東方歌謡録   作:みかみりん

110 / 156
Last time's synopsis(英語・・・だと!?)
・わぁ・・・(語彙力☓)
・魔理沙覚醒だとぉ!?
・殺気がさっきより増してる・・・これはだz((殴


あなたの正体

「いけぇっ!」

 

魔理沙は次々とレーザーを放つ。

アリスも魔理沙をサポートするように、人形達を動かす。

 

(魔理沙の方が単純な火力は高い・・・でも、魔理沙はついさっき魔法を使えるようになった。しっかりサポートしなくちゃ)

「魔理沙はレーザーに集中しなさい。防御は私が受け持つわ。あと、無理は禁物よ」

「わかった!」

「っ・・・!なんでこんなに威力が高いの・・・!」

(だめだ、押されてる・・・!このまま戦ってても勝てない、だけど・・・正直、もうどうにも・・・)

「でも・・・人間には、人間だけには負けられない!せめて、道連れに・・・!」

 

少女は魔理沙にまっすぐに突っ込んでいく。

 

「お前だけでも、絶対に・・・!」

 

人形達が食い止めようとするが、全くひるまない。

傷だらけになりながらも、ただひたすらに魔理沙に走っていった。

 

「スペルカード発動!魔光『デヴィリーライトレイ』!」

 

アリスがそう言うと、魔理沙を中心に黒い弾幕が全方位に飛んでくる。

そして、それは少女の足に当たった。

 

「うわっ!」

 

少女はバランスを崩し、その場に倒れる。

 

「・・・もう、力は残っていないのでしょう?」

「・・・」

「聞かせて欲しいの。・・・なぜ、あなたは人間を襲う?」

「そんなの聞いて、何になるの?」

「気になるのよ。・・・妖怪が人間を襲う、ということ自体は別に特別でもない。けれど、あなたは違うわ。確か、「みんなの未来」だったかしら?」

「っ・・・!」

「この「みんな」は何をさすの?そして、それは人間とどう関係しているの?」

「・・・私は、人形の妖怪。少し前に、ここに捨てられたの。最初は、それをどうこうとは思わなかった。そもそも、当時は感情自体無かった。生きてすらないからね。・・・けど、ここに捨てられる多くの人形、ぬいぐるみ、おもちゃ・・・それを見て、なんだか・・・苦しくなった」

「苦しく・・・」

「私達は、人間の遊び相手。けれど、飽きられたらすぐに捨てられる。拒否権なんてない。・・・その苦しみは、だんだん憎しみになって・・・こう思うようになってきた。人間なんて、いなければいいのに、ってね」

「それで、人間を襲っているのね」

「・・・でも、人間相手に負けるだなんて思わなかったよ。それに、もう一つ予想外なことがあったんだ」

「もしかして・・・私が強かった、とかかしら?」

「あなた関連ではあるけど、違うよ。・・・まさか、人間の味方をする妖怪がいたなんてね」

「っ!?」

「・・・え、何のこと?」

 

明らかに顔が引きつるアリス、きょとんとする魔理沙。

 

「えっ・・・あれ、さっき自分から言ってたよね?」

「ちょ、ちょっと待って。アリスは人間だし・・・え、妖怪って誰のこと?」

「・・・もしかして、自分が妖怪だって教えてなかったの?」

「・・・」

 

アリスは黙り込む。

 

「は・・・?アリスが、妖怪・・・?」

「本当に教えてなかったんだ・・・はは、ちょっとつらい、現実、かもね・・・」

 

そう言って少女は気を失う。おそらく、もう体力が無かったのだろう。

 

「・・・」

「アリス・・・あいつが言ったことって・・・」

 

アリスは無言で立ち上がり、その場を去ろうとする。

 

「ま、待てよ!あれ、本当なのか・・・?」

「・・・そうよ、私は人間じゃない。厳密に言うと・・・元人間」

 

アリスは魔理沙と向き合う。

 

「・・・すべて話すわ。私が人間をやめた理由を。嘘偽りなく、ね」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。