東方歌謡録   作:みかみりん

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最近もちほっぺを引っ張るのにハマっておりまして・・・(やってるゲームがコロコロ変わるな)
・点呼ぉ!!(゚д゚)
・珍しくパチュリーとこあもお出かけ
・最後ぉ!!(゚д゚)


蓬莱の薬屋さん

歩いて数分。人里には割とすぐに着いた。

時代劇で見るような和風の街並み。人々が行き交い、活気がある。

よく見ると人ではない者もいるが、彼らにとっては何の問題でもない。

 

「わ、わあ・・・タイムスリップしたみたい・・・ってか、あたし達の格好全然和風じゃないから場違い過ぎない!?」

「タイムスリップどころか異世界転生してるけどね。衣装は・・・まあ大丈夫だよ魔理沙が大丈夫だし」

「まあ、幻想郷はそこら辺自由だからな。気にしないで大丈夫だぞ」

「目的忘れてないわよね?まずは永遠亭に行って、そこの連中に異変のことについて話すのよ」

「・・・幻想郷にアイスってあるかな」

「あんたそれしか考えてないの??」

「メイコ、カイトのアイスへの執着はもう分かってるでしょ。甘い物に釣られるとか、カイトも子供だよn」

「それなら、甘々堂ってとこでアイスが乗ってるあんみつが売ってるぜ!」

「えっ本当!?」

「あんみつ!?」

「リン速攻でフラグ回収してるじゃない」

「なー、霊夢。別に私たちがどっか行ったところで問題ないだろ?私ら甘々堂行ってくるわ」

「え、それなら私もいk」

がしっ「霊夢は異変のことで仕事あるからね!!行かないで!!」

「ちょ、妖夢何羽交い締めにしてんのよ!?」

(魔理沙、ここは私に任せて先に行って!)

(・・・妖夢、霊夢にたからせないためにやってくれてんのか・・・?)

「じゃ、じゃあ私たちは行くな!!」

「アイス楽しみだなぁ(*´ω`*)」

「レンも一緒に行くよ!」

「は!?ちょ、襟引っ張んなって痛い痛い!!」

 

妖夢の必死の抵抗(?)中に魔理沙、カイト、リン、そしてリンにがっちり襟を掴まれたレンは人里の別方向に消えていった。

 

「・・・妖夢、あんたねぇ・・・」

「やりきった・・・(*´ω`*)」

「・・・まあいいわ、私達は私達のやることをしましょ。永遠亭は人里の奥よ」

「永遠亭ってどんなところなの?」

「病院よ。あそこにはどんな薬でも作れる奴がいるの。あんたらも体調が悪かったら永遠亭に行きなさい。簡単な検査を終えれば薬を作ってくれるわよ」

「でもあそこの薬まずいんだよね・・・たまに色がやばいし」

「色がやばいって・・・?」

「この前、結構ひどい頭痛がしてたから永遠亭に行ったんだけど、渡されたのがレインボーに輝く液体だった。味は・・・なんか、バナナの皮と渋柿をすりつぶしてレモン入れた感じ」

「どういう事よそれ」

「夢の中で食べたことがある気がするわ〜」

「「「「えっ」」」」

「・・・羊、あんた何やってんのよ」

『僕はそんなもの食べさせてないですよ!!』

「あの・・・そろそろパチュリー様が本当にバテそうなので行きませんか?」

 

後ろにいたこあが申し訳なさそうに言う。

 

「だっ、大丈夫よ、私だって、こ、これくらいじゃバテないわよ・・・」

「だめじゃないですかどう見ても!!」

 

扇風機を当てながら水を飲ませるこあ。

いつの間にか、野次馬が集まっていた。

そして、野次馬の中には白髪の女性もいた。

 

「・・・ちょっといいかしら?」

 

女性は他の野次馬の合間を通り抜け、霊夢達の近くに行く。

手には薬箱を持っていた。

 

「・・・永琳?珍しいわね」

「用事があってね。それより・・・あなた、大丈夫?」

 

永琳はパチュリーに声をかける。

 

「・・・典型的な貧血ね。あなたはその女性を寝かせてちょうだい。ちょっと待って・・・」

「あっ、はい!」

 

こあがパチュリーを地面に寝かせてる間、永琳は薬箱の中から粉や草を取り出し、小さなすり鉢で擦り始めた。

 

「・・・いや外で普通やらないわよね?」

「永琳はそういうやつよ。まあ見てなさい」

 

永琳はするのをやめ、できた粉を紙の上に移す。

 

「はい、これ。口にいれるわよ」

 

サラサラとパチュリーの口に流し込まれる粉。

 

「・・・ん゛っ!?にっっっが!!」

 

飛び起きるパチュリー。

 

「はぁ、はぁ・・・口の中が、苦い・・・」

「あ、あとこれも」

 

永琳は薬箱の中に入っていた謎の液体入り瓶を差し出す。

色は茶色で麦茶のようだが、開けた瞬間の匂いは明らかに麦茶ではない。

 

「・・・え」

「自家製ドリンクよ。元気になるわ」

「・・・味は?」

「私はまずいと思わないから大丈夫よ」

「そ、それなら・・・」

「いや、一応私が味見しますね・・・万が一パチュリー様に何かあったら大変ですし」

「・・・こあ、自分から地獄に突っ込んでるわね」

 

こあは意を決し、一口飲んだ。

 

「・・・腐った卵の味がしますぅ(´・ω・`)」

「まあ、永琳とこのは身体にも健康にもいいけど味が終わってるからね・・・」

「そんなことないわよ、私はおいしいと思うのに・・・」

「永遠亭で味覚の検査してきなさいよ」

「私が永遠亭の医者なんだけど」

「そういえばそうだった」

「・・・えっ、永琳さん?が永遠亭の凄いお医者さん・・・?」

「そうよ、八意永琳って言ってね。月から来たのよ」

「月から・・・!?」

「なんだか、童話の“かぐや姫”を思い出すわね〜。そういえば、幻想郷にもあっちの童話は存在するのかしら〜?」

「え、かぐや姫?まあ、月の姫の輝夜ならいるわよ」

「あらぁ、そうなのね〜」

「・・・えっかぐや姫が実在!?」(゚д゚)

「しれっと流してるけど普通にえげつないわよね!?あと永琳さんも「月から来た」ってどういう事よ!?」(゚д゚)

「元は刑期を終えた輝夜を迎えに来ただけだったけど、輝夜は地上に残りたいらしいから2人で使者を全員ぶっ殺したのよ」

「「なんか私達の知るかぐや姫じゃない・・・」」

「ってか説明がぶっ飛びすぎてよく分からない」

「大丈夫よ私も最初聞いた時よく分かんなかったから」

「幻想郷って割とカオスよね・・・」

「・・・そうだ。あんたんとこに用事あるんだったわ」

「あら、そうなの?誰か体調が優れない人でもいるのかしら」

「そういうことじゃないわよ。・・・最近、起こってる異変って知ってる?」

「異変・・・そういえば、この前妹紅が倒れてるのをてゐが運んできたけど・・・あれのことかしら?」

「うーん・・・多分その異変は解決してるのよ。けど解決してないのよ」

「わかりやすく言ってちょうだい」

「その妹紅をぶっ倒した奴は私達がぶっ倒したの。けど、そのぶっ倒した奴の仲間がまだいるらしくて、そいつが異変起こしてんの」

「なるほど・・・今日来たのは、それの注意喚起かしら?」

「そうね。推測にはなるけど、そいつに暴走させられると、どいつもこいつも異変を起こそうとするのよ。永遠亭は強い連中ばっかでしょ?万が一起こされたらたまったもんじゃないからね」

「・・・分かったわ。気をつける」

「あと、あんた経由で輝夜とか鈴仙とかにも言ってくれない?ここから永遠亭まで行くのダルいのよ」

「いやそれくらいちゃんと行こうよ・・・」

「・・・悪いけどそれはできないわ。薬を売ってるからね」

「だから薬箱を持ってたのね。いつも鈴仙にやらせてんのに、珍しい」

「今日は薬草も買いに来たからね。こういうのは自分の目で確かめないといけないのよ」

「なるほどねぇ・・・私達のために帰って言いに行ってくれるとかは」

「諦めなさい」

「ちぇっ」

「それじゃ、そろそろ行かないとだから」

 

永琳はそのままそそくさと去っていった。

 

「・・・面倒くさいわね・・・」

「霊夢はもうちょっとやる気を持ってよ・・・」

「ミクの言うとおりだよ、異変解決の」

「・・・そういえば、パチュリーさんは大丈夫かしら?」

「は、はい。パチュリー様、あの腐った卵味の液体を全部飲んだので元気ですよ!」

「もう2度と飲みたくないけどね・・・でも、今までの人生の中で今日が一番元気な気がするわ」

「なので、永遠亭までちゃんと移動できますよ!」

「・・・はぁ、ちゃっちゃと用事済ませるわよ」

 

霊夢は心底面倒くさそうに歩き始めた。

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