東方歌謡録   作:みかみりん

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前回のあらすじ
・幽々子はほんとによく食べる
・魔理沙が責任なすりつけられる
・黒幕さああん!?ぬわんでえ!?


初の対面

「まさかこんな所で会えるとはね・・・」

「・・・そうだな、博麗だったか。俺のことを知っていたのか?」

「まあ、あんたが散々やってるせいでこっちの耳にも届いているわよ」

「そうか・・・」

「ってか私の名前知ってんのね。どこから聞いたのか・・・。そういやあんたの名前は何?」

「俺に名前なんてない。好きに呼べ」

「へえ・・・」

(別に名乗ることにデメリットもないだろうし、本当に名前がないんでしょうね・・・)

「それにあの時の白髪もいるな。結局何もできなかったようだが」

「そうかもね。でも逆にそれでよかったよ」

 

ふいにそれまで喋っていなかった幽々子が口を開いた。

 

「話は大体わかったわ。私は西行寺幽々子、ここの管理者よ。これ以上とどまるならあなたをここで殺すわ。出て行ってちょうだい」

「そうか・・・まあいい、お前らから一人、暴走してもらう」

「・・・!みんな構えて!」

 

霊夢が叫んだと同時に全員の足元にさっきと同じ魔法陣が現れた。

 

シャキッ!

「うわっさっきの!」

「これ以上被害を抑えるためにもここで仕留めるわよ!スペルカード発動!夢符『二重結界』」

シュワッ

「結界か・・・」

「からのスペルカード発動!霊符『夢想封印』」

 

霊夢のスペルは迷うことなく結界内に飛んでいく。

 

ボンッ!

「これでダウンとはいかなくても結構食らわせられたんじゃ・・・」

 

さっきのスペルの煙が晴れたが、まだそこに黒い人はいた。

 

「はっ!?なんで今の直撃で・・・」

 

そして時間差で結界が割れた。

 

「結界まで・・・」

「霊夢の結界結構堅かったんだけど・・・」

「・・・おそらくだけどあの刀で霊夢の夢想封印をすべて跳ね返して結界を割ったんだと思うわ」

「なるほどね・・・これは結構手ごわそうね・・・」

「な、なんかよくわかんねーけど、俺らも協力しようぜ!数のパワーで何とかなるだろ!」

「そうだね!行くよレン!」

「私も!」

 

レンは勢いよく黒い人に向かっていく。

 

「おらっ!」

(・・・かなり粗削りだな。こいつは素人なのか・・・)

しゅるしゅるっ!

「足が・・・」

「ミクこんなことできたのか!」

「うん!割と器用なことできるんだよねこれ!」

「あたしも頑張らなくっちゃ!」

 

リンが空中に向かって矢を連射した。

矢は足をとられてる黒い人の周りに円を書くように落ち、その中心に大きな雷が落ちた。

 

「ふぁ!?」( ゚Д゚)

「あっレンびっくりした?」

「するだろ!ってか俺にももろに当たったし・・・ってあいつは!?」

「・・・」ヒュンッ

「よけられるのかあ・・・」

 

黒い人は雷が降る直前に足に絡みついたツタを切り落とし斜め上に飛び上がってよけた.

 

「でも俺だって!」

 

レンも黒い人と同じぐらい飛び上がり、刃で切りかかった。

黒い人は刃を自分の刀で受け止めた。

 

パリンッ

「よし!」

「刀折れた!?」

「それ折れるんだね・・・」

「これでほぼ無力化したようなもんでしょ!」

「・・・素人かと思ったら割とやるようだな」

パキパキパキッ

「刀復活した!?」

スタッ

「スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』」

ビビビビビーッ!

「なっ・・・」

ヒュッ

「遠くにいたせいで気づくのに遅れたが私もいるからな!」

「気づくの遅いわよ!」

「すまんすまん!」

「危機感皆無すぎる・・・」

「よけられちゃったみたいだが、威力はすごいからな!次は絶対当てるんだぜ!」

「魔理沙も合流したみたいだし、私も戦おうかしら。行くわよ幽霊たち!」

 

幽々子の合図でそれまで周りであたふたしていた幽霊が一斉に黒い人に突撃していった。

 

「切れない・・・」

「幽霊だものね。あとそれには触れないほうがいいわよ。気になるならやってもいいけどね♪」

(多分触ってもろくなことにはならないだろう。切れば逃げてはいくからこれで対処しよう。それに・・・)

ビュンビュンビュンッ

(さっきから攻撃が増している。俺も仕掛けるか・・・)

シャッ!

 

黒い人は幽々子に切りかかるも妖夢に止められてしまった。

 

「幽々子様には手を出させません!」

「なるほどな・・・」

「あら、勢いがなくなったじゃない。さっきの威勢はどこ行ったのかしら」

「・・・お前らが強いのは認める。正直こんなだとは思ってなかった」

(なんか、空気が変わったわね・・・)

「魔力を結構消費するから今使いたくはないが、しょうがないな」

 

そう呟くと黒い人は刀を空に掲げた。

空には大きな魔法陣が現れ、そこから黒いつららのようなものが降り注いだ。

 

「まだこんな力を・・・!」

「と、とりあえずバリアっぽいの張ればいけるか!?」

「むりしないでね!」

 

ミク、リン、レンはレンが張ったバリアで少し防げ、割れてしまった分は自力でよけた。

霊夢は結界を張り、幽々子と魔理沙は自力でよけたが妖夢はよけてるときに足に被弾してしまった。

 

「すまん守りきれんかった!」

「大丈夫、あたしたちは当たってないよ!」

「あでも妖夢ちゃんが・・・!」

「足が動かない!?」

「しまった・・・!」

(ここから全力で走っても届かない・・・!)

「う、うわっ・・・!」

 

■■■■

 

シャッ

「・・・幽々子、様・・・?」

「妖夢、だいじょう・・・うっ・・・」

「幽々子様!」

 

刀が当たる前に幽々子が妖夢をかばっていた。

そしてかばった幽々子に刀が当たってしまった。

 

「ど、どうしよう・・・そうだ、バラを切れば・・・幽々子様、すみません!」

シャッ

 

妖夢はバラを刀で切り落としたが根元からまた生えてきた。

 

「だ、駄目だ・・・」

「はあ、かばうなんて馬鹿馬鹿しい・・・」

「幽々子様を侮辱するな!」

「妖夢一回落ち着きなさい!」

「でも、幽々子様が・・・!」

 

そうこうしてるうちに黒い人はもういなくなっていた。おそらく登場した時と同じ魔法陣を使ったのだろう。

 

「逃したか・・・」

「幽々子様、大丈夫ですか!?」

「妖夢、ごめんね・・・」

「な、なんで、かばったりなんか・・・」

「・・・もう離れたほうがいいわ。なんだか、すごい眠いから・・・」

「なんで、なんで・・・」

(なんだろう、すごい、違和感がさっきの黒い人からする・・・気のせいなのかな)

「・・・ってこんなこと考えてる場合じゃない!妖夢ちゃんだいじょ・・・」

 

ミクが駆け寄ろうとした瞬間、幽々子の周りに桜が舞い上がった。

 

「さ、桜・・・?」

「ミク近づかないで!その桜は鋭いから危険よ!」

「ええ!?じゃあ、妖夢ちゃんは・・・」

「私は大丈夫だよ。でも・・・」

「・・・みんな、幽々子を全力で止めるわよ!」

 




プチ報告 今までのあらすじが書いてないやつ(「連れ去られたの!?」より前の話)にもあらすじ追加しました!
プロローグにはないですけどね!
そして効果音祭りじゃ~ あー効果音の音ー!(効果音は音です定期)

ちなみにレンくんがなんで雷食らったのにぴんぴんしてるかというと本人も電気属性なのでですね!
ポケモンで言うひらいしんです!(?)
リンちゃんも同様です!
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