東方歌謡録   作:みかみりん

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前回のあらすじぃぃぃぃぃぃ
・ミクが人質に取られる。卑怯だぞ!
・きゅっとしてどかーんが効かないだと・・・?
・なんか密会行われてるて


決戦に備えて
がんばったね


夜が明けた。あんな話をしたから空気がさぞ悪く・・・

 

「おはよー」

「おはよー!レン、また寝坊?」

「そうだよ・・・お前の方が早かったなんてな・・・」

「えへへー」

「あら、おはよう。リンちゃん、レンくん」

「「あっ輝夜さん!」」

 

・・・全然そんなことなかったわ。さすが切り替え速度の神。

 

「あれ?妹紅さんとは一緒じゃ・・・」

「まだ寝てるのよ~。まったく、あの寝顔を撮って起きたら見せてあげたいわ」

「そんなに寝てるんですか?」

「ええ、ゆすっても起きないのよ。夜更かしでもしてたのかしらねぇ」

「ほえ~。あ、そうだ。レン、あれは大丈夫だったの?」

「あー、まだ戻ってないよ」

「そっかぁ・・・」

「・・・何のことなの?それって」

「あっ・・・話していい?」

「別にいいけど」

「ありがと!えっとですね・・・」

 

■■■■

 

昨日の図書館にて。

 

「パチュリー様。これで合ってますか?」

「ええ、ありがとう」

 

図書室奥のパチュリーの部屋。何かを使って実験していたようだ。

 

「しかし、すごいわねこれ・・・魔理沙からもらったこの雨、魔力が出てくる・・・」

「やっぱり、特殊なんですね」

「ええ、それに少し電気も通ってる。いいポーションが作れそうだわ」

「でも、なんであんな雨が降ったんでしょうね・・・」

「さあね、こあはどう思う?」

「えっ!?・・・うーん、誰かの能力・・・とかですかね・・・」

「私もそう思ってる。でも、天気を操ることのできる人はここら辺にはいないはず・・・」

「不思議なこともあるんですね」

「そうね・・・」

「・・・あ、誰か来たみたいです。・・・リンさんとレンさん?どうやらパチュリー様を探してるみたいですが・・・」

「ありがとうこあ。しかし、よくわかったわね」

「ここら辺の気配はたどれるようになりましたから!」

「うふふ、最近の子は成長が早いわね」

 

こあの成長に喜びつつ、パチュリーは自分の部屋のドアを開けた。

 

■■■■

 

「・・・あ!パチュリーさんいたよー!」

「あ、ほんとだ」

「急に二人ともどうしたの?」

「え~っと・・・なんかレンがやばいらしいです!」

「俺に丸投げかよ・・・いやまあ説明するけどさ。なんか刃がおかしくなって・・・」

「・・・そうなの?ちょっと見せてちょうだい。」

 

パチュリーはレンの腕をとった。

レンは刃を見せてみたが、やはりすぐに消えてしまった。

 

「なるほどね・・・」

(何かがレンの能力を破壊しているみたいね・・・)

「これ・・・治るかな」

「・・・誰かの能力によるものみたいね。そいつを倒せばもとに戻ると思うわ」

「ほっ・・・」

「でも・・・時間がたったら完全に破壊されてしまうかもしれない。安静にしていなさい。あと、このポーションもあげる」

「お、おお・・・ゲームでしか見たことねー・・・」

「最近魔理沙が持ってきた雨で作ったのよ。本当にすごい雨でね・・・今研究中なの」

「あ・・・それあの時の」

「え、どういうこと?」

「なんかいろいろあってレンと戦ってた時、急に降りだしたんです!」

「・・・もしかして、それあなたの能力じゃないの!?」

 

パチュリーはリンの肩をつかんだ。

 

「ふぇっ!?」

「そんな能力を持ってたなんて・・・どんな状況で出たの!?範囲は!?減少した魔力りょ・・・ゲホッゲホッ!」

「パチュリーさん!?」

「けほっ・・・ごめんなさいね、私喘息持ちで・・・聞きたいことは山ほどあるけど、今日はもう寝るわ・・・疲れた・・・」

「お、お体にお気をつけてー!」

 

飛んできたこあに補助されながらパチュリーは奥に歩いて行った。

 

「・・・あれあたしの能力だったんだ!」

「よかったな。まあ俺はなんかすごいことになったが・・・」

「ほんとにね。でもしばらく安静にしてなよ。・・・レンに何かあったら・・・」

「大丈夫だよ。俺だってそんなに馬鹿じゃない。・・・心配してくれてありがとな」

「・・・!うん!よし、これから咲夜さんにアイス作ってもらいに行くぞ~!」

「話聞いてたか?俺安静にしろって言われて・・・」

「えー!?じゃあレンの分まで食べてあげる!」

「はぁ!?えちょ、勝手に食べるなよ!」

 

・・・結局は相変わらずな二人であった。

 

■■■■

 

「・・・というわけでして」

「二人とも大変だったのね・・・」

「・・・それはみんなにも言えることですし」

「でも、あななたちが大変な目にあったことは事実でしょう?」

 

そういうと輝夜はリンとレンの頭を同時に撫でた。

 

「若いのに大変だったわね。お疲れ様」

「・・・!」

「うわああん!輝夜さああん!」

 

やさしさに少し泣きそうになったレンの横で、思いっきり泣いて輝夜に抱き着くリンがいた。

 

「あっ・・・お前、一人だけずるいぞ!」

 

レンも輝夜に抱き着いた。

 

「うふふ、本当にかわいいわね。小さな子は」

「・・・な、なぁ、お前、そんな趣味あったのか?」

「えっ?」

 

声をかけられ、輝夜が振り向くと、明らかに引いた目をしている妹紅がいた。

 

「あっ・・・!違うのよもこたん、これは・・・」

「・・・(疑惑の目)」

「ほ、ほんとに違うんだからぁ~!もこたんの馬鹿~!」

「はいはい、そうですねー」

「ほんとに違うからね!?これはその・・・」

 

弁明を試みるが、なんていえばいいのかわからない。

 

「はぁ・・・すまんな、リン、レン。こいつにはしっかり言っておくよ」

「あっ本当に誤解ですから!こっちが先に抱き着いたんです!」

「そう・・・なのか?言いくるめられてるわけじゃなくて?」

「「本当です!」」

「うーん・・・」

「もこたん信じてよぉ~・・・」

「うわっ!?抱き着くなよ気持ち悪い!」

「ひどいわぁ~・・・」

「だから、やめろって言ってんじゃん!放せよー!」

 

抱き着いた輝夜を振り払うように動く妹紅を見て、リンとレンは少し笑った。

 

「はは、大変だなぁ、妹紅さんも・・・」

「ほんとにね!さ、私たちもそろそろ行こっ!」

「ああ、そうだな!」

 

二人は妹紅たちとは反対方向に走り出した。

それを少し見ていた輝夜は、安心したのか少し微笑んでいた。

 

■■■■

 

時を同じくして、森のはずれ。

 

「・・・はあっ!」

 

メイコが、掛け声に合わせて手を振り下ろしたりしていた。

 

「・・・うーん、どうやったらああいうのが出るのかしら」

(決戦まであと2日・・・その日までに間に合うかしら)

「はぁ・・・一回休憩しましょ」

 

メイコはそこら辺の倒木に腰掛けた。

自分以外のメンバーが能力を持っている中、メイコはその兆しが見えないのだ。

 

「コツとかあるのかしらね・・・能力を持ってる人とかに聞けばいいのかもだけど・・・」

(今聞いて心配させても嫌だしね・・・)

「・・・あの時ミク達にばれなくて良かったわ。まあ、時間はまだある。もう一回・・・」

 

「お前、見たことねーのだ。誰なのだ?」

「えっ?」

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