東方歌謡録   作:みかみりん

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zenkainoarasuzi
・妹紅とチルノのコンビいいよね
・出張先でも黒い人は出る
・1+1=11です!(馬鹿かな?)


さいきょーだから

「そうか・・・それは楽しみだ」

 

そういうと黒い人は刀で切りかかってきた。

妹紅は切られる寸前に飛び上がり、後ろ側から蹴りを入れた。

 

「痛いだろ、これでも妖怪退治とかやって鍛えてるからね」

「ただの人間ではないとは思ったが、そういうことか」

「そういうこと。ほんとはもうちょっと楽しみたいところだけど、チルノもいるし早めに決着をつけるぞ、スペルカード発動、呪札『無差別発火の符』」

 

そういうと妹紅の後ろに赤い弾幕が現れ、一斉に放たれた。

黒い人は刀ではじき返そうとして弾幕に切りかかるが、弾幕は刀に触れた瞬間スッと消えた。

 

「・・・?」

 

すると急に刀が発火し始めた。

 

「燃えた・・・!?」

「たまーに弾幕を跳ね返そうとするやつもいるからさ。それの対策ってわけよ。その炎は鉄でも溶かすから、その刀も危ないんじゃないか?」

 

黒い人は燃えてる刀を見ると、妹紅に投げた。

そして弾幕をよけるのに徹した。

 

ヒュンッ!

「うわっ・・・唯一の武器を投げるなんて思わなかったよ・・・」

「唯一なんて誰が言った?」

パキパキパキッ

「へえ・・・あんたの能力かい?その刀は」

「・・・どうだろうな」

「ふーん」

 

一方、二人の戦いをチルノは見ていた。

 

「う、うう・・・」

(あたいだって妹紅に協力しないと・・・大丈夫、あたいは幻想郷さいきょーの妖精・・・)

「で、でも、あいつのオーラが、怖い・・・きっとあの黒いのはやばいやつなんだ・・・」

 

妖精は長年生きてきたこともあるのか、勘がいい。

特にチルノは妖精の中でかなり強い方なので勘もほかの妖精に比べて鋭かった。

 

「・・・そんなこと考えてる場合じゃない!あたいなら大丈夫!あたいはさいきょーなんだから!スペルカード発動!氷符『アイシクルマシンガン』!」

 

チルノは黒い人の背中を狙って氷のつららを高速で発射させた。

 

ドドドドドドッ!

「なっ・・・」

「あたいを忘れてもらっちゃ困るね!さっきも言ったでしょ、あたいは幻想郷さいきょーなんだから!」

「チルノ・・・本当に大丈夫か?さっきまで・・・」

 

妹紅は言いかけた言葉を飲み込んだ。

表面上はいつものチルノだが、足が少し震えていた。

 

(敵わないって、チルノもわかっているのに・・・)

「・・・馬鹿だな。でも、嫌いじゃないぜ」

「なんか言った?」

「いいや、何でもないよ」

「あっそーだ!妹紅、あいつの刀、何かやばい気がする!あたいが言うんだから間違いない!」

「そうか、ありがとな」

(そうだろうとは思ってたが・・・やっぱりそうだったか)

「・・・合わせるぞ!チルノ!」

「わかった!」

 

妹紅は近距離から、チルノは遠距離から黒い人を攻撃した。

黒い人は2人の攻撃をよけつつ、反撃の機会をうかがっていた。

 

(思うように動けない・・・一筋縄じゃ行かなさそうだな)

「何よそ見してんだ?」

ばちっ!

「炎・・・これがお前の能力か」

「さて、どうだろうね」

「・・・」

「もう終わりかい?残念だな、暇つぶしにはなると思ったけど」

「・・・調子に乗るな」

 

黒い人が低い声でつぶやいた。

その時、黒い人の足元に大きな魔法陣が現れた。

 

「なんだこれは・・・」

ザクッ!

「・・・は?」

 

魔法陣から黒い針が勢いよく出て、妹紅の体を貫通した。

黒い人も魔法陣内にいたが、そこだけ針が出なかった。

 

「がっ・・・痛っ・・・」

(なんだこれは・・・今までで受けたことがない痛み・・・)

「妹紅!!」

「チルノ、私はだい・・・うっ・・・」

(うまく声が出せない・・・)

「血がやばいじゃん!大丈夫、あとはあたいが・・・」

 

グサッ

 

チルノは、黒い人の刀で胸を貫かれていた。

 

「あ・・・あああああ!」

 

チルノは絶叫しながら倒れる。

 

「・・・最強は建前だったのか。試すつもりで気配を消さずに刺したが、気づかないとは・・・」

「お前・・・!」

「他人よりも自分を気にしたらどうだ?」

「黙れ!私とチルノは他人じゃない!」

「・・・も、妹紅、あたいは・・・大丈夫だよ・・・さいきょー・・・だから」

「大丈夫なわけないだろ!お前、死ぬぞ!」

「あはは・・・言ったじゃん、あたいは、さいきょーだから・・・死なないよ」

「何言ってるんだ!私と違って、お前は・・・!」

「ほんとに、大丈夫だから・・・」

 

弱弱しい声でそう言うと、チルノの体は小さな光の玉に分解され、空に飛んで行った。

 

(ごめんな、チルノ、私のせいで・・・!)

「・・・終わりか。結局目的は達成できなかったが、まあいい。さて、次はどこに・・・」

「・・・もう、勝った気か?」

「さすがにその傷では動けないだろ」

 

すると突然、妹紅の体が燃え始めた。

 

「久しぶりにこれを使うよ・・・予想以上にお前は強いみたいだ」

 

やがて炎が消える。そこに立っていたのは傷跡なんて一つもない妹紅だった。

 

「回復・・・?でもそれにしては早い・・・」

「・・・私はな、「老いることも死ぬこともない」程度の能力なんだ。どんな傷を受けても、溶岩に落とされても、髪の毛一本あれば・・・いや、それすらなくても復活できる。・・・チルノと違ってな」

「面白いな、本当にここは常識が通用しない」

「そりゃどうも。・・・まあ、ほめてもらったところ悪いが、お前は生きては帰れんよ」

 

妹紅がそういうと、背中から炎の翼が生えてきた。

 

「フェニックス・・・」

「鋭いね。自分で言うのもあれだけど、この姿を見て帰ってこれたやつはいないよ。・・・輝夜をのぞいて」

 

「・・・チルノが受けた分もたっぷり受けてから、地獄で燃えて死ね」




過去一描写やばいなこれ(お前が言うな)
ここにミクちゃんたちいなくてよかったよ!
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