東方歌謡録   作:みかみりん

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ちゃんと「前回のあらすじ」って書いてるのレアな気がしてきた
・寝てるお燐は可愛いねぇ(=^・・^=)
・パルスィちゃん可愛いねぇ(*´∀`*)
・焦りこいしちゃん可愛いねぇ(*´ω`*)
(おまわりさんこいつです)
(まともなあらすじ書いてない罪と単純にきもい罪で逮捕してください)


トラウマ

こいしとお燐、そしてフリーズから復活したお空は地霊殿に向かって走っていた。

 

「お姉ちゃん、大丈夫かなぁ・・・」

「大丈夫だよ、わたし達のさとり様だから!」

「・・・そうだといいけど」

「落ち込んでもしょうがないですよ。それなら、「きっと大丈夫だ」って、思ってる方がいいでしょ?それに、プラシーボ効果だっけ?思い込めばほんとに効果があるってやつ!あたい達がそう思えばそうなるかもしれないですし!」

「それってこういう場面にも適応するの・・・?」

「すると思えばするんですよ!これもプラシーボ効果!!」

「そ、そっかぁ・・・」

 

分かるようで分からない理論に困惑しつつも、少し緊張がほぐれているこいし。

少し表情が緩んだこいしを見て、お燐は安心した。

 

「・・・あ、地霊殿だよ〜」

「わっほんとだ!さとりs」

「お姉ちゃん!!!」

 

お燐の声をかき消して、全力で走るこいし。

木によって遮られていた視界が開ける。そこにさとりはいなかった。

 

「・・・いない・・・?」

「さとり様、ほんとにここにいたんですよね・・・?」

「うん、絶対そうだよ。・・・あ、足跡が・・・」

 

こいしは足跡を見る。

その足跡は・・・地霊殿の中へ。

 

「・・・つまり、さとり様はどこなの?」

「地霊殿の中だよ!・・・でも、なんで地霊殿の中に?さとり様の性格なら、すぐにこいし様を探しに行きそうだけど」

「・・あの人もいないみたい。とりあえず、周りに注意して入ろう」

 

こいしの言うことに、お燐とお空は頷く。

そして、最初にお燐が地霊殿に入った。

次の瞬間、お燐がビクッとした。

 

「・・・お燐?どうs」

「うにゃああああああああああああ!!」

 

お燐は頭を抱えてのたうち回る。

お空とこいしはフリーズした。

 

「・・・お、お燐、落ち着いて?」

「うにゃああああ・・・にゃんで、にゃんで急に思い出すんだぁ・・・ううう・・・」

「お、思い出す?何を?」

「こ、この前、お寺で死体を盗もうとしたら、見つかって、10時間説教されたこと・・・怖かったにゃあ・・・」

「・・・お燐が悪いじゃん」

「そうだけどぉ・・・にゃああああ(´;ω;`)」

「お燐、よしよし〜」

 

床でうずくまるお燐を撫でるお空。

 

(お燐の嫌な記憶・・・なんで急に?内容的にも、何の脈絡もない・・・あれ、これさっきも見たような・・・)

『お姉ちゃん、あれ、何したの?』

『トラウマを呼び起こしただけですよ』

『うわっ、拷問』

(・・・もしかして、お姉ちゃんが!?もしかして、前のあの人みたいに・・・)

 

一瞬、2階に人影が見えた。

 

「お燐お空!避けて!!」

「「えっ!?」」

 

弾幕がお燐とお空のいた所に当たる。

幸い、お空がお燐を引っ張って避けていたため、2人とも当たっていなかった。

 

「び、びっくりしたぁ・・・だ、誰?」

「うにゃあ、まだトラウマが抜けきってないのにぃ・・・」

 

階段を降りる音が響く。

 

「・・・お姉ちゃん、なんでこんな事したの?」

「なんでって・・・楽しいから、ですかね?」

 

一階に降りてきたさとりは、見たこともない悪い笑みをしていた。

 

「さとり様、楽しそうだね?」

「いやいやいや!絶対違うよね!?いや、楽しそうなのはそうだけど、健全に楽しそうではないよ!!・・・健全に楽しそうではないってどういう事!?」

「さとり様は、なんで健全じゃない楽しそうなの?」

「あたいもうよくわかんないよぉ(´;ω;`)」

 

困惑しているお燐とお空をよそに、こいしはすぐにでも戦闘に入れるようにしていた。

 

(もしかして、あの人がやった・・・?前、私が暴走した時と同じ感じではなさそう・・・。でも、早く助けないと。あれを、お姉ちゃんにも体験させたくない!!)

「・・・早くやろうよ。お姉ちゃん」

「物分かりがいい子ですね。私も、早くあなたの絶望した顔が見たいですよ」

 

「あ、あれ空気やばくない・・・?さとり様がドS発言してるの初めてみたよ」

「確かに、さとり様って頭文字Sだからね」

「そういうことじゃない」

「じゃあこいし様はドK?」

「だから違う!!・・・というか、これマジでやばいやつじゃ・・・」

「やばかったら全部ドカーンするね!」

「お空以外全員死ぬよ!!!」

 

「・・・あの子達も、いつまで呑気でいれるのでしょうかね」

「そっちも、いつまで余裕でいれるかな!!」

 

こいしはさとりに弾幕を放った。

さとりは避けたものの、回避が遅くて少し当たってしまった。

 

「っ・・・」

(お姉ちゃんは頭脳戦には強いけど、肉弾戦はそうでもない。順当に行けば勝てる、けど・・・)

『うにゃああああ・・・にゃんで、にゃんで急に思い出すんだぁ・・・ううう・・・』

(・・・あれは結構やばい。何度も食らったら、それこそ精神崩壊しかねない。正直、私にこれといったトラウマは無いけど・・・)

 

なんとなく、胸の奥が痛む。

目の前の変わってしまった姉に対する恐怖か、あるいは・・・

 

・・・思い出したくない『トラウマ』の片鱗を、見てしまったか。

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