・地獄桜は綺麗です☆
・物騒な桜だなぁ\(^o^)/
・誰か来たぁぁぁぁぁ!?
「うーん、もしかしたらこの奥に・・・あっ、あった!!」
さとりは倉庫でレジャーシートを探していた。
そして、倉庫の奥でようやく見つかった。
(よかった、無くしたかと・・・ってあれ、取れない?)
よく見たら、レジャーシートは重そうな荷物下敷きになっていた。
「あー・・・これは、私じゃ無理ですね・・・お燐とお空に手伝ってもらわないと・・・」
「はぁ・・・呑気にピクニックするその余裕、妬ましいったらありゃしないわ」
「えっ?」
振り返ると、そこには金髪緑目の少女が立っていた。
しかしその目つきは鋭く、さとりを射抜いている。
彼女の名前は水橋パルスィ。地底に住む妖怪の一人だ。
「パルスィさん。何か御用ですか?」
「そうよ。私はあなたと違って忙しくないから。ああ、妬ましい妬ましい・・・」パルパルパルパル
「あ、あはは・・・」
「その笑える余裕が・・・って、妬んでる場合じゃないわね、悲しいことに。さとり、とりあえず地霊殿前に行きなさい」
「えっ?何故ですか?」
「・・・あなたの妹、襲われてるわよ」
「えっ・・・!?だ、誰にですか!?」
「さぁ?少なくとも私は知らないわ。交友関係が広いあなたなら分かるんじゃない?ああ妬ましい・・・」
「ありがとうございます。すぐに行きます!」
さとりはパルスィの横を走って去っていった。
「・・・自分より大切なものがある。妬ましいわね。さて、私は・・・」
■■■■
「ねぇ、あなたはなんでお姉ちゃんの事知ってるの?」
「・・・言う必要はない」
「そっかぁ・・・私もお姉ちゃんみたいに心を読めたらなぁ」
こいしは一瞬でその人に近づいた。
「ま、心は読めなくても、あなたぐらいなら倒せそう♪スペルカード発動、表象『弾幕パラノイア』」
その人を中心にチカチカと点滅する弾幕が展開される。
そして、少し間をおいてその人に発射された。
「・・・やはり強いな」
その人は自分の喉元を触った。
「・・・はぁっ!!」
その人が強く叫んだ瞬間、衝撃波で弾幕が跳ね返された。
「へぇ・・・面白いね。ちょっと舐めてたかも」
その人はナイフを構え、走ってこいしの所に向かっていく。
こいしは無意識を駆使して避けつつ、弾幕を出していた。
「厄介だな・・・認識が出来ない」
「私、かくれんぼ得意なんだぁ〜。あと、鬼ごっこも。それと・・・あんまり好きじゃないけど、弾幕ごっこも」
タッタッタッ「こいし!!大丈夫ですか!?」
「あ、お姉ちゃん。大丈夫、ちょっと遊んでるんだ〜」
「ナイフを持ってる人と弾幕ごっこのどこが遊びなんですか!」
さとりが到着した。こいしは割と余裕そうだ。
「こいし、後は私がやります」
「えっ、お姉ちゃん弱いのに。この人結構強いよ?」
「うぐっ・・・そ、それはそうですけど」
さとりはゆっくりとその人に近づく。
「・・・私は古明地こいしの姉、古明地さとりです。あまり争いは好きではありません。・・・でも、これだけは聞きたい、何故こいしを襲ったのですか」
いつものおっとりとした口調とは違い、静かな怒気を含んでいた。
(・・・聞かなくても、お姉ちゃんの能力で心読めるのに・・・分かってるのに、わざわざ聞いてるのかな)
「・・・言う必要はない」
「そうですか。・・・あまり手荒なことはしたくないのですが」
さとりはサードアイを掲げた。
「最後の忠告です。どうしても言わないのですか?」
「・・・」
何かを察したのか、ナイフを構え走ってくるその人。
しかし、さとりの方が早かった。
「スペルカード発動。脳符『ブレインフィンガープリント』」
その人をピンク色の光が包む。
(何だこれは、新手の攻撃か・・・?)
その瞬間、その人の頭の中に、何かが流れ込んできた。
『今回こそ成功だ』
『え、あれらと同じ部屋に入れるんですか?せっかく成功したのに・・・』
『ほーんと、あいつらって不気味だよな。管理するこっちの身にもなれよ』
『あ、頭が、いだっ・・・!?』
『生命というのは、莫大なエネルギー源だからな』
『やっぱりあいつらなんて信用するべきじゃ無かったんだ!!』
『あの6体は壊せ!!所詮、ただの物だ、臆するな!!』
『・・・私だけがこの姿だ。こうなった以上、絶対に・・・』
「っ!?」
思い出したくなかった、記憶が流れ込んでくる。
「お姉ちゃん、あれ、何したの?」
「トラウマを呼び起こしただけですよ」
「うわっ、拷問」
頭を抱えて立ち上がるその人。
「・・・絶対、成功させてみせる。そのためにも、やらないと・・・!私は、私は・・・!」
その人は、さっきよりも殺意が増していた。
「・・・お姉ちゃん、失敗してない?」
「そうですね・・・どうやら、相当精神力が強い人なようで・・・」
「じゃ、私がやるよ。お姉ちゃんは援護よろしく」
「はい。・・・不甲斐ない所を見せてしまい、申し訳ございません」
「いいよ。私達、姉妹だもん」
「・・・仲良いな、あいつらもそうだった。・・・ただ、笑顔にしたかっただけだったのに」
「・・・かかってこい。私が、全て壊す」