・すげえ戦いだぁ(粉みかん)
・な、なんだいその推定チート技は!!
・さとりさぁぁぁぁん!?
「・・・燐、お燐、おーりーん!起きてー!」
「ん・・・ふにゃぁ・・・って、あれ、あたい寝てた?」
「そうだよ!地獄桜を少し見ようって言ったら、すぐ寝ちゃうんだから!」
「ごめん・・・ここ、結構心地よくて・・・」
「・・・まあわたしもさっきまで寝てたけど」
「そっちも寝てたんかい!!」
お燐は上半身を起こした。
お空はその隣で座っていた。
「・・・うーん、なんであたい達ここに来たんだっけ?」
「なんだっけ・・・何かを探してたような・・・」
「うーん・・・あっ、ピクニックの場所!あたい達、ピクニックの場所探しをしてたんだよ!」
「・・・そういえばそうだったね」
「うわぁどうしよ、結構寝ちゃった?間に合うかな・・・うー、空がないせいで今午前か午後かすら分からないよぉ〜・・・」
「とりあえず、1回戻ろうよ。こっちだっけ?」
「逆だよ逆!」
逆方向に行こうとするお空を阻止し、戻ろうとする2人。
しかし、こちら側に走ってくる音に気がついた。
「・・・なんの音?」
「誰か来たのかな・・・もしかして、さっき会った青緑の奴・・・?」
木々の間から顔を出したのは、金髪の少女だった。
「・・・えっと、確か・・・」
「わたし覚えてるよ!えっと、春雨ヘルシー!」
「食べ物じゃんそれ!!」
「水橋パルスィよ。勝手に私を春雨にしないで?」
「あれ、春雨じゃなかった・・・」
「流石に春雨はアレだよ・・・ってか、名前忘れちゃってごめんなさい!!!」
「別に良いわよ、私の名前を忘れるぐらい幸せなんだろうから・・・ああ、妬ましい妬ましい・・・」パルパルパルパル
(うーん、許されてないよねこれぇ・・・)
「・・・ってか、そんな事どうでもいいのよ。私の名前を覚えていない連中なんて山ほどいる。それに、そんな冗談言ってるほど余裕があるわけでもないの」
「ん?どういうこと?」
「・・・あんたらの主、結構やばいことになってるわよ」
「「えっ?」」
2人とも、驚きでフリーズする。特にお空。
パルスィの顔的にも、嘘ではなさそうだ。
「ど、どういうこと?えっと、さとり様とこいし様が・・・?」
「詳しいことは知らないわ。私はすぐにこっちに来たから。・・・見捨てたなんて言わないでよ、私が突撃したって、足手まといだし」
「そんなこと思わないよ!って、そういってる場合じゃないか!ありがとう、パルスィさん!早速行かなきゃ・・・」
「ちょっと、そっちは逆方向よ」
「あっこっちか!ありがとうパルスィさん!」
お燐は情報量でフリーズした烏状態のお空を持って走っていった。
■■■■
「お空!?生きてる!?フリーズしてない!?」
「さとり様・・・地獄桜・・・春雨・・・パルスィ・・・」
「駄目だこれ!一応烏状態な事が救いだ!!人状態だったら運べない!」
お燐は烏状態でフリーズしてるお空を運びながら地霊殿を目指していた。
(さとり様、こいし様、無事でいてください・・・!)
ごつっ
「うわっ!?」
お燐は何かと勢いよくぶつかった。
「うっ・・・ま、前見てたのにぃ・・・」
頭を上げるお燐。そこにいたのは、こいしだった。
「こ、こいし様!?よ、よかった、無事そうで!あたい心配したんですよ!!」
「・・・お燐?」
「そうですよ!火焔猫燐!!好きな食べ物は生肉!嫌いな食べ物はきゅうり!趣味は墓荒らし!特技も墓荒らし!能力は死体を持ち去る程度の能力!!」
「・・・知ってるよ」
「で、ですよね!!・・・そういえば、さとり様は?」
「お姉ちゃん・・・そうだ、お姉ちゃん・・・私が、見捨てた・・・」
「えっ・・・?い、一回落ち着いてください!」
お燐はこいしの背中をトントンする。
「・・・ありがとう、少し落ち着いた」
「よかったです・・・それで、何があったんですか?」
「うん。・・・青緑の髪の人が襲ってきて、私をかばって、お姉ちゃんが・・・」
「えっ、私、さっきその人に会いましたよ!」
「えっ!?お燐とお空は大丈夫なの!?」
「はい!お空は、情報量に潰されてフリーズ中だけど・・・」
お燐は、あお向けてフリーズしてる烏状態のお空をこいしに見せる。
「・・・」
そして、無言で烏状態お空のお腹をくすぐった。
「ふぇっ!?く、くすぐったいよぉ!?」
「・・・フリーズじゃなくて、寝てたね」
「こんな状況で寝れるのぉ!?」
お空はお燐の手のひらから降りた後、人間の姿に戻った。
「・・・えっと、何があったんだっけ?」
「なんか細かく説明したらまたフリーズしそうだけど・・・まあ、さとり様がやばいの」
「そっかぁ・・・じゃあ、早く地霊殿に行かないとなのかな?」
「・・・うん。戻らなくちゃ。お姉ちゃんを助けないと・・・でも、ちょっと怖いな。だから、逃げちゃったのかな・・・」
「・・・こいし様は逃げてないですよ。だって、こいし様がここに来てくれたから、あたい達は合流できたじゃないですか」
「うん・・・そう、だね」
「こいし様、大丈夫!よく分かんないけど、悪い人は焼いて、さとり様は焼かないから!」
「そ、そっかぁ・・・」
困惑しつつも、立ち上がるこいし。
「・・・行こう、お姉ちゃんを助けに」