東方歌謡録   作:みかみりん

124 / 156
前回のあらすじいいいいいいいいいいい
・地霊殿編開幕ですよ!
・普通に閉じれるんかいサードアイ!
・ピクニック!?私も連れてってくだs((殴


地獄桜

「場所取りかぁ・・・お燐、いい場所知ってる?」

「うーん・・・お墓がいっぱいあるとこなら知ってるけど、あたい的にもそこでピクニックは嫌だなぁ・・・」

「なんか涼しいピクニックになりそうだね~」

「涼しいで済むといいね・・・」

 

お燐とお空は雑談しながら地底を歩いていた。

 

「そもそも、地底って暗いしあんま景色変わらないしでピクニックに向いてないんじゃない?もういっそ地上でやろうよ」

「だめだよ、さとり様って光が苦手なんでしょ?」

「うーん、なんか、ひきこもりなだけな気がするけどなぁ・・・」

 

あまり景色が変わらない地底。いい場所がなくて、2人はそろそろ疲れてきた。

 

「ふわぁ・・・帰って寝たいよぉ~」

「もうちょっと頑張ってよ、お空。・・・ってあれ、これは・・・」

 

お燐は一枚の花びらを見つけた。

形は桜の花びらそっくりだが、色が黒と赤のグラデーションだ。

 

「お燐、何それ?桜?触ってみt」

「だめだめ!!触ったら怪我しちゃうよ!!」

「うにゅ?でも桜だよね?」

「違うの、桜は桜でもこれは地獄桜!ほら、ここって元地獄でしょ?そんな環境で育った桜だから、攻撃性が高いの。さとり様曰く、切れ味が鋭すぎて触ったら怪我しちゃうんだって!それに、痛みも一日中続くの!」

「すごい危ないね~」

「いや、ほんとに危険だからね!・・・でも、見た目はほんっとうに美しいんだって!それに、正しい手順でやれば押し花にもできるんだよ!押し花にすれば、触っても痛くないの!」

「そうなんだ~。そんな所でピクニックできたら楽しそうだね」

「それは流石に・・・って、ここまで花びらが散ってるって事は、もしかして近くに!?」

 

お燐は花びらがあった方に走っていく。

視界が開けた、そこにはとても美しく、大きな地獄桜があった。

 

「・・・綺麗」

「す、凄いね・・・」

 

あまりにも綺麗すぎて、2人は言葉を失った。

 

「・・・ピクニック、ぴったりじゃない?」

 

「た、確かに!って、流石に危険すぎるよ、万が一にも花びらが当たったらどうするの!」

「あ、そっかぁ・・・うーん、いい場所なのにねぇ。あ、でもちょっと遠くからなら大丈夫じゃない?」

「確かに!じゃあ、さとり様の所に行こう!」

「そうだね〜。・・・あれ、あそこに人がいるよ」

 

お空が指差した先には、人が一人いた。

遠くにいるのでよくわからないが、髪が青緑色なのは分かる。

 

「誰だろ、あんな人地底にいたっけ?」

「もしかしたら、間違えて落ちてきちゃった人じゃないかなぁ・・・?」

「あ、そうかも。話しかけに行ったほうが良いよね!」

 

お燐とお空は、その人に駆け寄る。

 

「すみません!えっと、もしかして間違えてここに来ちゃった人?あたい道知ってるから、案内できるよ!」

「・・・必要ない」

 

そう言ったあと、その人はスタスタと去っていった。

 

「な、なんかムカつくなぁ・・・」

「だめだよ、お燐怒ったら怖いもん」

「うう・・・まあいっか。必要ないって言ってたし」

「ねえ、もうちょっと桜見ようよ。わたしこの桜大好きだからさ〜」

「・・・そうだね、ちょっと疲れたし。時間も大丈夫だし、少しゆっくりしようか!」

 

お燐とお空は地獄桜から少し離れた所に寝っ転がった。

 

■■■■

 

地霊殿。さとりとこいしは倉庫に来ていた。

 

「おかしいですね・・・レジャーシートがありません」

「え〜?流石に地べたは嫌だよ」

「えっと、思い出せ、私・・・レジャーシート、レジャーシートぉ・・・!」

「・・・うーん、このままお姉ちゃんが悩んでも何も解決しなさそうだし、私探しに行ってくるよ」

「すみません・・・!私はここでもうちょっと探してます!」

 

こいしは走って地霊殿の入り口に向かう。

 

「お姉ちゃんとお空とお空とピクニック〜♪ピクニック〜♪」

 

扉の前についた時、地霊殿の前に人がいることに気づいた。

 

(誰かに似てるような・・・そうだ、ミクだ。・・・うーん、他人の空似?)

「お客さん?お姉ちゃんならあっちにいるよ!」

「・・・古明地さとりのことか」

「あれ、知ってるんだ。案内するよ、それとも伝言?」

「いや、今回は君に用事がある。・・・古明地こいし」

「えっ・・・?」

「まず聞きたい事がある。・・・初音ミクを知っているか?」

「初音ミク・・・その子なら、前にここに来たよ」

「家は?」

「・・・なんでそんなに聞くの。知り合いなら知ってるでしょそれくらい。あと私も知らないよ」

「・・・そうか、じゃあ・・・」

 

次の瞬間、その人は一瞬で近づき、ナイフを振るった。

幸い、ギリギリでこいしには当たらなかった。

 

「少し、協力してもらう」

「なるほどねぇ・・・ま、嫌だけど」

 

「・・・私、結構強いよ。ナイフ持ってるだけのお姉ちゃんに勝てるかな♪」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。