東方歌謡録   作:みかみりん

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ガチャ大爆死\(^o^)/(誰か運をください)
・結論、カイトさんはツンデレではない
・多分感動シーンだぁ(´;ω;`)
・魔理沙、いいやつだったなぁ\(^o^)/


月、綺麗だね

「・・・つまり、あなた達は秘密裏に話していた内容を魔理沙に聞かれて、反射でぶっ飛ばした・・・ということね」

「「はい・・・」」

「・・・常識人枠だと思ってたんだけど・・・」

 

魔理沙の断末魔で駆けつけた咲夜。メイコとカイトにお説教していた。

そして、リンとレンとミクと妖夢も起きてきていた。

 

「・・・レン、めちゃくちゃこれに既視感あるんだけど」

「奇遇だな俺もめちゃくちゃある」

「魔理沙が・・・魔理沙だったものになってる・・・」

「ここまで人は切り刻めるんだね・・・」

「・・・あなた達がどんな内容を話してたのかは聞かないわ。・・・ただ、あんなにやる必要ってあった??」

「ちょ、ちょっと、うん・・・恥ずかしい内容と言うか、なんというか・・・」

「正直あれ誰かに聞かれたらぶっ殺すって決めてた。だから後悔はしていない」

「メイコぉ!?」

「・・・よく分からんけど、過去一メイコの殺意が高いな」

「きっと、あたし達の前では言えない真剣な話だったんだよ。・・・でも、なんでああなるのかは知らない」

「真剣なのはそうだろうだけど、ああはならないだろ」

「・・・よく分からないけど、カイトが可哀想・・・?」

「どう、なんだろう・・・そこら辺、私は詳しくないからなぁ・・・あと、ちょっと気になる事が」

「気になる?・・・そういえば、妖夢が一番先に来たんだよね」

「うん。私がフリーズしてる間に咲夜が処理してた。・・・カイトって、結構刀うまいんだね。がむしゃら感は強いけど・・・今度手合わせしてもらおうかな」

「うーん・・・すぐにバテそう・・・でも、幻想郷に来てから少し体力がついたかも?・・・いや、それでもバテそう・・・」

「それなら、私がバテないように稽古する。まず冥界を毎日3周して・・・」

「あ、あそこって結構広かったよね・・・?大丈夫?カイト冥界の住人になっちゃわない?」

「そうなったら、多分幽々子様がどうにかするよ。多分」

「た、多分かぁ・・・」

 

「・・・カイトは反省の意を示してるし、今回はお咎め無しとするわ。・・・だけど、メイコは開き直ってるからねぇ・・・」

「そーだそーだ。痛かったんだぞあれ」

「しれっと魔理沙が回復してる・・・」

「だって・・・恥ずかしいじゃない、あれ聞かれてたなんて」

「そうね・・・メイコは3日間、私の手伝いをする。人手は多いに越したこと無いわ。妖精メイドはあんまり役に立たないし、ちょうどいいからね」

「・・・咲夜さん、メイコに絶対料理させないでね」

「えっ?ちょうど料理補佐とかやってもらおうと思ってたんだけど」

「メイコは・・・うん、絶対ダメ。ほんとに。やったら紅魔館爆発するよ。料理補佐なら僕がやるから」

「ええ・・・?そこまでなのかしら」

「・・・うん、本当にメイコに料理をさせない方がいいよ。私食べたことあるもん、マジでヤバかった」

「メイコ、レシピ本の「適量を入れる」に塩めっちゃぶち込んだからね・・・しかも作ってたのクッキーだし。「隠し味」とか言ってたけど、隠し味の意味調べてほしかった」

「とりあえず全部強火にするしな。弱火っつってんのに」

「だって、大は小をかねるって言うじゃない」

「「「料理にそれは通用しないから!!」」」

「・・・ってことだから。うん」

「分かったわ・・・料理に関しては、妖精メイドの方が使えそうね。とりあえず、今日は早く寝なさい。特にメイコ、明日から手伝いやってもらうから」

「大丈夫、家事には自信あるわ。特に洗濯物干しとか掃除とか」

「それは頼もしいわね。しっかりやってもらうわよ」

「・・・そうだ、2人に聞きたいことがあるんだが。主にさっきの話で・・・ってやめろマイクを構えるな!!」

「メイコ落ち着いて!!」

 

全力でメイコのスタンドマイクを引っ込めようとするカイト。

 

「お、落ち着けよ。・・・なあ、ちょっとみんな耳塞いでもらって良いか?」

「いいよ、しっかり塞ぐから」

 

ってことで5人は耳を塞いだ。

 

「・・・これでいいだろ、一つ気になってることがあるんだ」

「まあ、それなら・・・小声で言ってよ」

「ああ・・・あの、最後らへんの、「綺麗だね、月」って・・・どういう意味?」

「・・・え、普通に月が綺麗だねって・・・だって綺麗じゃん」

「ええ、そういう意味でしょ。ってか、逆にそれ以外の意味ある?」

「あー・・・うん、大丈夫。分かった。私の考えすぎみたいだな。うん。そうだよな、月綺麗だよな」

「「・・・?」」

 

魔理沙は耳塞ぎ中の5人に手を振る。

耳塞がなくていいという合図だろう。

 

「・・・ちょっと待って、半霊の耳塞ぐの忘れてた。どうしよう、聞こえてたかも」

「いやそもそも半霊の耳ってどこ?」

 

ちなみに半霊は妖夢の後ろでぷるぷるしてる。

まるで、笑いを堪えるように。

 

「なんか・・・ぷるぷるしてるね。大丈夫?」

「大丈夫、じゃないかな?」

「あたし内容気になってきたかもー・・・」

「いや、聞かない方がいいだろ、プライバシー的に」

「・・・そうだ、レン、妖夢」

「ん?どうしたんだよ、カイト。なんかそんな深刻な顔して」

「・・・ひどいことしちゃって、ごめん」

「・・・え?私、カイトに何もされてないよ・・・?」

「俺も・・・なんか、人違いじゃないのか?」

 

カイトは深呼吸した後、改めて2人に向き直った。

 

「・・・全部、思い出したんだ。黒い人だった時の事。・・・2人だけじゃなくて、ミクにも、魔理沙にも、咲夜さんにも、メイコにも、迷惑かけたから」

 

沈黙が流れる。

 

「・・・なんだ、それか。よかった、てっきりカイトがやべぇことやらかしたのかと思ったぞ」

「えっ・・・いや、やらかしてるでしょ」

「もう誰も気にしてないぞ。俺だってあんま気にしてない。カイトが起きたときに言ったじゃんか、カイトが悪くないって事は知ってるって」

「そうだよ!みんなも分かってるよ、カイトは悪くないってさ!もちろんあたしだって!」

「寧ろ、戻ってきてくれて安心したよ。みんな、全然カイトが見つからないって慌ててたんだから」

「ほんと・・・?」

「・・・味方を憎む人なんていないよ、いたら私が斬るから。まあ、それでも反省したいっていうなら・・・ちょっと手合わせして欲しいな。あ、もちろん都合がいい日でいいよ」

「えっ・・・や、やります!やらせてください!」

「あ、あのカイトが速攻で運動の予定を決めた・・・!?」

「・・・それぐらい、彼には反省の意志があったって事ね」

「そうね。きっと、そう思える人は、優しく強い人になると思うわ」

「そうだn・・・ってわああああ!?レミリアさぁぁぁん!?」

バサッ「私もいるよー☆」

 

いつの間にかレミリアとフランがいた。

そして今夜二度目の大きな声\(^o^)/

 

「レミリアさん、い、いつからいたんですかぁ!?」

「ついさっきよ。パチェの所で本を読んでたのだけど、大きな声がしたから来たのよ。少し遅れてしまったけど」

「私はさっきまで遊んでたんだ〜。で、帰ってきたらこうなってた。それで、何の話してたの?あんまり聞いてなかったんだよね」

「あれだ、カイトの自己肯定感が死んだ。以上」

「なんか色々違うわよね!?」

「・・・もしかして、黒い人のときの事かしら?」

「・・・うん、それのことで、ちょっと」

「ふぅん・・・まあ、確かにあなたがやったことは悪い事ね。死亡者が出ていないとはいえ、下手すれば幻想郷が崩壊してたかもしれないわ」

「・・・」

「・・・でも、それをやったのは『カイト』ではなく『黒い人』でしょう?それなら、あなたを責める道理はないわ。罪を憎んで人を憎まず。私はあなたを歓迎するわよ」

「なんかお姉様カッコつけてるけど・・・私もだよ!お兄ちゃんのアイス美味しいんだもん!また食べさせてよ!」

「フラン・・・うん、ありがとう」

「・・・まあ、その代わりカイトをこんな事にした奴は制裁を受けてもらわないと。捕まえたあと“自主規制”したあと“自主規制”して“自主規制”するから」

「お姉様めちゃくちゃ人憎んでるじゃん、自分で言ったこと忘れた?」

「というか内容があまりにも物騒すぎない!?私、なんか元凶が可哀想に思えてきたんだけど!!」

「規制が入るレベルね・・・」

「レ、レミリアさん、流石にそれはやばいんじゃないかな・・・」

ヒュン「もしやるのでしたら、道具はしっかりありますので。爪剥がすやつとか・・・」

「説明しないでぇぇぇぇ!」

「・・・まあ、だから大丈夫よ、カイト」

「全く安心できないなぁ・・・」

「あれ、そういえばリンとレンがいなくないか?」

「それなら、私が部屋に戻したわ。2人ともうとうとしてたから」

「いつの間に・・・流石咲夜だぜ」

「私もそろそろ寝たいなぁ・・・」

「私も、明日から咲夜さんの手伝いだしね・・・」

「え、もう?私はまだ全然大丈夫なのに」

「こら、フラン。人間は夜寝ないとなのよ」

「そっかぁ・・・」(´・ω・`)

 

だんだん、みんなが中に入っていく。

しかし、カイトだけは動かなかった。

 

『・・・結局、見て見ぬふりなんだね』

「・・・そうかもね。でも・・・これ以上めそめそしてるのも、みんなに悪いし」

『・・・』

「君は・・・多分、僕が罪悪感で生み出した「黒い人」なんだろうね。でも、もう大丈夫。これからは、僕も前を向いて生きてくから。・・・それに、メイコが手を握ってくれるしね」

『・・・言っとくけど、僕は消えないよ。君がこれを忘れない限り、いや、忘れたら強制的に思い出させる』

「それでいいよ。ってか、絶対忘れないから」

『そう。・・・じゃあ、いいか』

 

ずっといた、黒い人の輪郭がぼやけ、消えていった。

 

「うん。・・・おやすみ」

「カイトー?何独り言言ってんの?もうみんな言っちゃったわよ」

「あ、ごめん。何でもないよ」

「そう?なら良いけど・・・なんかすっきりしてそうだし」

「そうだね。・・・ねえ、魔理沙が言ってた「綺麗だね、月」のやつ。あれどういう事だったんだろう?」

「ほんとにね・・・なんかあったかしら。隠語とか、暗喩とか、言い回しとかで・・・」

「うーん・・・綺麗だね、月。月、綺麗だね。月・・・あっ」

「何か分かった?」

「・・・月が綺麗だねってさ、告白の言葉じゃ・・・」

「えっ・・・」

 

「「ええええええ!?」」

 

今夜3度目の、絶叫が響き渡った\(^o^)/

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