話した所、開口一番に『無理です』ときた。

無償で弾薬やらを渡すにはそれ相応の手順を踏まないといけない。

まぁ市民や生徒の税金やらなんやらで弾薬を買っているから簡単に人にあげるなんて事はできないな…税率は…まぁ以前のププビレッジよりかは良い方だろう。

 

しかし、どうにか出来ないかリンに頼み込んだ所彼女は…『私にはどうもできませんが…シャーレの権限を使えば何とかなるかもしれません』と手伝ってくれた、仕事を増やしてしまった事は心苦しが感謝している、今度会う時は何かお菓子でも用意しよう。

 

「えと…こんなに頂いてもよろしいのでしょうか…5.56ミリの1500発入りの箱が8つに…7.62ミリもこんなに⁈他にもたくさん」

 

「あぁ、本当ならチヌーク一機分は用意したかったが…まぁ実際に用意できたのはヒューイ一機分だ」

 

「それでも十分すぎますよ…」

 

「ん…ノノミ、チヌークって?」

 

「プロペラが二つあるでっかい輸送ヘリの事ですよ〜」

 

「まぁあれだ、『備えあればうれしいな☆』ってヤツだ」

 

「それって憂いなしでは…」

 

「さぁな、知人の言葉をそのまま使っただけさ」

 

あのバカの発言だ、彼には学という物がないからな、しかし奇跡的に意味が通じるため使わせてもらった。

兵站は何よりも大事だ。

 

「ここにない物で必要な物があれば言ってくれ要請する」

 

「ありがとうございます!」

 

アヤネは深々とお辞儀をした。良くできた子だ。そんな事を思っているとき部屋に扉が開いた。セリカが先輩を連れて帰ってきたのだろう。

 

「はい、ホシノ先輩をつれてきたわよ」

 

「小鳥遊ホシノだよぉ〜うへ、つれてこられちゃったよ…まるで宇宙人になった気分だ」

 

「ん、ロジュウェル事件」

 

「あの写真ってその事件と関係ないような…」

 

「確か、クロノスのエイプリルフールネタですね☆」

 

 

だらーんとしたような無気力のような、背が低い少女…彼女がこの学校唯一の三年生か…正直、頼れる先輩…のようには見えないが、なんだろうな…ただものじゃないような気がする。

 

彼女は目をこすり、あくびをした…そしてこちらに気づいたのか寝起きとは思えないほど目を開き私の事を見下ろしてきた。

 

「わお、ボールみたいな感じってセリカちゃんから聞いてたけど本当だったんだね~」

 

「ボール?」

 

セリカの方を見る。

そうすると彼女は慌てたように弁解する。

 

「し、しかたないでしょ!実際にそうなんだからぁ!」

 

「ボールと呼ばれたのは初めてだが…球と呼ばれたことは何回かある…大丈夫だセリカ」

 

「ボールも球も変わらないんじゃ?」

 

まぁ相手が生徒ではなかった場合…分からんな。

そんな会話をしているとき、爆音と共に校舎が揺れた。

流石にいきなり過ぎた為流石のメタナイトも驚きを隠せないでいたが、アビドスの生徒たちは特にこれと言った反応はせず、窓から外を見ていた。

 

 

「っカタカタヘルメット団です!このタイミングですか…」

 

「手紙に書いてあった暴力組織というのはそいつらの事か」

 

「チっ…ホント毎回毎回!ハエみたいに鬱陶しいんだから!」

 

「うへぇまたかぁ、ノックはもっと優しくしてほしい物だねぇ」

 

その場にいる全員が戦闘の準備をしはじめる…その間も容赦なく飛んでくる弾丸。

このままじゃハチの巣になってしまう。攻撃は校庭の方かららしい。

見てみると正門の方に人影があるのが分かる。

 

「危ないですよ先生!」

 

「心配はいらない、あんな豆鉄砲にやられるものか」

 

名前の通りヘルメットか?顔を隠しているみたいだな。

景気良く乱射している…笑顔の爆弾魔よりかはまだマシだな。

 

「ほらほらぁ出て来いよぉ!」

 

ズガガガガガ

 

頭上に向けて、ライフルを乱射するリーダーと思われる人物。

典型的な脅し方だ。

 

「今日こそだ!今日こそこの学校を占拠させていただくぜ!」

 

「ちょうど、弾薬もそこをついたところだろうしな!」

 

「全員突入!電撃侵攻だ!」

 

ライフルを乱射しながら突入してくる。

作戦もクソもない雑な攻撃…だが数がある為厄介だ。

 

「なかなか威勢がいいな」

 

「先生!そんな事を言ってる場合じゃないですよ!」

 

「困りましたね…弾薬がもうほぼないです…先生、補給はいつ届くのでしょうか?」

 

「残念ながら夕方あたりだな」

 

「相変わらず連邦生徒会は仕事が遅いねぇ」

 

私はそれに対して何も言えん…すまない。

 

「ん、とりあえず今ある弾薬で何とかするしかない」

 

「シロコちゃんの言う通りだね、最悪その夕方まで耐えればなんとかなりそうだ」

 

「そうですね…バリケードを駆使して耐えましょ…

 

ドカァァァァァン!

 

「あぁ!もう今度は一体なに⁈」

 

「この爆発は…ってあっ!」

 

アヤネの指さした方を見てみる…とさっきまで健在だった即席のバリケードが吹きとびクレーターができているではないか。

 

「…この爆発痕…まさかパンツァーファウスト⁈」

 

「ぱ、ぱんつ…え?」

 

「パンツァーファウストですよ!使い捨ての対戦車兵器です!」

 

「対戦車…ってはぁ?ズルよそんなの!」

 

「明らかに武器の質が上がっている…これは一体?」

 

しらみつぶしに炸薬マシマシの弾頭が飛んでくる。

かなり大胆で派手なクリアリングだ…このまま隠れているだけじゃいつか爆発に巻き込まれてしまうかもしれない。

 

「はっはっはぁー!隠れても無駄だ!あっ!もしかして弾がないから隠れるだけなのかぁ?」

 

「ボス!もう突ってもいいんじゃないですかね?」

 

「いや、慎重にいく…どうせ弾は無償でもらえるんだしな!」

 

「ははっそうっすね!オラオラ撃て撃てぇ!」

 

爆発のせいで耳鳴りが酷い…そろそろ出た方がよさそうか?

 

「くっ…好き勝手言ってくれるじゃないっ…ってシロコ先輩⁈」

 

「…んっ…!」

 

シロコが急に飛び出した、隠れているのに我慢できなくなったのだろうか。

しかしハチの巣にされてしまうかもしれないな…仕方ない援護しよう。

彼女にも何か考えがるのかもしれん。

 

「シロコを援護する!」

 

「せ、先生も戦うんですか⁈」

 

「あぁ女性だけに戦わせるのは性に合わん!これは全員での共同作戦だ、指示に従ってくれ!後の戦闘スタイルは自由でいい!」

 

「えっ?あっはい!」

 

「ノノミは10時から2時まで扇型の弾幕を展開!ホシノ、セリカ!我々はシロコの後を追い突入する、アヤネは後方支援を頼むぞ!」

 

「分かったわ!」 「おぉ先生やる気だね~」「分かりました!」

 

「了解です!ノノミ~行きます☆」

 

Brrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!!

 

耳をふさぎたくなるほど物凄い爆音と共に高速回転する6本のバレル、そこから放たれる弾丸は全てをなぎ倒していく。

その光景はまるで芝刈り。

 

被弾したヘルメット団員はのけぞり、倒れていく。

…と言うかあのミニガンの反動を受けても笑顔でいられるノノミはいったい…いや、触れないでおこう女性のそう言ったところは非常にデリケートだイヤな未来が見える。

 

「クソっ!適当に突っ込んできただけかと思ったらなんちゅう弾幕だよ!」

 

「ん、よそ見はいけない」

 

ノノミの弾幕に気を取られている所、シロコはステルスで接近する。そのまま腹に4発ほど撃ち込み、ひるませ…見事な回し蹴りを披露する彼女。

その光景にメタナイトの闘志が刺激された。

 

「ふむ、いい動きだ」

 

のけぞった相手に確実に銃弾を撃ち込んでノックアウトさせている、我々もそれに習おう。

 

「まっ待ってくれ…!」

 

「何が待ってくれよ!あんたに弾薬はもったいないしこうしてやるわ!」

 

銃床で殴りつけるセリカ。鈍い音が響く…痛そうだ。

 

「うへ、セリカちゃん容赦ないなぁ」

 

自分ではそう言いつつ、ホシノもシールドで敵をバリケードに押し付け、そのまま至近距離で12ゲージ弾を頭にぶち込むというかなりの所業をしていた。

 

「ホシノ先輩、新しいゲージです!」

 

「おぉ~ありがとうアヤネちゃん」

 

ドローンを駆使し補給をするアヤネ、彼女のおかげで戦闘がスムーズに進む。

 

ホシノは受け取った弾薬をクアッドロードで給弾し、どんどん敵を排除していく。

 

「銃器にはまだ詳しくないが…素晴らしい動きだ、補給がない中でも学校を守れていた理由が分かる」

 

メタナイトも負けじと翼をつかった高速キックを食らわせる…あまりの衝撃に相手のヘルメットにヒビが入った。

倒れた団員の前に立ち、剣を構える。

 

「なっ…なんだ丸っこいの!その趣味の悪い剣で斬るつもりか?」

 

「いや、斬るつもりは更々ないさ…だがこうさせもらう!」

 

ダダダダダダダ

 

相手をつかみ地面に伏せ、何度も踏みつける。とある格闘大会で得た技だ。

 

「いだだだだだだだだ…ぐへ…」

 

「こんな事したくないが…私のギャラクシアをバカにした代償は払ってもらうぞ」

 

「わぉ先生も凄いね~」

 

「君もな小鳥遊ホシノ」

 

「いやぁ~そんな事ないって」

 

辺りを見回すと銃声はやみ、地面やバリケードに残った弾痕…そして硝煙の匂いが漂っていた。

校門前ではシロコがリーダーらしき人物を追い詰めているが、大丈夫なのかアレ、今にも撃ちそうだぞ。

 

「帰って、そして二度とこないで。いい?さもないともう1マガジン分の弾をぶち込むよ」

 

「わわわわ…分かったから…銃を下ろせ!分かったからさぁ!」

 

「ん」

 

そう言い、逃がすのかと思いきやライフルをフルオートにしトリガーを引くシロコ…もちろん弾丸が発射される。

 

ズガガガガガガ

 

見事なオーバーキルである。

苦笑いで傍観するアビドスの生徒達、止める者はいないのか…?

 

項垂れながら震える足で何とか立ち上がるリーダー。

彼女も中々にタフだ。

 

「クソがっ!覚えてろよ!マジで!降伏してるのに撃つとかマジでありえないからな⁈」

 

「ん、ありがとう」

 

クソがっ!

 

 

そう言い残し各々退散していくヘルメット団だった。

 

「いやぁ~なんとかなったね」

 

「何とかなりましたね☆」

 

「あのオーバーキルはどうかと…シロコ先輩…」

 

「ん、あれぐらいしないと意味がない」

 

「意味ってなんの意味なんですかね…」

 

 

ひと段落ついたと思い、空を見上げる…いつの間にか日も暮れそうだ。

最初はどうなるかという感じだったが…この学校生徒はみな素晴らしいスキルを持っているようだ、いらぬ心配だったかもしれん。

 

しかしまたこのような事があるかもしれないし、襲撃だけが問題ではないはずだ…一度介入したからには責任をもって問題を解決しなければならんな。

 

フッ騒がしい日々になりそうだ、それにこっちの方がデスクワーク断然いい。

 

それにしてもいい空だ…夕方か、ん?夕方…しまった、補給のヘリがもうすぐ来る…しかし着陸できる場所がない…

 

「ちょっといいかみんn…」

 

「あ!メタちゃん先生、お疲れ様です☆」

 

「ん、いい蹴りだった…ナイス蹴り仲間」

 

「おじさんも驚いたよ~急に私も戦う宣言しだしたから、大丈夫かなって思ったけど…シロコちゃんと同じ意見、いい蹴りだねぇ」

 

「あぁ…すこし派手にやりすぎたかもしれん」

 

「えと…先生どうかしました?」

 

「そうだった…補給ヘリの事なんだが…」

 

もうすぐヘリが到着する、パイロットがどれほどの技量を持つかは知らないが狭すぎて着陸できないはずだ、空中投下も無理だろう。そこでどうにか校庭のバリケードをどけてスペースをつくれないか聞いた。

 

「分かりました、すぐ取り掛かりましょう」

 

「物資って空中から落とせないの?」

 

「粉々になってもいいならそうするが」

 

「どけまーす!」

 

「うへ、めんどくさそうだからおじさんはパスかなぁ…最近腰が…」

 

先輩…?

 

「怖いよセリカちゃ~ん…」

 

「みんなで頑張りましょう☆」

 

その後急ピッチで作業をすすめ、無事補給を受け取ることができた。作業によって実際にホシノの腰がダメージを受けたことに関しては秘密だ。

 




メタ様、砂漠であのマントは色々とヤバいっしょ…


次回!あのメカ魔獣が登場です、なぜか専用BGMがあるアイツです!




カービィシリーズのプレイ経験は?

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