東方歌謡録   作:みかみりん

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前回のあらすじ(消えてる・・・だと!?)
・もこたん、生きてた!
・てゐちゃん信用なくて草
・うどんげちゃんかわいい(急)


犬猿の仲

歩き始めて数十分。妹紅と輝夜は紅魔館の前に来ていた。

 

「相変わらず不気味な館だなー」

「そうねぇ・・・ねえ、もこたん」

「なんだよ」

「こういうところ、私怖いの♪」

「絶対嘘だろ」

「ひどいわねぇ・・・」

「はぁ・・・もうすぐで博麗神社だ。さっさと行くぞ」

「・・・ん?あ、竹林とこの!」

「「えっ?」」

 

後ろから声をかけられた二人は振り向いた。

そこには魔理沙が立っていた。

 

「ここまで来るなんて珍しいな!」

「ああ、霧雨か。久しぶりだな」

「にしても犬猿の仲の二人が一緒にいるなんてな。何かあったのか?」

「ふふ、まあそうね。・・・ちなみに猿はどっち?」

「妹紅」

「消し炭にするぞ」

「すまんって。でも輝夜は猿というより兎だろ?月出身だし」

「それはそうだが・・・せめて犬にしてくれ」

「・・・で、ほんとになんでこんなとこにいるんだ?」

「えっとね、もこたんが霊夢に用事があるらしくて・・・私も暇だからついてきたの」

「そうだったのか、霊夢なら紅魔館にいるぞ」

「そうなの?珍しいわね」

「ああ、最近幻想入りしてきた奴とかがここに住んでるんだよ。そいつらを心配してるんだ。・・・まあ、一番は飯だと思うがな」

「そう・・・だったのか」

「霊夢に用あるなら案内するぜ!私も今から行くところだったしな!」

「お願いね~」

 

妹紅たちは紅魔館の門から中に入り、扉を開けた。(門番?寝てたよ)

そこには(いろんな意味で)衝撃的な風景が広がっていた。(なんか前にもあったような)

 

「・・・殺人現場か?」

「そ、そうなのかしら・・・」

「リン!?レン!?それにフラン!?どういう状況だよ!?」

「あ・・・魔理沙。それに妹紅さんに輝夜さん」

「よ、妖夢、これどういう状況だよ!?

「えっとね・・・ちょっと話が長くなるんだけど・・・」

 

■■■■

 

妹紅と輝夜が紅魔館に来るちょっと前。リンの部屋。

 

「ん~よく寝た~ってうわっ!?寝坊しちゃったよ~!」

 

リンは慌てて服を着替え、ドアを開ける。

それと同時に、隣の部屋のドアも開いた。

 

「「うわっ!?」」

「・・・ってなんだ、リンかよ・・・びっくりした・・・」

「あたしも・・・もしかしてレンも寝坊?」

「お前と一緒にするなよ・・・まあそうだけど」

「ひどっ」

「・・・まあでも、元気そうでよかったよ。それに、恩返しもしてもらったし」

「え?何のこと?」

「自分で言ったのに覚えてないのかよ・・・ほら、地下のときの」

「・・・あっ・・・!」

 

リンは思い出した瞬間、顔を真っ赤にした。

 

「マジで忘れてたのかよ・・・」

「うう・・・なんで忘れてたんだろ・・・」

「まあいいや、とにかく色々ありがとな」

「・・・うん!」

「・・・あとさ、ちょっと相談したいことがあるんだが・・・」

「ん?何々~?」

 

そういうとおもむろにレンは自分の右腕を前に突き出した。

 

「腕が・・・どうしたの?」

 

するとレンの腕カバー(?)から刃が生えてきた。

だがそれは数秒したらシュンッと消えてしまった。

 

「・・・へ?」

「こういう感じで、なぜかすぐに消えちまうんだよ・・・それに、なんか力が抜けた?って言ったらいいのかな。なんかそういう感じになっちゃって・・・」

「それやばいじゃん!え、えっと、パチュリーさんならなんかわかるんじゃないかな!?よし行くよレン!」

「は!?ちょまてって、引っ張るな!痛いから!」

 

リンはレンにかまわず、引っ張っていった。

 

■■■■

 

「はぁ・・・レン、重い・・・」

「しれっと悪口を言うなよ」

「しょうがないじゃん、事実だもん」

 

リンはレンを引っ張ってエントランスまで来た。

 

「えっと、パチュリーさんがいる図書室ってあっちだよね」

「あっ!おーい!リン、レン!」

「「えっ?」」

 

すると、上からフランが下りてきた。

 

「「え、空飛んでる!?」」

「当たり前でしょ!この羽で飛べるんだよ!知らなかったの!?」

「うん」

「飾りだと思ってた」

「ええ!?ひどいなー。今日は二人にすごいことを教えてあげようと思ったのに」

「「何それ!?」」

「食いつき良すぎでしょ・・・実はね、咲夜の作るアイスとってもおいしいんだよ!私もラズベリーアイス、血のソースがけを作ってもらったんだ!」

「すっげー物騒だな」

「誰の血なのそれ」

「えっ!?驚かないの!?」

「驚くも何も・・・もう知ってたもん」

「えー!?知ってたのかぁ・・・この前のみかんアイスもすごいおいしかったからさ、これは広めなくちゃ!って思ってたのに・・・」

「そうだったんだ・・・っていまなんて?」

「ん?広めなくちゃって思って・・・」

「その前!」

「えっと・・・みかんアイスおいしかった」

「・・・それ、どこにあったやつ?」

「うーん・・・あ、廊下に設置されてる冷蔵庫の中にあったよ!まさか作り置きしてくれるなんて思ってもいなk」

「「お前が犯人かー!!」」

「え!?えー!?」

 

■■■■

 

「それでこうなった」

「まさかのぶっ倒れてる方が先に手を出してたとはな・・・」

「フラン曰く、「きゅっとしてどかーんしちゃった」とか」

「ええ・・・」

「うう・・・お姉さまに怒られちゃう・・・」

「そりゃ怒られるだろ・・・」

 

いやアイス食べたのフランだったんかーい!レン本当に濡れ衣だった。

 

「ったく・・・少しは加減しろよなー」

「ほんとに・・・あいたた・・・」

「なんでこれで無事なのか・・・?もしかして不老不死?」

「もこたんじゃあるまいし、流石にないわよ」

「まあ、こいつらは普通の人間だからな・・・いや普通か?」

「まずこの世界の人間は普通じゃないと思うぞ。魔理沙だって魔法使えるし」

「うんうん、魔法使いってすご・・・ってあ!レン、早くパチュリーさんのところに行かないと!」

「そういえばそうだったな」

「いや当事者なのに反応薄っ!?」

 

エントランスで話していると、騒動を聞きつけたであろう霊夢が下りてきた。

 

「ちょっと、うるさいわよーって輝夜に妹紅?珍しいじゃない、こんなところまで」

「お、やっと来たか。久しぶりだな」

「ここまで来るのに疲れたでしょ?少しゆっくりしなさい」

「ここをあなたのものにした覚えはないのだけど?」

「うわっ・・・ってレミリアか。別にいいじゃない」

「もうご飯あげないわよ?」

「ごめんなさいそれだけは勘弁してください」

「分かればよろしい」

((((((うわぁ・・・))))))

 

全員が同じことを思った瞬間であった。

 

「・・・で、あんたがこんなところまで来るなんてね。何かあったの?」

「話が速くて助かるよ。実は竹林で・・・」

ばんっ!「みんなー!大変だよー!」

「いだっ!」

 

その時、勢いよく扉が開いた。そして扉の近くにいた妖夢が思いっきり頭を打った。

 

「ミク?そんなに急いでどうしたの?」

「たたた、大変だよ!えっと、その、やばくて大変なの!」

「落ち着きなさい・・・」

「ミク、ちょっと待って・・・」

「めーちゃん待って~」

「ルカにメイコまで・・・ってか今までどこ行ってたのよ」

「いや・・・普通に外行ってただけなんだけど・・・ミクは迷子だったけど

「まさか、あんなことになるなんてね~」

『ルカさんはなぜ普通なんですか・・・?』

「・・・えっと、ほんとに何があったの?」

「ミクが話せなさそうだから代わりに話すけど・・・」

 

「・・・黒い奴から宣戦布告されたの」

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