東方歌謡録   作:みかみりん

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やっぱり甘いものっていいですよね(*´∀`*)
・初手からクライマックス\(^o^)/
・輝夜さああああああああん!?
・凄い、敵がバラけてしまった\(^o^)/


敵と味方

迷いの竹林。

 

「・・・ねぇ魔理沙、なんか、さっき妹紅が言った道と逸れてない?」

「一回引き返そうぜ。あの池なら近くにあると思うぞ」

「えー・・・めんどい。私を信じれないのか?」

「少なくとも1回道間違えてるからねぇ・・・僕もう足痛いよ」

「はぁ・・・じゃあ引き返すか」

「うう・・・あたし達、遭難とかしないよね・・・?」

「流石にないと思うけどな・・・」

タッタッタッ

「野宿になっても、まあ一日ぐらい野ざらしでも大丈夫だろ」

「いやだよ!!テントとかないのに!!僕すぐ風邪引くし・・・」

タッタッタッ

「・・・ってか、誰か走ってきてない?」

「言われてみれば・・・なんか、足音がする気が」

「・・・カイト!!後ろ!!」

 

魔理沙がそういうも時すでに遅し。

カイトは思いっきり後ろから誰かにぶつかられた。

 

「うわっ!」

 

思いっきり前方に転ぶカイト。

 

「いってて・・・うう、コートに土が・・・(´・ω・`)」

 

リンとレンはカイトに駆け寄る。

魔理沙も駆け寄ろうとしたが、ぶつかって来た側に目が行った。

 

「・・・鈴仙?」

 

鈴仙は急いでるのか違うのか、すぐに走り去ってしまった。

 

「お、おい!」

(・・・なんだ、急ぎか?いや、そんな雰囲気でも無かった気がするが・・・)

 

「大丈夫か?結構派手に転んでたけど・・・」

「うん・・・よかった、服も破れてない。怪我も多分ないよ」

「ってか、さっきの人もだいじょ・・っていない」

「・・・そいつならさっきあっちに走っていったぞ」

「えっ、大丈夫だったのかな。カイト体力はないけど、あたし達の中では大きい方なのに」

「・・・追うぞ。少し気がかりだ」

「えっ?気がかり?」

「・・・多分、あいつは私の知り合いでな。・・・嫌な予感がする。カイト、走れるか?」

「えっ?ああ、うん、まあ・・・」

「よし、じゃあ全員ついてこい!!」

 

魔理沙はそう言うと、ほうきに跨り全速力で飛び出した。

 

「うわあっ!?ちょっ、1人だけほうきってずるいでしょ!?せめてあたしは乗せてよ!」

「しれっと楽しようとすんな!!」

 

慌てて3人も走り始める。

 

「待って、走れるとは言ったけど、こんな、こんな速いとは、思わないじゃん・・・!」

 

カイトに関してはめちゃ疲労困憊である。

 

「体力ねーな。もうちょっと鍛えたほうがいいんじゃないか?」

「魔理沙が・・・!速すぎるんだよ・・・!」

(そろそろ追いつくはず・・・って、あれ)

 

竹林がいつの間にか終わっていた。

 

「なんか脱出できたな」

「でもあたし達が行く場所って永遠亭だよね?戻ってきたら駄目じゃない?」

「・・・ここ、入口か」

「入口ってことは、あっちは人里?」

「・・・あんみつもう一回食べたい・・・(死にかけ)」

(人里・・・なんか、ますますヤバい予感が・・・)

 

すると、向こうに鈴仙が走っているのが見えてきた。

まだ人里内には入っていない。

 

(まだ決まったわけじゃねぇけど、私の勘がヤバいって言ってる!!ならやるしかねぇよな!!)

「スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』!!」

 

魔理沙は思いっきり、極太レーザーを放った。

 

「「「魔理沙!?!?」」」

「え、ちょ、何やってんの!?」

 

後ろ3人の声をガン無視し、魔理沙はほうきから飛び降りる。

土煙が収まって、そこには驚いたのか尻餅をついてる鈴仙がいた。

 

「ま、魔理沙さん・・・?急になんですか・・・」

「・・・お前、人里に用か?」

「え?あ、はい、そうですけど・・・っていうか、なんで急にマスタースパークをぶっ放したんですか?普通に当たりそうだったんですけど」

「当てる気だったしな」

「・・・もしかして、魔理沙さん。操られてる、とかじゃないですよね・・・?」

「・・・え?」

 

思いもよらぬ返答に、魔理沙は困惑する。

 

「いや、だって、急にマスタースパークぶっ放すとかおかしいじゃないですか」

「・・・霊夢から聞いたのか」

「はい。今日永遠亭に霊夢さん達が来て、異変の事を教えてくれました。・・・その時に霊夢さんから聞いたんですよ。最近、魔理沙さんの様子がおかしいって」

「・・・は???」

「表面上はいつもの魔理沙さんだけど、裏で誰かと会ってたり、たまに虚ろな目をしてるって」

(いや・・・え?私、操られてない・・よな???え、虚ろな目なんかしてないし、裏で誰かと会うって・・・んなこそこそしたことするわけねぇだろ!?ってか、霊夢は何話してんだよ!?私そんな行動した覚えないんだが!?)

「・・・後ろの皆さん、大丈夫ですか?その、魔理沙さんに変なこと言われてるとか・・・」

 

話を聞いて困惑していた3人が、さらに自分たちに話を向けられ困惑する。

 

「・・・えっ?特に言われてない・・・よね?」

「ま、まあ急に走り出したけど・・・突飛な行動はいつものことだしな」

「・・・本当に大丈夫ですか?やっぱり、おかしいですよ・・・」

「い、いや、お前のほうがおかしいぞ。お前、人にぶつかったら真っ先に謝るタイプだろ。だのにガン無視で走っていったし」

「・・・急ぎの用事があったんです。早く患者さんに薬を届けないとなんですよ」

「・・・薬を届ける?お前、いつもの薬箱を持ってねぇのに、何を届けるってんだ」

「あっ・・・」

 

確かに、鈴仙は手ぶらだ。

 

「前に、私が「薬なんぞポケットにでも入れればいいのに」って言ったら、「駄目ですよ、ちゃんと薬箱に入れないと。途中で転んで砕けたりしたらどうするんですか」って言ったよな。そんなお前が、薬箱もないのに「薬を届ける」だって?」

「・・・違うんならなんなんですか。別に、用事だってなんだっていいでしょう?」

「なんでもよくないぞ。・・・人里の襲撃、とか」

「っ・・・!!」

(こいつは多分例の異変で操られてる。・・・ただ、問題は・・・)

 

魔理沙はちらっと後ろを見る。

3人とも、やっぱり状況が飲み込めていない。

 

(・・・こいつらは鈴仙と初対面だ。だから、鈴仙のどこがおかしいって言ったって分かるわけがない。薬箱をいつも持ってるとかも、知る由もないからな。・・・だからだろうな。多分、鈴仙が私を操られてると言い張ってるのは・・・)

「・・・その発想が出てくるのも、あなたが人里の襲撃を企んでたからではないですか?」

「・・・え、これ、どっちなの・・・?」

「いやでも、僕達といる間はそんな洗脳されたタイミングなんてなかったよね・・・?」

「・・・でも、今日より前から洗脳されていたとしたら?今日のアリバイがあったって使い物にならないですよね」

(こいつらに「私は味方、魔理沙が敵」って信じさせようとしている・・・!)

「いや、もし霊夢が本当に私を怪しんでたとしたら、私とお前らで別行動させないだろ」

「何かあっても3対1なら勝てると踏んだんじゃないんですか?」

「でも、霊夢はそんな博打的な行動に出るやつじゃないぞ」

「・・・みなさん、だまされないでください。魔理沙さんは・・・本当の魔理沙さんはこんな人じゃない!!」

「・・・僕は魔理沙を信じるよ。今まで長期的に操られてた例なんて無かったし・・・」

「いや、カイトめっちゃ長期的に操られてたよな・・・?」

「そうだけど!明らか行動が僕じゃなかったじゃん!?」

「まあでも、そうだよね。その鈴仙って子が嘘ついてるかもだし・・・」

「俺らの仲間割れを引き起こそうってことか・・・?」

「そうなりますか・・・そうなりますよね。大丈夫です。私が・・・どうにかしますから」

 

鈴仙は臨戦態勢になった。

 

「いいか、鈴仙の目は見るな。絶対だ」

「え、どういうこと?」

「説明は省くが、まあやばいことになる。とにかく見るな」

「わ、わかった・・・」

「・・・魔理沙さん、今解放しますからね」

 

「私が、あなたを助けます!!」

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